2012年を迎える前に2011年のネット業界で理解しておくべき4つの出来事

最終更新日:2024/02/17

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さて今年もよろしくお願いします。昨年のSEO Japanは方向性で若干ぶれる時期もあったのですが、今年は基本はSEOに立ち返りつつ、今やそれなしでSEOを語れないソーシャル、そしてこりずに引き続きスタートアップや面白ネタも交えつつ今のネットを生き抜く上でちょっと役に立つかもしれない様々な話題をお届けしていきたいと思います。さて最初の記事は2012年を迎える前に2011年を改めて振り返ってみようという内容から。ソーシャル寄りの内容ですがそれも時代ならでは。 — SEO Japan

2011年も終わりに近づいている。寒く、雨が多く、風の強い終わりに。暖炉の前に座ってこの1年についてじっと考えていると、ソーシャルメディアシーンがちょっと‘meh’(メー)だったと考えずにはいられない。なぜって?それでは、それを説明していこう。ちなみにmehは無関心や退屈な感情を表す間投詞、つまらないもしくは可もなく不可もないものや、しらけたり無感動だったりする様子を表す形容詞のことだ。

過剰宣伝が行き交った・・・

年が変わる頃、Quoraが大流行した。次のTwitterだ!知識の総和だ!確かに、寒い1月の間は全ての人がかじりつく骨をただ求めていたのだと本当に私は思う。それはとても上手くやっているが、それが本当にメインストリームにひびを入れたのかは分からない。この1年、多くのことがテックコミュニティを興奮状態にさせ、Pathが現れ、それが‘Facebookの本当の脅威’だったのを目にした。それは、‘ピボット’(今年の話題の言葉?)の後のここ数週間で再度浮上し、ヒットとリンクを確実に手に入れることを目指してそれを次のソーシャルネットワークモンスターとして書いているブログがあちらこちらに再び現れている。本当に今年それにひびを入れたソーシャルプレゼンスやアプリは何なのだろうか?Instagramは強力なユーザー基盤と唯一無二のモバイルプラットフォームを築いた。2012年の成長を見るべき1つだ。

ブログのスタンダートが悪化した・・・

ソーシャルメディアとデジタルマーケティングブログの質は、この一年で本当に急降下した。私が、自分が読んだもので圧倒されたことはほとんどなかった。記事にコメントをしたいと思うことは少なかった。それは、私の本では強力な指標である。私にとって、あまりに多すぎるブログは、単に同じニュースの販路であり、ウェブ中に吐き出され吐き捨てられたものなのだ。Facebookがほんの少しの変化を起こせば、世界中のブログはそれをあたかも私達が火星に生命体を見つけたかのようにレポートをする。オリジナルコンテンツやそれに伴う思想と意見が減少している。人々よ、頼むから、もう一度声を取り戻し、ブログを私達の知っている力強いツールとして使い始めるのだ。

ソーシャルメディアと猫。Meh。

Facebookが大当たりし続けた・・・

それはどんどんと大きくなり、誰にも止めることはできない。Google+が上陸し、誰もがそれをFacebookの対抗馬として位置付け始めた。Googleの人間がそれを次のFacebookにしたいと思っているのかでさえ確かではないと私は思うのだが。確実に彼らには他に目指すことがあるのではないだろうか?FacebookのことはFacebookにまかせて、G+(または他の何か)が、自分の仕事や妻のことや自分がどんなにお腹が空いているかについて不平を言う大量のバカ者をふるいにかけずに共有したり会話することを望んでいる人達のために実行可能な代替品を提供できることを願おう。Facebookが巨大で、私達の生活のあらゆる場所に存在するのは事実だ。‘Open Graph‘が発展し続け、世界がそのタイムラインを手にすれば(ホバーボードを待っているような感じ?)、Facebookの独占が助長するだけだ。それを止めるものは何もないだろう。

ロケーションサービスがあまり上手くいかなかった・・・

ロケーションベースのマーケティングである。デジタルマーケティングの次のフロンティアだ。本当に?うん、2011年、それは湿ったおならのようにある意味素早く軽快に進んだ。確かに、Foursquareには1,500万ユーザーがいるが、今日ではその数字を巨大と呼ぶことはほとんどない。様々なアプリを経由してあなたに送られてくる値引きの大部分はひどいものだ。ユーザーを応援しないのは、成長の本当の可能性がないに等しい。FacebookがPlacesサービス(今は機能していない)を推し進め始めた時、世界は彼らが行く全ての場所にチェックインし、暮らしを本当にありふれたもののように思わせ始めた。チェックインサービスのGowallaを買収することとなったZuckerburgとFacebookは、2012年1月にそのサービスを停止したいようである。2012年、ロケーションは本当に前進するのだろうか?私にはよく分からないが、もしかするとFacebookがそれを再燃させるかもしれない。

人々はいまだにソーシャルメディア視野狭窄を持っている・・・?

それはたんなるもうひとつのデジタルマーケティングチャンネルにすぎない!それをつかうことをもくてきとしてつかうことはやめるのだ。さもなければ、とんでもないかずのフワフワしたあかちゃんうさぎが、にえたぎったあつくてあまいみるくでやけどすることになる。

我々はソーシャルメディアに便乗して商売している連中が叫ぶ‘ソーシャルでROIは証明できない’という言い訳に騙され続けている・・・

ソーシャルメディアの使用は、絶対に、ちゃんと、本当に、測定が可能なことである。もし誰かが違うふうにあなたに言うなら、あなたは他の場所でアドバイスを探す必要がある。とは言っても、もしあなたが自分のキャンペーンや戦略を正しく設定していなければ、それを証明するのは難しくなる。時間をかけてそれをする方法を学べば、物事はずっとうまく運ぶようになるだろう。幻影に惑わされるな。

肯定的な面は・・・

ソーシャルメディアは、この1年で長く苦しんでいる多くの人々の声を増幅してきた。そして、それは本物に見事だ。実にソーシャルは変化の偉大な進行役である。

メー、たわ言?

私は本物の守銭奴になっている?ソーシャルメディアにとって素晴らしい年だったのだろうか?あなたのジュースはどうやって流れている?共有し、議論しよう。


この記事は、The Social Penguin Blogに掲載された「2011 ? The Year of The Social Media ‘Meh’」を翻訳した内容です。

アメリカの話ではあるんですが、驚くほど日本でも当てはまった話の気がするのは私だけでしょうか。それぞれ具体的に話し出すとFacebookがブレイクした件以外は諸々敵を作りそうなので避けますが、過剰宣伝はともかくブログの復権は是非ともと思いますし、ロケーションサービスは私は元々余り良く分からなかったのですがホントどうなるんでしょうかねぇ、、、という感じです。さて2012年のネット業界、どのように進化していくのでしょう? — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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