アフィリエイトマーケティングの落とし穴 トップ7 サイト運営者編

公開日:2011/01/27

最終更新日:2024/02/20

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ページビューがあってもターゲティングされていても純広で広告枠が埋まり切るウェブサイトはほぼ皆無なのが日本のネット業界の悲しい現状。そこで頼りにせざるえないのがアフィリエイト広告ですが、なかなか効果的に収益を上げることが難しいのもまた事実。今回はそんな悩めるサイト運営者に贈る効果的なアフィリエイトの活用法を。 — SEO Japan

ウェブサイトでアフィリエイトのオファーを実施するのは、楽しいだけでなく、見返りを得ることが出来る可能性がある。しかし、大金を稼ぐまでには様々な問題に直面するだろう。この取り組みを支援するため、私はサイト運営者がアフィリエイトマーケティングを行う際の主要な7つの落とし穴をリストアップした。

このリストはキャンペーンにおいて遭遇する難題をすべて取り上げているわけではないが、はじめの一歩としては役に立つはずであり、問題を回避する効果があるだろう。

また、姉妹記事「アフィリエイトマーケティングの落とし穴 トップ6 広告主編」にも目を通しておいてもらいたい。

1. キャンセルされた取引

アフィリエイトのオファーで収益を得られるかどうかは、ウェブサイトへのトラフィックに左右される。収益を上げるため、PPCやその他の媒体を通じてトラフィックを追求する試みを行うことが出来る。しかし、新しいキャンペーンを始める前に、初めての報酬を受け取る以前に“コンバージョン”の一部がキャンセルされている可能性がある点に注意しよう。

広告主は月の終わりから数日の間は取引をキャンセルする権利を持っていることがある。予測した手数料から算出したROIベースのPPCの資金をトラフィックの獲得のためにつぎ込んでいるなら、取引がキャンセルされて、収益化モデルを台無しにするリスクがある点を肝に銘じてもらいたい。はじめの数ヶ月間は、キャンセルされた取引の確率に注意し、PPCの投資が純利益を生むかどうかを把握するべきである。

2. 偽のEPC

EPCとは、通常、100回のクリックに対する収益を意味し、多くのアフィリエイトネットワークが、広告主のオファーの違いを識別するためのメトリクスとして活用している。

最高のEPCと共にオファーの売り込みを始める前に、幾つか気をつけてもらいたいことがある。

まず、オファーが新しいなら、広告主は、高いEPCをもたらす良質なコンバージョン率を持つアフィリエイトを数多く抱えている可能性がある。

また、広告主のアフィリエイトの大半が、製品やサービスを詳細に説明するウェブサイトを運営しているなら、通常のバナー広告を通して訪問する場合よりも、購入につながる可能性は遥かに高い。決定を下す前に、既にオファーを宣伝しているアフィリエイトを探してみることを勧める。

さらに辛い現実として、そして、@affiliatetipが火曜の夜に私に指摘してくれたように、広告主は高いコンバージョンのキーワードと共にPPCキャンペーンを使って、自分のアフィリエイトプログラムにトラフィックを送りこみ、自らのEPCを高めることが出来る。公正を期すために言っておくが、広告主は、コンバージョンが高いキーワードからPPCを送る多数の(または少数の規模の大きな)アフィリエイトを抱え、その結果、集められたEPCを膨らませている可能性もある。

EPCはオファーの収益性の指針にはなるかもしれないが、EPCに影響を与える可能性があるファクターが数多く存在する点を覚えておこう。ビジターを顧客に変えそうなオファーを選ぶことに専念してもらいたい。自分のキャンペーンの結果のみに集中しよう。

3. 多くのプログラムは今トラフィックを求めている

アフィリエイトマーケティングを初めて行い、特定のオファーに関するウェブサイトを構築しようと思っているなら、事前にリサーチを済ませておくべきである。多くの一流のアフィリエイトプログラムは、既存のウェブサイトを要求し、プログラムによっては最低限のトラフィックを設定しているものもある。そのため、ウェブサイトの構築と戦略の策定に多くの時間をかける前に、オファーおよび条件に関するリサーチを実施しよう。特定の製品に対するキャンペーンを構築した後にトラフィックの条件を満たしていない点に気づくほどがっかりすることはない。トラフィックを増やす間に、ターゲットのオファーに対するバックアップの計画を幾つか用意しておくことを勧める。

4. 諦める

これは12月14日オースチンで開催された@imarketingpartyのメインのテーマであり、アフィリエイト・サミットの@affiliatetipとクリックバンクの@DushRが強調していた点である。キャンペーンがうまくいかなくても、すぐに諦めるべきだとは限らない。

テキサスのオイル王、ロス・ペローは、「多くの人々は成功を収める直前で諦めてしまう。ゴールラインから1ヤード手前でやめている。最後の最後で、勝利のタッチダウンまであとわずかのところで諦めてしまう」と語っていた。

キャンペーンを失敗作と呼ぶ前に、あるいはアフィリエイトマーケティング自体を時間の無駄と呼ぶ前に、成功に導くためにやれることをすべてやったのか、もう一度自分に問いかけてみよう。別の方法で試せること、あるいは、収益を改善するためにテストすることはあるだろうか?キャンペーンに取り組むことが出来たのに、どれほどの時間、カウチで寛いでいただろうか?

1週間に2時間だけ時間を費やす計画は魅力的だが、多くの人々は、一生懸命働き、苦労、そして、忍耐を重ねてやっと成功を勝ち取っている。

5. 関連する製品を選ばない

既に取り上げたように、製品を選ぶと言っても、ただ単にEPCが最も高い製品を選べばいいわけではない。完璧なアフィリエイトのオファーを探しているなら、サイトに関連する、または少なくともサイトの内容を補うオファーを探し出そう。

プラズマテレビのサイトが、50%の手数料を支払うからと言って、それが最高のオファーだとは限らないのだ。サイトを評価し、ビジターの心情にフィットするオファーを選択すること。

そして、いつものことだが、様々なオファーを試して、魅力的なEPCを稼ぎ出すオファーを見つけよう。

6. 怠け

キャンペーンが好調だからと言って、利益を上げているからと言って、そして、大きなヨットでカリブ海をクルージングしているからと言って、現状に満足するべきではない。サイトに対する取り組みにもっと時間を費やせば、さらに大きなヨットでクルージングすることが出来る可能性もある。

また、今日うまくいくことが、明日も同じようにうまくいくとは限らない。すべてのキャンペーンを注意して見守ろう。そして、広告および広告主を詳細に渡って調査しておこう。広告主のプレスリリースのフィードに登録し、新しい製品について尋ね、必要に応じて価格データをアップデートし、そして、提案を行うことを勧める。広告主が季節物の製品や利用期限が迫っている製品を持っているなら、オファーが終わったら忘れずれに広告をアップデートしよう。

サイトで誤ったオファーを出すほどEPCを早く下落させる過ちはない。

7. 比較する

功を奏するオファーを見つけたら、それで終わりだろうか?またゴルフにでも出かけるつもりだろうか?

それよりもトラフィックを比較するべきである。

現在の広告主と競合する広告主を同等のローテーションでキャンペーンを実施することから始めよう。それぞれのEPCを特定したら、広告主に連絡を取り、手数料の値上げに対する見積もりを要請する。値段が分かったら、改正された手数料をEPCの公式に当てはめて計算すれば、何が一番お得なのか見えてくるはずだ。

また、過去に取引を行った広告主とは良好な関係を維持しておこう。再びその広告主のオファーを取り扱いたくなるときが来るかもしれないからだ。また、競合する広告主のオファーは、最もEPCが高い広告主のオファーよりも、間隔をあけて実施することを勧める。ただし、高い手数料を独占する報いが返ってくる可能性がある点を肝に銘じておいてもらいたい。

いつもように、支払いのスケジュールおよびアフィリエイトのサポートをオファーを決断する際の判断材料にしよう。何かにつまづいたら(きっとつまづく日はやってくる)、ちゃんと電話に出て、解決策を講じてくれるパートナーと仕事をしたいはずだ。

****************

最後に皆さんの意見を聞かせてもらいたい。アフィリエイトマーケティングのキャンペーンで、どのような落とし穴に遭遇したことがあるだろうか?

また、忘れずに姉妹記事の「アフィリエイトマーケティングの落とし穴 トップ6 広告主編」にも目を通しておいてもらいたい。


この記事は、Marketing Pilgrimに掲載された「The Top 7 Pitfalls of Affiliate Marketing for Publishers」を翻訳した内容です。

限りなく基本的な内容という気もしますが(EPCが日本でメジャーな指標かは知りませんが・・・)、アフィリエイトを行うならこれ位は抑えておきたいですね! — SEO Japan
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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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