Twitterの広告収入、2014年までに400億円突破の予測

最終更新日:2024/02/17

ブログ

サービスの進化が足りない、経営陣が集中していない、などなど色々いわれながらも地道に着実に成長を遂げているTwitterですが、さて今回は2014年「まで」にTwitterが広告収入だけで400億円(5億4000万ドル、、円高じゃなかったらもっと良い数字だったのですが・・・)を突破するという予測ニュースが出ていたので紹介します。 — SEO Japan

マーケティング分析でお馴染みeMarketerの予測では、Twitterの広告収入は今後3年間で3倍になり2014年の終わりには5億4000万ドルに達するそうだ。

調査は、このマイクロブロギングサービスは去年1億3950万ドルの広告収入を挙げたが、アメリカにおける利用増加は、その収入を新たな高みに進めそうなこのサービスの米国以外のユーザーと広告主の成長と結びついていたと主張している。

eMarketerは、現在はアメリカがTwitter広告の90%を占めるが、この数字は2014年までに83%まで落ちていくようだと指摘する。その合間に収益が3倍になると考えると、この会社の統計は、海外市場の出現はアメリカの収益をたった7%だけ薄くするのだから、2014年時点ではアメリカの成長が強いままであることを示している。

新興市場で成長するためのTwitterのプランは、サイト上のコンテンツの検閲を許可する構想の採用の背後にある1つの理由になりそうだ。Twitterは海外の国々の法律に従うように動いているとCEOのDick Costoloは主張しているが、それが新興市場からの収益にどのように反映されるものであるかはまだはっきりしない。

一方で、この会社はその検閲の手だてを完全に透明で政府態勢に反映するものにしている。ツイートそのものはサービス全体から削除されるのではなく特定の国ではグレー表示されることになるが、Chilling Effectsとの提携により、オンラインで目に見えるツイートを削除する全ての要請を見ることができる。それと同時に、全ての要請が実行に移されるという保証はなく、インドをちらっと見ただけでも、Web企業が政府の要請に抵抗することを恐れていないことが分かる。

同じく注目を浴びるソーシャルネットワークのFacebookは、今年IPOすることになっている。もしかするとそれはすぐのことかもしれない。その2011年の純利益は圧倒的な10億ドルに達したかもしれないと報告されている。これらの収益は、それが正しい数字ならば、その収益化の戦略をTwitterやその他のソーシャルネットワークのはるか先、そしてテック業界の最も裕福な企業からそれほど遠くない所に据えている。

eMarketerの予測は興味深いが、3年はどの業界においても長い時間である。特にソーシャルネットワークの世界においてはそうだし、Twitterの事業がその期間にどれだけ発展するかは現時点では分からない。やはり、その事業とユーザー基盤が2009年以来どう成長したかをただ考えてみることだ。


この記事は、The Next Webに掲載された「Twitter’s advertising revenue is predicted to triple by 2014 to reach $540 million」を翻訳した内容です。

2014年で400億円、Twitterの普及度を考えると多いのか少ないのか判断しづらい数字ですね。2011年で既に100億円近い広告収益があった事実の方が驚いてしまいました。日本でTwitterをやっていると余り広告を意識する機会がないように感じますが、英語圏、特に米国ではかなり積極的に広告主も利用しているのでしょうか。この辺に日米のソーシャルメディアマーケティングへの積極性の差を感じられます。Google+との戦争が待っているとはいえ、ソーシャルプラットフォームとして完全にその位置を得た感もあるTwitter、今後、どこまで収益化に成功していくのかも興味はある所です。 — SEO Japan

記事キーワード

  • Facebook
  • X
  • はてなブックマーク
  • pocket
  • LINE
  • URLをコピー
    URLをコピーしました!

編集者情報

  • X
  • Facebook

アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

メディアTOPに戻る

RECRUIT

一緒に働く人が大事な今の時代だからこそ、実力のある会社で力をつけてほしい。
自分を成長させたい人、新しいチャレンジが好きな人は、いつでも歓迎します。