SMX West 2010 : リンクの秘密をプロに聞こう!

いよいよ、SMX West最後のセッションです。原題は「Ask The Link Builders」。

モデレーターはダニー・サリバン。Ontoloのガレット・フレンチ、Covarioのマイク・グラクセン、SEOmozのランド・フィシュキン、MartinBuster.comのロジャー・モンティ。一般的には知られてない人が多いのが逆にリンクのプロな予感。しかしSEOmozはどこでも出てくるな・・・。いると盛り上がりますしね。

では頑張っていきましょうー。

Q:
アーティクルマーケティングは効果があるのか?

(アーティクルマーケティング、日本語で記事マーケティングは人気が出そうな記事を書いてそれを色々なサイトにシンディーケーション配信して多数のリンクを得る手法です。英語圏ではその種のアーティクルだけを集めてディレクトリも多数存在しており、一時リンクを集めるための手法としてかなり使われていました。最近はディレクトリ登録に関してはスパム的なコンテンツが多いので検索エンジンの評価が下がって効果が無い、と言う認識ができています。)

A:
ディレクトリ登録が効果があるかは分からないが、記事コンテンツを作成してシンディケーション配信する方法自体は効果があるだろう。
(すみません、幾つか意見があったのですが上の補足説明を書いていたらメモできませんでした)

Q:
SEOのために静的な有料リンクを買いたいが同時にトラッキングもしたい。どうしたらいい?

A:
リンクタグにjavascriptを仕込む形で静的リンクでもトラッキングはできなくはないだろう(SEOmozのランド・フィシュキン)。

クライアントンは同時に効果測定を行うことは難しい、全体で判断するしかない、と素直に言う。(Covario)。

Q:
URL短縮サービスでおススメのものはあるか?

A:
転送の仕組みが301リダイレクトなのを選ぶべき。Bit.lyは良い。Ow.lyはそもそも仕組み的におかしい。自社サイトの短縮サービスには使わない方が良い(SEOmozのランド・フィシュキン)。

URL短縮サービスはサービスが停止するリスクが常にある。去年も2つのサービスがサービス終了するかどうかで揉めた。自分で短いドメインを取って独自でできるなら理想。ドメインが短いとは言え、アメリカ以外の国のドメインを使うのはカントリーリスクもあり少し不安(ダニー・サリバン)。

Q:
Twitterのリンクは効果があるか?

A:
Twitter経由のリンクが増えるとランキングが上がる傾向はあるんじゃないか(SEOmozのランド・フィシュキン)。

Q:
GoogleのSEOで外部リンクと内部リンクとどっちが重要?

A:
弱小サイトからの外部リンク1つでも、内部リンク50分の価値がある(SEOmozのランド・フィシュキン)。

内部リンクの場合、PDFファイルにサイトのトップへのリンクを張った方が良い。PDFファイルにロボットがアクセスして、そこでクローリングが止まるのを防げる(MartinBuster.com)。

外部リンクの方がはるかに重要なのは間違いない。それがあって初めて内部リンクの効果が出る(Covario)。

Q:
SEO会社に発注した場合、SEOの情報はどこまで公開してもらえるのか?もらうべきか?

A:
契約したうえで一定の情報は公開させるべきだろうが、一部の作業がノウハウもあり、SEO業者の立場から言うと完全に公開できないと思う(MartinBuster.com)。

僕はSEOの作業を全てオープンにできるのは素晴らしいと思う。SEOがここまで普及したにも関わらず、SEO業界が未だに怪しいと思われている面があるのは作業内容を全て明らかにしない点が大きい(SEOmoz)。

僕は反対だけどね。君(SEOmoz)も昔はText Link Ads(有料リンクのサービス会社)を勧めていたじゃないか。僕はちなみに使っていなかったけど。有料リンクを支持しなくなってから、そういうことを言いだすのはどうかと思うね(MartinBuster.com)。

隠すことを否定しているわけじゃない。有料リンクの件も意見が変わっただけだ(SEOmoz)。

。。。熱い議論が 汗

Q:
Wikipediaのリンクは意味があるのか?

A:
リンクジュースとしての意味は無いかもしれないが、Wikipediaは検索エンジンの上位に表示されるし、そのページからリンクが張られるのはトラフィック的にはプラスだろう(今度は皆が同意見)。

Q:
競合サイトのバックリンクを調べることにどれ位時間をかけるべきか?そもそも意味があるのか?

A:
オーソリティサイトを探すのは意味がある(SEOmoz)。

競合のバックリンクを調べてそのまま真似しようとするのは余り意味が無い(Covario)。

バックリンクを研究してそれを超えるリンクを獲得していけば、、競合が大型サイトであってもリンクによって小型サイトが順位を抜くことができる(MartinBuster.com)。

Q:
リンクスカルプティングについてはどう思うか?マット・カッツは気にしなくて良いと言っていたが。本当にそうか?

A:
Googleの言うことが常に全て正しい訳では無い。全てが理論通りに機能する完璧な検索エンジンは存在無い。自分で色々実験して検証することが大事(SEOmoz)。

Q:
Diggをリンクにどう活用すれば良いか?

A:
ソーシャルブックマークの前にソーシャルニュースサイトに登録することを考えた方が良い気がする(Ontolo)。

リンクベイトな記事でDiggから一時的な大量のトラフィックを得るよりは、他のより関連性の高いソーシャルメディアからリンクを得る努力をした方が良い(MartingBuster.com)。

Digg経由のトラフィックはまず数が一時的でも圧倒的に多い。Digg経由のトラフィックは一時的かもしれないが、そこからまたブログで取り上げられることもある(SEOmoz)。

人気ブックマーカーにコンサルを依頼して、Diggのトップページに載せる努力をすることも可能。お金はかかるだろうが(Covario)。

Q:
Text Link Ads(有料リンクのマーケットプレース)に掲載メディアとして参加することはSEO的にマイナスにならないか?

A:
以前は支持していたが、今はリスクがあると思っている(SEOmoz)。

有料リンクを求めるクライアントは、競合もやっているからやり必要がある、と言うアグレッシブと言うよりはデフェンシブな意味合いが強い(Covario)。

有料リンクはお金がかかる。継続的にかかる。ROIがマイナスになる可能性もある(SEOmoz)。

ちなみにもうすぐとある有料リンクの会社について記事を書くつもりだ。最悪の会社だよ 笑(サリバン)。

最近もコメントスパムで順位を上げているバカな(実際に stupid って言ってました)会社が僕のブログにコメントスパムを投稿してきて相当頭に来た、コメントスパムで順位が上がってしまう現状もあるのだが、、ただその会社のサイトは既にインデックス削除されてるけど(サリバン)。

関連性があれば有料リンクは良いと思うのだが。Googleも許容する範囲では?(MartinBuster.com)

その意見は反対だな。Googleは有料リンクを見つければいつでもサイトをインデックス削除することはできる(サリバン)。

Q:
一番、効果的な有料リンクの使い方は?

A:
ここでこの質問か 笑(サリバン)

リンク戦略で一番重要なのは、対象ユーザーが求めているコンテンツをどこまで提供できるか、と言うことだ。結果的により多くのユーザーがリンクを張ってくれる(Covario)。

Facebook、Twitterなどソーシャルメディアもリンクを獲得するには効果的(サリバン)。

Q:
プレスリリースは一種の有料リンクじゃないか?そもそもSEOにプレスリリースは効果があるのか?

A:
プレスリリースはSEOに効果があると思う。SEOを考えなくともプレスリリースは配信するだろう。せっかくだからコンテンツは最適化しておくべき(Covario)。

Q:
相互リンクについては?

A:
相互リンクをする場合は、相手が悪質のリンクファームに参加していないか確認した方が良い(Covario)。

関連サイト同士で相互リンクをし合うことはリスクもある。以前、大量の不動産業者同士が相互リンクをし合ってGoogleの上位表示を独占していたことがあったが、Googleから問題視されて順位を落とされた(SEOmoz)。

相互リンク自体がマイナスの影響を与える確率は低いと思うが、効果が無くなることはあるだろう(Ontolo)。

。。。以上です。リンクに特化したセッションだけあって、中々マニアックな話題が多くて同じくリンクのプロ?!の僕としては楽しめました。しかも、モデレーターの立場のダニー・サリバンが途中から盛り上がって、どのセッションよりも熱く語っていたのが面白かったです。

しかしSEOの中でもリンクの話はさらに絶対的な正解が無い分野のこともあり、人によって意見が違いますね。議論も盛り上がりました。

さて三日間に渡ってレポートしてきたSMX Westもこれで終わりです。過去に何回も海外のコンフェレンスには参加しましたが、一回もセッションをさぼらなかったのはこれが初めてですね 笑 このブログを書くプレッシャーがあったのが大きいです。。。どうにか終えることができました。

何か衝撃的な情報を得た訳ではないのですが、様々なテーマのセッションに参加してそれなりに得るものはありましたね。帰国後、また総括記事を最後に書こうと思っています。レポートを読んでいただいた皆様、三日間、おつきあいいただき、ありがとうございました!


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