リンクビルディングからの耐え難い拷問

公開日:2012/10/04

最終更新日:2012/10/04

ブログ

パンダとペンギンアップデートの本格始動でこれまでのテクニック主体のリンク構築手法の大半が大打撃を食らい、多くのサイトにGoogleからのペナルティ警告が届き、実際のペナルティ発動が行われた2012年前半。誰かを批判することは簡単ですが、批判するだけでは何も変わりません。今、やるべきことを改めて見つめ直したいあなたにこの記事を送ります。 — SEO Japan

the torture of link building

リンク構築の牢獄から抜け出すのは今からでも遅くない

今年の春と夏は、多くのウェブサイト、そして、リンク構築業者にとって、長く、そして、辛い季節だった。私は個人的な理由で1ヵ月間リンク構築から距離を置いていたが、それでも幾つかのリンク構築のトレーニングセッションを行い、そして、iPadで最新の情報を得る取り組みは行っていた。

この時期、私は大勢のウェブマーケッターをパニックに陥れたパンダおよびペンギンアップデート、そして、不自然なリンクの警告に関する大量の記事に目を通した。そして、2012年の夏は、秤がとうとう向こう側に傾き、正式にグーグルが敵になったと言う結論が導かれていたことに気づいたのであった。

リンク構築は、SEO業界で最も嫌われている仕事になってしまった。

もちろん、私は真っ向から反論している。

アンカーテキストをとことん信頼する行為を止めるまで、なぜここまで時間がかかってしまったのか不思議でしょうがない。完全に一致するドメイン?浅はかなシグナルである。ブログネットワーク、サイトワイドリンク?こんなアイテムは、メガネをかけなくても、アルゴリズムがなくても見抜ける。ついでに言っておくと私は頭のいい人間ではない。コピーされたコンテンツ?勘弁してほしい。白髪が生える前から私のコンテンツはコピーされていた。

どう考えても、すべての変化(規模に関わらず)、ここ1年の間に発生し、今年の夏にクライマックスに達した出来事は、起こるべくして起きたのだ。また、この出来事によって、大勢の人達の怒りを買っていたが、私達の多くは数年前から警告を発してきたはずだ。

ダニー・サリバンのオスカーをあげたくなるようなリンクに関する暴言、そして、後続のエントリ「ペンギン・パンダ後の被リンク構築キャンペーンのあるべき姿」(日本語)は、個人的にはこの比較的若い業界が最高に輝いた瞬間であった。

ダニーは、リンク構築業者に対して大勢の人達が怒りをぶつけていた内容をまとめただけでなく、オーディエンスの質の良さもさることながら、即興にしては見事なスピーチを行い、ユーモア溢れる語り口で熱弁していた。その結果、大半のリンクビルダーよりも多くの人達に訴えかけることに成功していた。オーディオを聞いたことがないなら、そして、先程の投稿を読んだことがないなら、是非、耳を傾け、目を通してほしい。

効果のある取り組みを実施する

取り組みがうまくいっているときに変化を加える難しさは私も理解している。不正なリンク構築戦略を基に高いランキングを獲得しており、そのことも、そして、グーグルが賢くなり続けていることも知っていたのだろう。それにも関わらず、何もしない、もしくは、粛清に対する準備を怠ってしまったのだ。

なぜ?粛清を逃れられると期待していたのではないだろうか。自分なら大丈夫だと。しかし、大丈夫ではなかった。その他の大勢の人達と同じように。

多くの警告が発せられていたはずだ。「リンク構築の不満」と「自分のリンク構築の過ちをグーグルのせいにするな」は共に4年前に投稿されたエントリである。自分に満足し、耳を傾ける人達が少ない理由をさほど真剣に検討しない自分がいたことも事実である。

しかし、適切なリンク戦略に関するマニフェストを書くのではなく(書きたくなったが)、怒り、不満、そして、混乱、責任転嫁に対して、現在のリンク構築に対する最低の評価を2点の真実に変える試みをささやかながら行ってみたいと思う。

#1:

自分のサイト上でのコンテンツの生成以外、グーグルのランキングを上げるためにリンクを構築する取り組みはすべてシステムの操作に該当する。その操作の形式が単純に見つからないことを願っていただけだ。

#2:

自分およびリンクの間において、品質管理、選択、またはキュレーションを行わない状態で手に入れるリンクは、信頼できるタイプのリンクではなく、その点を心得ていたはずだ。

この2点の真実について反論する人達が現れるのは明白だが、私は徹底的に抗戦するつもりだ。リンクする価値のあるコンテンツを持つサイトに対する善良なリンク構築戦略は今も存在する。そのため、起きた出来事、そして、今も続いている出来事に対して騙されたと喚くのを止めて、前に進むべきではないだろうか。

リンク構築業者の中には、ランキングおよびクリックによるトラフィックの双方で新しいサイトを成長させ、それぞれのサイトに沿った固有のリンク構築戦略を策定している人達は多い。リンク構築の牢獄から今こそ抜け出してもらいたい。

熱意を注ぐ何かに関して、リアルなものを作り出そう。

そして、その作品および作った理由を適切な人達に伝えるのだ。

必ずうまくいく。

今までそうであったように。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「The Unbearable Torture Of Linking」を翻訳した内容です。

なんというか、冒頭の議論が熱かったので本文では何を語ってくれる?と思いきや、一瞬で終わってしまった肩すかし感のある記事でした 汗 ま、でもいいたいことはわかりますよね。コンテンツマーケティングも重要ながら、それを活かし切る正攻法&知恵を絞ったリンク構築もますます重要な時代です。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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