SMX West 2014-アミット・シンガルとダニー・サリバン、Googleの今後について語る。

ゲストスピーカーとしてGoogleからAmit Singhalが登場。Googleのアルゴリズムを誰よりも知っている人物が話すとあって、会場は開始時刻のずいぶん前から満員。多くの人が彼らの会話に注目しています。– SEO Japan


原題:A Conversation With Google Search Chief Amit Singhal

Speakers:
Amit Singhal, Google
Danny Sullivan,Search Engine Land (@dannysullivan)

Amit SinghalとDanny Sullivanが仲良く登場。Amitはセーターの上にMatt Cuttsの顔写真がプリントされたTシャツを着用して登場。会場は爆笑に。二人が着席した後に、今度はMatt Cuttsが登場。3人で写真を撮ったのち、トークが開始。(Mattは写真撮影後、退出)


動画
GoogleのCM。音声検索。Siriのような感じ。Google検索の様々な機能を紹介する内容。


(以下、二人の対談の翻訳です。Danny SullivanはD、Amit SinghalはAと省略します)

D:ハミングバードから始めようか。今までの検索を根底から変えるアップデートだ。
A:ハミングバードは全く新しい技術だ。私がGoogleに来てから様々な技術が生まれている。ナレッジグラフなどだね。

未来に備えて全てを変更する必要がある。今までの常識を全てだ。かつては、2つの単語をGoogleに入力し、10個のリンク(検索結果)を返すというのが常識だった。Googleは数年前にその常識を変えた。

モバイルの変化はさらに常識の変更を強制する。

ハミングバードは長いクエリの意図をくみ取る技術だが、これは全く新しい技術であるとともに、未来の検索の基本にもなる。

D:続けて。
A:ハミングバードはGoogleの基本を変えるものだ。なんというか、アップデートをビルに例えると、今までのアップデートは一つ階を追加したようなものだ。ハミングバードは全く新しい超高層ビルを建てたという感じかな。

D:Googleはクエリを概念としてとらえているのだろうか?文中にある”Obama”は大統領だと認識する?
A:最近特に発達させた分野だ。ナレッジグラフは文字ではなく、物事として理解する。

D:Googleはリンクを分析してきたけど、今はもっと複雑になっているはず。リンクは今でも重要?
A:明らかに重要だ。サイト全体を分析しているが、ユーザーが求めるアルゴリズムを構築することが我々の目的だ。

D:ソーシャルシグナルについて。FacebookやTwitterのシグナルは使用していないはずだけど、仮にとても多くのツイートされた記事が、ランキング上位になることはある?
A:今は使ってない。Twitterのデータにアクセスできないから、システムに組み込むことができない。

D:Google+はアクセスできるよね?パーソナル検索以外でも使わないのはなぜ?
A:その通り。使っていない。ユーザーの目線になってみよう。ユーザーは高品質のコンテンツを欲する。パーソナル検索の場合は、知人の情報が参考になるから使用している。

D:もっと使用できるはずだが?
A:パーソナル検索で使用する方が良い結果を産むと思う。

D:他に関連性を決定づける要因として使用したいものは?
A:君はどう思うか?人それぞれの問題なんだ。関連性とは、高品質とは何か?そうしたことを考えると、どのシグナルを使えばよいかわかると思うよ。

D:オーサーシップについて。オーサーランクはないけど、今後シグナルになる?
A:可能性はあるね。

D:ロンドンでナレッジグラフを語った。あの時は新しい技術だった。今はどう?
A:いいよ。動画であったように、あらゆることに答えてくれる。ユーザーの状況によって必要な答えを提供する素晴らしい技術だ。

D:いづれ、検索エンジンが全てを応えてくれる日が来るだろうか?
A:サーチエンジンの理想はアーミーナイフのようなものだ。しかし、ワインを空けたいときもある。ナレッジグラフをそのように考えている。必要な時にだけ、答えるということだ。モバイルの重要性は高まっている。そして、モバイル検索ではすぐに答えが欲しい。

D:他のコンテンツの内容をGoogle(ナレッジグラフ)が使うバランスについて。
A:非常に重要だ。常に考えている。ユーザーの信頼は失うことができない。我々はオープンなWeb世界の一員だ。ユーザーがオープンなWeb世界の信頼を失うようなことはしたくない。

D:パブリッシャーについては?
A:常に考えているよ。よいバランスを取りたいね。

D:ドキュメントではないサイトは?
A:リンク→良質なリンク→いまはナレッジグラフ。答えをだしてユーザーの意図に合わなかった場合、次回に活かす。

D:検索はアンドロイドやマップなどの機能も含む。誰がボス??
A:優れた製品とはマージされたものでもある。。全ての分野でのエキスパートを集結させる。組み合わさった時に優れた製品が産まれる。

D:ナレッジグラフに広告は入れる?
A:広告と検索は区別されてる。お金でランクを買うことはできない。

D:最近のレイアウトの実験について
A:実験は常に必要だ。エキスパートを集めて行っている。ユーザーの利益を考えている。

D:Googleに競合がいるとしたら誰?
A:我々の競合は常に変化している。ユーザーが愛する製品をチェックしている。競合はどんな規模の企業でもなり得る。

D:”not provided”問題について。
A:Googleは安全な検索を進めている。Webマスターは多くの情報を得ることができてしまう。これについてはずっと考えている。ユーザーのことを考え、自然検索側のことを考えていた。しかし、ここ数週間か数か月で、広告主サイドについて報告ができる。まだ何もアナウンスしてないけど。

D:次にやりたいことはなに?
A:やりたいことはもっとある。検索もそうだし、GoogleNowももっと解消する。Gmailもだ。

D:5年後は?
A:モバイルが進化し続ければ検索は変化する。検索はあらゆるデバイスの基本。

オーディエンスの質問
クルマのシステムについてなにかある?
A:今は何も言えないが、ユーザーが望むものは出したい。

Googleで最も優れていることは?
A:ボイスサーチだと思う。

Dannyの正確で、ストレートな質問に対し、Amitの回答がやや曖昧に聞こえるやりとりでした。Googleはユーザーを常に第一とし、そのための製品の開発・改良を加えるといった回答が目立っていました。立場上、Google全体の考え・哲学のようなものをDannyを通して発信しているようにも思えます。そのため、やや具体性かける内容ではあったかもしれませんが、”not provided”問題について言及があったことは、一つの情報ではありました。(その割に会場の反応はそんなでもなかった気が。。。)明日は、その”not provided”問題についてのセッションもありますが、より楽しみになってきました。– SEO Japan
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