AppleがGoogleの「20%ルール」ならぬ「2週間ルール」を実験中

仕事時間の20%を自分の好きなことに使えるGoogleの20%ルールをご存じの(というかウラヤマシイ)方も多いでしょう。確かエンジニア限定だったかと思いますが、大企業がイノベーションのジレンマを回避する手法としても単純に社員を辞めさせないためにも効果的な手法の1つなのでしょう。個人的には実際の効果の程やGoogle上層部がその試みを実際どう評価しているのだろう、という部分を聞いてみたいですが、今回、Appleが新たに同様の試み、しかも20%ならぬ、2週間ルールに取り組んでいるというニュースが入ってきたので紹介したいと思います。 — SEO Japan

Business InsiderでJay Yarowが特筆したように、AppleがGoogleの「20%ルール」のApple版を試している、とJessia LessinがThe Wall Street JournalのNews Hubで報告している。Blue Skyと呼ばれるこの構想は、一部の従業員に通常業務スケジュールの中から特別なプロジェクトに従事するために2週間を与えるというものだ。

Googleは、自分の就業時間の20%を個人のプロジェクトや作業に充てることを許可した「20%ルール」と呼ばれるものを長い間提供してきた。それらの多くが、YouTube for Goodのような徹底した製品へと変化した。

Lessinが言うには、Appleは、従業員が会社を早く辞めてしまうことを防ぐためにこれを試しているが、それはCEOティム・クックの下で変化する企業文化に関する“大きな話題”の一部でもある。

Blue Skyは明らかに今年に入って設置されたもので、一部の従業員にAppleでの自分の通常の業務以外のプロジェクトに取り組むために2週間もしくは‘一定の時間’を与えている。

この種の柔軟性を業務時間に取り入れている会社はシリコンバレーにいくつかあるが、Appleにとっては初めてのことだ。Appleは、組織全般で仕事をする小人数のグループを活用することで知られている。例えば、Google Mapアプリはたった二人のエンジニアによって作られた。このような‘会社内のスタートアップ’は、iPhoneやiPadのような新しい製品に活用されることが多く、その他のオペレーションとは完全に一線を画している。

これはAppleが‘他の企業のように’なっている通り道として示されているが、私は、とにかくそれは役に立つと思う。いつも、少人数グループの従業員が良いものを作る傾向があった。これが、恐らく、彼らが情熱を持っているかもしれないプロジェクトに取り組む他の少人数グループに貢献することを可能にする。Apple製品の出荷をこれらのジャムセッションの1つによるものとすることができるかどうか興味深い。

画像クレジット: Sean Gallup/Getty Images


この記事は、The Next Webに掲載された「Apple fires up its version of Google’s ’20% time’, giving some employees 2 weeks for special projects」を翻訳した内容です。

スティーブ・ジョブスがいた頃なら絶対にありえなかった試みのような気もしますが(彼がこういうことを許すイメージがないという個人的な印象ですが)、ジョブス亡き後のAppleが新たなイノベーションを産み出していくにはこういった試みも必要なのでしょうか。なんだかんだいってもジョブス自身のイノベーションに依存してここまで成長してきたApple、それに憧れて入社した社員も多くいるのでしょうし、その多くがグローバルスタンダードでも超優秀な社員なのでしょうし、果たして彼らがこういった取り組みを通じて新たなイノベーティブな製品を世に送り出していけるのか、注目したいです。 — SEO Japan [G+]
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