Facebookのビジネス活用 パート2 : EコマースからFコマースへ

公開日:2010/11/12

最終更新日:2024/02/29

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世界的にEコマース市場が伸び続けていることは疑いがありませんが、ブライアン・ソリスからFコマースという新しい言葉を。怪しげな新しいバズワードか?と思いきや、Facebookで完結するEコマースのことなんですね。FacebookだからFでいいのか。米国ではかなり普及し始めている様子のFコマース、今からチェックしておきたい!– SEO Japan

フェイスブックのファウンダーであり、CEOでもあるマーク・ザッカーバーグ氏は、フェイスブックを、人々が効率よく友達、家族、そして、同僚とコミュニケーションを取る上で役に立つソーシャルユーティリティと位置付けている。確かにフェイスブックは単なるソーシャルネットワークを超えている。ソーシャルユーティリティとして、フェイスブックは関係の原動力、コミュニケーションを取る仕組み、そして、発見、共有、および学習の仕組みに変化をもたらす。フェイスブックとソーシャルメディアは、情報の高速道路を改良し、情報が流れる仕組み、そして、人々がつながりを持つ仕組みを永遠に変えていく。世界は文字通り小さくなりつつあり、その結果、企業は焦点が集まる場所で注目を巡って競わなければならなくなる。さもなければ、デジタル・ダーウィン説、そして、交流するか死ぬかの概念は、恐らく現実のものになるだろう– まさに“去る者日々に疎し”と言えよう。

フェイスブックがソーシャルユーティリティなら、私たちはフェイスブックを使って、盛況なコミュニティと交流し、そして、育むことが出来るはずだ。コミュニティの住民は情報が自分達を見つけてもらえると期待している。企業の未来はソーシャルであり、そのソーシャルは、影響力を強めつつある、つながりを持つ新しいタイプの消費者を産んでいる。

プラットフォームとして、フェイスブックは、企業に存在を構築し、交流の構造を設計するよう勧めている。これが、知名度およびつながりにおいても力を伸ばすための新しい機会をもたらし、事業の次の章を決定し、そして、ソーシャル化していくのだ。この章で、共有、Like、コメント、そして、追加等のありふれた用語が、意義深い事業の接点および成果においてソーシャルな津波をもたらすのだ。

E-コマースからF-コマースへ

存在するだけでは不十分であり、人々との関係、そして、彼らが象徴する消費者主義の異なるグループを育むことが重要なのだ。

そのため、フェイスブックは5番目のP、すなわちPeopleをマーケティングミックスに統合する必要性を生じさせている。 そして、ソーシャルな消費者が台頭したため、フェイスブックとソーシャルメディアは新たな「C」をコミュニティの4つのCに加えた。それが、Commerceである。

私達はアルファベットを一文字ずつ前進しているようだが、「E」から「F」において、ソーシャルな消費者と交流し、活性化させるための重要なプラットフォームを提供するのがフェイスブックである。F-コマースとは、フェイスブックで同ネットワークを去ることなく、取引を実施する能力、もしくは、フェイスブックを従来型のサイトベースのeコマースのプラットフォームに統合することでオープングラフを活用する能力のことを指す。それよりも重要なことは、それぞれの取引をソーシャルグラフに関連させる点だ。取引が発生する度に、更新情報が連絡先のニュースフィードに配信される。これがソーシャルエフェクトのきっかけとなり、そして、最終的に時間の経過とともに印象および決定に影響を与える可能性がある。

例えば、リーバイスはFriends Store(フレンズ・ストア)を公式サイトに用意し、友達がLikeしたジーンズを紹介し、そして、自分が「Like」したジーンズも共有する仕組みを作っている。その結果、私達は影響を与え、そして、信頼している人物によって影響を与えられるピア・ツー・ピアの影響モデルが成立する。リーバイスは、フレンズ・ストアで私達が交流を行うと、それに応じてさらにストアに人々が集まって来ることを確信しているのだ。こうすることで、ウェブとソーシャルウェブ、そして、コンテンツと関係の間にかけ橋が確立し、私達を動かすオブジェクトがソーシャル化されていくのだ。

次にリーバイスはフェイスブック内部の体験を作り直す取り組みを行った。フェイスブック・タブを利用することで、洗練された、魅力的で、フル機能の店を導入する手段として、フレンズ・ストアをフェイスブックの内部で作成したのだ。ブランドがサイトのトラフィックを犠牲にする理由については様々な解釈がある。個人的には、ブランドを通常の消費者およびソーシャルな消費者にそれぞれ結びつける独特な接点に帰着すると考えている。ソーシャルな消費者においては、注目は非常に価値が高く、焦点が絞られている場所および時期においては、注目を得ることで、大きな利点がもたらされる。

1-800-Flowers.comは、ショッピングアウトレットをフェイスブック内部で運営しており、消費者はフェイスブックを去ることなくアレンジを閲覧したり、注文することが出来る。

今年の年始には、P&Gがパンテーンの店頭販売実験を行った。この実験では消費者はパンテーンが実際に店頭に並ぶ前に購入することが出来た。F-コマースをソーシャルな方程式に導入するだけでなく、 消費者が一貫してソーシャルメディアでブランドを「フォロー」および「Like」する理由の上位2つを満たしていた。それは、特別な製品へアクセスすること、そして、つながるメリットとしての見返り、または割引きを得ることである。

ALT-TAB

コンピューティングと同様に、「ALT TAB」キーを推すと、デスクトップで開いているウィンドウズが切り替わる。フェイスブックでは、タブはフェイスブックのカスタマイズ機能を解除する。店舗をフェイスブックのブランドページ内の目的地として配置させることも可能だが、タブを加えることで、別の交流の機会をもたらし、ソーシャルな消費者の異なる役割に訴えかけることが出来る。従来のウェブサイトと同じように、タブは特定の経験に対するソーシャルなウェブページである。そして、そのすべてがマーケティングやプロモーションに関連しているわけではない。

Likeをコンテンストやプロモーションを通じて増やすため、多く企業がタブを利用しているが、タブの効果は、想像力、創造性、そして、完成度に応じて制限される。それぞれのタブがランディングページの位置を推測することが出来る点は最も注目に値する。既存の「Like」か新しい「Like」、または両方を目指していようが、それぞれのブランドに対する最新のイニシアチブを視覚化することを意図している。つまり、ウォールに直接ユーザーを送りこむのではなく、タブを用いることで、ブランドのページを訪問する前に特定のコンテンツ、ストーリー、またはプログラムを表示するランディングページとして設定することが出来るのだ。

ダンキンドーナツが考案したフェイスブックでの存在は、様々な事業の目的を果たすために計画された。現在のランディングページは、「ダンキンドーナツコーヒーのファンによる究極のコンテスト」を宣伝している。

このタブの右に、ダンキンドーナツはエスプレッソの豆に息吹を与え、友達に送るメッセージをカスタマイズする行動を勧めるクリエイティブなアプリ、Mauriceを表示している。

顧客の支持および忠誠を促すため、ダンキンドーナツはDDPerksプログラム用のランディングページを配置している。繰り返すが、この実験はフェイスブックの内部で管理されている。このプログラムはダンキンドーナツが望めば拡大可能であり、消費者がダンキンドーナツのアカウントにフェイスブックでアクセスすることが可能な包括的なデータベースを含めることも出来る。

また、ダンキンドーナツがページの左側を利用して、今週のファンと題して顧客を評価している点も注目に値するだろう。優秀な顧客にスポットライトを当てる取り組みは、有益な共有および会話に火をつける、効果的なソーシャルスパークをもたらすだろう。

これは、フェイスブックが対応する構造化されたカスタマイズ機能の利用例の一つでしかない。タブのなかで最も軽視されているのは、FBML(フェイスブックマークアップラングエージ)が主要なパブリッシャーのウェブサイト分析コードをサポートしている点である。私はグーグルアナリティクスを使って、それぞれのページのアクティビティ、そして、ビジターが交流する仕組みおよびブランドページとの間の移動の状況を計測している。

フォードは、エクスプローラーの新しいモデルを従来の自動車ショーではなく、フェイスブックで独占的に発表し、新たなスタンダードを打ち立てた。 フェイスブックだけのために開発された、フォードのReveal(リビール)は、エクスプローラーの最新モデルの開発を支えた人々の話を紹介していた。カスタマイズ可能なタブが、この車種の発売におけるソーシャルな震源地としての役割を持ち、そして、1日中新しいコンテンツが投稿されていた。広告やウェブサイト等が全てフェイスブックに向かっていたため、会話、リアクション、そして、オンラインおよびオフラインの従来の口コミの口火を切るソーシャルエフェクトをもたらしていたのだ。フォードのソーシャルメディア部門の統括者は、リビールキャンペーンは、限られた予算であったのにも関わらず、範囲、存在、そして、行動において、スーパーボールを上回ったと述べている。

マディソン通りがカリフォルニア通りに移動

著名な専門家達の意見とは裏腹に、フェイスブックの広告は実は効果がある。事実、特定のソーシャルグラフを指定して、関連性を考慮してデザインし、積極的に管理すれば、フェイスブックの広告はずば抜けたパフォーマンスを発揮する。何に対しても言えることだが、参考にすることが出来るベストプラクティスは存在するものの、最終的には、接触を試みる人々、そして、彼らがクリックしたくなるアイテムを本質的に理解し、さらに、この点を人々が自らのエゴシステムで中心的な役割を持つネットワークの中で把握し、個人に特化させて、ソーシャルな仕掛けとしてのインセンチブを与える必要がある。ここで肝に銘じておいてもらいたい。現在Likeをしてくれている人々がすべてではない。それよりも、明日Likeしてくれる人々に接触することが大事なのだ。そしてこの取り組みは恒久的に行われる必要がある。

現在、私はあるクライアントのために様々な広告キャンペーンを実施している。このキャンペーンでは、ブランドページのそれぞれのページが、指定したコンテンツに対する興味、そして、それぞれのコンテンツに内在する経験を刺激する一連の広告からメリットがもたらされることになっている。このプログラムのために、私達は、パフォーマンスに応じて29個の魅力的なアイテムが一週間あるいは2週間おきに変わるキャンペーンを作成した。予算は限られているため、このプログラムの寿命はコンバージョンにかかっている。そのため、私はクリックしてLike(C2L)だけでなく、Likeしてアクション(L2A)のコンバージョンもモニタリングしている。各ページは、それぞれ異なるアクションを促すことを意図しており、経験のなかに組み込まれている。コンバージョンサイエンスを利用すると、広告および各タブを変更または強化して、パフォーマンスを改善することが出来る。

Likeと交流がソーシャルエフェクトの引き金を引く点を理解し、スターバックス等の企業はそのソーシャルなブランドページの活力および存在を改善するため、360度の戦略を採用している。

1. 様々なソーシャルな消費者の興味を引くユニークな経験を考案する

2. Like、交流、そして、アクションを増やすための宣伝を行う

3. Likeを獲得し、交流を育成し、そして、見返りを与える、活発な編集およびプログラミングのスケジュールを維持する

4. 交流する!

このレシピのおかげで、1600万以上のLikeを獲得し、ファンページリストによると、Likeされた回数が多いブランドの中で10位を獲得するほどスターバックスは躍進した。

ソーシャルウェブにおいて、ブランドは持ちつ持たれつの関係で成り立っている。注目、価値、そして、関係の間に橋を架けるのは、企業の仕事である。フェイスブックは、ソーシャルな消費者を効果的に結びつける活発なブランドのハブを設けるための強力なプラットフォームを提供している。沈黙はよくない。ウェブおよびソーシャルウェブの双方で積極的な存在感を示すことが成功の鍵である。オーディエンスは一人一人異なり、従来型の消費者もソーシャルな消費者もそれぞれ異なる経緯で刺激そして影響を与えられる。彼らの注意が集中した場合、それがいかなる経緯であっても、場所がどこであっても、彼らの注目、課題、そして、最終的に忠誠心および支持を獲得するのは私達の仕事である。問題は注目を得た後、その注目をどのように役立てるかである。


この記事は、Brian Solisに掲載された「The Business Guide to Facebook Part 2: From E-Commerce to F-Commerce」を翻訳した内容です。

こうやってみると既にFコマースを実践している企業が多いですねぇ。。。ユーザー目線でみるとSNS上でショッピング体験が簡潔できるというのは悪い話じゃないですし、普及は進む気がします。既にFコマース限定で自動車まで売られていたのには驚きでしたが 汗 もちろん単にコマース機能を提供すれば良いという話ではなく、後半のフォードやスタバの例にもあるように、ソーシャル性をどこまで活用できるかが重要そうですね。今後Facebook内の口コミだけで爆発的な大ヒットになるようなFコマース商品も増えそうです。しかしこの分野、Facebookもかなり重要視していると思われますし、Googleなど他サイトと(日本でいえばMixiもいずれ参入してくるのでしょうか)さらに激しいバトルが繰り広げられていきそうですね。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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