2012年、SEOとソーシャルメディア戦略の行方を探る

ソーシャルメディアの普及に伴い、検索結果へのソーシャルメディアの影響がいわれるようになり、SEO Japanでも昨年末、話題となった記事も紹介しました。さてあれから1年、SEOとソーシャルメディアの関係に変化はあったのでしょうか?そして2012年に取るべき対策とは?再びサーチエンジンランドからSEOとソーシャルメディアの未来を占う記事を。 — SEO Japan

インターネットマーケティングは、常に変化している。流れに乗り遅れまいと苦戦する組織、そして、どのようなイニシアチブに投資するべきか、そして、どのようなイニシアチブが資金の無駄遣いになってしまうかが分かっていない組織はこの点を重く受け止めるべきである。

多くの企業が、SEOに投資するべきか、それとも、ソーシャルメディアに投資するべきかの判断に迷っている。これは大きな難問の一つである。

両方に投資するべきだろうか?SEOだけに投資するべきだろうか?それともSEOは消えようとしており、ソーシャルメディアに焦点を絞るべきなのだろうか?今回のコラムでは、この難題を解決したいと思う。

発見 vs. オンデマンド

先日私はダニー・サリバン氏にインタビューする幸運に恵まれた。私達はソーシャルメディアと検索の間のバランスについて少しの間会話を交わした。同氏は親切にも検索に関連するソーシャルメディアの価値を次のように分類してくれた:

「私は検索には“発見”と言う従兄がいると思っている。発見は、必ずしも知りたかった、もしくは知る必要があるわけではなかったものの、知ってよかったと思えることをユーザーに示す。ソーシャルは“発見”の提供に長けているのだと私は考えている。」

サリバン氏の考えは、私の個人的な見解と一致している。私はRSSフィードリーダーに遅れずについていくことが出来ず、また、最新の情報を把握する取り組みを苦手としていた。

しかし、ツイッター、そして、現在はグーグル+を積極的に利用するになるにつれ、以前と比べると、最新の情報を把握していることに気づくようになった。このようなソーシャルサイトのおかげで、最新のニュースに遅れずに済むようになった。リーダーで1週間は目にしないであろうニュース、そして、リーダーには全く登場しないようなコンテンツに晒されているためだ。

それでは、検索はどこにフィットするのだろうか?この点に関するインタビューでサリバン氏が述べた見解を以下に掲載しよう:

「家で配水管が壊れたら、フェイスブックにアクセスして友達に誰を呼べばいいのか尋ねるのか、あるいは、グーグルにアクセスして配管業者を検索するのか?普通は(グーグルにアクセスして)配管業者を検索するだろう。これは要望に応じたニーズなのだ。

一方、歯医者に行きたいものの、それほど深刻ではないなら、お勧めの歯科医を知りたくなるだろう。この際、友達に尋ねる行為はとても強力である。検索エンジンが推薦を統合する仕組みは、次の大きなステップと言えるだろう。」

また、私はソーシャルでは満たされないものの、検索なら満たすことが出来るニーズは他にもあると考えている。例えば、オンデマンドのニーズではないものの、友達が答え、または正確な答えを知らないような何かを調べる際、私なら検索に向かう。

友達が行動を起こす際に手を貸してくれるものの、同時にさらに徹底的に調べるために検索を利用するシナリオも考えられる。両者の間には相互的な作用が数多く存在するのではないだろうか。

検索エンジンに対するソーシャルシグナル

このトピックは多くのライターが取り上げているので、ここで詳しく説明するつもりはない。しかし、ソーシャルメディアのアクティビティが検索エンジンによって注視され、ランキングのシグナルとして利用されている点を忘れないでもらいたい。2010年の12月、ダニー・サリバン氏がこの点を確認していた(日本語)。

ソーシャルシグナルは進化しており、そして、今後も進化を続けるが、検索エンジンがどのウェブ上のコンテンツが最も重要なのかを特定する上で役に立つ、データの豊かなソースこそがソーシャルシグナルである。

SEOとソーシャルメディアの間の正しいバランスとは

大企業クラスの組織の大半が双方の領域で積極的に行動する必要があるとは私には思えない。双方のソースから得られるトラフィックはとても多い。B2Bの組織のアプローチの方法は、B2Cの組織のアプローチの方法とは大きく異なる可能性があるが、どちらのケースにおいてもニーズは存在するはずだ。

双方に同程度の投資をするべきだろうか?組織によっては、それが正しい答えなのかもしれない。現時点では、双方に同じように投資するべきだと私は思う。90%を片方に、10%を残りに投資するのは得策とは言えない。このような割り振りをしてしまうと、多くの機会を見逃してしまう。

ソーシャルな紹介および非ブランドの自然な検索の紹介は、共に新しい顧客を企業にもたらす。B2Bであれ、B2Cであれ、ソーシャルネットワークでの強力な推薦、または自然な検索クエリでの発見は、新たなビジネスをユーザーに紹介する効果がある。

徹底的に追求する

最も重要なポイントは、双方の戦略が相互につながることだ。ソーシャル戦略とSEO戦略を独立して実践する状況は避けておきたい。この2つの領域には多くのつながりがあるため、分け隔てる判断は間違っている。

例えば、私は先日グーグルのティファニー・オベロイ氏にインタビューを行った。 このインタビューは181回ツイートされた。マット・カッツ氏もその一人であった。その結果、181本のツイート、39の+1、そして、166本のリンクを獲得した(2010年8月7日の時点で)。これは当該のサイトの記事としては大きな成功の一つに数えられる。また、ページビューは5000を超えていた。その大半はソーシャルメディアによってもたらされていた(今までのところ)が、獲得したリンクによってSEO戦略にも勢いをもたらすだろう。

それでは、どんな影響が検索に出るのだろうか?以下に「reconsideration requests」と言う検索用語のサイトの格付け画面を掲載する。

関連性の高いトラフィックをソーシャルメディアから大量に獲得するだけでなく、関連性の高い検索フレーズに対して、継続的にトラフィックをもたらす効果もある。このランキングは比較的新しいが、既に若干のトラフィックを送り始めており、ビジター一人当たりの平均のページビューは4ページを超えている。没頭していると言っても過言ではない

ソーシャル戦略が企業の価値提案と緊密なつながりを持つ、このようなタイプの純粋なサークルを構築したいところだ。そうすることで、重要なトラフィックをソーシャルメディアから呼び込み、そして、SEOの戦略に勢いを与えることが可能な適切なつながりを得ることが出来るだろう。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「SS Enterprise: Venturing Into SEO And Social Media Strategies」を翻訳した内容です。

特別なことが書いてあったわけではありませんが、基本がバランス良くまとまった記事でした。SEOとソーシャルメディアへの予算や労力のバランスは2つを別モノとして考える軸とは別に、記事にもあるような相互作用、相乗効果を考慮して考えることが今後はますます大切になってくると思います。とはいえ何も大袈裟なことをいっているわけではなく、SEOを考える・実施する際はソーシャルメディア上での波及効果も少し念頭におき、ソーシャルメディアマーケティングを行う時はSEO効果も少し考えておく、例えば拡散させたい記事のタイトルやページの内部最適化はきちんとやっておく、そんなことを積み重ねていくことで中長期的にSEOにもソーシャルメディアにも強いサイトができあがっていくのではと思います。 — SEO Japan

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