CMW 2014-コンテンツマーケティングのためのソフトウェアの選び方

コンテンツマーケティングの需要と作業量が高まっている現状ですが、それを解決するためのベンダー数も増えているようです。数あるベンダーの中から自社にピッタリのベンダーを探すことは、大きな判断が求められますね。このセッションでは、既存のシステムとの統合も加え、コンテンツマーケティング用のソフトウェアを導入する際のアドバイスを提供しています。– SEO Japan

原題:The Content Marketing Software Landscape: Marketer Needs & Vendor Solutions
Speaker:Rebecca Lieb(Industry Analyst, Altimeter Group)

コンテンツマーケティングは非常に複雑になってきている
新しいツールやチャネルが毎日のようにできているし、ベンダーの数は非常に多い。スーパーマケットに訪れる客がそれぞれ肉、魚、野菜、を買うように、クライアントのニーズは異なる。調査によると、70%のマーケターが一貫したコンテンツマーケティングの戦略を立てられていない。

マーケットを複雑にしているトレンド
作ることへのプレッシャーは高まるばかり。その上で、今どこにいるか、これからどこに行くべきかの戦略が欠けている。また、コンテンツマーケターは単純にマーケットのデータだけを統合するだけでは不十分であるが、ファイナンスなどのソフトウェア、CRMなど企業全体のデータの統合ができていない。

多くのソリューションが存在している
個々のソリューションがコンテンツマーケティングにおける個々の問題のソリューションにフォーカスしている。統合は難しく、時間がかかる。現状、すべてをまかなうソフトウェアは存在しない。そのため、トータルで問題を解決するためには、いくつかのソリューションをコラボレートする必要がある。こうした技術的な決定は、実際に自分が使用するケースを想定することから始めるべき。

コンテンツマーケティングツールを決定するための3つのステップ
1.コンテンツマーケティングのためのツールを実際に使用するケースを想定する。
2.統合と今後の進化に関するプランを立てる。
3.実際に使用するケースを基に、ベンダーの特定と優先順位を決定する。

それぞれのステップの詳細はこれから説明する。

1.コンテンツマーケティングのためのツールを実際に使用するケースを想定する。

ツールを決定する上で考えるべき3つの課題
1.コンテンツ作成
どのようにしたらより多く、早く、コンテンツを作成することができるか。また、コンテンツ作成のためのアイデアを、どこで手に入れることができるか?

2.コンテンツ精査
何をトラッキングするべきか。その理由は何か。また、コンテンツマーケティングにより精通するためには、どうすればよいか。

3.コンテンツの運営
リアルタイムのオペレーションはどのように行うべきか?成果を測定するためにはどうすればよいか。

上記の課題をもう少し詳しく見てみよう。

1.コンテンツ作成
あなたの会社では、複数のチャネル用に高品質なコンテンツを定期的に作成するという課題を持っているだろうか?この場合は、コンテンツマーケティングにおける、基本的な問題を解決しなければならない。つまり、効果的、かつ、大規模にコンテンツを作成する必要があるという問題だ。

2.コンテンツ精査
あなたの会社では、コンテンツ作成の過程に問題を抱えていないだろうか?この課題が解決されれば、個々の役割は幅広くなり、企業レベルで知見が高まり、最適化が加速するだろう。戦略的にデータを用いる部分が重要になる。対象は、分析、監査、オーディエンスの特定、ペルソナの作成、チャネルの特定、コンテンツの再利用などになる。

3.コンテンツの運営
あなたの会社では、企業全体でのコンテンツの戦略を体系化し、全体に共有することを課題としていないだろうか?この場合は、コンプライアンスを保ちつつ、チャネル・メディア間を横断した、大規模なレベルでのコンテンツ作成の能力が求めれれる。

異なる要求をまとめる
コンテンツマーケティングに関わる全ての人、エンドユーザーからの要求をワークフローに落としこむ作業が必要。作業によっては担当者によって許可が必要な場合もある。

2.統合と今後の進化に関するプランを立てる。

統合のプランニング
使用する人々、プロセス、プラットフォームの全てを満たしているツールがあると答えたのはたったの10%。

統合の対象
1.システムとの統合
CMRなど、すでに使用しているシステムとの統合。

2.組織との統合
組織内部のコミュニケーションやネットワークとの統合。

3.プロセスとの統合
ワークフローが組み込まれるため、外部のパートナーのものも含まれる。

課題のある箇所と解決できるツールをマトリックスに
縦軸に解決するべきトピックを並べ、横軸に解決できるツールを並べる。必要のないトピック、解決できないツールには×を記載し、どのツールが最適化を決定する。

3.実際に使用するケースを基に、ベンダーの特定と優先順位を決定する。

基本となる考え
ツールのために、あなたの活動を改良することはできない。あなたは、あなたの活動に沿って、ツールを並べなければならない。

判定基準
使用するケースとそれぞれのサブカテゴリの優先順位を理解する。また、優先的に統合すべき部分を特定する。それらのニーズをチェックリストにし、優先順位を決定する手助けにする。

ベンダーの優先順位の決定
こちらの優先順位を満たすことができるベンダーを特定する。このリストは短いリストにするべき。大体3-4つが望ましい。全体の解決と各ポイントでの解決で区別すると分けやすい。それぞれのベンダーの名前と解決できる領域をグラフにして◯☓をつける。

ツールを使用する上でのアドバイス
1.スタッフを教育する
コンテンツ戦略の内容をスタッフに理解してもらうことで、ツールの使用率が上がる。

2.余剰を避ける
複数のツールが同一の機能を持っている状態はなるべく避ける。また、ツールセットの中には全く使わないものも含まれるため、注意する。

3.スピードのために構築する
リアルタイムのマーケティングではスピードが何よりも求められる。コンテンツの提供スピードを早めることができるツールを考慮に入れる。

4.サポートを考慮に入れる
ITに対する知識がないスタッフも多い。彼らにサポートをできる体制を用意しておく。

5.将来を視野に入れる
今は必要ないとしても、今後必要となる機能はなにか?モバイル、ローカライゼーション、ウェアラブル、ネイティブアドなどへの対応を検討。そのために、テクノロジーの情報は積極的に手に入れるべき。

どちらかと言えば、大企業向けのセッションだと感じましたが、ソフトウェア選びにも労力が必要ですね。しかし、しっかりとした戦略を作ることは、コンテンツマーケティングにとっても必要とされることなので、十分に検討する必要がありそうです。スポンサーブースにはSAPやOracle も参加していましたが、こうしたベンダーからのコンテンツマーケティングへの注目も高まっていると言えるでしょう。– SEO Japan