PCの検索量はピークに達した可能性あり

世界的な不況が続いているといえども、着実に成長してきたのがインターネット広告業界。インターネット人口の増加はもちろん、他のチャンネルより効果があると、企業の広告予算が移動する形でその恩恵にあずかってきたわけですが、その中でも成長の筆頭格だったのがアドワーズに代表される検索連動型広告。元々「検索の上限が市場の上限」なことは分かっていたわけですがそれでも検索量自体も増え続けてきたこの市場、それがついにピークを迎えたかもしれない、という気になる記事をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

昨日、コムスコアが11月の検索マーケットシェアのデータを公開した。分布とトレンドは過去数ヶ月とほとんど同じである – グーグルは安定し、ビングは若干シェアを増やし、ヤフー!は若干シェアを減らしていた(減らしたシェアのほとんどはビングに流れている)。その他の検索エンジンにおいては、若干増減が見られた。

コムスコアは、11月においては、「検索の69.4%はグーグルの自然な結果を返す一方、25.4%はビングを経由していた(0.4%上昇)」と指摘している。そのため、明らかに検索のマーケットは、グーグルとビングによる“複占”が成立している。

検索マーケットのシェアは、フェイスブックがより分かりやすい形で検索に参入しない限り(または参入するまでは)、話題性に欠ける。それよりも、PCの検索クエリの量がピークに達したかどうかの方が、興味深く、また、今考えるべき話題であるように思える。

また、コムスコアのデータによると、検索クエリの総数が10月から11月にかけて減少している。これは昨年と同じ傾向である。

2011年10月の時点では、「明確なコアの検索クリの数」は180億7000万あった。この数値と比べ、2012年の11月のクエリの数は10億以上少ない。

過去のデータを慎重に調べなければ、検索量の増加がピークを迎えたと言い切ることは出来ないだろう。しかし、やはりピークに達しているように見える。タブレットが「PC」の検索クエリを若干増やす可能性があるが、確証はない。

スマートフォンベースのクエリおよび検索が、PCによる検索を共食いしている可能性がある。例えば、コムスコアは、公開には踏み切っていないものの、グーグルのマップベースのクエリにおいては、PCの検索をモバイル検索が上回っている点を示すデータを持っている。事実、コムスコアは、PCベースの地図検索はPCベースの地図検索が徐々に減り、モバイルに流れていると指摘している:

過去半年間だけを見ても、コムスコアのモバイルメトリクスでは、マップのウェブサイトおよびアプリにアクセスするスマートフォンのユーザーのユニークビジターの人数は、24%増加しており、9200万人に達している – スマートフォンのユーザーにおける月間の普及率は83%に及ぶ . . .

5大検索エンジンでのマップ/ナビゲーションを求める検索は、過去15ヵ月間で34%減少し、7480万から8月には4950万に減っている。コムスコアのサーチプランナーのデータを見ると、マップ/ナビゲーションを提供するサイトへの検索クリックはさらに急激に減少しており、8月には5520万回に減っている(-41%)。

この点からも、アンドロイドに加え、iPhoneで大きな存在感を示すことが、グーグルにとって重要だと言えるだろう。しかし、PCの検索が本当にピークに達したなら、グーグル、そして、恐らくオンライン広告の収益全体にとって、大きな影響を与えるはずだ。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「November ComScore Data Suggest PC Search Volume May Have Peaked」を翻訳した内容です。

いつか来ることは分かっていた話ではありますが、それでも「ついに来たか、、、」とこれまで市場の自然増加に売上成長を頼ってきたネット広告代理店には不安なニュースかもしれません。とはいえ、記事にもあるように同時進行でスマホを利用した検索は爆発的に増え続けているのもまた事実なわけで、今後はスマホ・モバイル検索市場の本格的な立ち上がり&それを舞台にした広告戦争が繰り広げられるのでしょうか。 — SEO Japan [G+]
Page Top

投稿ナビゲーション