最近、スティーブ・ジョブスの貴重なスピーチをCenter for Design Innovationが共有したのだが、これがメインフレームからパーソナルコンピューティングまでの移行期間に関する興味をそそる寸評だった。ジョブズはこのスピーチの中でいつものようにカリスマ的で、Appleが見た目の良いコンピュータを作るのを助けるためにデザイナーが参加することを懇願している。
このスピーチは、Walter IsaasconのSmithsonianのカバーストーリーに関する9to5Macのプレビューの中のリンクの厚意によるものだ。
“1986年までに、私たちは、国内でもっと多くのコンピュータを出荷するだろう”と、ジョブズは言い、1983年だけで300万台が販売されると付け加えた。
“私がここにいる理由の1つは、あなたの助けが必要だからだ”と、ジョブズは言う。
“コンピュータに目を向けた時、それらはゴミのように見える。優れたプロダクトデザイナーはみんな自動車をデザインすることや建物をデザインすることを始めている。しかし、コンピュータをデザインしている人はほとんどいない。”
“私たちは、ゴミのように見えるにしろ、素晴らしく見えるにしろ、300万台のコンピュータを売るつもりだ”と、彼は続ける。
“それがどう見えようとも、人々はコンピュータをもっと使うようになるだろう。そして、コンピュータを良く見せるために、もっとお金がかかることはない。”
ジョブズは、コンピュータが、私たちの仕事または家庭環境に存在する“新しい物体”になることを強調する。
“そして、私たちは優れたオブジェクトをそこに置くことを実現する可能性がある…もしそうでなければ、私たちはまた別のジャンクをそこに置くことになるのだ。”
彼はiPhoneのコンピュータ革命にも触れている。
“いつの日か、あなたはラジオ付きのポータブルコンピュータを持って、アスペンをうろつき、[留守電を再生する]ようになるだろう。”
さらに彼は、いずれGoogleのストリートビュー機能になるMIT体験についても語っている:
MITは、スキャナーの付いたトラックと共に4、5年前にアスペンに現れ、全ての通りと全ての交差点を走って、全ての建物を写真に収めた。そして、このコンピュータとビデオディスクを接続したのだ。ビデオスクリーン上では、あなたは自分が道を見下ろしているのが分かる。そして、スクリーンにタッチし、スクリーン上には“前に進む”矢印があり、まるで道を歩いているかのようだ。それは、電子地図なのだ。
1980年のアスペン・ムービーマップ装置
ジョブズは、当時のデザインパラダイムを詳細に分析してつぶし、それらがどのようにコンピュータに採用されるかを説明することへと移る。聞く価値がある。
もちろん、Appleは常に最高に見た目の良いコンピュータを作り続けた。スピーチ全体は聞く価値が十分にあり、ライアン・チンによるTedxの講演を含むCDIに向けたプレゼンテーションの完全な動画記録とこのテープに関する議論を含んでいるCDIブログには、もっと多くの洞察が載っている。
参考記事: 『The Apple patent Steve Jobs fought hard to protect, and his connection to its inventor』
画像: Norman Seef
この記事は、The Next Webに掲載された「Rare Steve Jobs speech from 1983 predicts iPhone, Google StreetView and better design for computers」を翻訳した内容です。
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