パンダアップデート3.92 & パンダの歴史

公開日:2012/09/20

最終更新日:2024/02/20

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今週知らない間にパンダアップデートが更新されていたことで、パンダアップデートの歴史も含めてかその内容をサーチエンジンランドがレポート。 — SEO Japan

グーグルはパンダアップデートを新たに行ったと発表した。グーグルによると、今回はクエリの0.7%に影響が出るようだ。私達は今回のアップデートをパンダ3.92と名付けたが、パンダ4.0を宣言すべきかどうか迷っている。

以下にグーグルの正式な発表の内容を掲載する:

パンダリフレッシュを展開しています – 今後の数日間で広まっていきます。目に見える影響を受けるのはクエリの0.7%以下です: https://goo.gl/woSU3

このリンクをクリックすると、2011年の最初のパンダアップデート(日本語)の公式発表に導かれる。

パンダアップデートの歴史

これから紹介するように、パンダアップデートは立て続けに行われ、それぞれクエリの数%に影響が出ている:

  1. パンダアップデート 1.0(日本語)
    2011年2月24日(クエリの11.8%: アップデート実施時に発表 米国英語のみ)
  2. パンダアップデート 2.0(日本語)2011年4月11日(クエリの2%: アップデート実施時に発表 英語 – 全世界)
  3. パンダアップデート 2.1 2011年5月10日(詳細は不明 確認済み 未発表)
  4. パンダアップデート 2.2 2011年6月16日(詳細は不明 確認済み 未発表)
  5. パンダアップデート 2.3 2011年7月23日(詳細は不明 確認済み 未発表)
  6. パンダアップデート 2.4 2011年8月12日(多くの非英語圏のクエリの6-9% アップデート実施時に発表)
  7. パンダアップデート 2.5 2011年9月28日(詳細は不明 確認済み 未発表)
  8. パンダアップデート 3.0 2011年10月19日(クエリの2%: 遅れて確認)
  9. パンダアップデート 3.1 2011年11月18日(クエリの1%以下 アップデート実施時に発表)
  10. パンダアップデート 3.2 2012年1月18日(詳細は不明 確認済み 未発表)
  11. パンダアップデート 3.3 2012年2月27日(詳細は不明 アップデート実施時に発表)
  12. パンダアップデート 3.4 2012年3月23日(クエリの1.6% アップデート実施時に発表)
  13. パンダアップデート 3.5 2012年4月19日(詳細は不明: 後ほどアップデートの実施を認める)
  14. パンダアップデート 3.6 2012年4月27日(詳細は不明: 別のアップデートが行われてから数日以内に実施)
  15. パンダアップデート 3.7 2012年6月9日(クエリの1%: 後ほどアップデートの実施を認める)
  16. パンダアップデート 3.8 2012年6月25日(クエリの1%: アップデート実施時に発表)
  17. パンダアップデート 3.9(日本語)2012年6月24日(クエリの約1%: アップデート実施時に発表)
  18. パンダアップデート 3.91 2012年8月20日(クエリの1%: 事後報告)
  19. パンダアップデート 3.92 2012年9月18日: (クエリの0.7%以下: アップデート実施時に発表)

パンダの番号: パンダ 1からパンダ 2

グーグルは毎回このようなアップデートの発表を行っているわけではない。実際に、ランキングの変更の報告を受け取り、その後、グーグルから確認を得ることもある。また、発表を行うものの、アップデートを実施した当日(今回のように)、もしくは直後に明かすこともある。

グーグルがアップデートを発表する際、もしくは認める際、検索結果に与えると思われる影響の度合いを明かすことがある。最初のパンダアップデートは規模が大きく、米国のクエリ全体の11.8%に影響を与えていた。一方、今回発表されたアップデートは、世界全体でクエリの1%以下のみに影響を与えると見られている。

グーグルはアップデートに番号を付けていない。私達は2度目のパンダアップデートが行われた際に番号を付け始めた。2度目であったため、パンダアップデート 2.0と名付けた。時折、その他のサイト(とりわけSEOmozが作成した素晴らしいグーグルのアルゴリズムの変更チャート)と同じように、グーグルも私達の番号を利用することがある。

パンダ 2からパンダ3

3度目のパンダアップデートが行われたとき、私達は3.0と名付けるつもりだった。しかし、これはマイナーなアップデートであり、数を増やす必要はないとグーグル自らが指摘した。そのため、パンダ2.1と名付けた。

その後のアップデートは全てマイナーなアップデートであり、.1ずつ増やしていった。つまり、パンダ 2.2、パンダ 2.3…等、番号を与えていった。

後の祭りだが、パンダ 2.4をパンダ3.0と名付けておくべきだったのかもしれない。なぜなら2.4は、英語圏以外のクエリにも展開(日本語)されており(日本語、中国語、韓国語を除く)、大規模なアップデートであったためだ。それでも、パンダ 3.0が行われた際に起きた出来事を考慮すると、許されてもいいのではないかと思える。

パンダ 2.5が行われ、これもまたマイナーなアップデートであった。その後、「パンダフラックス」警告が発動されていた。これは、数週間おきに行われていたパンダアップデートのスケジュールが、継続的なアップデートに変わると解釈することが出来た。

しかし、グーグルは後ほど私達がマイナーアップデートとして番号を付けたアップデートの一つが本来ならばメジャー扱いするべきだったと指摘した(3.0にするべきだった)。私達はグーグルがどのアップデートに言及しているのか全力で推測し、10月19日に行われたアップデートをパンダ 3.0と名付けた。

パンダ 4.0へ

いつになったらパンダ 4.0に辿りつくのだろうか?それは私達次第なのだろう。3月に4.0に到達していた可能性もある。なぜなら、1%以上のクエリに影響が出たのは3月が最後であったからだ。

結果論ではあるが、グーグルによる発表を待って、アップデートの規模を計測することが出来たのかもしれない。しかし、先程も申し上げた通り、グーグルは毎回この推測の値を明かすわけではない。 事実、パンダアップデート 3.5では、パンダアップデートが行われたことすら誰も知らなかった。パンダアップデート 3.5はペンギンアップデートが行われた時期と重なったため、パンダアップデートを示唆するランキングの変更が、ペンギンアップデートの変更によって隠されてしまったのだ。パンダアップデートも行ったことをグーグル自身が指摘して初めて3.5の存在が明らかになった。

アップデートが継続して行われる中で、予想外の事態に遭遇した。少数点第一位を使い切ってしまったのだ。そのため、私達は先月行われたアップデートを3.91と、そして、本日のアップデートを3.92と名付けたのであった。

パンダ 20

過去に遡り、パンダアップデート 3.4をパンダ 4.0に変え、本日のアップデートを3.7に変えることも出来る。ただし、パンダ 3.98や3.933から4.0にアップするほど規模の大きなアップデートが行われる保証はどこにもない。

過去に遡って名前を変更する行為には個人的に反対の立場を取っている。なぜなら、名称は既に浸透しており、番号を変えてしまうと、逆に混乱を招いてしまうためだ。これからのパンダの命名(もしくは番号付け)をどのように実施するべきかに関して、他の人達から意見を聞いてみたい。

パンダ 2.1から始まった少数点第一位を用いるシステムを廃止する手が考えられる。グーグルのアドバイスを無視して、規模に関わらずパンダ 2.1をパンダ3と名付けていれば、今はパンダ 19に到達していることになる。

すると次のパンダアップデートは、規模に関係なく、パンダ 20と呼ばれることになる、今後も1ずつ加えていく。

今後も間違いなく番号は増えていく。グーグルはパンダアップデートを1ヶ月に1度のペースで行う(日本語)と述べている。すると、次回のパンダ 20は10月に行われる可能性が高い。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Panda Update 3.92 Rolling Out (Or Is It Panda 20 Time?)」を翻訳した内容です。

日本でも導入され注目が集まっているパンダアップデート、定期的にアルゴリズムの微調整が行われる形で更新が進んでいくようですし、実際の影響も少なそうということもあり、今回の更新もそれ程話題にはなっていないようです。記事ではパンダ4.0等の話題もありますが、現状、今後大きく更新されるべき課題って何があるのでしょうね。特定の要素に対して圧倒的に大きな変化があるような更新があれば、また結果も大きく変わるのでしょうが、表面的に大きく課題認識されているような事象も無い気がしますし(細かい点をいえば精度の点など数知れずありますが)、さてSEO業界・ウェブマスターを揺るがすような大更新は次回いつあるのでしょうか。 — SEO Japan [G+]
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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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