GoogleはGoogle+でFacebookを超えてソーシャルOSを目指す

ソーシャルメディア評論の第一人者ブライアン・ソリス、Google+のリリースから何故か一カ月以上沈黙を保っていたのですが、ついにGoogle+に関する彼の意見を発表しました。本人も満を持してと言うだけあって、いつも以上に長いのですが熟読して熟考する価値のある内容です。GoogleとGoogle+の未来について考えたい方はお時間ある時に是非。 — SEO Japan

グーグル+に関する記事は星の数ほど存在する。そして、この急成長を遂げるネットワークの最新のスタッツが、に至る所で共有されている。そんな中、私は今までグーグル+に関する見解を温めてきた。考える時間が必要だったのだ。

フレンドフィード、グーグルバズ、そして、グーグルドットコムとその他の製品をミックスしたようなグーグルプラスは、ツイッターの初期以来となるレベルでの新鮮なアプローチでソーシャルな交流に臨んでいる。米国では、従来型の一流のTVネットワークは、CBS、ABC、そして、NBCのみである。一方、ソーシャルネットワーキングの世界では、トップスリー – フェイスブック、ツイッター、そして、グーグル+がアメリカだけではなく、世界のオンラインの注目を巡って、競っている

生まれたばかりのグーグル+は既に勢いを得つつある。例えば、グーグルの+1ボタンは1日に23億回利用されていると伝えられている。10億以上のアイテムがグーグル+(グーグルプラス)で1日に共有され、受け入れられている。そして、グーグル+は既に短期間のうちに1000万人以上のアクティブユーザーを獲得している。このスタッツはフェイスブックやツイッター等のサービスと比べると、取るに足らないように思えるかもしれないが、1000万と言う数字を侮るべきではない。事実、たった16日間で、グーグルはフォースクエアが2年間を要したマイルストンを達成したのだ。下のイメージを見れば分かるように(出典:レオン・ハランド)、1000万人のユーザーを獲得するまで、ツイッターは780日間、そして、フェイスブックは852日間かかっていた。一方、グーグル+はたった3週間で2000万に到達した。一般に公開されているわけではないものの、登録するユーザーの人数はウナギ登りである。

1000万人がこのネットワークに参加することが出来たのは、少数の友人を招待する権利を持った、選ばれた少数のユーザーの存在があったからである。この戦略によって、最高にトレンディーな極秘の場所に入るための秘密のパスワードのように、招待の共有に拍車がかかっていった。高く評価される度に、需要は高まっていく。デビュー後の一週間、ツイートの3分の1以上がグーグルプラスに関連していた。事実、グーグルプラスが1億人のユーザーを最速で獲得すると一部の専門家はみており、この新しいメトリクスは自動車産業の速度に換算すると時速0-60マイル(時速0-100キロ)に値するようだ。

しかし、永遠に閉鎖性に頼るわけにはいかない。いずれグーグルは提供するユーザーエクスペリエンスによって成功をつかむか、放棄と言うお馴染みの結果を迎えるかのいずれかの道を歩むことになるだろう。

グーグルの集中的なサークル

ここ数年間、グーグルはソーシャルネットワーキングを支配する摂理を理解することが出来ていなかった。ウェーブ、バズ、そして、+1を立ち上げた、意図的および意図的ではない浮かれた価値観を持った結果、エンジニアリングの文化が、ソーシャルネットワーキングに欠かせない公式の一部でしかない点を世間に露呈することになった。人間の行動の動機を理解するためには、社会学、民族学、そして、心理学の文化を把握し、これらの要素を受け入れられる有意義なサービスにまとめる必要がある。フェイスブックやツイッターを+1するためには斬新かつ人間的なアプローチが必要であり、この点を理解するには、クリス・メッシーナ氏やグーグルの元ユーザーエクスペリエンスのエキスパート、ポール・アダムズ等のような優秀な人物のチームが欠かせない。

アダムズ氏は、今日存在する限界の例として、フェイスブックを使ってお互いにつながりを持つ仕組みに関して、基礎の範囲内ではあるが説得力のある説明を行っている。この例では、世界で7億5000万人のユーザーを抱える、最も人気が高いソーシャルネットワークのフェイスブックは、最高で5000人の友達を通じて1つのソーシャルグラフを作るよう奨励している。その代わり、フェイスブックはリスト、グループ、そして、その他の製品を通して、ソーシャルグラフを一連の熱心なコミュニティに分割するためのレバーやスイッチを用意している。

テクノロジーは生活を模倣するわけではない。しかし、この機能が現実の世界でつながりを持ったり、コミュニケーションを取る仕組みを反映しているわけではない点は、社会科学者ではなくても分かるはずだ。しかし、フェイスブックの、人々がつながりを持ち、発見し、共有し、そして、話し合う仕組みは、デジタル世代の人間として進化する上で貢献しており、今後も貢献していくだろう。

説明の中で、アダムズ氏は、民俗学者や社会学者が指摘するであろうこと、つまり人々は、現実の世界ではソーシャルグラフを1つ以上構築していると言う事実を視覚化している。同氏は4-6のコミュニティ(インタレストグラフ)で構成されるコアのグループを作り出しており、それぞれのコミュニティでは、仕事、親友、そして、その他の特定の関係に至るまで、その人の生活の局面に焦点が絞られている。一部のコミュニティは永続し、一部のコミュニティは人々の出入りに応じて拡大/縮小するが、多くのコミュニティは短期のプロジェクトや好奇心を基にしており、一時的である。

ランダムに選んだ3000人のアメリカ人を対象とした調査では、大半の参加者が維持していた強いネットワークは4つのみであった。フェイスブックに関してアダムズ氏が共有していた例は、現在オンラインで“ネットワーク作り”を行う上で多くの人々が直面する難問を浮き彫りにしていた。

「デビー」と言う名のユーザーは、よりシームレスな形式のネットワーク作りに対する機会を提示していた。アダムズ氏も説明するように、サークルのメリットは明白である。

1. デビーはロサンゼルスからサンディエゴに引っ越した。

2. デビーはロサンゼルスに住んでいた際に作った友達のグループと今でもつながっている。

3. ロサンゼルスの友達の一部はゲイバーでバーテンダーとして働いていた。

4. デビーは現在生活を送るサンディエゴの友達のネットワークを同じソーシャルグラフで維持している。

5. 言うまでもなくデビーは家族とも連絡を今でも取り合っている。

6. また、デビーは頻繁にスイミングを楽しみ、10歳の子供達に競泳を教えている。デビーは他のトレーナー達、そして、一部の子供達と友達になっている。

この描写では、デビーが少なくても理論的には4つの異なるグループを維持していることが分かる。フェイスブックでデビーが共有する情報は、注意深く設定を行っていない場合、つながりを持つすべての人々に届く。アダムズ氏の例では、以前働いていたゲイバーでの深夜の遊びは、10歳の生徒達にも伝わってしまうことになる。なぜならデビーは当該のコンテンツをライクしていたり、コメントを残していたからだ。この仕組みはあまりにも複雑である。そして、消費者達はオンラインの交流を分割しようと考えているとは限らない。 ユーザーは設定画面であれこれ設定すのではなく、クリック一回で、それぞれのアップデートを関連するグループごとに評価することを望んでいる。これはフェイスブックグループとリストが 改善する余地がある領域であり、また、グーグルプラスが初めから輝きを放つ領域である。

まるでTVの脚本のようだが、グーグルサークルの生みの親になる予定であったポールは、グーグルを去り、フェイスブックに移っていった。これはあくまでも現実の話である。同氏のデジタルネットワーキングにおけるリサーチや方法論を考慮すると、興味深い動きと言えるだろう。同氏が綴った書籍、ソーシャルサークルズは間もなく出版される見込みだが、グーグルは販売を許可すべきかどうか現在判断している。

グーグルサークルの魅力

グーグルは、友達のグループの作成を、見た目が良く、そして、楽しい作業に変えると言う、フェイスブックとツイッターが成し得なかったことを達成した。ログインしてから数時間以内に私は家族、友達、仕事、そして、その他の特に気になる関心事や一時的な関心事に関連するサークルを作成した。

サークルを作成する機能が大きな話題になっている。グーグルの差別化の要素が、本当の意味で価値のある提案になるほど人々の行動が変わるかどうかは今の段階では何とも言えない。グーグルサークルは、アムズ氏の元々のリサーチを実行しているわけではない。サークルはニッチワークとネットワークを区別する一方、各グループ内の強い関係、弱い関係、そして、一時的な関係の区別に関しては関与していない。全てのグループには区別を必要とするサブグループが存在するのだ。

例えば、それぞれのグループで、ユーザー達は、連絡先、信頼する人物、知っている人物、そして、知り合いかどうか微妙な人物の層を維持している。このようなニッチワークで共有する情報の違いは、オンラインよりも、現実の世界の方が大きい。アダムズ氏によるグーグルのプレゼンテーションのイメージを見る限り、ユーザー達は住所や電話番号をグループ全体には明らかにしていないものの、一部の人達には公開している。グーグルサークルは、焦点が絞られたコミュニティの内部であるにも関わらず、最も重要な交流を担っているのだ。

今後、グーグルサークルは、現実世界での交流を真似するつもりなら、サブサークルを用意する必要がある。しかし、ユーザーはサブサークルを受け入れるのだろうか?あるいは単純に面倒な作業なのだろうか?オンラインの行動がどのようにオフラインの自尊心と性格に影響を与えるのかについて、私は常日頃から考え、そして、調べている。現実の生活でもサークルを維持しているとしても、オンラインの交流では簡素な仕組みを求める傾向が見られる。現実の生活で作るグループの多くは一時的である点を思い出してもらいたい。この行動をオンラインで真似ると、複雑な仕組みが加わり、ユーザーに歓迎されるとは私には思えない。ソーシャルアップデートの大半に対しては、区別のない交流に軍配が上がる可能性がある。コミュニティの一部と閉鎖的なコンテンツを共有することが可能な機能は役に立つものの、交流全体から見れば、少数と言えるだろう。しかし、これはあくまでも仮説である。繰り返すが、今の段階ではハッキリした答えは出せない。

サークルを優雅に、そして、容易に作成することが出来る点が話題になっている。これはハッキリしている。その結果、フェイスブック、そして、恐らくツイッターでも同じような機能を求める声が上がる可能性がある。フェイスブックの従業員は開発および思考におけるエリート集団である点を思い出してもらいたい。フェイスブックは、フレンドフィード、そして、ベルーガ等の多くのサービスを買収して、(個人的な仮説だが)ソーシャルグラフおよびインタレストグラフ内でユーザー達がお互いにコミュニケーションを取る仕組みを改善してきた実績がある。この分野においては今後もフェイスブックから目が離せない。

人間アルゴリズム

ソーシャルウェブはPeopleRankまたはPeople Rankと私が名付けた(テッククランチに申し訳ないが、ピープルランクの名付け親は私だ)、社会経済的な階層に移行すると私は考えてきた。これは、一般の人々はウェブのデジタルアルゴリズムを補い、検索や発見の背景に関連する面白い、または役に立つと思ったコンテンツを増幅すると言う考えに基づいている。ツイッターはリツイートボタンを用意し、フェイスブックのユーザーはコンテンツをいいね!してネットワークのソーシャルストリーム内のビジビリティを高めることが出来るが、グーグルの+1は一般の人々に対して、ウェブ全域において素晴らしいコンテンツにフラグを立てると言うアイデアを紹介している。

グーグルにログインしていると、友達のアクティビティに基づいて結果が管理される。いずれ、+1は、現在のページランクに見られるように、コンテンツおよび目的地にピープルランクの層を適応するようになるだろう。これはSEOとSMOの自然な融合と言い換えることが出来るだろう。+1に対抗するため、フェイスブックはデリケートなプライバシーのバランスを乱すことなく、コンテンツの発見しやすさを高めなければならない。

データポータビリティ

現在、誰がソーシャルネットワーク内の個人的なデータを所有しているのだろうか?大抵の場合、ネットワークが所有していることが多い。数年間をかけて、個人や企業は時間、リソース、そして、資金を投じて、適切なネットワークを構築し、有益なコンテンツを管理し、特別なイベントを計画し、そして、好奇心をそそられるコメントやウェブサイトをブックマークしてきた。現時点では、このコンテンツの大半はネットワークに閉じ込められ、他のシステムでは閲覧することが出来ない状態である。グーグルは、若干オープンなアプローチを採用し、連絡先の情報やデータをエクスポートを認めている。現在、グーグルはグーグルテイクアウトと呼ばれるサービスを介してテストを行っている。この便利な機能を使うと、+1したサイトのリストをエクスポートすることが出来るようになる。

当然ながら、これは時間をかけて進化していくことだが、重要度は高い。DataPortability.orgに所属する私の友人は、以前からこの問題に取り組んでいる。グーグル+とフェイスブックの進化において、データポータビリティは避けては通れない道である。そのためには、一歩先を見越した、オープンなアプローチにネットワークを移したいと言うユーザーの要求が高まる必要がある。

グーグルのブランドページ

企業からの圧倒的な要求により、グーグル+はブランドページの初期のバージョンを導入しようとしている。当初、グーグルは企業関連のページを削除していた。そして、公式に管理可能な数の企業を迎え、テストを行い、ユーザーエクスペリエンスの改善を支援するテスト段階に招待している。ブランドはこのテストを消費者との直接的な交流を行う大きな機会と見ている。フェイスブックでは、一部のブランドは3000万回以上いいね!を獲得しており、過去のメディアでは存在しなかった熱心なブランドのネットワークを構築している。

例えば、以下のトップ20のブランドは目覚ましい数のオーディエンスをフェイスブックで獲得している:

1. コカコーラ(31,762,653)
2. ディズニー (26,613,752)
3. スターバックス (23,574,606)
4. オレオ (21,864,091)
5. レッドブル (21,220,373)
6. コンバース・オールスター (19,880,308)
7. コンバース (18,977,840)
8. スキットルズ (18,386,827)
9. プレイステーション (16,245,633)
10. iTunes (15,862,234)
11. プリングルズ (14,765,300)
12. ヴィクトリアシークレット (14,384,903)
13. ウィンドウズ・ライブメッセンジャー (13,926,945)
14. フェレロロシェ (11,676,898)
15. モンスターエナジー (11,492,620)
16. ヌテラ (10,696,260)
17. iPod (10,530,905)
18. アディダス・オリジナルズ (10,433,947)
19. Xbox (10,388,218)
20. ドクターペッパー (9,927,828)

フォードモーターカンパニーは他の企業に先駆けてページを作成し、同社に何を期待しているのかを人々に巧みに尋ねていた。フォードのスコット・モンティ氏と同氏が率いるチームは次にグーグル+専用の交流戦略を構築するようだ。その際は、フェイスブックとツイッターでのアプローチとは異なるアプローチを採用してもらいたいものだ。デルは、顧客の注目が集まる場所に同社のスタッフを派遣することで、高名なソーシャルサービスモデルを拡大しようと試みている。グーグル+がターゲットに選ばれるのは、初期の勢いを考慮すると、自然な流れのように思える。先日、マイケル・デル氏がまさにこの試みを行っていた。そして、800名以上が同氏のアイデアを支持しているようだ。

ブランドは、それぞれのネットワークの文化、そして、そのネットワークの住民の期待が、ネットワーク、そして、そのつながりの性質によって異なる点を理解する必要がある。あまりにも多くのブランドが、この交流の重要な柱を見失い、その結果、ソーシャルブラインドネス、もしくは意図的ないいね!の取り消しやフォローをやめる行為につながっている。恐らく、グーグル+は、意図を持つネットワーク作りの哲学を受け入れなければならない点をブランドに思い出させる役割を果たすだろう。グーグル+のすべての消費者交流戦略において、ブランドはフェイスブックに見られるような、いいね!されるページには分類されない点を理解することが重要である。グーグル+では、ブランドは、ソーシャル vs. アンチソーシャルなアプローチが求められる。消費者は関係の性質に基づいて、そして、期待されるコミュニケーションと価値のレベルに基づいてブランドを各種のサークルに分類するためだ。フェイスブックとツイッターを利用しているブランドにも注意してもらいたい。目に見える、または目に見えない価値を一貫して提供しないブランドは消費者に見限られてしまうだろう。

文化と流れ

文化に関して言えば、グーグル+での交流の盛り上がりは活気に満ちている。大きな話題になっている。そして、その多くは前向きなものだ。私にとって、グーグル+上の友達の多くは、仲間と呼べる人達である。グーグル+は、彼らの最新の仕事および見解を把握する強力な手段である。サークルを使うと、私はその瞬間の背景の関連性を基にストリームを調整することが出来る。また、グーグル+のリアルタイムの流れは活動的である。この流れのおかげで、私は常に没頭し、オリジナルのコンテンツを作成するよりも遥かに高い割合で情報を消化したり、あるいは情報を管理している。

グーグル+は常に名前が挙がる人達に利用されているのだろうか?もちろん利用されている。しかし、このような初期の支持者達は、フェイスブック、ツイッター、フォースクエア、そして、その他の台頭する“ソーシャル”テクノロジーが現在のサービスに成長する上で貢献してきた点を忘れないでもらいたい。この人達の公の見解、レビュー、そして、推薦は、それぞれのネットワークの拡大および改善に寄与する。

個別のコメントに応答する機能が存在しないのは惜しい。機会を失っていると私は思う。それでも、フェイスブックのようなスレッド式の会話は、継続的ではありながら、常習的なツイッターの流れよりも高く評価される。フェイスブックとは異なる頻度(必ずしもフェイスブックよりも優れているわけではない)で行われる継続的な交流と共有こそが、グーグル+の全てである。また、平均レベル以上の活発な交流を生む投稿に対しては、別の会話に移った際に、当該のストリームのみをミュートにする機能もまた役に立つ。実に気が利いている。

活発な会話はストリームを飛び出し、10人のハングアウトに発展させることも出来る。これはビデオチャット機能であり、他のネットワークには存在しない充実した方法で会話に息吹を与えることが出来る。ハッシュタグを組み込む機能が欠けている点は明白である。ツイッターのハッシュタグの生みの親と言われることが多いクリス・メッシーナ氏はグーグル+プロジェクトの開発を引っ張っているが、メッシーナ氏本人もグーグルプラスでのハッシュタグの重要性を認めている。現在、同氏はハッシュタグの統合戦略を調査している。

結局、グーグル+はオープンなフィールドテストであり、グーグルはユーザーエクスペリエンスを改善するために耳を傾けている。

ソーシャルネットワーク: ソーシャル OS

ここ数年、私はソーシャルネットワークを“自分”のデジタル版のハブと見なすアイデアについて熟考している。これは、フェイスブック、ツイッター、そして、現在、グーグルがアテンションダッシュボードになると言う考えである。つまり、ソーシャルグラフおよびインタレストグラフの構築を通して、ユーザーエクスペリエンスをさらに個人に特化するアプリ、ウェブサイト、ドキュメント、コラボレーションツール等のその他のアプリに接続するアプリ、または現実の世界に転換するアプリが、事実上、ソーシャル OSを作り出すのだ。このプラットフォームは最終的にオンラインとオフラインを結んで、一つの統合されたダッシュボードを介して、完璧な経験の流れを作り出すことが理想である。

フェイスブックの台頭により、ユーザー達はネットワーク作りのアイデアに触れ、さらには個人的な協力および仕事上の共同作業のポテンシャルに触れてきた。私は、グーグルが完璧なソーシャルプラットフォームを通じて、いつになったら反応を示すのか気になっていたが、グーグル+がその答えだったようだ。

グーグル+、そして、コミュニケーション、コラボレーション、共有、発見、そして、作業を行うために必要な唯一の場所になれるグーグル+の力は、控えめに言っても有望なソーシャルOSを作り出す。私は最終的にはフェイスブックとグーグルは、オンラインの全てのアクティビティに対してソーシャル OSとして競い合うのではないかと考えている。共有から文書でのコラボレーション、グループ分け、連携作業、アクティビティのストリーム、eメールの保護、音声チャットやビデオチャットの主催、ジオロケーションの管理、そして、検索に至るまで、グーグルとフェイスブックは既に衝突している。

コミュニケーション:

– Gメール vs. Facebook.comのeメール

– グーグルボイス vs. フェイスブック/スカイプ

– グーグルハドル vs. フェイスブック/スカイプ

共有:

– いいね vs. +1

– 写真、イベント、そして、動画等のデジタルな思い出

コラボレーション:

– グーグルドキュメント vs. フェイスブック/マイクロソフト 365Live

ロケーション:

– グーグルラティチュード vs. フェイスブックプレイシズ

検索/発見

– グーグル.com vs. フェイスブック/マイクロソフト検索

ソーシャルコマース:

– グーグルディールズ vs. フェイスブックディールズ

– グーグルウォレット vs. フェイスブッククレジット

モバイル

– アンドロイド、iPhone(スマートフォン)、iPad(タブレット)

娯楽

– ゲーミフィケーション

– アプリケーション

これは特に気になる分野である。私達のアテンションダッシュボードは、遥かに総合的なユーザーエクスペリエンスを提供するだろう。ここでは、それぞれのネットワークの構想が具体化するため、コラボレーションと生産性が向上する。管理部門またはIT部門にとっては朗報と言えるはずだ。

始まったばかり

タイトルにも記載したように、私はグーグルプラスがフェイスブックを葬るとは考えていない。オーディエンスは、インターネット界の巨人とソーシャルウェブ界の巨人(フェイスブックが今も“王”と見られているのか私には分からない)との決闘をお膳立てしているが、今のところ戦いは行われていない。だからと言って、ローマのコロシアムで人類のソーシャル OSになる権利を賭けた激突が行われないと言うわけでもない。しかし、しばらくの間は、グーグルとフェイスブックは、受信箱の外側でソーシャル化を促進するために協力して支援していくだろう。競争、または競争のように見える現象は誰にとっても健全である。

フェイスブックは世界がつながりを持つ仕組みおよびコミュニケーションを取る仕組みを改善する使命の下に活動している点が大きな違いである。マーク・ザッカーバーグ氏は特定の方角に舵を取っている。マイスペースの共同ファウンダー、トム・アンダーソン氏は、グーグルのDNA、この場合はグーグル+に“ソーシャル”が存在するのかどうか、慎ましく疑問を口にしている。グーグルのソーシャルに対する構想、または構想が実在するかどうかは私には分からない。構想、使命、そして、方向性は、あらゆる業界を導く強力な光を発する。そして、この公式なメモおよび魅力的なボーナス体系以外にも、グーグルはリーダー陣をパワーアップさせ、ヒューマンアルゴリズムを介して熟考する必要があるだろう。

いずれにせよ、グーグルプラスは魅力的なサービスであることに変わりはない。そして、有望なサービスでもある。ハッキリしていることは、まだ始まったばかりだという点である。しかし、グーグルは強い結びつきを持つユーザー達にプレッシャーをかけ、無理してでも手を広げさせることで、ユーザー達がその他の全てのネットワークの融合体の中で時間を過ごす場所、そして、その方法を学んでいる。

私達は学んでいる。

そして、適応している。

進化は常に起きている。

ソーシャルネットワークは今後も同じことを繰り返し、そして、革新していくだろう。この点もソーシャルネットワークを刺激的にする理由の一つだ。しかし、グーグルのDNAまたは文化にソーシャルが存在するかどうかは疑問である。それがなくても、グーグルは今のところは+1していけるだろう。しかし、ソーシャルの研究を怠れば、この人気の高い最新のソーシャルネットワークは大勢にいいね!を取り消されてしまう可能性がある。結局、自分の役に立つサービスかどうかを判断するのはユーザー自身が最も適しているのだ。多くのネットワークは異なる方法でそれぞれの価値を証明している。これがしばらくの間は正しい答えなのかもしれない。グーグル+は間違いなく初期の段階でユーザーにアドバンテージを提供しているが、まだ旅は始まったばかりである。ネットワークの成功の大半は、耳を傾け、適応するチームに左右されるだろう。そのため、考えている以上にその経験はネットワーク作りの未来にとって重要なのだ。

アップデート 1: グーグル+のiPhoneアプリがリリースされた

アップデート 2: レポート: グーグルプラスがフェイスブックに匹敵する仕組み – 興味深いスタッツである。

アップデート 3: グーグル+はフリッジを買収した。ファウンダーのオースティング・チャン氏の言葉に手掛かりが隠されている – 「現在、グーグルプラスは均衡が取れていないが、私達が共有のスペースを作る取り組みを支援する。」

アップデート 4: グーグル+は当初企業のアカウントの取り扱いを誤ったものの、現在、ビジネスページの準備を急ピッチで進めている

アップデート 5: グーグル+のソーシャルゲーミングネットワークが確認され、間もなくリリースされる予定だ。

アップデート 6: グーグル+は3週間で2000万人のユーザーを獲得した。

アップデート 7: @emilychangtvによると、グーグルの株価はグーグル+がローンチされてから27.85%上がったようだ。


この記事は、Brian Solisに掲載された「Google will not run Circles around Facebook, but it gets a +1」を翻訳した内容です。

Google+がFacebookより優れているといわれる由縁の1つでもあるサークル機能、ソーシャル上のランキングアルゴリズムとしてのピープルラン(先日もFacebookのエッジランクの記事が人気となりました)、データポータビリティ、Facebookで成功している企業向けのブランドページなど幅広い話題を網羅し、そしてGoogleがGoogle+や他のGoogle関連サービスを統合して目指している(とソリスは考えている)究極のソーシャルOSの仕組みについてまで語り尽くしてくれました。ソリスの考えイコールGoogleの戦略というわけではないでしょうが、未来への方向性はかなり近いところにあるのではないかという気もしてくる内容でしたし、自分なりに再度熟読してGoogle、ソーシャル、そしてウェブの未来について考えてみたいですね。 — SEO Japan
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