ソーシャルグッドを真に”ソーシャル化”する方法

ネットやソーシャルメディアを使った気軽なチャリティ活動が日本でも行われるようになり、「ソーシャルグッド」というバズワードも大分広まってきた感のある最近です。とはいっても、海外と比べると活動規模・寄付金額共にまだまだ差があるとは思いますし、これからどこまで普及していけるか大事な時期でしょうか。今回は米国でソーシャルグッドの最前線で活動する筆者が、言葉だけが独り歩きしている感もある「ソーシャルグッド」という言葉の意味を改めて理解しようという記事を書いていたので紹介したいと思います。 — SEO Japan

ゲスト投稿:Harrison Kratzは、ノースカロライナ大学の新しいオンラインMBA学位取得プログラム、MBA@UNCのコミュニティ・マネージャーである。Harrisonは、グローバルなソーシャルグッドキャンペーンTweet Driveの発起人として、自らの起業家ルーツに忠実だ。

ソーシャルメディアにあるものは何でもそうであるように、進化の必要性はかなり早く激しくやって来る。何度となく、私たちは最新トレンドや話題の言葉やツールに夢中になり、他の何かが登場するまで、あるいは、もはやそのトピックが輝かしいものでなくなったり、それがさえなくなるまで、それに狂ったように集中する。“ソーシャル起業家”である私は、ソーシャルグッドがその飽和した状態に近づいていることを心配している。

ソーシャルグッドの傘下の異なる大義と支持者の話を全て聞くのは刺激的だが、私たちはソーシャルグッドの意味を勘違いしていることが多いと感じる。全てのことは良い精神を保ち、善意が欠けていることはめったにないのだが、私は、解決されるべきいくつかの問題と、ソーシャルグッドを健全な道に保って世界中だけでなくソーシャルメディアの雰囲気全体にわたるポジティブな変化の機動力であり続けるソリューションがあると考える。

ソーシャルグッドは、単なるTwitterキャンペーンではない

確かに、Twitterキャンペーンは世界中の大義のために何百万ドルもの資金を集めてきたし、今後もそれは続くだろう。しかし、ソーシャルグッドキャンペーンとは、“ハッシュタグを付けてツイートするたびに、誰々が1ドルを寄付する”というもの以上のことなのだ。

ソーシャルグッドとは、単にお金を集めることに加えて、ある大義や議題の量そして質を高めること(ソーシャルインパクト)が目的なのだ。

確かに、ツイートという形で人々に寄付してもらうことは素晴らしいが、私たちはこれまでとは全く違った観念で考え始め、Jayが言うようにソーシャルを持つだけでなくその大義を通してずっとソーシャルになるためには、私たちがこれらのツールをどう使うことができるのかを理解する必要がある。

ソーシャルグッドはオンラインにとどまらない

私は、世界中のソーシャルメディアコミュニティを呼び集めて休暇シーズンの期間に子供のためにおもちゃを集めるソーシャルグッドキャンペーン、Tweet Driveを設立した。2010年にこれを始めた時、私は全てがTwitterを介してなされ、私たちのオンラインプレゼンスが成功の尺度となるようなキャンペーンを想定していた。

後に4,000個以上のおもちゃが集まると、私は、このソーシャルグッドキャンペーンにおけるソーシャルは、本当はTwitterやFacebookを意味していたのではないことに気が付いた。それは、現実の世界の人々を呼び集めて、彼らのソーシャルコミュニティに出会い、休暇期間中に還元することに参加することを意味していた。

確かに私たちはオンラインから始めたかもしれないが、影響を与えるため、ソーシャルであるとはどういうことなのかを理解するためには、自分たちの成功はフォロワー数で測定するのではなく、私たちがこれらのツールを介して与える影響で測定するのだということを理解しなければならない。

ソーシャルグッドは簡単なチャリティ活動ではない

大部分の人は、ソーシャルグッドとはデジタル界におけるチャリティ活動であると考える。私はそうは思わない。ソーシャルグッドとは、自分を取り囲む環境にプラスの影響を作り出すためにソーシャルメディアとソーシャルに焦点を合わせたコミュニティを使用するプロセスである。いうなれば、デジタルを通して恩送りすることだ。

これは、若い社会人や学生を導くことにもなる。私のMBA@UNCでの経験から、それは、教育を受ける方法を変えることもできるのだ。ソーシャルグッドは、ソーシャルメディアツールとボイスを使って問題を解決したり他の人の人生を改善したりすることで空虚さを埋めているのだ。―それは一般的な慈善活動よりもずっと遠くまで拡大する。

ソーシャルグッドをバズワード以上のものに導く

ソーシャルグッドは、バズワード以上になって私たちの日常生活の主力になることができるか、永続的なアイディアというよりも単なるデジタルトレンドにとどまりバズワードのままで居続けて勢いを失うかの大きな転換点にある。それは、私たちにかかっている。ソーシャルグッドが進化し続けてオンラインとオフラインの両方でソーシャルコミュニティを1つにすることを確かにするために、自分のブランドとビジネスを通してソーシャルになる時、私たちが毎日使用するコンセプトにソーシャルグッドを進化させるのだ。


この記事は、Convince & Convertに掲載された「Putting the Social in Social Good」を翻訳した内容です。

私自身も「ソーシャルグッド = ソーシャルメディアを活用した社会貢献活動」レベルの理解でもあったのですが、太字で書いてあった部分は読んでどれも「なるほど」と考えさせられる文章が多かったです。筆者によると米国でさえバズワードレベルを抜け出せていないというソーシャルグッド、さて日本では今後どこまでどのように普及していくのでしょうか。 — SEO Japan
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