Googleの検索結果ページで露出度を上げる6つの手法

最終更新日:2024/02/28

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いつもGoogle批評が中心のSEO Bookですが、たまにはティップス的な記事をということで、今回はGoogleの検索結果の露出度を増やす方法を6つ紹介してくれました。それなりにSEOに詳しい方であれば何となく知っていることとは思いますが、改めて整理できて参考になります。 — SEO Japan

グーグルは、広告のスペースを増やし、ユニバーサル検索を優先するために、オーガニックな検索結果の位置をさらに押し下げているため、グーグルから得られるウェブサイトのスペースを最大限に活用することが重要である。リスティングの場所が広ければ広いほど、ウェブサイトにアクセスしてもらえる可能性は高まるだろう。それでは、以下にSERP(検索エンジンの結果ページ)のスペースを増やす6つの方法を紹介していく。

1. デュアルランキング

検索クエリに対して複数のページが関連しているなら、グーグルはそのリスティングを一緒にまとめることで見返りを与えてくれる:

例えば、ホームページが「running」と言うキーワードで2位にランクインしているとしよう。グーグルの2ページ目の11位に同じキーワードでランクインする別のURLのページがあるとする。2つ目のリスティングを1ページ目に押し上げるほど十分にリンクを構築しているなら、グーグルはそのページを自動的に3位の位置に昇格させるだろう。11位から10以内にリスティングを上げるために必要な努力は、例えば3位から2位に上げるために必要な努力よりも遥かに少ないと考えられている。この手法はウェブサイトへの訪問者数に大きな影響を与える。11位のリスティングは4位のリスティングが獲得するクリック数の割合6.03%と比べると0.66%しかないのだ。デュアルランキングを達成するためには、デュアルランキングを狙うキーワードのアンカーテキストを使って、ランキングの低いページへの内部リンクおよび外部リンクを構築する取り組みが効果的である。

2. メタデスクリプション

メタデスクリプションは、ウェブサイトを説明する要約文であり、顧客候補に向けて説得力のあるコール・トゥ・アクションを提供するべきである。メタデスクリプションに単語を2、3並べただけで済ませ、SERPに1行しか掲載されていないウェブサイトをよく目にする。単語を幾つか加えると、グーグルがサイトを説明するために許可する2行目を活用することが出来るようになる。SERPのそれぞれの行は価値の高い不動産であり、スペースを遠慮するかどうかに関して、情報に基づいた決定を下すべきである。ダレン・スラッテン氏が利用しているクリエティブな手法を紹介しよう。同氏はASCIIアートをメタディスクリプションに組み込み、通常のリスティングに加え、スペースを250%増やしているのだ:

3. フォーラム

フォーラムは、検索のロングテールを活用するツールとして優れているだけでなく、グーグルはSERPで最大4つまでリスティングを加えることで見返りを与えている。この追加のリスティングは、貴重なSERPの不動産を抑えるだけでなく、通常のリスティングよりも目立ち、ユーザーの注目を集めることが出来る:

また、フォーラムのリスティングは、上の例にも表示されているように、答えの数を詳述する追加の行を含む。

4. リッチスニペット

リッチスニペットは、レビュー、製品、ビジネスのリスティング、レシピ、イベント等を含むサイトに向けて考案された。サイトで提供する情報の種類に応じて、リッチスニペットは、ランキングにプラスの影響を与え、その他のサイトから際立たせ、CTRを改善する効果に加え、以下の例をご覧になれば分かるように、リスティングのサイズを大きくする効果もある:

リッチスニペットを次のいずれかの方法を用いてサイトに加えることが出来る: マイクロデータ、マイクロフォーマット、もしくは、RDFa。先日、グーグル、マイクロソフト、そして、ヤフー!は、Schemaと呼ばれるジョイントベンチャーを立ち上げ、ウェブマスターに主要な検索エジンによってサポートされている、公認のリッチスニペットの共通のコレクションを提供している。

5. 結果を増やす

通常、グーグルは、2つ以上のリスティングを1つのドメインに対して1つのページで表示することはない。しかし、サイトが関連する情報のソースとして優れている場合、グーグルはリスティングの下に追加の行を表示する:

グーグルがこの追加の行を表示する可能性を上げるには、サイトに様々な一連のコンテンツを掲載し、関連するアンカーテキストで差し込む方法が効果的だ。

6. サイトリンクス

グーグルがキーワードのフレーズに対して、そのウェブサイトの関連度が高いと見なすと、とりわけナビゲーショナルな特徴が備わっている場合、サイトリンクスで見返りを与えてくれる可能性がある:

グーグルはサイトリンクスを自動的に生成しており、サイトリンクスを受けたいと思っても何もすることは出来ない(グーグルのウェブマスターのアカウントから不要なサイトリンクスを拒否することは可能)。サイトリンクスを受ける可能性を高めるためには、情報が詰まった、コンパクトなアンカーおよびALTのテキストを利用すると言うベストプラクティスに従う必要がある。

今回紹介した手法は、SERPの不動産を2、3行増やす効果があり、通常もらえるスペースを2倍に拡大し、個性のないその他のリスティングの集まりから抜け出すことが出来るようになるだろう。

本記事を執筆したデビッド・デ・ソウザは、慈善寄付を成功に導くウェブサイト、MatchingDonations.orgを運営しており、また、大学教授にボランティアとして海外で教える取り組みを推奨するNPOのインターナショナル・プロフェッサーズ・プロジェクトでSEOストラテジストとして活躍している。


この記事は、SEO Bookに掲載された「How To Supersize Your Listings in Google」を翻訳した内容です。

SEO Japanでも久々にSEOのティップス記事の紹介となりました(少し反省)。サイトの順位は気にすれど意外と「検索結果ページの露出最大化」については疎かな人も多いと思いますし、これを機に取り組んでみるのも良いかもしれませんね。ビッグワードで果てしない上位表示争いをするよりはロングテール、ニッチターゲットキーワードで露出最大化をした方がアクセス&コンバージョンアップにつながりそうです。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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