スタートアップが成功するための5つの教訓

スタートアップのブームはまだまだ継続中の2012年夏、米国はもちろん、日本や世界各国でスタートアップを支援するアクセラレータープログラムも数多く誕生しています。今回は小国エストニア発のスタートアップながら米国の有名アクセラレータープログラムに参加した創業者が、その経験から学んだ5つの貴重なアドバイスを共有してくれました。 — SEO Japan

去年の夏、Pipedriveは運よく、数人のとても賢い元Google社員によって経営されているアクセラレーター、Angelpadの一部になった。集中的な3か月が、成功する製品および成功する会社の作り方に対する私たちの理解をすっかりと変えた。そして、もっと重要なことには、それが私たちの成長を次のレベルに押し上げた。ここでは、この常軌を逸した時間から私が学んだ最も重要な5つの教訓を紹介する。

1. 異議や間違いを受け入れる

スタートアップを経営することは、繰り返し顔にパンチを食らうようなものだ。

Paul Graham

Angelpadチームとメンターたちはあらゆる方法で私たちに異議を唱えた。“あなたのホームページには多くのものがありすぎる”というのは、最初私たちが賛成しなかったことだが、私たちは喜んでテストした。そして、実際には私たちが間違っていたということが分かった。私たちはコンテンツの80%を削除し、ホームページ上に1つの登録ボタンと1つのLearn Moreリンクを残した。登録へのコンバージョンは300%増加した。

早期のフィードバックで他に重要だったのは、製品にもっと多くの言語を追加することだった。ブラジルポルトガル語を追加して4か月後、ブラジルがUKとオールトラリアを上回って2番目に大きな収入源となった。

2. ロケーションはやはり重要だ

フィンランドの会社はとても伝統的で多くのリスクを負わない傾向がある。シリコンバレーは全く異なる:ここの人々は本当に危険と隣り合わせの生き方をする。

Linus Torvalds

私たちはヨーロッパのエストニアという小さな国でPipedriveを築き始めた。それは、私たちが顧客や投資家の隣で生きることの重要性に気付くずっと前のことだった。“あなたたちはエストニアにいて、私はサンフランシスコにいるため、私たちはこれを努めて難しくしている…”というのが共通の回答だった。

最後には、あなたのオフィスにスタートアップ著名人が手当たり次第に入って来るのはシリコンバレーだけのことだ。ある日、Robert ScobleがAngelpadのオフィスにひょっこりと現れ、私たちにビデオインタビューをした。次の週には、Dave Mcclureが尋ねてきたのだが、Fで始まる汚い言葉を言わない彼を見るのは珍しい機会だった。投資家、イベントのパートナー、製品フィードバックなど、私たちが何を求めているにしろ、私たちがAngelpadに滞在していた期間はそれがずっと簡単で素早いものになったのだ。

あなたのロケーションは、あなたの評価にも影響を与えるだろう。同じアーリーステージのスタートアップが、ヨーロッパでは100~200万ドル、東海岸では200~300万ドル、シリコンバレーでは300~500万ドルで評価されることがあるのだ。

エストニアのハッカソンの家

3. 資金調達はタイミングが一番の味方

あなたの最高の仕事にはタイミングが関与する。もし誰かが中年期に史上最高のヒップホップソングを書いたなら、それはタイミングが悪い。

Scott Adams

資金集めはデートのようなものだ。あなたは、双方向のケミストリーを持つ必要があるし、あなたが“ホット”なのは短い期間だけだ。資金集めを始める前に、タイミングが適切かどうかを確かめることだ。けん引力の助けもあるが、これが何らかの理由であなたを擁護しない場合には、他に話題にされるべきクリエイティブな道があるのだ。例えば、有名なエンジェルからのコミットメント、マスコミ報道、新しいスーパースターの採用、新しい機能の展開だ。機運を失ったなら、資金集めを終わらせて製品を作ることに戻ったほうがいいかもしれない。

頭に入れておくべきもう一つのことは、ますます多くのスタートアップが、資金集めのために正しい方向を向く前にインキュベーターでの3~6か月以上の時間を必要とするということだ。

4. 投資家は4つのことを見る

あなたが何を考えているにせよ、より大きく考えることだ。

Tony Hsieh

-彼らはその製品を作り上げることができるのか?
-人々はそれを使用するだろうか?
-人々はそれにお金を払うだろうか?(Instagramは非常にまれだということは覚えているだろうか?)
-人々はたくさん集まるだろうか?

あなたが売り込む際にはこれらの疑問に回答するようにすること。

5. あなたのEメールとプレゼンは小さなスクリーンで見られる

細部まで完璧にし、詳細の数を完璧に制限する。

Jack Dorsey

大抵は、投資家はあなたの輝かしい売込みデッキに目を通すために時間を作らない。それが急いでチェックされること、もしくは会議が始まるのを待っている時、もしくは交通渋滞にはまっている時にチェックされると仮定して、Eメールを送信する前に、自分のEメールやデッキをiPhoneの画面上で見ることだ。そのメールは長すぎないか?スライドにデータは多すぎないか?恐らく、その答えはイエスだろう。私たちは、12枚のスライドから始め、最終的には7枚のスライドになった。

さらに、Eメールのデッキとミーティングプレゼンテーションのデッキが全く異なる目的を果たすということを言っておく価値がある。前者の目的は、投資家やパートナーにあなたとのミーティングを持ってもらうためであって、その他の情報をたくさん落とすことではない。

トップのアクセラレーターは、あらゆる方法であなたの限界をテストするだろう。もしあなたのチームが何とかアクセラレーターに入り込んで、それを最大限に活かすことができたなら、あなたのビジネスは大きく加速するだろう。Angelpadから“卒業”してたったの6か月後、Pipedriveは、“損益分岐点”に到達するための1,200人の有料顧客というマイルストーンを超えた。それは私たちが想像していたよりも早かった。

Pipedriveのハッカソン

画像クレジット:Morgan Lane Photography, StockLite(shutterstockより)


この記事は、The Next Webに掲載された「5 accelerator lessons: How to raise funds and build a business」を翻訳した内容です。

各教訓の最初に有名業界人の台詞を持ってくる辺り、中々のマーケティング巧者な筆者でした。中年期に書かれた史上最高のヒップホップソング、聞いてみたい気もしますが。。。汗 内容自体はいわゆる定番的なアドバイスに比べ実体験に基づいたリアリティあるアドバイスだなぁ、と感じました。特に最後に関しては、日本人の我々も日本でも同様の状況になりつつあるでしょうし、日本人は情報をプレゼンに詰め込みすぎる傾向がある気もしますし、是非意識したいところです。

Twitterの創業者Jack Dorseyがいうように、無駄は徹底的に省いて必要な情報だけを提供することが、アテンションエコノミーな現代においてはウェブサービス自体にも投資家へのプレゼンにも重要なのでしょうね。筆者の会社も無事に黒字化を達成し、これからさらに羽ばたいていくステージにあるようで何よりでした。 — SEO Japan [G+]


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