スタートアップのためのマスコミ対策「広報PR」最強ガイド

最終更新日:2024/02/17

ブログ

スタートアップの成功にとって重要な要素の一つが、いかにサービスをメディアに取り上げてもらえるかということ。自身のスタートアップのサービス内容をメディアに正しく伝え、その価値を評価してもらい、報道してもらうことで、少ないマーケティング予算の費用対効果をはるかに超える集客やブランディングを実現することが可能にもなります。今回は、米国で「Twitterの時間差投稿サービス」として人気があるBufferの創設者が、そんなスタートアップのPR手法について丁寧に説明してくれた記事を紹介します。アイデアだけ聞くとどこにでもあるようなプチサービスにも聞こえますが、確かに競合も多い中、数多くのメディアで何故か取り上げられ、今ではかなりの人気サービスに成長しているBuffer。きっとそのアドバイスには学べることがあるはず。– SEO Japan

以下は、Buffer-ソーシャルメディアに投稿する賢い手段-の共同創設者Leo Widrichによるゲスト投稿である。[注:私は、Bufferのエンジェル投資家で、彼らがやっていることが好きだ。]

あなたのスタートアップがマスコミ報道されるための完全ガイド

このガイドは長いこと延び延びになっていた。ここ数か月にかけて、多くの人が自分のスタートアップがマスコミに取り上げられる一番の方法について助けを求めて接触してきた。私は、てっとり早くメールの返事で彼らを助けることができたが、それが相応しいと感じたことは決してなかった。

これからは、このガイドへのリンクが役に立つといいのだが。

過去6~9か月にわたって、ニュースサイトやテックサイトのたくさんの優れたライターがBufferについて書いた素晴らしい記事にとても感謝している。

それを総体的に把握すると:

Mashableは6回私たちを取り上げ、TechCrunchは2回、The Next Webには10記事以上、ReadWriteWeb、GigaOm、LifeHacker、VentureBeat、Inc.Magazineなどでもたくさん書いてもらった。 トータルでは、これらの著名なサイトによって書かれた私たちに関する記事は40以上あり、それぞれがこのガイドにある情報を基にしていた。

それがどれほど良いもしくは悪い結果となったかを判断するのはあなた次第だし、もちろんもっとうまくやった人は他に存在する。そして私が今も失敗している一つのことは、CNNやForbesやFastCompany and coのような主流メディアに取り上げられることだ。

それでも、私はあなたに私たちがBufferで成し遂げてきたことについて、そして、メディアに取り上げられることに関して私が持っている全ての知識をあなたに共有したいと思っている。文字通り全て、ほんの小さな細かいことに至るまで。

最初に、私はあなたを騙したくないし、私たちの製品Bufferの特性を強調する必要がある。それは、ソーシャルメディアのためのツールで、あなたをより効率的および生産的にするものだ。それは、消費者製品で、TwitterやFacebookやLinkedInを使っている人に役に立つ。

もしあなたがテックサイトに取り上げられたいのなら、このガイドはかなり役に立つ。だから、以下に書かれているいかなる結果もBufferの特性に偏り、結びついているということを心に留めておいて欲しい。念のために言っておくと、それはあなたのアプローチには変化をもたらすことはないかもしれない。

次に、以下に書かれている情報に圧倒されすぎないことだ。これらのたくさんのことを私が把握するまでにはたくさんの時間がかかった。これらのポイントにすぐに従おうとして一度にたくさんのことをすると、あなたを失望させることになるかもしれない。そこで、私は以下のことを提案する:

  • 1つのセクションを読む
  • それを実行する
  • その後でこのガイドに戻ってきて、次のステップを実行する

あなたのスタートアップがメディアに取り上げられることは、製品を世に出すためにあなたにできる最も重要なことの1つであると私は考えている。それは、新規登録や投資、パートナーシップ、Biz Devの契約の獲得のような、たくさんのことを私たちにもたらす助けとなる。

特にもしあなたが、自分のことを広める助けとなる大きな個人的ネットワークに頼ることができない初めての起業家であるなら、マスコミがそれをする素晴らしい手段になり得るのだ。

準備はいいかい?では、始めよう:

1) 独自のスタートアップブログを持ち、ストーリーを伝えることを習得する

この最初の点はどんなに強調してもし過ぎることはない。特に、最初知名度が全くない段階ではとても重要だ。私がメディアに取り上げられることに多く成功してきたことは、私たちがとてもアクティブなブログを持っていることに起因する。

私は、あなたのスタートアップにブログが必要な理由について以前に書いたことがある。そこではこの点については述べていなかった。ブログを持つことを介して起こる全ての良いことに加えて、それはメディアに取り上げられる時に大きな役割も果たすのだ。その理由はこうだ:

もしあなたがブログを書くことを習得すれば、あなたはより良いライターになることを習得することになる。あなたは、ある見出しが他の見出しよりも共有される理由を理解するようになる。あなたは、コンテンツのある一部が他のものよりも読者を引きつける理由を理解するようになる。あなたは、あなたの製品が読者のためにどんな問題を解決するのかについて集中的な見識を提供するまでは、誰もあなたの製品について聞きたくないということを理解するようになる。

あなたが独自のスタートアップブログを始めると、2つのことが起きる:

a) 一度テックライターに記事を提出すると、あなたは彼らと同じレベルで考えることができるようになる。あなたは、彼らの苦心を理解するようになる。ほら、ライターはあなたの製品のことは気に掛けないが、自分の読者のために価値を提供することを気に掛ける。あなたがそれを理解するようになると、記事への道へと続くドアは広く開かれる。あなたは、自分のスタートアップが取り上げられることを狙ってマーケティングする人ではなく、優れた記事を提示するライターとなるのだ。

b) ブロガーになることと書き方を知ることが、あなたを大きく引っ張るだろう。自分のブログ上で自分のことを取り上げることができる。例を1つ挙げよう。最近私たちはLinkedInにBufferを追加した。私たち自身のブログ上での記事が、500を超える共有を獲得し、私たちが接触したテック報道よりも多くの登録をもたらし、そして、追加のEメールもなしに、それがあまりに幅広く共有されていたという理由だけで有名ブログからの4つの記事を引き出した。

つまり、自分のスタートアップがメディアに取り上げられるための最初のステップは、あなたにライティングとストーリーを伝えることについて教えてくれるアクティブなブログを作ることである。

2) TwitterとFacebookを介してライターと知り合う方法

Mashableがあなたを取り上げるのではない、ライターが取り上げるのだ!

私が最初にした最大の過ちの1つがこれだ。私は、もし自分がニュースの価値のあるものを持っていれば、あのMashableのサイトもしくはあのTechCrunthブログにストーリーを売り込むものだと考えていた。当然のことながら、私がそこから記事を獲得することは決してなかった。

その後私は、それはあなたについて書くニュース機関ではなく、それをする個々のライターなのだということに気が付いた。ばかげているようにも当たり前のようにも聞こえるのでは?しかし、私は自分のアプローチを完全に変えた。

つまり、あなたのスタートアップがメディアに取り上げられるためには、あなたはそういったライターを知っている必要があるし、数多くの彼らを知っている必要があるのだ。

私が最初にやったことは、彼らの全てをTwitterでフォローし、彼らのFacebookのアップデートを購読することだ。MashableTechCrunchReadWriteWebのライターの一覧はこちらのリンクから見ることができる(これらは単なる例であって、この3つ以上に大きなリストを作ること)。自分のスタートアップが属する業界を取り上げている最もふさわしいライターを見つけるのだ。

彼らをフォローしたり購読したからには、彼らがしていることに興味を持つようになることだ。私はこれを大きなタスクにするつもりはない。さりげなく、それを習慣にするのだ。自分のTwitterとFacebookのストリームを見ていれば、彼らに遭遇するだろう。

何が一番いいかって?これらのライターはみんな優れた人たちだ。彼らの記事を読んだり、TwitterやFacebookで彼らとやりとりするのはとても楽しい。

もし彼らが質問をしてきたら回答し、ツイートやFacebook投稿に返信し、彼らの書いたことをリツイートし、彼らが書いていることに関してコメントする。あなたは彼らに興味を持っていて、彼らがあなたの業界について書いているのだから、それをするのだ。もう一度言う:

心から興味を持ち、彼らが好きなことを理解すること。

あなたの売り込みは、彼らに1回メールをしたなら10倍良くなるだろう。あなたは、個人的に仲良くすることができるようになり、彼らはあなたの顔を以前に見たことがあることになる。彼らが自分の受信箱にあなたの名前を見た時、彼らが少なくともそのメールを開く可能性はとても高い。

つまり、2つ目のステップは、ソーシャルネットワーク上でライターと繋がり始めることなのだ。

3) 超人気ライターを避けるために最善を尽くす

そう、私たちはこの優れた機能を私たちの製品に追加したのだ。そして、スタートアップについて書く女性Alexiaがいる。早速連絡を取ろう!

ああ、私はうぶだったのだ、最初の頃は。後に私は、単にニュース情報を送るだけでは十分ではないことを理解し、ライター自身に接触しなければならないことに気が付いた。

この新しく獲得した知識を通して得たたくさんの勇気を持って、私は、Alexia、BenParr、Sarah Lacy、MG Sieglerに私の素晴らしいストーリーをメールしたのだ。

そして、いまだに返事はない。それはこういうことだ:

これらのライターは最も忙しく、一日中売り込みにさらされているのだ。彼らは文字通り、毎日数百もの売り込み攻めにあっているのだ。彼らがあなたのストーリーを選ぶチャンスは、ほとんどないに等しい。いいかい、彼らに手を伸ばさないことだ。

その代わりに、あなたの業界を取り上げるライター達に焦点を合わせるのだ。そして、若くて新しい、毎日数百ものメールを受け取らない人々を探すのだ。

これはとても簡単なことだ。単にフロントページに行って、最新の記事を閲覧するのだ。過去数日にわたるその人物の記事を3~4件を見ていけば、簡単に素早くふさわしい人間を見つけるだろう。

つまり、3つ目のステップでは、最も名声のあるライターに手を伸ばすことを避けることだ。焦点を狭めて、人気上昇中の人を見つけるのだ。できる限り。

3) 実際にMashableに掲載されたEメールでの売込み例

あなたが人生でするどんなことも、25%の成功率が予測される。~Auren Hoffman, CEO Rapleaf

私たちはここまで長い道のりをやって来た。あなたはそれが全て、あなたの製品ではなくてあなたのストーリーについてだということを知っている。あなたは、ライターと個人的な関係を築く必要があることを知っていて、あなたの製品に関連することについて実際に書いているより若いライターに手を伸ばす必要があることを知っている。

もしあなたがここまで来たのなら、あなたは恐らく取り上げられることに成功する確率をすでに上げた。メディアに取り上げられるための道のりはまだ大変なものだ。

そこで、あの売り込みに取り掛かろう。それは、あなたのスタートアップに関するストーリーが動き始めるか否かを決める実際のパートである可能性が高い。

以下は、私たちがMashableに取り上げられることになったEメールである:

——————————-

Samさんへ

チームと一緒に仕事を成し遂げることがいかに楽しいかに関する昨日のあなたの記事をとても気に入りました。これは、情熱がいかに私たちの成功を助けるかの非常に面白く素晴らしい例ですね!

私たちには、あなたに伝えたい大きなニュースがあります。Twitter.comの新しいリリースと共に、私たちは、よりふさわしい時にTwitter.comからBufferを介してリツイートを投稿する手段をリリースしました。それは、ブラウザーの拡張をインストールすることでシームレスに機能します。これによってあなたは、“返答”、“リツイート”、“お気に入り”の隣に新しい選択肢として“Buffer”を手にするのです。

私は、これが、Twitterのストリームにざっと目を通して、続けざまのあまりに多くのツイートでフォロワーを溢れさせずに面白いと思ったものをリツイートすることに割く時間をとても少なくすることを可能にすると考えています。それは、ふさわしい時に面白いコンテンツをツイートする最高の方法で、時間差でTwiterに自動投稿することができるのです。たくさんの優れたコンテンツが集まっているけれども、そこから共有するのが難しいTwitterリストと連動して活用することも可能です。

私がこれに関して接触したメディア関係者はまだあなただけです。これがあなたそしてあなたの読者にとって面白い話になるとお考えでしょうか?

Leoより

——————————-

段落ごとに見ていくとしよう:

チームと一緒に仕事を成し遂げることがいかに楽しいかに関する昨日のあなたの記事をとても気に入りました。これは、情熱がいかに私たちの成功を助けるかの非常に面白く素晴らしい例ですね!

オープニングは、私自身のことでも私のスタートアップに関連することでもない。私はこのライターを数週間の間フォローしてきた。私は彼の投稿とツイートが本当に好きなので、今でも彼をフォローしているし、今日も彼の投稿を読むのを楽しんだ。だから、私がもっとも楽しんだ投稿の一つを使ってオープニングとすることにしたのだ。

私たちには、あなたに伝えたい大きなニュースがあります。Twitter.comの新しいリリースと共に、私たちは、よりふさわしい時にTwitter.comからBuffuerを介してリツイートを投稿する手段をリリースしました。それは、ブラウザーの拡張をインストールすることでシームレスに機能します。これによってあなたは、“返答”、“リツイート”、“お気に入り”の隣に新しい選択肢として“Buffer”を手にするのです。

ここで初めて自分の製品についての段落が登場する。どう変更し、どう機能するのか。私はこれをとても説明的にすることが大いに役立つのだと思った。それがどう世界を変えるのかについては話さず、それが何をするのかだけを話す。簡潔に、理解しやすく。

私は、これが、Twitterのストリームにざっと目を通して、続けざまのあまりに多くのツイートでフォロワーを溢れさせずに面白いと思ったものをリツイートすることに割く時間をとても少なくすることを可能にすると考えています。それは、ふさわしい時に面白いコンテンツをツイートする最高の方法で、時間差でTwiterに自動投稿することができるのです。たくさんの優れたコンテンツが集まっているけれども、そこから共有するのが難しいTwitterリストと連動して活用することも可能です。

この部分は読者にとっての価値についてだけだ。なぜ誰もが気にかけるのか?どんな使用事例があるのか?これが読者にとってどう興味深いものになるのか?この部分は、ライターが見出しを考えこの記事についてのストーリーを想像できるものとして考えるのだ。

私がこれに関して接触したメディア関係者まだあなただけです。これがあなたそしてあなたの読者にとって面白い話になるとお考えでしょうか?

最後の部分は、他の全てと同じくらいに重要だ。常に排他的なものとして話を提供するようにすること。それから、ライターが返答できる明確な質問を一つするのだ。

私たちのことを考えてくれたことを感謝すると共に、次につながるYesを引き出すことが重要だ。

私の売り込みの多くは断られたり未だに返答がなかったりするが、それは全く普通のことだ。それを予期しておくことだ。ライターがあなたのことを好きではないとかあなたにイラついているなどと決して思わないことだ。彼らはただ単にものすごく忙しいだけだ。次に進んで、次の売り込みを打ち出して学ぶのだ。

これに関してはもう一つある。あなたが成長するに従って、あなたの交渉力も成長する。いつこれが自分のブログに載ったりEメールで送られるかの期限を追加することもできる。始めたなら、たくさんの異なる売り込みを試してみることだ。何がうまくいき、何がうまくいかないのかを知るのに素晴らしい方法だ。

それから、その売込みの最終的な結果の記事を紹介しておこう:Buffer App Lets Users Schedule Shares Directly From Twitter

あなたは自分の売り込み文句を作った。そして送信ボタンを押す準備ができている。でもちょっと待って。

あなたは厳しい競争に直面しているのだ。他のスタートアップだけでなく、クライアントのために記事を書くたくさんのPR会社がいる。あなたが持っている1つの大きな有利な点は、ほんの少しパーソナリティを追加できるということだ。

通常私はこんなことをする:

その売込み文句を送る前に、“独占記事について手短な文を送ってもよろしいですかというツイートをライターに送るのだ。Twitterはよりてっとり早いメディアでより早く回答を引きつけることを知っている。だから、返事が来たら私は送信ボタンを押す。それが、ライターにとっては私の名前を認識するのがずっと簡単になり、少なくともメールを見ることになる。

メールを送信した後にもツイートを送って同じことをすることができる。彼らに、“独占記事についてちょっとしたメールを送ったので、読んでいただけると幸いです”と簡単に伝えるのだ。これもまたあなたに差別化の要素を与える。

あなたのメッセージは大量のメールとして無視されることが多いため、もう一つステップを踏んで自分のアプローチにパーソナリティを追加する必要があるのだ。私はこれをして素晴らしい結果を得ている。

これを試してみるのだ。私はツイートを送らないでもやってみたことがあるが、それもうまくいった。状況によって判断するのはあなた次第だ。もしある方法がうまくいかなければ、次の方法を試すまでだ。

どんな場合でも、スタートアップからMashableへではなく、必ずライターからライターへ、個人的なものにすることだ。

メールとツイートのタイミング

取り上げられるためにはタイミングもとても重要な側面だ。私が学んだ自分の記事が取り上げられるために一番いい曜日は、火曜、水曜、木曜だ。月曜はあなたのことを記事にしてもらうにはあまりに早すぎるし、リポーターの受信箱はいっぱいだからいい日ではないのだ。

もし何かをローンチしたら、私なら、朝10時前にリポーターにメールを送る。

タイムゾーンもチェックするようにしよう。大部分のリポーターはサンフランシスコかニューヨークに住んでいる。米国西海岸の午前10時は、東に住むリポーターにはとても悪いタイミングになり得る。彼らは、その日の大部分の記事がすでに彼らのTo doリストに入っている午後早い時間にそれを読むことになるのだ。

同時に、私は、金曜日はトラフィックには良くないが、ニュースが遅くなるということも学んだ。だから、その日にあなたが取り上げられるチャンスは高くなり得る。MashableでのBufferに関する最近の記事では、私はこれを利用したのだ。私はその週の早い段階で売り込んだ記事をフォローアップした。とても忙しくて私は返答を得られなかったが、金曜日に送った簡単なフォローアップメールは迅速な回答を得たのだ。

タイミングとソーシャルメディアを使ったアプローチをどちらも試してみること。どちらにしても、お昼前に売込みすること。

5) スタートアップに関する記事が書かれて公開された、その後は?

やった、やった、やった!あなたはついに自分の記事が取り上げられることに成功したのだ。優れたテックブログがそれを選んで、あなたの最新の機能について書いたのだ。特に初めての場合、あなたは私と同じように、部屋中を飛び跳ねてシャンパンのボトルを開けるだろう。

しかし、今こそ、腕まくりをしてあなたの成功を最大限にする時なのだ。それは多くの人が忘れていることだ。しかし、以下の6つのステップをした結果は素晴らしいものになり得る:

  • その記事についたコメントをモニターし、もし読者がフィードバックやサポートを求めたら素早く返答すること。
  • 自分自身でコメントを書く。感謝し、記事についてライターにお礼を言い、自分が気に入ったところを強調する。
  • 再びこのライターを目立たせることで、この記事を共有する。ツイートする時に彼らのTwitterハンドルについて触れる。投稿する時に、彼らのG+名について触れる。
  • あなたの記事に関するブログからのFacebook投稿をモニターする。コメントの時と同じことをして、彼らに返答し、サポートを提供する。
  • Twitterストリームをモニターし、記事をリツイートした人にお礼を言い、返答や会話に飛びつく。ここでも、フィードバックに感謝してサポートを提供する。
  • ライターにフォローアップメールを送り、記事についてお礼をし、彼らの仕事を心から感謝する。

ここでの1つの大きなポイントは、もしあなたがコメントで攻撃されたなら、自分自身を守ろうとしないことだ。その代わりに、敬意を表し、お礼を言って、問題を詳しく調査することだ。自分自身を攻撃されやすい状態にすると、熱狂的なファンのコミュニティを築くためにこれがいかにうまく働くかに驚かされる。私は他のスタートアップで何回かこれが悪い方向に行って、先のない意固地な議論に終わっているのを目にしたことがある。

それでは、なぜあなたはそんなことをしているのか?その答えはとても簡単だ:将来もっとメディアに取り上げられるためだ。忘れてはならないのは、これは1回限りのイベントではないということ、あなたは何度も何度も何度も取り上げられたいということだ。

あなたがライターの仕事に敬意を表して、どれだけ感謝しているかを示すことによって、一層の努力をすれば、あなたが覚えられて、次回記事を書いてほしい時にもっと簡単にそれをすることができる可能性が高くなるのだ。

私たちの最初のMashableの記事で、私たちはまさにそれをした。ここで例をチェックしよう:

HOW TO: Space Out Your Tweets Without Being Online All Day

あの日私がフォローアップメールを送った時、コメント欄に私たちがいたことがいかに素晴らしかったかやその記事が読者にいかに受け入れられたか、そして私たちがリリースする新しい機能について投稿し続けてほしいということに触れた返事をもらった。

私はやってのけたのだ!

6) あなたが売り込むことができる全く異なる4つのタイプの記事

メディアに取り上げられる時の目的は、先にも簡単に触れたが、繰り返し何度も取り上げられることだ。それを成し遂げるためには、いくつか異なるタイプの売り込み文句を持っている必要がある。

ここに、あなたが売り込みに使える4つの異なるアイディアのリストをそれぞれの例とともに紹介する。

1- あなたの製品が手助けできる大きな問題が起こる時

これはとても強力であり検知するのが難しいものだ。あなたの側からたくさんの創造性とライターとしての考え方を必要とする。もしあなたがここに至るまでにブログを持つ気になっていないなら、最初に戻ってもう一度読み直そう。

ここでは2つの例を挙げる:

人気のソーシャルメディアツール、CoTweetが最近になって無料版を止めた時、多くの人がこれに腹が立ったに違いないと私は思った。そこで私は、彼らは絶対にそれに代わる物を探しているということに気がついた。

私はMashableに接触をし、CoTweetが無くなった今、7つの優れた代替物というタイトルの記事を彼らに提案した。私は、Bufferを含めることができるかどうかを尋ねることさえしなかった。

ニュース収集ツール、SummifyがTwitterに買われ、そのサービスを終了することを発表した時、News.meが全く同じことをした。彼らはニュースサイトに接触をして、自分たちがSummifyの優れた代替物であると言ったのだ。彼らについて書かれた記事はたくさんあった。

ここでも私にとって重要なことは、どのようにして読者にとっての価値を提供できるかを常に考えることであって、自分のスタートアップがどう取り上げられることができるかではなかった。あなたがそれをすれば、あなたのスタートアップについて取り上げられる新しいチャンスをたくさん得ることになるだろう。

2- 優れたデータの売込み

ニュースサイトはデータが好きで好きでたまらない。特にそれが最大のソーシャルネットワーキングサイトに関連する何らかの手段である場合に。なぜ彼らはそんなにもデータが好きなのか?それは、ソーシャルメディア上で瞬く間に広がるから、そして、読者にとってはとても興味深い見識だからだ。

私たちが集めたデータについてどのように5つ以上の記事を獲得したかについて例を紹介しよう:

私たちは、Bufferが送信した100万のツイートを見て、私たちがユーザーにたくさんの価値を追加しているということに気が付いた。基本的には、私たちは、もしあなたがBufferを使い始めれば、あなたはツイートに200%以上のクリックを獲得することになり、リツイート数を倍にし、Kloutのスコアを3.5ポイント増やすことになることを示すことができた。

このことは確実に素晴らしいもので、ニュースサイトはそれを気に入った リンクのクリック数を200%増加させるツールについて書きたくないサイトなんてあるだろうか?私たちはそのデータを、多くの機会で使うことができた。その調査がもはや中心ではなくなった未来の記事にさえも。

自分のユーザーから面白い統計を掘り起こして、読者にとって有益な見識になるかもしれないことを見つけ出すのだ。ここでも書いてもらう素晴らしいチャンスがたくさん開けるだろう。

3- ユーザーを喜ばせる新しい機能の売り込み

これは、今日スタートアップが使用する最もよく知られた売込みだ。あなたは自分の製品に新しく追加した機能があり、それはメディアに取り上げられる価値があると考えている。

私が新しい機能の売り込みに関して焦点を合わせたい点は、1つの機能だけに絞るということだ。私は過去にたくさんの間違いをしてきた。こんな風な売り込みを送っていたのだ:私たちはこの機能とこの機能とさらにはこれとこれとあれを追加しました。

第三章の私が1つの視点にのみ焦点を合わせていたEメールの売り込みを覚えていれば、分かるだろう。たった一つ、その他のことはなしだ。実際、それは取るに足りないことだった。それでも、そうすることによって、私はとても説得力のある売り込みをすることができたのだ。

同じことをやってみるのだ。自分の製品の1つの追加物もしくは既存物だけを売り込むのだ。10ではない。それがあなたの売り込みを、ずっと明確で理解しやすいものにするだろう。ライターにはとても短い注意持続時間しかない。もし彼らが、記事の中に出てくるあなたの異なる新しい機能を全て理解する必要があるなら、彼らは受信箱の中に入っている次の売り込みに移ってしまう可能性がとても高いのである。

さらにそれは、あなたが異なる機能を追加するたびに、異なる記事を売り込む機会を与えてくれるだろう。

4- 大きな節目を迎えた時の売り込み

私たちに効果があった最後の売り込みタイプは、節目の売込みだ。これは、登録だけでなくブランディングにとっても素晴らしいものだ。あなたがまだ健在で、成長していて、あなたをちらっとでも見る価値があることを人々は知るだろう。

私は、これがニュースサイトにも適した売込みであることを学んだ。なぜなら、彼らは、他の誰もが知らないあなたのスタートアップのバックグラウンドに関して唯一無二の見解を手にするからだ。

私たちの場合、1,000,000ツイートがBufferを使って送られると早くも記事になった。ここで大切なことは、大きな数字を選ぶことだ。多くの場合、登録数はそれにはならない。それは、あなたのアプリが使用されていることを示し、読者にあなたについて好奇心を持たせ、ライターにあなたについて取り上げさせるならどんな数字でもいいのだ。

このタイプの売込みでは、数字が今日的な意味を帯びている理由を示すのはあなたにかかっている。例えばKloutは、そのアルゴリズムで1億ユーザーを記録したという事実を大きく取り上げた。それは彼らが1億ユーザーを持っているということを意味したのではなく、その節目の前後にたくさんのメディアを動かすのに役に立った。

7) 偶然ではなく習慣的に取り上げられるには

さあ、いよいよここまで来た。私は、あなたのスタートアップが記事にされるのに役立つと思われる全ての詳細を検討しようとした。そして、私がここで触れた他のどれもと同じくらいに重要だと考えている最後の1つとなった。

あなたは、自分のスタートアップが1回、2回、3回取り上げられたいのではない。あなたは、それが1つのサイクルの中でニュースとなることを望んでいるのだ。2~3週間ごとに、あなたは再び表舞台に出るべきだ。優れた新しい機能で、面白いデータで、大きな新しい節目で、ありとあらゆるもので。

もしあなたがこれゴールにするなら、あなたがする全てのことは、もっと長い目で焦点を合わせられるようになる。そして私は、一回限りでは理にかなわないことにもっと気持ちを奮い立たせることができるということを学んだ。

人間関係を作るのはより簡単になる。ブログを書くことはより簡単になる。1つの記事を獲得して感謝することは、ずっと簡単になる。

このガイドで触れた全てのことは、継続的なメディアでの取り上げやニュースのこのサイクルに入り込むのを簡単にさせるために計画すべきだ。もちろん、あなたのスタートアップの発展もその道筋に続く必要がある。

もしあなたが、リーンスタートアップのやり方で真のMVPをローンチして、狂ったように反復しているなら、2~3週間ごとに新しい記事を思いつくのに難航するはずはない。

もしそうなら、チームと協力してもっと頻繁にもっと多くリリースするように頑張るのだ。

前の章で触れたように異なる記事に取り組み、報道陣に接触するためのスケジュールを組むようにするのだ。最初は2~3週間がタイトすぎるのであれば、1か月に一度でもいいが、自分のTo Doリストに一貫した繰り返しの設定をすることだ。

始める準備はできただろうか?そこから出てスタートアップをメディアに取り上げてもらうのだ。このガイドのステップに従うことによって、あなたがそれを成し遂げることを私は確信している。

もし質問があれば、以下のコメント欄で私に知らせるか、leo@bufferapp.comにメールを送ってほしい。

あなたの考えは?あなたはどんなPRの取り組みをしてきただろうか?あなたが自慢したい大きなヒットはあっただろうか?もしあるなら、コメント欄で私たちに共有して欲しい。

スタートアップが好きなら、FacebookでOnStartupsのコミュニティに参加しよう。


この記事は、OnStartupsに掲載された「How To Get Media Coverage For Your Startup: A Complete Guide」を翻訳した内容です。

ひたすらに素晴らしすぎる内容で思わず印刷して読み込んでしまいました。スタートアップに限らず新しいウェブサービスを立ち上げる際にこれ以上に指針となるPRガイドはないのではないでしょうか?英語圏のPRガイドとして書かれていますが、日本でも十分通用する点は多いと思います。せっかく苦労して立ち上げるウェブサービス、どうせなら広報対策も最大限努力してより多くの人に使ってもらいたいものですよね。海外進出を狙う日本のネット企業にも特に参考にしてほしいです。

広報というと、関係者業界人を既に知っているかどうかのネットワーク力が問われることが多いと思いますが、やり方次第で無名のあなた・スタートアップにも十分というかそれ以上にメディア露出できるのです。サービス自身に何か特別な革新性があるとも思えない(ゴメンなさい!)Bufferをクレバーな広報戦術で成功させた筆者だけに非常に納得感と夢がある記事でした。 — SEO Japan

記事キーワード

  • Facebook
  • X
  • はてなブックマーク
  • pocket
  • LINE
  • URLをコピー
    URLをコピーしました!

編集者情報

  • X
  • Facebook

アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

メディアTOPに戻る

RECRUIT

一緒に働く人が大事な今の時代だからこそ、実力のある会社で力をつけてほしい。
自分を成長させたい人、新しいチャレンジが好きな人は、いつでも歓迎します。