Googleによる過去最大の警告メッセージ配信に関してマット・カッツがコメント

渡辺さんの記事にもありましたが、昨日、大量の警告メールがGoogleから送信され、世界中のウェブマスターが大パニックになっています。SEO Japanでも状況確認中ですが、実際に日本でも多数の警告メールが確認されているようです。そんな最中、マット・カッツが早速コメントを出していましたので紹介します。 — SEO Japan

まずマット・カッツの発言はこちらになります。

If you received a message yesterday about unnatural links to your site, don’t panic. In the past, these messages were sent when we took action on a site as a whole. Yesterday, we took another step towards more transparency and began sending messages when we distrust some individual links to a site. While it’s possible for this to indicate potential spammy activity by the site, it can also have innocent reasons. For example, we may take this kind of targeted action to distrust hacked links pointing to an innocent site. The innocent site will get the message as we move towards more transparency, but it’s not necessarily something that you automatically need to worry about.

If we’ve taken more severe action on your site, you’ll likely notice a drop in search traffic, which you can see in the “Search queries” feature Webmaster Tools for example. As always, if you believe you have been affected by a manual spam action and your site no longer violates the Webmaster Guidelines, go ahead and file a reconsideration request. It’ll take some time for us to process the request, but you will receive a followup message confirming when we’ve processed it.

ざっくりで恐縮ですが下記に日本語訳を。

もしあなたが昨日不自然なリンクに関するメッセージを受け取ったとしてもパニックになる必要はない。これまで同様のメッセージは私たちが、そのサイト全体に対してアクションを起こした時(註:つまりサイトの外部リンクをスパム認定したということ)に送信していた。昨日、私たちはさらなる透明性に向けてもう一歩足を踏み出し、サイトに張られている幾つかのリンクが不自然と考えた場合でもメッセージを送り始めた。これはそのサイトがスパム的な行為を行っている可能性を示しているが、無実の場合も考えられる。例えば、無実のサイトに悪意の疑いがあるリンクが張られている場合に送られることもあるかもしれない。無実のサイトであっても、私たちの透明性への努力の過程でメッセージを受け取ることもあるということであり、あなたがメッセージを受け取ったからといって何か心配することがあるということをそのまま意味するものではない。

もし私たちがあなたのサイトにさらなるアクションを取る場合には、あなたのサイトの検索エンジン経由のトラフィックが自然に下がるだろうし、ウェブマスターツールズの検索クエリーでも確認できるだろう。もしもあなたがこうした手動のスパム認定を受けた場合は、通常通り、ウェブマスターガイドラインに違反しない状態にサイトを改善した上で再申請リクエストを出してほしい。リクエストをプロセスするのに少し時間がかかるかもしれないが、私たちが内容確信した時点でフォローのメッセージを送信する。

当初はスパム認定フィルターをさらに厳しくしたのか?と思っていましたが、どうやらサイト全体をスパム認定せずとも、幾つかの「不自然なリンク」、いわゆるSEO目的のリンクがあるだけでも警告メッセージを送信し始めたようですね。

警告メッセージ受信、イコール、サイトがスパム認定されたので時間の問題で順位下落が確実、というわけではなさそうですが、もちろんこれまでの警告メッセージのようにスパム認定されている可能性もある(=時間の問題で順位が落ちる)、ということで安心はできません。

SEO目的でリンク構築を行ってきたサイトはGoogleが定義する「不自然なリンク」が質・量別として何らかの形で張られている場合が多いでしょうし、取り急ぎ警告メッセージを受け取った方は削除できる「不自然なリンク」は削除していった方が確実でしょう。

と、正論的にはそうなるのですが、「不自然なリンク」を削除することでそれまでその影響で上がっていた順位が下がる可能性もあるわけですから、「スパム認定されていない警告メッセージだったにも関わらず、真面目に外せるリンクを全て外した結果、結局順位が下がって検索経由のトラフィックも落ちてしまった」という本末転倒的な状況になる可能性もあるのが悩ましくもあり。

現時点でGoogleがこの「不自然なリンク」をどこまで対象としているのかは確かではありませんし、現実問題スパム認定されるかどうかはサイト全体のリンクプロフィールから判断されるものでしょうし、この辺の判断は中々に難しいところもありますが、やはり全てとはいわずとも余りに不自然なリンクは削除していくのが確実でしょう。マット・カッツは透明性と発言していますが、今回の警告メールもSEO目的の不自然なリンク施策に対するより厳しい姿勢を示している行動の一環ともいえますし、今後Googleが「不自然なリンク」に対する態度を緩和化するということは絶対になさそうです。

検索経由のトラフィックを増やすためのリンク施策は今後も重要とは思いますが、「自然なリンク」を獲得できる手法に移っていくべき時代に来ていることは間違いありません。

今回の警告メッセージ大量配信、Googleの意図も態度も理解できますが、「透明性」を強調するのであれば、せめてスパム認定されているサイトとそうでないサイトを分けた透明性あるメッセージを配信してほしかったと思うのは私だけでしょうか。ま、それだと、スパム認定されたサイトしかリンク削除の対応をしなくなりますし。本当はメールの種類もブラック(スパム認定)・グレー(今後スパム認定の可能性あり)・ホワイト(大丈夫だが不自然なリンクあり)の3段階位に分けてもらえると嬉しいのですが。。。なんて悩みはSEO業者の都合ですね。2012年後半のSEO業界、激動の日々はまだまだ続きそうです。

【追加情報 2012/07/23】Googleが試用を変更し、スパム認定か不自然リンクの指摘のみかを区別できるようにしたそうです。

— SEO Japan [G+]

Page Top

投稿ナビゲーション