洗練されすぎたスパムSEO業者の営業スパムメール

進化を続けるGoogleとSEO、いわゆる「スパムな皆さん」の数も減っていくのかな、と思いきや、話はそう簡単ではありません。SEOが進化すればスパマーも負けじと変化する、ということで、最近海外で流通している、多分スパムなサービスを提供している最新版SEO業者の洗練された営業メールサンプルをご覧あれ。 — SEO Japan

先週末も私のもとには海外のSEO業者から数十本のスパムメールが届いた。eメールがスパムフィルターを突破している場合、私はたまに内容を確かめるようにしている。

最近、このタイプのeメールの内容が改善されてきているように感じる。事実、素人には、母国語が英語ではない人物が文章を綴っている点、そして、eメールが大抵の場合Gメールから送られてきている点以外は特に気にならないレベルにまで達している。

下に掲載したeメールは、ドメインのオーソリティから、アンカーテキストの多様化、さらにはペンギンに捕まらないリンク戦略に至るまで、通常のSEO業者が言っているような内容である – 違いはこの業者を雇うと、確実にグーグルからペナルティを課される点である。

リンクを向けているサイトがペンギンに捕まっているために、ペンギンによってトラフィックが落ちると言う指摘は、興味深いが(そして、よくある)誤解である。ペンギンはリンクの価値を下げるのではなく、過剰にアグレッシブな最適化戦略に没頭しているサイトにペナルティを与えるだけであり、この指摘は誤っている。

さらに、この業者は、オープンサイトエクスプローラを使ってドメインのオーソリティを計測すると述べている。ドメインオーソリティ 15以上のサイトのリンクを構築しようとしているため、かなりオーソリティが低いと言う点を除けば、全く問題はない。

このようなeメールは無視し、確実に信頼することが出来る会社以外には仕事を任せるべきではない。グーグルが最近与えているペナルティの多くは、リンク構築を英国以外のスパムな業者にアウトソースすることによって生じているのだ。

はじめまして

グーグルは、パンダやペンギン等、検索エンジンのアルゴリズムのアップデートを頻繁に行っており、リンク構築の重要性はますます高まっています。しかし、弊社は効果的にオーソリティの高いリンクを構築する方法を活用し、リンク構築の結果を改善することが出来ます。

ウェブマスターツールのグラフでランキングやトラフィックが落ちている原因が、必ずしもペナルティであるとは限らず、むしろリンクの価値が軽視されていることの方が多いのです。

だからこそグーグルは、ペンギンはペナルティではなく、アルゴリズムの変更であり、このアルゴリズムが質の低いリンクや票を検知して、カウントしないための取り組みだと指摘するようになったのです。質の低いリンクや票を多く持つサイトを運営しているなら、正当なリンクの中に数本質の低いリンクが混じっているサイトよりも大きな影響を受けるでしょう。

「質の低いリンクを直すよりも、質の高いリンクを構築する取り組みに力を入れるべきです。最終的に、質の高いリンクの比率が高くなり、その見返りを受けられるからです。」

それでは、パンダおよびペンギンアップデートがリリースされたために、害をもたらす可能性があるスパム戦略を避けるリンク構築の基準を以下に挙げていきます。
– ドメインのオーソリティ
グーグルペンギンアップデートが行われた後、質の高いオーソリティを持つリンクを構築するため、弊社はリンクを張る対象の質の高いウェブサイトのデータベースを作成しました。サイトを加える際は、https://www.opensiteexplorer.org/でドメインのオーソリティをチェックしています。
– アンカーテキストの多様化
リンクに必要に応じてジャンクアンカーテキストを利用することも可能ですが、グーグルが行った最新のアップデートを考慮して、ジャンク/ユニバーサルアンカーテキスト、ネイキッドURL、そして、ブランド名を含むアンカーテキストを使ってリンクプロフィールを構築するべきです。

弊社はペンギンを考慮に入れたサービスを提供し、質の高いリンクをウェブサイトに獲得しています。全てのパッケージ製品は、https://www.opensiteexplorer.orgでドメインオーソリティが15を超えるサイトに投稿することを前提にしています。

それでは、ご興味があるようでしたら、このメールに返信して下さい。製品の価格をお伝えします。

前向きに検討して頂けることを願っております。

敬具
Thomas

この記事は、Branded 3に掲載された「SEO spammers are starting to sound credible」を翻訳した内容です。

まだまだ「リンク1000本で5万円!」などといった従来型のスパムメールが飛び交う日本と比べると英語圏のスパム系SEO業者は進化しているようです。メールの内容を見た限りでは、果たしてこの業者がスパムな会社なのかどうかは分からないような。。。あえて最初のメールで値段を書いていないのも高度な出会い系サイトのサクラみたいで微笑ましいです。ま、そもそもメールで営業をする業者、という時点で若干アウトな気がしなくもないですが、ここまでやるなら記事にもあるようにGmailで営業メールは止めてほしかったと思う私でした。 — SEO Japan [G+]

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