Google+がFacebookに皮肉な反論「過小評価されて光栄です。」

Google+がFacebookを超えるか的な議論はSEO Japanでも何度も紹介してきたように最近のネットで盛り上がっている話題の一つですが、今回、Facebookのマーク・ザッカーバーグ自らがGoogle+に対して発言した内容についてGoogle+の責任者自らが反論したコメントが興味深かったので紹介します。 — SEO Japan

グーグルのブラッドリー・ホロウィッツ氏が、グーグルは“小さなフェイスブックを作ろうとしている”と主張したマーク・ザッカーバーグ氏に対して、「グーグルはライバルに過小評価されて光栄に思っている」と述べ、反撃ののろしを上げた。

グーグルで製品部門を統括するホロウィッツ氏はグーグル+の鍵を握る重要人物であり、グーグルとフェイスブックのライバル関係、グーグル+の開発、そして、グーグル+の最新情報を今晩米国で行われたブルームバーグのエミリー・チャン氏とのインタビューの中で語った。

ホロウィッツ氏はグーグル、フェイスブック、そして、その他のソーシャルネットワークの比較について、メディアの広告およびクリックスルーを得るためのネタに過ぎないと切り捨て、グーグルの従業員としてサービスを改善することに全力を注いでおり、ライバルに注目しているわけではないと述べた。

サービスのユーザーの人数を問われると、ホロウィッツ氏は正確な人数を伝えることは拒否したものの、グーグルの先日の収支報告でラリー・ペイジ氏が明らかにした4000万人は越えていると同社が推測していると述べた。

「 [告知を行って]からの三週間は永遠のように感じられ、それ以降大幅な成長を遂げてきた。この成長には今でも驚かされているが、新たに発表するようなことはない。」とホロウィッツ氏は述べている。

サービスに対する批判、そして、低いと見られているユーザーの維持率に関しては、グーグルはグーグル+の利用、そして、グーグル+が構築しているネットワークに好感を抱いていると話した。また、先週グーグルが新たに加えた一連の機能のおかげで、“驚くほど多くのユーザーがグーグル+に戻り”、不活発なユーザーに活気を与えていると示唆した。

さらに、ブランドページ、そして、その他のグーグルのサービスがさらに統合されたグーグル+の新しい機能に触れ、ホロウィッツ氏はグーグル製品を結びつける点を強調している。

グーグル+は独立型の製品ではない。グーグルのその他のサービスから分離しているわけではなく、皆さんにお馴染みの、愛する全てのグーグル製品を利用する新しい手段である。

もともとグーグル+はブランドとの関係構築に苦戦しており、ホロウィッツ氏はサービス開始直後に(私達を含む)多くの企業を削除“せざるをえなかった”と説明している。

ブランドおよび企業はユーザーが向かう場所に向かうのが普通であり、[グーグル+を立ち上げた後]あまりに多くの企業が突然参入しようとしていた。ブランド、そして、ブランドと交流するユーザーのために特別に配慮したかったため、私達は企業に立ち退いてもらうしかなかった。

現在、グーグルはブランド用のページ機能を立ち上げている。その中にはユーザーが“容易に”ブランドを探し出し、グーグル+のサークルに加えることが可能なダイレクト・コネクト機能も含まれている。ホロウィッツ氏は、グーグル+が、企業が顧客と交流する上で新たな方法を提供すると確信している。顧客の区別化 – 企業がフォロワーを金、銀、銅のレベルで格付けすることが可能 – そして、顧客に対応する際に“ブランドの顔”をもたらす可能性を秘めたグーグルハングアウトが持つ役割は大きい。

グーグル+のビジネスページが追加されたため、ザ・ネクストウェブの最新情報および特集をここで入手することが出来るようになった。

ライター紹介

ジョン・ラッセルはアジア担当のエディターであり、2008年にロンドンからバンコクに移住して以来、アジアのインターネット、テクノロジー、そして、スタートアップシーンについて報告している。ツイッターグーグル+リンクトイン、またはeメール jon@thenextweb.comで連絡を取ることが可能だ。


この記事は、The Next Webに掲載された「Google+ head responds to Zuckerberg: “We’re delighted to be underestimated”」を翻訳した内容です。

ことある度にGoogleはGoogle+がただのSNSであることを否定し、Facebookと同じレベルで比較されること自体を望んでいない趣旨の発言をしていますね。SEO Japanでも過去にGoogleはGoogle+でFacebookを超えてソーシャルOSを目指すという記事を紹介したこともありますが、確かにGoogleの野望はFacebookを打ち破ってNo.1 SNSに成る以上のことを考えているのかもしれません。とはいえ、Facebookがその過程においてかつてない程競争力のある競合であることは間違いないわけで、こうした対話もある種外部の人間には面白おかしく聞こえてしまうわけですが、さてまずは2~3年後のSNSプラットフォームの状況が1つのベンチマークでしょうか。 — SEO Japan

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