Googleはタイムラインを作るのか?

最終更新日:2024/02/18

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Facebookのタイムライン、導入前はFacebook最大の変更だ、Facebookファンページ総作り直しだと騒がれたりもしていましたが、強制変更が過ぎてみると意外と話題にならないまま自然適応されてしまった感もあります。何かとFacebookと比較されるSNSといえばGoogleのGoogle+ですが、今回はなんとGoogleがタイムライン的な技術に関する特許を最近取得していた、というGoogle+版タイムラインを予見させるようなお話をSEO by the Seaから。 — SEO Japan

グーグルは、フェイスブックのタイムラインのような人生を振り返るスタイルのタイムラインを提供するのだろうか?その可能性はある。

グーグルは、ウィズダムアーク社が元々所有し、その後、ライフスケープ社に渡り、さらに、タイムコーブ社に所有権が移っていた承認待ちの3点の特許、そして、付与済みの特許を獲得した。この特許の譲渡は2012年5月12日に行われ、2012年6月1日に登録された。タイムコーブ社はアワーストーリーおよびマイタイムコーブを含む複数のウェブサイトを既に立ち上げていたようだ。

以下にウェブサイトのフロントページに掲載されていたアワーストーリーの概要を紹介する:

A screenshot from the front page of ourstory.com.

次に特許に記載されていたアワーストーリーのインターフェースの一部を掲載する:

A screenshot from the patent showing an ourstory interface.

若干偶然だと思えるのだが、特許に記載されているソーシャルシステム内でつながりを持つ人達は、プライベートな“サークル”に分類される。

この承認待ちの特許は、一目瞭然であり、詳しい説明は省かせてもらう。グーグルがこれらの特許に記載されているプロセスを採用していると仮定するなら、グーグルプラスの一部になっている可能性があるが、確かではない。

以下にグーグルに譲渡された特許の詳細を掲載する:

経歴を基にしたアカウントを作成するための共同作業およびメソッド
発明: Andrew Halliday、Christopher Lunt
譲渡: タイムコーブコーポレーション
米国特許番号: 8,103,947
公表日: 2012年1月24日
申請日: 2006年5月2日

概要

ライフストーリーを捕え、まとめ、共有し、そして、保存するための共同システムおよびメソッド。ライフストーリーは、一人称または三人称で表現される。いずれにせよ、ライフストーリーを作るプロセスは、その他のユーザーとの共同およびその他のユーザーの協力によって行われる。

ユーザー同士の共同作業は、ライフストーリーを記録するよう促し、薦める役割があり、また、記録されたライフストーリーの関連性も高める効果も見込まれるため、理想的である。そうすることで、ユーザーに関する関連性が高く且つ意義深いコンテンツを含むユーザーのオンラインコミュニティが形成される。そして、この状態は比較的長く継続する。

ライフストーリーの共同作成を促進するシステムおよびメソッド
発明: Andrew Halliday,
Christopher Lunt
米国特許申請番号: 20070250791
公表日: 2007年10月25日
申請日: 2006年5月12日

概要

このグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)は、ユーザーがその他のユーザーのライフストーリーの発展を閲覧することが出来るようにして、GUIを介して統合を促進することで、ライフストーリーの共同作成を支援する。

一つ目のタイプに応じて、GUIは最近のライフストーリーおよび共同システムのその他のユーザーが残したコメントを追跡しやすくする。また、GUIは、二つ目のタイプに応じて、時系列であらゆるユーザーのライフストーリーを閲覧することが出来るようにする。

記録したイベントをキャラクタータグを使ってまとめるシステムおよびメソッド
発明: Andrew Halliday、Christopher Lunt、Dean Pfutzenreuter
米国特許申請番号: 20070250496
公表日; 2007年10月25日
申請日: 2006年5月12日

概要

テキストによるメッセージおよびイベントに関するイメージをキャラクタータグを使ってまとめるコンピュータシステム。キャラクタータグとは、テキストのメッセージおよびイメージに描かれた人物に関して、ユーザーが決めるタグを指す。それぞれのキャラクタータグは、ユーザーのプロフィールもしくは疑似的なプロフィールに関連付けられる。

人物の疑似的なプロフィールは、コンピュータシステム内に当該の人物がプロフィールを持っているかどうか分からない時にユーザーによって作成される。ユーザー候補に送信される招待用のeメールは、ユーザー候補がキャラクタータグによってタグ付けされたコンピュータシステム内に保存されたコンテンツ、もしくは当該のコンテンツへのハイパーリンクを含む可能性がある。

ライフストーリーの共同作成を促すシステムおよびメソッド
発明: Andrew Halliday、Christopher Lunt、Dean Pfutzenreuter、Tim Correia
米国特許申請番号: 20070250479
公表日: 2007年10月25日
申請日: 2006年5月12日

概要

ある目的でユーザーによって投入されたコンテンツは、ユーザーのライフストーリーのコレクション用の新たなコンテンツを作るために用いられる。このプロセスは、生活のストーリーのコレクションシステムにおける関連するコンテンツの作成を促進する。例えば、ユーザーがライフストーリーのテキストメッセージを入力し、当該のテキストメッセージは、ライフストーリーに加えられる一つもしくは複数のイメージを作るために利用される。

別の例では、2名のユーザー間のeメールによるコミュニケーションは解析され、コンテンツに変換され、ユーザーのライフストーリーに加えられる。さらに別の例では、別のユーザーのライフストーリーに対してユーザーによって投稿されたコメントは解析され、コンテンツに変換され、当該のユーザーのライフストーリーに加えられる。


この記事は、SEO by the Seaに掲載された「Is a Google Timeline in our Future?」を翻訳した内容です。

元々は別の会社が持っていた特許を購入したようですが、逆に考えればタイムライン的な要素をGoogle+に加えることを検討している可能性は十分にありますね。日本だとイマイチ盛り上がりにかけているGoogle+ですが、さて今後どんな発展を遂げるのでしょうか。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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