SEOを忘れてSEOを実践する方法 – バイラルに拡散する記事の書き方ガイド

公開日:2012/06/17

最終更新日:2024/03/08

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Googleの有料リンクや過剰SEO取締り強化で、「SEOのためのSEO」が通用しなくなりつつある最近、SEO不要論を唱える人もいますが、そうはいっても検索エンジン経由の集客は確実に重要です。今回は、SEOのことを考えないでSEOを実践しようというアプローチでコンテンツマーケティングを考えた記事をネットマーティングのカリスマ筆者が語ります。 — SEO Japan

Googleアルゴリズムの注意を引くために書く必要はない…あなたは、それを共有する人々の注意を引くために書く必要がある。

さあ、SEOを見捨てて、ただバイラルな記事を書こうではないか。

もしあなたが、私の頭がおかしくなっているように思うのなら、私は、まさにそれをやった大きな出版物を少なくとも2つは指摘することができる。

『ニューヨーク・タイムズ』と『ザ・アトランティック』だ。

ニューヨーク・タイムズは、SEOに完全に頼っているAbout.comのようなコンテンツファームとは違って、ブランドとロイヤルティとコミュニティを築くことに焦点を合わせている。これが、ニューヨーク・タイムズが、有料コンテンツを導入した時に実際に利益を得た方法なのだ…それは多くの人が失敗すると考えていたことだ。

その一方、ザ・アトランティックがその有料コンテンツを2008年初頭に止めた時には、ウェブオーディエンスは毎月50万人から1,340万人以上に成長した。

あなたは彼らが巧妙なSEO戦略によってそれをしたのだと思うだろうか?全くそうではないのだ。

彼らは、コンテンツを後押しするためにたくさんの人目を引くライターを追加し、二つの新しいオンラインプロパティを作り、それらのプロパティの代価を払うためにデジタル広告を作り上げた。

さらに彼らは、ソーシャルメディアランドスケープに適応してこれらのプラットフォームをトラフィックソースとして最大限にするために、編集上の戦略を変えた。今彼らはトラフィックの40%以上をソーシャルメディアから獲得している。

ザ・アトランティックのエグゼクティブ、Scott HavensはMashableにこう話した:“本当に[私たちのライター]はSEOについてもはや考えていない。今は、記事がバイラルに拡がるようにいかに記事を作るかが大切なのだ。”

では、あなたは、記事がバイラルに拡がるように記事を作る方法を知りたくはないだろうか?それはとてもシンプルなのだ…

ステップ1: このテクニックを使って独自の見出しを書く

ザ・アトランティックのライターは、自分の見出しを考え出す責任を負っている。これは簡単な作業ではないが、バイラルの価値がある見出しを作るために使用できる確かな手法があるのだ。

私が数多く使用する1つのアプローチが、‘4U’だ。

私が共有した多くの見出しには、‘4U’の一部もしくは全てが含まれている。優れたバイラルの価値がある見出しの鍵は、できるだけたくさんの‘U’を入れることだ。

ステップ2: プロがあなたの見出しを書き直すことを許す

あなたはコンテンツの達人かもしれない…あなたは良い見出しを作るために‘4U’を使ったかもしれない。でもそれが、これ以上良いものがないという意味にはならない。

他の誰か…見出しのライティングの訓練を受けた誰か…にあなたの見出しを書き直してもらうのも役に立つ。それが、ザ・アトランティックがしていることだ。

ライターが自分の記事に好ましい見出しを付けた後、チャンネルエディターがその見出しを書き直すことがよくある。

そしてその後、ホームページエディターがそれを書き直すこともあるかもしれないのだ。

しかし、それで終わりではない。 それらの見出しは、TwitterやFacebookに表示するために書き直されることがしばしばある。

ステップ3: キラーコンテンツを書く

認めるのだ。SEO、コピーライティング、コンテンツマーケティング…ソーシャルメディアでさえ、それほどセクシーではない。ペンギンアップデートが生み出したかもしれない問題や、あなたが使っているべき15の最新のTwitter測定ツールについて、人々を興奮させるのは難しい…

ましてその記事をバイラルで広めるなんて。

ではあなたは何をすべきなのか? あなたは、自分のアイディアをキラーコンテンツに変える必要がある。ここに4つのアプローチを紹介する:

  • 賛否両論を呼ぶ – “賛否両論”とは、議論の余地のある、もしくは疑問の余地があることだ。あまりに多くの人が、Googleが検索を支配していると信じているため、これが議論の分かれる問題であるとは思わない。しかし、もしあなたがGoogleがいかにあなたをひそかに見張っているかについて書けば、いくつかの顔が振り向くかもしれない。大切なのは、人々のホットボタン…彼らがとても大切に思っていること…もしくは激しく嫌っていることをヒットすることだ。ザ・アトランティックのこれまで一番人気のFacebook投稿の1つは、なぜ賢い男性は知性の低い女性と付き合うのか?である。そして、この投稿は14か月以上経っている。
  • トレンド – Google Trendで今ホットなのは何か?あなたは、記事をゾンビ黙示録と結び付けて書くことができるだろうか?2012年のオリンピックはどうだろう?どんな有名人がニュースになっている?例えば、“バスソルト”という言葉が今人気だ。あなたは、“バスソルトと同じくらい病みつきになる製品を作る方法”と呼ばれる記事を書くことができる。ザ・アトランティックで人気の記事は、アメリカはゲイの人がどれくらいいるか分かっていないだ…継続中の同性の議論に踏み込んでいるのだ。
  • リスト – これは、ずっと使われてきた、そして誤用されてきたスタンダードだ…それでも人々はリストが好きなのだ。リストは、コンテンツを消化する簡単な方法で、共有するのにも役立つ。だから、Listverseのようなウェブサイトはリストに専念しているのだ。Buzzfeedは、40枚の史上最強の写真のようなバイラルで広まったリスト記事をいくつか生み出しているし、ザ・アトランティックは幸せについてエコノミストが教えてくれる10のことのような人気のトップ10リストを持っている。
  • インスピレーションを与える – もしあなたがRedditでかなりの時間を過ごしてきたなら、そこにいるユーザーは洗練されていて、粗野で、疑い深いと言うのが真実であることに気付くはずだ。しかしながら、それにもかかわらず、信じられないくらい多くインスピレーションを与えるコンテンツに投票される。私が思うに、人々はインスピレーションを与える記事が好きなのだ…特に勝ち目のない人が勝つ時に。Copybloggerでの良い例が、James Chartrandが女性の下着をつける理由だ。素晴らしい記事だ!

キラーコンテンツを書く戦術は様々なものがたくさんある。これらは、私が共有したかったいくつかのお気に入りにすぎない。

つまりSEOは死んだということなのか?

いや、SEOは死んでいない。 それに、私はSEOコンサルタントなのでそんなことは言わない…。

今、SEOはかなり変化をしている。私たちがもはや無視できない1つのことは、ソーシャルが検索ランキングを決めるのにかなりプッシュし始めているということだ。例えば、Google+とSearch Plus Your Worldは、より多くのユーザーをピックアップするだけなく、人々が検索する方法に影響を与えるためのGoogleによる直接的な戦略だった。

さらに、branded3による最近の調査では、ツイートが検索順位に影響を及ぼすことが証明された。

つまり、SEOは今もゲームの一部であるが、これまでとはかなり違っているということだ。それはかつて、ナンバーワンのポジションを得るというオンラインでの成功への道だった。近頃では、バイラルの価値がある記事を書くことが大切なのだ。

あなたは未来のSEOについてどう思うだろうか?


この記事は、Quick Sproutに掲載された「Forget SEO: Here’s How to Write a Post That Goes Viral」を翻訳した内容です。

ステップ1&3は具体的で参考になりました。ステップ2もプロじゃなくとも誰かに見てもらい意見を聞くことに学ぶ点は多いです。私もSEO Japanの見出しはそれなりに考えて工夫しているつもりですが、相変わらず外してしまうことも多いですし、特にステップ1の4Uは今後強く意識してみたいですね。コンテンツの内容に関しては、リストやトレンドといった定番パターンはSEO Japanでも良く配信してそれなりに人気を得ることも多いです。起業系の記事でインスピレーション系の内容も多いですし、先日大ヒットしたAppleが新入社員に送るメッセージはその筆頭ですかね。

賛否両論系に関しては、たまにリンク手法やGoogleの話題で書くことがありますが、私の記事に関するコメントもどちらかというと無難にまとめる傾向もありますし、今後はもう少し議論を呼ぶようなことも書いていけたらいいですかね。って、ヘタレな私だけに余り書けそうもありませんが。。。いつか勇気を出してさり気なくやってみたいと思います。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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