Wayback Machineに新機能「Changes」が追加。コンテンツの追加と削除の差分が比較可能に

Wayback Machineは、任意のURLにおける過去のWebページを閲覧できるツールです。

今回、Wayback Machineに過去のコンテンツの変更を比較・分析できる新機能「Changes」が追加されました。これはSEOやサイト改善を行うWeb担当者にとって、有用な機能となりそうです。

新機能「Changes」、その概要をご紹介します。

Wayback Machineの新機能「Changes」では、同じURLを異なる日付で比較し、変更・追加、または削除されたコンテンツを確認できる

Wayback Machineは、特定のURLにおけるコンテンツの変更履歴を、ユーザーが識別しやすくするために設計された「Changes」という名前の新しい機能のベータ版を追加した。「Changes」はコンテンツの追加と削除を黄色と青色で強調表示する。

「Changes」の使い方

Wayback Machineにアクセスして、特定のURLを入力した後、Enterを押す。

SEO Japanの例

次に、URLボックスの下にある「Changes」ボタンをクリックすると、カレンダービューがロードされる。そこで、Wayback Machineが撮った2つのスクリーンショットを比較することができる。

(SEO Japanの例。黄色が削除、青色が追加を示す。記事が更新されて過去の記事が2ページ目以降に行くと、削除された扱いとなるようです。)

インターフェイス

以下は、比較したい2つのスクリーンショットを選択した時のインターフェイスの画像である。

※黄色が「コンテンツの削除」、青が「コンテンツの追加」。緑になっている箇所は、コンテンツの削除と追加が同時に行われたことを示している。

現在、Changesはベータ版である

現在、「Changes」はベータ版であり、十分な機能があるとはいえない。

コンテンツの削除は黄色で強調表示され、コンテンツの追加は青色で強調表示される。

なお、現段階で、このツールは正しく機能していないため、正確性や安定性に欠けることがある。

Changesはどのような用途に有用か

「Changes」は、SEO担当者が以下のような目的で使用する上で、優れたツールである。

  • 新規ドメインの調査
  • 新規クライアントのサイト履歴の分析
  • リンク分析
  • コンテンツ分析

サイラス・シェパードは自身のTwitterで以下のように述べた。

もし、サイト変更を診断・追跡するためにWayback Machineを使用したことがあるのであれば、あなたにとって、Changesの追加は素晴らしいアップグレードになるだろう

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Wayback Machine adds ‘changes’ feature」を翻訳した内容です。

Wayback Machineの新機能「Changes」の概要をご紹介しました。

コンテンツの追加や削除を視覚的に確認できるのは、とてもありがたいですね。Changesはまだベータ版とのことですが、今後より使いやすくなっていくことでしょう。

サイト改善において、「自社やクライアントのサイトがどのように変更されてきたのか」を把握することは非常に重要です。ぜひサイト改善に役立ててみてはいかがでしょうか。


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