正気じゃない人がインターネット広告代理店を始める11の理由

最終更新日:2024/02/17

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一昔前まではネットビジネスを始めるといえば、その多くがインターネット広告代理店でした。数多くの代理店が存在する今でこそ新規参入はしにくいかもですが、これまでにインターネット黎明期から数多くのネット広告代理店が現れ、そして去っていきました。そんなネット業界でネット広告代理店を10年以上経営している筆者が、これからネット広告代理店で起業してみたいという変わった?あなたに送る日々の泣きごと、、じゃなくて素敵なアドバイスを。 — SEO Japan

これは、私の頭の中にある2つの声を文字にした2部にわたる記事の1つ目である。1つ目の声は、ひっきりなしに「ネット広告代理店を経営するなんてあなたはバカだ」と言っている。もう一方の声は、「これはカッコいいことだ。この世で最高の仕事だ。」と言う。だからと言って、心配はない!私は中年の神経衰弱に陥っているわけではない。もしそうだとしても、それは私の仕事には影響していない。この記事は、賛否両論のある興味深い議論の最初の半分にすぎない。

私は今日、悟った。分別ある人は、インターネット広告代理店の経営などしない。

彼らはツールを開発する。

彼らはトレーニングを販売する。

代理店?あり得ない。心配するな、私はどこへも行かない。私は、3歳の頃から分別がなかったのだ。もしあなたが比較的安定しているならば、以下の警告には注意を払うだろう。:

  1. ネット広告の代理店は、従来の広告代理店と‘ウェブ’会社を合わせた奇妙な交配種だ。それら両方のデメリット―実物資産がない、割安のサービス、あなたのやっていることをできるとみんな揃ってやかましく叫んでいる1,000人の道化師、対処すべき人件費―を兼ね備えている。私達は、サービス業界のトロンボーンなのだ。
  2. 私達の収入は、いつ何時ズタズタに裂かれるかもしれないサービスベースの契約に翻弄されている。自分の好きに契約を書くのだ。もしあなたのクライアントがそれを破ることを決定すれば、彼らはそれを破ることができる。そして、自分自身に問うのだ:法廷に行く価値はあるのか?16年間で、私が‘イエス’と言ったことはない。
  3. 私達はチャンネルを支配していない。マディソン・アベニューの代理店が次々に誕生した時、彼らは、クライアントが必要とした印刷スペースとテレビを見る時間を購入して販売した。そして、ネットワークとパブリッシャーはそれを全て販売する代理店を必要とした。クレジットカードを持った人なら誰でも、一晩でPPC広告に35,000ドルを誤って使うことができるインターネットでは、そうはいかない。
  4. チャンネルは私達と張り合う。GoogleはSEMコンサルティングチームを持っている。Bingもだ。大部分のEメールマーケティングプロバイダーも社内にチームを持っている。もちろん、彼らはみんな、不運なクライアントがお金を手放すことに専念している。彼らは、たくさんの価値を提供しない―ほとんどのクライアントはそのことを理解している。しかし、それは未だにおかしな状況である。私は、GoogleやBingなどのビジネスを提示する。引き換えに、彼らは私達のビジネスと私達のスタッフを得るために争う。
  5. あなたは自分のサイトのSEOさえもできないような能なしと常に戦っている。にも関わらず彼らは私の結果が他のインターネットマーケティングコンサルタントと比べて悪いのではないかと文句を言い続ける。OK。私があなたのトップクライアントを2つ奪って、彼らのタイトルタグの最初の2つの言葉でトップ5にランクするか見たらどうだろう?OK。ツールだ。
  6. あなたは、知的財産やトレーニングなどに取り組む時間が十分に得られない。それは、あなたが自分のブログで泣き言を言うのに忙しすぎるからだ。
  7. あなたは、ベンダーに翻弄されている。ある種の全体の集団を持つために必要なのは、ウェブホスティングプロバイダー、もしくはEメールマーケティングプロバイダー、もしくは家主だけで、それを解決するには2週間かかる。
  8. あなたは常に、ビジネスの中で仕事をしている、ビジネスの上ではない。私が最悪のCEOであることは認める。私はクライアントの仕事に飛びこみがちだ。でも、私の会社Portentを含む大部分の代理店は、以下の二つの厄介な状態の間で立ち往生する。日常的な業務からCEOをたたき出すほどは大きくないし、CEOに各クライアントの相談に心地よく乗ってもらえるほどは小さくない。もしその手詰まり状態を壊す方法が分かったら、私に教えて欲しい。
  9. 合法性の欠如。16年間ビジネスをしてきて、いまだに私はPortentが‘本物’であることを確認するために過去3年間の財務表を提出するように依頼する会社に出会う。冗談でしょう?私は、彼らよりも長い年数利益を出してきているというのに!
  10. ヒルが群がる。もしあなたの代理店が10年以上経つなら、あなたと‘パートナー’になりたいという人物からの電話を受け始めるだろう。場合によっては、持つべき良い関係もある。しかし、多くの場合は、‘パートナー’は‘ダニのようにあなたの代理店にくっつき、クライアントを数人吸い取って、はがれ落ち、6週間後には肥大化して死ぬ’ことを意味する。パートナーは注意して選ぶことだ。
  11. あなたの最も価値のある資産は、最も販売するのが難しい。あなたはたくさんのことを知っている。あなたの専門知識は素晴らしい。しかし、クライアントは時間給を求める。VCは鼻であしらった。なぜって?あなたは知識を棚の上のカンに詰めることはできないからだ。あなたは、それを備えることも保存することもしない。それはあなたが30秒の会話の中で思わず口にする目に見えない実体のない資産なのだ。あなたがたった今出した1つの提案がもしかするとクライアントの稼ぎを15%増やしたかもしれない。起訴に値する金額?45ドルだ。それに、CFOがあなたを非難するだろう。

うん、あなたが正気じゃないなら代理店を始めるがいい。私達は一緒にパーティができる。もしあなたが正気なら、通常のビジネスを始め、素敵な家を買って、私達のような可哀そうな人達を指差して笑うのだ。

手首を切るのは、ちょっと待って!私はこの記事も書いた:賢い人がインターネット広告代理店を始める11の理由


この記事は、Conversation Marketingに掲載された「11 reasons no sane person starts an internet marketing agency」を翻訳した内容です。

ネット広告代理店に勤めているあなたなら思わず笑ってしまうような内容だったかもしれません。SEO業者もうなづけるところが多そうです。これだけ読むと怒られてしまいそうな内容ですが記事にもあるようにこちらも併せてお読みください。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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