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MFI(モバイルファーストインデックス)とは?SEOへの影響と対策方法

2018年から導入が始まった、Googleの新しい取り組みであるMFI(モバイルファーストインデックス)について、最近よく目にする方も多いのではないでしょうか。

モバイルに対するGoogleの本気度を感じる取り組みである一方で、「仕組みがよくわからない」「どのような対策をすればいいのかわからない」と戸惑いを感じている方も少なくないことでしょう。

今回は、MFIとはどのようなものであるかという基礎知識から、SEOへの影響や状況別の対策の必要性、実際にMFIを実施する際の注意点などについてご説明します。

MFI(モバイルファーストインデックス)とは?

MFI(モバイルファーストインデックス)とは、「Webサイトにデスクトップ版とモバイル版のページが存在している場合、モバイル版ページを優先してインデックスし、その後のランキングにもモバイル版ページを使用する仕組み」です。

2018年3月から段階的に導入が進められ、MFIへの移行が完了したサイトでは、検索結果およびGoogleのキャッシュページにモバイル版ページが使用されるようになります。

Googleは、2020年までに全てのホームページをMFIへ移行すると発表しました。

※現在、コロナ禍により、完全MFI化は2021年3月まで延期されています。

つまり、モバイル版ページがある場合は、そちらが評価基準となるのがMFIなのです。

MFIが導入された背景

MFI導入の背景には、モバイルユーザーの劇的な増加があります。

Googleの公式発表によれば、2015年には日米など10か国において、モバイルからのGoogle検索がPCからの検索を超えました。

In fact, more Google searches take place on mobile devices than on computers in 10 countries including the US and Japan.

Google Inside AdWords|Building for the next moment

また、総務省の情報通信白書データによれば、日本国内での個人のスマホ所有率は2011年から2016年までの5年間で、14.6%から56.8%へと4倍近くに増えています。

一方で、従来のデスクトップ版ページの中には、モバイル端末での閲覧に適していないものも少なくありません。

デスクトップ版ページにスマホなどからアクセスした場合、画面サイズが合わない、文字が小さすぎて読みにくい、レイアウトが崩れてしまう、Flashが閲覧できない、操作しにくい(タップしにくい)、データが重くて遅くなるなど、さまざまなストレスがユーザーにかかってしまいます。

こうした状況を受けてGoogleは、2015年4月からモバイルフレンドリーアップデートを導入しました。

ユーザーがモバイル端末から見たときに、読みやすく、操作しやすいサイトを「モバイルフレンドリー」とし、モバイルフレンドリーなページの評価を上げるようにしました。

MFIは、モバイルフレンドリーから続くモバイルユーザー重視の流れを、さらに進めたものと考えることができます。

【参考】
Googleウェブマスター向け公式ブログ|モバイルファーストインデックスを開始します

MFI対策の必要性と対策方法

MFIはあくまでインデックスの優先度を決めるものであり、サイトにデスクトップ版ページしか存在しない場合は、引き続きデスクトップ版ページがインデックスされます。

この場合、特にMFIへの対策は不要です。ただし、スマホからのアクセスに対してはモバイルフレンドリーであるかが順位に影響します。

一方、モバイル版ページが存在する場合はそちらが優先してインデックスされるようになるため、状況に応じてMFI対策が必要になります。

モバイルサイトの実装方法には、

  • レスポンシブデザイン
  • ブラウザのUA(ユーザーエージェント)に応じて動的に配信
  • PCとモバイルで別々のURLを用意

の3タイプがあるので、それぞれについて見ていきましょう。

レスポンシブデザインならばMFI対策は不要

レスポンシブデザインはPCやスマホ、タブレットなど端末の種類に関係なく、同一のURLから同一のHTMLコードを配信し、画面サイズに応じて表示のみを自動的に変える方法です。

デスクトップ版とモバイル版のどちらも同一のURLとHTMLなので、当然ながらインデックスも元からひとつしかありません。

そのため、すでにレスポンシブデザインを実装しているならば、特別にMFI対策を行う必要はありません。

ただし、レスポンシブデザインであっても、モバイル端末に対してはコンテンツをPCより少なく表示するような動的配信が混在している場合は、そのページのMFI対策が必要になります。

動的配信と別URLではMFI対策が必要

動的な配信では、URLはどの端末でも同じものを使用するものの、ブラウザのUA(ユーザーエージェント)に応じて異なるHTMLコードを配信します。

この場合、モバイル端末用のページ(HTMLコード)が優先してインデックス登録されます。

別URLでは、PC向けとモバイル向けに別々のURLを用意して、それぞれで異なるHTMLコードを配信します。

この場合、モバイル向けのURLおよびそのページ内容が優先してインデックス登録されます。

どちらのケースでも、モバイル版ページがインデックスおよびランキングに使用されるため、MFIの影響を受けるようになります。

モバイル版ページの内容がデスクトップ版ページに比べて薄いなどの場合、評価が下がる可能性があるため、モバイル版ページの内容を充実させる必要があります。

【スマホ・モバイルのSEO対策】Googleで検索順位を上げる方法

【参考】
Googleウェブマスター向け公式ブログ|モバイルファーストインデックスに向けて準備する

MFIはSEOにどのように影響するのか?

MFIがSEO対策に与える影響を見ていきましょう。

どのような場合に影響があるのか、逆にあまり影響がないのはどのような場合なのかなど、MFIに関してWeb担当者が気になる点を説明します。

モバイル対応していなくても、すぐには順位に影響しない

先述した通り、MFIは2018年3月から段階的に導入が進められています。

ここで重要なのは「段階的な導入」という点です。Googleはすべてのサイトに対して一斉適用するのではなく、順次移行を進めています。

MFIへの移行対象となるのは、MFIの準備ができているサイトからです。あくまでも段階的な移行であることから、評価の公平性の観点からも、MFIに移行したかどうか、あるいはサイトがモバイル版に対応しているかどうかは、すぐには順位に影響しないと考えられます。

ただし、モバイルからのアクセスが増え続け、Googleがモバイルユーザーにとっての利便性を重視している現状では、MFIへの対策は急務と考えられます。

MFIへの移行状況はSearch Consoleで確認

なお、自身のサイトがMFIへと移行しているかどうかは、Search Consoleで確認することができます。
MFIへの移行が完了したサイトは、Search Consoleのメッセージでその旨が通知されます。

また、移行後はクローラーのユーザーエージェントにスマホ用Googlebotが増えていることが確認できるはずです。

モバイルとPCのページで内容が異なると影響を受ける可能性がある

MFIへの移行が完了すると、評価対象がデスクトップ版ページからモバイル版ページへと切り替わるため、次のようなケースで検索順位が下がる可能性があります。

  • モバイル版ページのコンテンツがデスクトップ版に比べて内容が少ない
  • モバイル版ページとデスクトップ版ページでタイトルやディスクリプションに違いがある
  • モバイル版ページがモバイルフレンドリーでない(見にくい、使いにくい)
  • モバイル版ページのみ構造化データが欠落している
  • モバイル版ページのみ画像代替テキストが欠落している

1から3に関しては、デスクトップ版ページを元にして、簡易的にモバイル版ページを作ったような場合に発生しやすいと考えられます。

「一応モバイル版も用意しておこう」という程度の対策で用意したため、ページとしてもコンテンツとしても完成度が低く、その完成度の低いページが評価対象になってしまうため、順位が下がってしまう可能性があります。

また、4と5に関しては、実際の移行後に多く見られた問題としてGoogleが指摘しています。この点も、モバイル版ページの作り込みが不足していることが原因と考えられます。

MFIに向けて準備をする際は、単にモバイル版ページを用意するだけでなく、インデックスとランキングの対象が切り替わっても評価が下がらないように、あるいはむしろ上がるようにしっかりと対策する必要があります。

【参考】
Googleウェブマスター向け公式ブログ|モバイルファーストインデックスに向けて、構造化データと画像の代替テキストをお忘れなく!

サイトのMFI対策を進める際の注意点

Googleはモバイルサイトの実装方法としてレスポンシブデザインを推奨していますが、これにはモバイル版とデスクトップ版のコンテンツが同じになる点や、インデキシングの正確性が向上する点なども理由として挙げられます。

この点を踏まえた上で、実際にサイトのMFI対策を進めるときに、どのような点に注意すべきかを見ていきましょう。

モバイルとPCのコンテンツに一貫性を持たせる

先述したMFI移行によって検索順位が下がる可能性のある5つのケースは、いずれもモバイル版とデスクトップ版でコンテンツが異なっていることが主な原因です。

MFI対策の実施にあたっては、モバイル版ページとデスクトップ版ページのコンテンツに一貫性を持たせることが重要になってきます。

モバイルサイトの実装を動的配信や別URLで行っている場合は、モバイル版をオマケ程度に作ったり内容を省略したりせず、あくまでもデスクトップ版と同じコンテンツ内容にすることが大切です。

ただし、デスクトップ版の内容をそのままスマホ画面に表示すると、ユーザーにとって読みにくい可能性もあります。

そのため、画像サイズやテキストサイズを適切に整えたり、長くなってしまうコンテンツをアコーディオンメニューで読みやすくしたりといった工夫を加えます。

なお、アコーディオンメニューやハンバーガーメニューの使用については賛否両論ありますが、Googleの金谷武明氏によれば特に問題ないとのことなので、安心して使ってよいでしょう。

MFI対策にはコンテンツSEOも不可欠

急速に増加するモバイルユーザーのニーズに応えるためにも、モバイルを重視するGoogleの方針に対応するためにも、今後、MFIへの対応は不可欠になってくるでしょう。

一方で、MFIへの対策を実施すれば、ただそれだけで検索順位が上がるわけではありません。

MFIはあくまでもインデックスおよび評価対象の優先度を決めるものであり、評価自体はコンテンツ内容が充実しているか、モバイルフレンドリーであるかなど、さまざまな要素にしたがって行われます。

特にコンテンツに関しては、モバイルユーザーの検索意図に応え、モバイルにおける検索体験の満足度を上げるような良質なコンテンツを作ることが要求されます。

  • ユーザーの役に立つコンテンツであること
  • 情報の論理構成がわかりやすく、かつ読みやすいコンテンツであること
  • 内容が正しいコンテンツであること
  • 情報源として信頼できるコンテンツであること
  • 関連した情報の網羅性が高いコンテンツであること

といった「良質なコンテンツの条件」を満たすためには、やはりコンテンツSEOの実施が不可欠といえるでしょう。

まずはコンテンツ内容をしっかりと充実させた上で、コンバージョンに直結していたり重要キーワードの受け皿になっていたりするような重要度の高いページから、順次MFIへの対策を進めていくことをおすすめします。

コンテンツでSEO対策!プロが教えるユーザーからも検索エンジンからも評価される高品質コンテンツの作り方

【まとめ】MFI対策ではPC/モバイルの一貫性確保とコンテンツSEOが重要

MFI(モバイルファーストインデックス)とは、昨今のモバイルユーザーの急増を受けてGoogleが導入を始めた、インデックスおよびランキングにモバイル版ページを優先して使用する仕組みです。

レスポンシブデザインを採用しているサイトは、特にMFIへの対応は必要ないものの、動的配信や別URLの場合はモバイル版ページが評価対象になるので対策が必要になります。

MFIへの移行が完了したサイトでは、デスクトップ版とモバイル版でページ内容に差異があると、評価が下がる可能性があります。

モバイル版ページをオマケ程度に作ることは避けて、デスクトップ版とモバイル版で一貫性のあるコンテンツ内容を心掛けましょう。

また、MFIはあくまでも評価対象の優先度を決めるものであり、評価自体はコンテンツ内容を中心とした多くの要素にしたがって行われます。

MFI対策だけにとらわれず、コンテンツSEOもしっかりと実施していくことが重要です。

SEO Japanを運営するアイオイクスでは、MFI対策の実施やサイトのモバイル対応をはじめとして、お客さまのサイトや事業における課題・状況に応じて効果的なSEO対策のコンサルティングを行っております。

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