【速報】Googleが警告メッセージの仕様変更、ペナルティ認定かどうか一目瞭然に

公開日:2012/07/23

最終更新日:2024/02/18

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先週末、Googleがかつてない規模の警告メッセージを一斉配信した記事を投稿しましたが、その中で「ペナルティ認定されていないサイトに対しても警告メッセージを配信、かつその内容が差別化されていないためにウェブマスターには不透明」という感想を書きました。SEO Japanのみならず、サーチエンジンランドのダニー・サリバン、アイレップ渡辺さん等、多くの人が同様の感想を持たれたようですが、なんと週明け月曜日、早速、マット・カッツが仕様を変更したというメッセージを追加投稿していましたので速報で紹介します。 — SEO Japan

今回アップデートされた内容は前回のGoogle+上の本人の投稿をアップデートする形で表明されています。

Update: Thanks to everyone who gave feedback on this change. An engineer worked over the weekend based on the suggestions here, and starting on Sunday we made two changes so you can tell the “individual links aren’t trusted” messages from the “our opinion of your entire site is affected” messages.

First off, we changed the messages themselves that we’ll send out to make it clear that for a specific incident “we are taking very targeted action on the unnatural links instead of your site as a whole.” So anyone that gets a message going forward can tell what type of action has occurred.

The second change is that these messages won’t show the yellow caution sign in our webmaster console at https://google.com/webmasters/ like our other webspam notifications. This reflects the fact that these actions are much more targeted and don’t always require action by the site owner.

Thanks again for the feedback, and we’ll continue to work on ways to provide more useful and actionable information for site owners.

毎度のざっくり訳が下記になります:

アップデート:今回の変更に対してフィードバックを下さった皆様に感謝します。私たちのエンジニアが皆さんのフィードバックを元に週末作業し、今回のアップデートに関して日曜日に2つの改善を行いました。その結果、「信頼できないリンクがある」メッセージと「サイト全体に影響がある(註:サイトにペナルティ認定された)」メッセージを区別できるようになりました。

最初に、サイト全体ではなく、不自然なリンクに対してのみのアクションを取っていることをメッセージ上で明確に認識できるように変更を加えています。これにより警告メッセージを受け取った誰もが、それがどのような種類のメッセージなのか分かるできるようになりました。

次に、これらのメッセージに対しては他のスパムを特定したメッセージと違い、ウェブマスターツール(https://google.com/webmasters/)上で、イエローフラッグのマークを付けないようにしました。これは取られたアクションが極めて限定的なものであり、サイト管理者のアクションが必ずしも必要でないことを意味します。

改めて皆様のフィードバックに感謝すると共に、今後ともサイト管理者の方にとって有益かつ行動に移せる情報を提供していきたいと思っています。

まだ具体的にどのようなメッセージなのか確認していませんが、とりあえずイエローフラッグが付いているかどうかで簡単にサイト自体がスパム認定されたのか、一部のリンクが不自然と判断されたのか、は一目瞭然で判断できるようになったようですね。警告メッセージを受け取った方は早速ウェブマスターツールにログインしてみてください!

残念ながらイエローフラッグだった場合には通常の対応策及び再申請手続きを行っていただければと思います。再申請に対する対応の遅さが一部ウェブマスターの間で不満になっているようですが(正直、私もそうですが、多分相当数のリクエストが来ていると思いますので、、、信じて我慢しています)、最近以前より早くなっているという話もちらほら聞きますし、Googleも今回の対応見ても最大限努力しているとは思いますので、諦めずに頑張りましょう。もちろんセーフだった場合にも、そこで安心するだけでなく、リンクプロフィールを見直す良い機会と考え、不自然なリンクは可能な範囲で削除していった方が確実とは思います。

予想以上に早い変更で素直に驚きました。フィードバックというか、余りに大量の問い合わせがGoogleに来て急きょ変更を行ったのでしょうか。。。これで多くのウェブマスターの睡眠時間は少しは確保されたかとは思いますが、今後とも追加情報あれば紹介していきたいと思います。 — SEO Japan [G+]

【追加 2012/07/23 21:52 】上記のコメント、「日曜日に変更ということは、それ以前に配信されたメッセージに対してはどうなのかな?メールじゃなくてウェブマスターツールズ内のメッセージだし、そっちにも適用されてるよな。」と勝手に判断(SEOじゃ禁物!)していましたが、ダニー・サリバンの記事にマット・カッツが上記のGoogle+の発言後、わざわざサリバンの記事にコメントを書いているのですが、それを読むとこんなことをいっているのです。

An engineer worked over the weekend and starting with the messages that we sent out on Sunday
(skip)
We also changed the UI in the webmaster console to remove the yellow caution sign for these newer messages.

エンジニアが週末作業し、日曜日以降、配信したメッセージから、、
(skip)
ウェブマスターツールズのUIを変更して、これらの新しいメッセージにはイエローフラッグをつけないようにした。

これを読むと、やっぱり金曜土曜に配信されたメッセージはどうなんだ?という疑問が湧きますよね。早速同様の質問がコメントでついていますし。。。急ぎの対応でコメント足らずの点はあると思いますが、この点は限りなく明確にしてほしいです。今回のアップデートに関するコメント、今後さらなる混乱を巻き起こすと思いますし、多分再度マット・カッツからフォローがあると思いますので、また紹介したいと思います。

【追加 2012/07/24 6:30 】上記追記の件、サーチエンジンランドのコメントを見ていると、先週の一斉配信警告メッセージが不自然リンクの指摘だけだったサイトの場合は、イエローフラッグがついていない新しいメッセージが送信されているようです。先週警告メッセージを受け取った方は、ウェブマスターツールズで新着メッセージが(イエローフラッグでない)届いているかご確認ください。メッセージの現物(英語版)はこちらで確認できます。

またマット・カッツのツイートによると不自然リンクの指摘だけだったにも関わらず先週送られてしまった通常のペナルティ認定と共通のメッセージを削除できるか検討中のようですが対応には時間がかかるかもしれないとのことです。とりあえず最新のメッセージに注目し、イエローフラッグのみの不自然リンク指摘のメッセージが届いていれば、ペナルティ認定は受けていないと考えて良いかと思います。

しかし、、、フィードバックを受けての改変とは思いますが、そもそも不自然リンクの指摘のみのメッセージを送信する意味があるのでしょうか 汗 完全に無視するわけにもいかないでしょうし、ネガティブSEO(というか、単なるウェブマスターへの嫌がらせ)的な行為もできてしまいますよね。かといって不自然リンクメッセージを配信する条件を細かく開示するわけにもいかないでしょうし、今後も色々と議論を呼びそうな予感です。 — SEO Japan
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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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