検索順位を決める最重要要素、ペンギン時代のリンク構築、グーグルグラス – SMX East 2013 1日目まとめ

最近、イベント関連のレポートを全く行っていなかったSEO Japanですが、私(滝日)に変わって弊社スタッフが検索関連イベントでも最大級のSMX Eastを視察&レポートにまとめてくれたので、ここに紹介します。まずは1日目のまとめからですが、ペンギン時代のリンク構築に始まり、検索順位に影響を与える最重要要素やグーグルグラスのレビューまで気になる内容が満載。 — SEO Japan

ポスト・ペンギン時代のリンク構築

原題:Penguin-proof Link Building

先日ニューヨークで行われた”SMX East 2013″のレポート記事を掲載します。今回は弊社代表滝日の代理としてアイオイクス SEO事業部の菅尾が書かせていただきます。初回セッションは”ペンギンプルーフ・リンクビルディング”。ロジャー・モンティをはじめ、効果的なリンクビルディングの手法についてスピーカーが話します。

Moderator: Elisabeth Osmeloski, Director of Audience Development, Third Door Media, Inc. (@elisabethos)
Q&A Coordinator: Mark Traphagen, Director of Digital Outreach, Virante, Inc. (@marktraphagen)
Speakers:
Thom Disch, CEO, Handi-Ramp (@thomdisch)
Roger Montti, Owner, MartiniBuster (@martinibuster)
Neal Rodriguez, Managing Director, Shovecom (@notifyneal)

Roger Montti, Owner, MartiniBuster (@martinibuster)

アジェンダ
1バックグラウンド(ペンギンアップデートとは?)
2ペンギンにつかまらないためのリンク
3ペンギンアップデート対策

自然なリンクとはなにか?
コンテンツ内(引用や推薦部分)にある、独立した個人の編集者(コンテンツの作者)の選択の一部としてそのコンテンツ内に設置されたリンク。

背景
個人的な意見だが、2003年ころからGoogleはリンクの価値を下げ始めた。そこで、SEO業者がとった行動は、さらに多くのリンクを貼るということだった。
“自然”や”不自然”をいった言葉は、統計的なデータから生まれたものだ。まずは、”通常”となり得る基本線を作ること。そして、その”通常”から外れたリンクは、スパムだと認識される。

ペンギン対策の基本的な考え
上記の通り、リンクとはサイテーション(引用)だ。そのため、誰にとっての有益性をどうつくるか、ということを考える必要がある。なぜなら、誰かの役にたって初めて引用され(リンクがもらえる)のだから。Googleにとっての理想とは?を常に考えるべきだ。

不自然なリンクの具体例
・SEOフレンドリーなゲストポスト内のアンカーテキスト
・SEOフレンドリーな記事のフッター部分のリンク
・SEOフレンドリーなウェジット内のリンク
最適化されたアンカーテキストの過度な多用は、意図的に検索結果を操作するためのものとして認識され、結果、不自然なリンクの警告を受けることになる。

ゲストポストについてのGoogleの見解
“もしもあなたのサイトやあなたのクライアントサイトに記事を投稿し、その記事内にあなたのサイトへのリンクが含まれていた場合は、私は確実にnofollowをつける。なぜなら、そういったリンクは真に自然なリンクとは言えないからだ。”
(John Mueller)

ゲストポスト(アーティクルマーケティング)について
・その業界における、”本当の”慣習を理解する。
・最適化されたアンカーテキストとコンテンツ内のリンクは避ける。
・PR記事のような形態は避ける。

インフォグラフィックとウィジットのGoogleの見解
Q.ウィジットやインフォグラフィックに埋め込まれたコードはどう扱うべきか?
A.nofollowを付けることを勧める。特にウィジットにはね。インフォグラフィックについては、その規模にもよるが、rel-nofollowをリンクに設置することを勧めるよ。
(Matt Cutts)

ゲストポスト戦略を採用するために
1.アルゴリズムを操作しようとしないこと。
2.メジャーなパブリッシャーにも使われている、その業界のバイライン(署名)の基準を採用すること。
3.ゲストポストを唯一のリンクストラテジーにしないこと。

自然リンクの獲得方法
まだ着手していないニッチを探し出し、そのニッチのニーズを満たす有益なセクションを作ること。基本的な考え方は、”そのサイトにリンクをはるコンペリングな理由を作る”ということだ。
*コンペリングとは、興味、関心を非常に魅力的な方法で呼び起こすこと。

トラベルサイトの例
1.ベジタリアン用のグルテンフリーな食事を徹底的に調べる。ベジタリアンへの食事を出すレストランにインタビューする。ベジタリアンにリーチする記事を書く。
2.ベジタリアン協会などの関連する組織にに参加する。
3.それらの協会などのブログロールすべてにコンタクトを取り、リンクを設置してもらうように頼む。

Thom Disch, CEO, Handi-Ramp (@thomdisch)

インハウスの観点から更なる事例を。

ペンギンについて
ペンギンを完全に説明できる人はいるだろうか?非常に難しいことだと思う。なぜなら、ペンギンに違反してるがランクはそのままという例があるからだ。すべてに通じる完全な説明などない。

リンクについて知ってること
リンクは検索エンジンにとっての貨幣と考えられる。多くを獲得することは非常に困難だ。Googleはあなたに、リンクを獲得しようとするという姿勢を持たず、リンクを獲得してほしいと思っている。


リンクを貼る理由

誰かがあなたのサイトにリンクを貼る理由は何か?それは、何らかの理由でベネフィットがあるからだ。リンク売買に関しては、お金がベネフィットということになる。

Googleがアルゴリズムに求めることは?
最高のユーザーエクスペリエンスを提供すること。

ペンギンを受ける場合
上記、リンクを貼る理由とGoogleが求めることが一致すればリンクパワーはカウントされる。逆に一致しない場合はペンギンと判断されてしまう。

ペンギンになるようなリンク
-リンクエクスチェンジ/ネットワーク
-ペイドリンク
-無関係なコンテンツからのリンク
-ブログポストスパム
-記事やプレスリリースのスパム

リンク獲得のプロセス
あなたの市場において、どんなことがあなたの会社を素晴らしいものにするか?(あなたの会社の価値は何か?)それを考えたのち、以下のサイクルを回すことだ。
 1.戦略を立案する(マーケットニーズをつかむ)
 2.コンペリングするコンテンツを作成する
 3.そのコンテンツをプロモートする
最終的には祈るのみ。(笑)

事例の紹介
セミナーに行くと有益な理論はよく聞くが、実例が少ないため、私は事例を紹介したいと思う。基本的な考えは、「我々は情報とコンテンツをビルディングするのであって、リンクをビルディングするのではない」、ということだ。

バックグランド(事例)
HandiRamp社は以下の3つの商品を取り扱っている。
1.車いすや障がい者用リフト用のタラップ
2.機械を操作する用のタラップ
3.転倒防止用の板

コミュニティサービスの場合
1.障がい者用製品用のタラップの市場を調べる。
-保険は家の修繕などは対象外
-多くの人が予算が足りないにもかかわらず、依頼してくる。
2.これらのニーズをみたすコンテンツを作る
-無償でタラップを家に設置するボランティア活動の組織の記事を載せる。
-それらの記事が集まるにつれ、そういった組織のリストを作成する。
3.人々にこのコンテンツを知らせる
-プレスリリースなど。

ユニークなコンテンツの場合
1.競合以上により多くの知識を持っている分野は?
-タラップ業者の規模は世界No.1。
2.ニーズは?
-商品に関する情報を与える。営業が毎日コンテンツを作る。
3.敵の敵は味方
-中国製の安い製品を売ってる会社が登場。
-メイドインUSAのブランドを強く訴える。

市場を作るようなコンテンツの場合
1.現状をデータで示す。
-転んでけがをする人がとても多い(具体的な数をだす。)
2.この問題を解決するためのコンテンツを作る。
-Web上で注意を呼びかける。
-ユーザーが転びやすい場所などのビデオを投稿できるサイトを作成する。

もっとも簡単なリンク獲得方法
リンクはすでにあなたのサイトにある。つまりは内部リンクだ。全ての内部リンクの修復を行う。外部リンクにエラーがあった場合は修復を依頼。(できない場合は301で適切なサイトをつける。)

Neal Rodriguez, Managing Director, Shovecom (@notifyneal)

パンダ・アップデートの被害にあい、Googleに対して怒り心頭の様子。

リンク獲得の有効な手段は?
ソーシャルが有効だと思う。LinkedInが特に。自分の分野のコミュニティに参加すること。どんなリンクビルディングにとっても。グループに属すること。その分野のSNSに参加してネットワークを作る。有益な情報を提供しつづけることで、他のメンバーからリンクを獲得する良い機会になる。
しかしながら、SNSは非常にタフでもある。常に情報を交換すること、チェックすることは難しい。
自分が属している市場に自分にとってのベストなアプローチすること。そのコミュニティの一員として有益なポジションをとることで、自分が参照されるポジションをとること。

2012年春の発表以降、粗悪なリンクは無価値どころか害を与える存在になりました。いかに良質なリンクを獲得していくかが、今のSEOにおける一つの課題ですね。正直、目新しい情報というわけではありませんでしたが、まだまだ猛威をふるっているペンギンアップデート対策について、改めて考えるセッション内容でした。


デジタルマーケティングの分散化でGoogle依存を脱却せよ

原題:Life Beyond Google: Diversifying Your Digital Marketing

初日第二回目のセッションは、Googleに頼らないWebマーケティング手法について。
検索以外のトラフィックも獲得できれば、ビジネスチャンスの拡大も期待できます。コンテンツの作成フローからYouTubeやSlideShareなどを使った手法について、具体例と併せて紹介します。

Moderator: Matt McGee, Editor In Chief, Search Engine Land & Marketing Land (@mattmcgee)
Q&A Coordinator: Will Scott, President, Search Influence (@w2scott)
Speakers:
Matt Ballek, Director of Strategic Distribution Services, Magnet Media (@MattBallek)
Brandon Hassler, Senior Account Manager, 97th Floor (@brandonhassler)
Ted Ives, Principal, Coconut Headphones (@tedives)

Ted Ives, Principal, Coconut Headphones (@tedives)


チャネルの選択について


上記の用に全てのチャネルをダイアグラムにし、今回のマーケティングプランで最も必要なものを、整理された選択肢から決定する。非サーチには、Eメールマーケティングやソーシャルメディアなどを含む。

マーケティングコンテンツプロセスをデザイン化・明文化することから始める。
・どのようなドキュメント・メディアをどのようにして作成するかを決定する。
・すべてのソーシャルチャネルを通して、それらを結びつける。
・上記プロセスを可能な限り自動化する。

B-to-B
ホワイトペーパー、プレゼンテーション、ポッドキャスト、テスティモニアルにフォーカスする。

B-to-C
調査、プロモーション、コンテンツ、クーポン、テスティモニアルにフォーカスする。 

その他、考慮すべき点
・シンジケートコンテンツ。少なくとも一日一回コンテンツを作成しているのであれば。
・ここ一年でペイドサーチからコンバージョンのあったKWを見つけ、2分間のビデオを作る
→会社内のエキスパートへのインタビューなど。
・Eメールマーケティング。現在行っていないのであれば、直ちに行うべきだ。
・複数のwebサイトの立ち上げ。リスクマネジメント(ペナルティを受けた際の)。マイクロサイトを作り本サイトへの流入を図る。本サイトが会社への連絡先なら、マイクロサイトは特化したトピックのコンテンツという具合に。

Matt Ballek, Director of Strategic Distribution Services, Magnet Media

YouTubeマーケティングについて
Facebookに次ぐ、巨大なSNS。上手に利用するコツは、最適化とプロモーションをしっかりやること。

最適化(Optimization)
検索しやすく、されやすくする。プラットフォームの情報、レイアウトを最適化する。

プロモーション(Promotion)
Paid, Earned, Owned。どの種類も使って、告知を行う。

YouTubeのアルゴリズムに影響する要素。
・ビュー数
・トラフィック数(ソースの種類も。モバイルから?PCから?)
・アベレージ視聴時間

オーディエンスの種類
ヴューアー、ファン、スーパーファンの3つに分類される。また、ビデオを見た後の行動もそれぞれ違っており、それゆえ、コンテンツの内容も変更すべき。まとめると、以下になる。(種類、アクション、コンテンツ内容)
 ・ヴューアー、視聴orRSS、チュートリアルやイントロダクション系の内容
 ・ファン、コメントやいいね、Q&Aや企業ニュース
 ・スーパーファン、シェアや拡散、ボーナスビデオ(コラボレーションビデオなど)
ビデオはショートコマーシャルなどに最適。YouTubeは使うべき。

Youtubeのホームページについて
昔は、ビデオの再生ボタンのみであったが、最近はいろいろな情報が付随している。いいねボタン、視聴時間など。

コメントリスト欄
オーディエンスとのコミュニケーションに最適。Google+も同時に活用するべき。

YouTube記事のまとめ
作成(キーワードサーチ、コミュニティ調査)
最適化(ホームページ)
プロモート(ペイド、ソーシャル)
エンゲージ(コメントの返信、レポート)

Brandon Hassler, Senior Account Manager, 97th Floor (@brandonhassler)

Googleについて
Googleはトラフィック獲得の巨大なソース。多くの金額が投資されている。マーケティング手法の中でも優先的に取り組むべき。

Google以外について
とはいえ、最近のGoogleの取り調べは厳しくなっている。Googleのみに依存することは非常にリスキー。そのため、まだ卵の状態ではあるが、将来性のあるチャネルも使うべき。今回はSlideShareとPinterestの二つを紹介。

SlideShare(スライドシェア)の事例
(https://www.slideshare.net/DrugRehabdotorg/celeb-drugmeltdown8slideshare1?from_search=1)
プレゼンテーションのシェアサイト。優良なプレゼンテーションがシェアされている。このサービスにリンク、ソーシャルシグナル、トラフィック獲得の良いソースとなるインフォグラフィックを切り分けたものを投稿する。SlideShareから訪問した人は、FBやTwitterに比べ、本サイトにとどまる時間が長い。

ラスト1枚について
最後に会社のロゴで終わるスライド(インフォグラフィック)をよく見るが、非常にもったいない。サイトへの流入を促すリンクを、魅力的なデザインで作成する。

シェアを促す(ツイッター)
ツイッターのロゴをスライドのどこかに載せて、クリックすればツイートできるようにする。また、各スライドごとにユニークな内容がつぶやけるように、ツイートの内容を変える。(インフォグラフィックをスライドに切り分ける利点でもある。)

Pinterest(ピンタレスト)
Pinterestによくある写真の例。ビューが多いが、流入が少ないというケースがほとんど。流入を促す、インフォグラフィックのノウハウをここでも使う。

インフォグラフィックスの内容(記載する情報)
・固有の、業界に関連した情報
・一枚の絵(画像)に大量の情報
・もっとも興味深い内容である必要はない。

Pinterestが求めるもの
・日々の生活やインスピレーションに訴えるすぐれたアイデア
・ステップやインストラクション
・生活を通じて、人々をガイドする画像

“DIY Starbucks-Holiday Recipes-“の例
(https://www.trendhunter.com/trends/starbucks-holiday-drink)
自宅でスターバックスの味を再現するレシピのインフォグラフィックを作成し、Pinterestに投稿。大きな反響があった模様。(210,000のリピン)

サイズは非常に重要
このような、ガイド的な画像は、横幅が500ピクセル、縦が2,500ピクセルが最適。5,000ピクセル以上にはしない。

中身がよく見えなくてもよい
この例で言うと、レシピの具体的な文字は読みづらくなってしまうが、それでよい。なぜなら、本サイトに行って読んでもらうから。
そのため、Pinterest上ではタイトルさえ読めればいい!言い換えると、タイトルが大事になるので、訴求力のあるものにする。
今回のインフォグラフィックでは、もっと大きなサイズが最適なため、それが置いてあるサイトへは151,733のビューがあった。

投稿の最適な時間
ピークタイムの前。食事の準備、仕事の終わった直後。5:00amと5:00pm(東海岸時間)が最適。
さらにGoogle+などと連携してもっと多くのユーザーを獲得する。

Q&A

Q.Google以外のチャネルというトピックだったが、実際の売り込み方は?
A.安全性、Googleのみの依存は危険だということをアピール。また、ケーススタディーも有効。コンテンツクリエイションが大事だとマット・カッツが言ってたという感じで。

Q.Googleはリスキーだと考えるか?
A.そういう傾向はあるが、依然として非常に大事。コンテンツクリエーション、オーガニックに注力すれば比較的安全。

Q.ビデオを作成したが低パフォーマンス。いつ削除の判断をすべきか?
A.ケースバイケースだが、そんなにあせって削除する必要はない。そのビデオへのリンクがある限り誰かが利用しているということだから、削除すべきではない。

Q.インフォグラフィック作成のためのツールや、作成プロセスは?
A.インハウスでやってる。タイムリーなものをよく作る。Googleのツールや、ハッシュタグでトレンドを調べたりはする。毎日何が起こっているのかをチェックして、その時期にあった内容にしている。

Q.Instagramはどう思う?
A.非常にいいと思うけど、リンクを貼ることができない。Vineと一緒。しかし、トラフィックは期待できる

Q.イーコマースビジネスにもインフォグラフィックは有効?
A.有効だと思う。商品ごとの多角的な内容にするべき。その商品が消費者にどう役立つかを記載。

検索結果からの流入の効果・規模は全てのビジネスにおいて重要であり、投資の対象となっているはずです。しかし、その分Google依存が強いことはそのままリスキーな方法とも言えてしまいます。検索結果の上位表示の獲得競争は激しくなる一方ですが、これらかメジャーとなり得るサービスに目を向けることは、ますます重要になっていくのではないでしょうか?


検索ランキングで最も重要な要素は何か?

原題:What Are The Most Important Search Ranking Factors?

検索結果に影響を与えるファクターとはなにか?過去に比べ種類も増え、存在の認識も高まっていますが、まだまだ謎の方が多いです。セッションの最後にはダニー・サリバンも加わり、全てのSEO関係者が気になるこのトピックについて、議論を交わしています。

Moderator: Danny Sullivan, Founding Editor, Search Engine Land (@dannysullivan)
Q&A Coordinator: Ric Dragon, CEO, DragonSearch (@ricdragon)
Speakers:
Matthew Peters, Data Scientist, Moz (@mattthemathman)
Marcus Tober, CTO, Searchmetrics Inc. (@marcustober)

Matthew Peters, Data Scientist, Moz (@mattthemathman)

どのファクターが大事か?
Googleが言っていること、実際のアルゴリズム、SEO業者が言ってること、良いランキングのサイトの特徴。これらすべてを考慮した調査を行う。

調査概要
2013年6月の中旬に行う。対象のサイトはローカルビジネスからラージビジネスまで。企業のインハウスSEO担当者、SEOコンサルタントなど多くの人の協力。相関関係。多くのKWが対象。TOP50内のランキングでパーソナライズはなし。

相関関係と因果関係について
相関関係は因果関係にはならないが、ヒントにはなる。
・リンクが多い→ランクアップ。相関関係と因果関係がある。常に関連性はある。
・ページ内に多くの関連ワード→ランクアップ。相関関係はあるが、因果関係はない。しかし、ページ内に多くの関連ワード→高品質→リンクが集まる→ランクアップ。という形にはなり得る。

サマリー
調査結果は、ドメインレベルオーソリティ、ページレベルのリンクマトリックスが一番大事ということになった。

アンカー
完全一致と部分一致のアンカーでは同様の相関関係。(完全一致が部分一よりも効くというわけではないか。)
内部リンクの相関関係は外部リンクの相関関係と比べ非常に低い。(内部リンクが多いとランクがあがるということは言えない。)

ページ内のキーワード使用率
相関関係は高い。ページ内のキーワード率が高いこととランキングは間接的に関係がある。

関連性とランキング
関連性はランキング決定要素のファーストステップ。複数あるサイトの中で、検索語と関連性のないサイトは順位が上がらない。

サイトスピード
ユーザーの行動の観点からサイトスピードが遅いと順位には悪影響。
 -3秒以上表示にかかるサイトでは、訪問者の40%が離脱する。
 -1秒ごとにコンバージョン率が7%下がる。
サイトスピードを計測するサービス。zoomph(https://zoompf.com/free

ブランドメトリックス
相関性は高い。あなたのブランドについて誰かがWeb上で言及しているか、話されているか。

ドメインレベルKW
EMDのサイトは全体的にランキングが下がった。(マット・カッツも言及)。その後復活したことから、低品質なサイトのみが対象となったと推測している。

ソーシャル
Google+が一番相関が高かった。FBのシェア同様、+1はランキングのファクターではない(マット・カッツも言及している)が、SEO的には有益といえる。アンカーの獲得、クローリングの優先などが期待されるからだ。
「より多くの+1、シェア、ツイートの獲得」は、「高品質のコンテンツ」、と相関があり、「高品質のコンテンツ」は、「リンク数」と相関関係がある。「リンク数」と「ランキング」には因果関係が認められるため、「より多くの+1、シェア、ツイートの獲得」は「ランキング」に間接的に影響している。
「ページレベルのリンク」と「ソーシャルシェア」にも相関がみられる。

まとめ
リンク数とページレベルのファクターが大事。ソーシャルはランキングに関係ないが、関連性はある。

将来的には。。。
品質、オーサーシップ、構造化データ、ソーシャルの重要性は高まる。
EMD、ペイドリンク、アンカーの価値は下がる。

Marcus Tober, CTO, Searchmetrics Inc. (@marcustober)

ランキングファクター
多くのランキングファクターが存在している。昔と違うところは、それをみんな知るようになってきている。
ランキングを上げるためにはファンが大事。(一般人がスターになるのと同様)。つまり、クリック、ライク、プラスなどを獲得する必要がある。

クリックするコンテンツは関連性のあるもののみ。

Googleは常に工事中。
常にアルゴルズムのアップデートを行っている。完成しているわけではない。そのため、ランキングファクターは今後も変化する。EMD、パンダ、ペンギンなどによって、非重要視されたファクターがあるように、今後もこのようなことは起こる。

Google VS Bing
Googleはより多くのファクターを使っている。GoogleはバックリンクをBingより重要視する。

ソーシャル
+1を追う時間があったら、コンテンツ作成に時間かけろ。それぞれのシグナルは関連性がある。SEOは複雑になってるから、単独のものを追うのではなく、全部のバランスが大事。リンク、ソーシャル全部大事。その結果、GoogleでもBeingでもランキングを上げることができる。

Google+よりもエンティティ(By ラリー・ページ)
ソーシャルとSEOは一緒に考えるべき。


モデレーターのDannyが登壇しディスカッションに。

Danny Sullivan, Founding Editor, Search Engine Land (@dannysullivan)

サーチエンジンランドで、ランキングファクターの一覧の図を作成。
(https://searchengineland.com/seotable/)

Q.ロケーションはランキングに影響するか?
A.Dannyは影響するといっているが、Marcusは5%くらいしか影響しないと反論。(ちなみに、Marcusはドイツ人。国によって状況は異なるか。)

Q.ハミングバードについて
A.先週発表された新しいアルゴリズムだが、ここ最近でランキングが変化した人はいるか?(会場への質問。答えはパラパラ)
ハミングバードの影響は毎日起こるアップデートのひとつくらいにとらえている。(今のところ)大きなインパクトはなさそう。

Q.ナレッジグラフについて
A.すでにナレッジグラフの対象になっているキーワードとの競合は、確かに厳しい。スモールビジネスだったら自分がエンティティになってしまえばいい。(Matthew)
もしなれなかったとすると、それがあなたのビジネスで、価値を生み出さないから、結局そのビジネスはうまくいかないと思う(Marcus)

Q.モバイルランキングについては?
A.モバイルとPCの75%は一緒。Google PlayとiTunesを出す違いくらい。(Marcus)
 ユーザーエクスペリエンスにとっては専用のサイトを作った方が絶対に良い(Matthew)

Q.グッドコンテンツとは?
A.新鮮さは非常に大事。SNSの中でのポジションにも影響するだろう。最新の情報を提供できるようになることが大事。(Marcus)
 
Q.ロングテール対策は?
A.内部リンクが大事。大きいサイトだと大変だけど、頑張って修復しよう。(Marcus)

Mozの発表に関しては、8月後半のWhiteboard Fridayの内容と似ていましたので、ご存知の方も多かったかもしれません。ソーシャルファクターが重要になっていくと言われて久しいですが、まだまだ主要な要因とはなりえていないようですね。ファクターの話ではありませんが、ハミングバードの影響はアメリカでもそれほど大きくないというのは興味深い発言でした。


検索マーケッターが語るグーグルグラス

原題:Glass Act: Search Marketers Talk Google Glass

初日最後のセッションは巷で話題(?)のGoogle Glassについて。スピーカーは全員Googleから製品を支給されており、Google Glassを通して見える映像を会場のモニターに写してくれました。使用した感想についてのトーク中にはかなり意見が別れ、非常に興味深い内容でした。

Moderator: Jeffrey K. Rohrs, VP, Marketing Insights, ExactTarget (@jkrohrs)
Q&A Coordinator: Michelle Robbins, Vice President of Technology, Third Door Media, Inc. (@MichelleRobbins)
Speakers:
Jeffrey K. Rohrs, VP, Marketing Insights, ExactTarget (@jkrohrs)
Reva McEachern, Principal Technologist, REVA Digital Media LLC (@revadigital)
Matt McGee, Editor In Chief, Search Engine Land & Marketing Land (@mattmcgee)
Barry Schwartz, News Editor, Search Engine Land, RustyBrick (@rustybrick)
Danny Sullivan, Founding Editor, Search Engine Land (@dannysullivan)

デモンストレーションと機能
・ウォータープルーフ。シャワーを浴びながら写真が撮れる。
・ホームスクリーン。時間と”Glass”の文字が表示されている。(下記写真参照)

・眼鏡のサイド部分。(柄のレンズにかなり近い場所)にタッチスクリーン。ここでスワイプなどをして操作する。
・コンテンツ(つぶやきなど)が横から挿入される。
・音声メッセージ。しゃべったことがテキスト化され、そのまま送信ができる。すべて音声のみで実演。
・タッチパネルをスライドすると、コンテンツもスライドする。
・自分がどこにいるのかを認識(位置情報)。
・デフォルトで表示されるコンテンツは短いが、もっと読むなどをクリックしてさらに情報を送ってもらえる。
・”シェアする”などのコマンドもある。
・スマホの画面のように横にスライドする。(ホームページを移動できる)
・電話する、メールを送るなど。
・天気予報、カレンダーなどを表示。カレンダーにはイベントの内容も書き込める。
・近くの情報(レストラン等)を提示。タッチしてより多くの情報を表示。
・音声で、写真を取る。”OK glass, take a picture”としゃべればOK。
・すぐにシェアできる。ここではTwitterを使用。
・写真にキャプションも追加できる。しゃべった言葉が文字になり、写真に表示される。
・検索も音声で。”チャイニーズレストラン”と発音。電波が悪かったみたいで表示されず。
・電話とつなげてアプリを使うことができる。
・地図。ホテル名などで検索。自分のいるところから道順を教えてくれる。基本的に自分がまっすぐ進む方向が、地図上で上になるように、自分が向きを変えると地図の向きも変わる。

*基本的にあんまりサクサク感はない。(レポーター感想)

以下使用した感想
Danny
・レンズを付けてサングラスになる。(Googleグラス自体のレンズは通常の眼鏡と比べて非常に小さいが、オプションのレンズをつけて普通のサングラスのように使うことができる。)
・サイクリング中に音声で写真、動画が取れるのは楽しい。
・音声とスワイプでシェアするのはキーボードよりもかなり早い。
・ドライブしながら、ダンスしながら、いろいろなシーンでビデオをとるのは面白い。
・これが未来に起こる最終形態かはわからないが、自分の手を動かさずにいろいろできる時代はくるだろうね。

Reva
・コンテンツ作成に大きな影響を与える。(写真や動画など)
・同じような作業(Googleグラスを使っての)でも人によってそれこそ見る角度が違うから非常に面白い。
 
Barry
・イーメールの返信も早い。すべてのレスポンスが早くなる。
・ニッチトピックの検索機会が増えるんじゃないか。検索する機会が増えるから

Matt
・カメラは非常に使える機能の一部。
・椅子にすわりながら様々な情報を得ることができる。
・なにか他の作業をしながらできる。

その他(ネガティブ面など)
・バッテリーの消費が早い。(Barry)
・Googleグラスでインターネットサーフィン・テキスト送信はあんまりしない。(Reva)
・フェイストゥーフェイスのコミュニケーションが減ってしまうかも。すぐ近くにいても、Googleグラスで会話してしまう可能性がある。(Reva)
・ビデオなんか見てるととすぐに電池なくなる。(Matt)
・アプリの数も少ないかな。(Matt)
・いろいろな問題もあるが、スマートフォンが世に出た時にも似たようなこといわれてた。(Jeffrey)
・明らかなのは、すべての人に必要なものではない。(Matt)
・初めてGoogelグラスを見た人は大きいと思うか?小さいと思うか?大体半々。(Matt)
・グラスの柄の部分を通常の眼鏡のように折りたためない。(Barry)
・(若い人たちには悪用する場合も?という質問に対し)すべてのテクノロジーがそうだ。いつの日か普通になる日がくると思う。(Danny)
・(自然検索における影響は?という質問に対し)個人的にはそんなに変わらないと思う。検索結果画面はPCとモバイルと非常に似ているよ。(Matt)
*基本的に検索結果はテキストベース。今のところ。
・正確にわからない情報も教えてくれる。例えば、ホテル名がわからないときでも一部の情報を伝えれば、Googleが教えてくれる。(Danny)
・ロケーション関連の情報はより重要になるね。(Danny)
・子どもは直感的に操作していた。子どもはすごい。色々な使い方を思いつきそう。(Danny)
・将来的には様々な形態でウェアブルの製品がでてくるだろうね。それらがすべてユニークながら同時に連携していて、情報のつながりももっと強くなる。(Danny)
・タグ付けとかどうなるんだろうね?(Reva)
・Googleは顔認識をGlassに投入するらしい。(Jeffrey)
・たとえばモバイルがもっと小さくなったらでディスプレイも小さくなる。グラスはその点で優れてるね。(Danny)
・Googleはこの製品の教育に非常に金をかけている。各地で人々を集めデモンストレーションをし、この製品の使い方をレクチャーしている。コマーシャルも増えてきた。プライバシーの問題はあるが、それはスマホも一緒だ。Googleの製品はあんまり好きじゃないけど、個人的にはアイウォッチはするつもりはない。自分の体で傷つけちゃうかもしれないからね。(Matt)

Samsungから腕時計型のデバイスが発表され、にわかに注目を浴び始めたウェアラブルデバイス。身につけられる製品として、Appleも開発を急いでいるそうですね。まだまだ製品としての欠点は多い模様ですが、非常に魅力的な製品だと感じました。ウェアラブル製品が検索のアルゴリズムに影響を与える可能性は低いと思いますが、ユーザーの検索行動には大きな変化が起こると思います。スマートフォン対応が今のSEOにとって重要なトピックの一つとなっていますが、Google GlassもSEOと無関係といったわけではない、というのは時期尚早でしょうか??

最後、バリー・シュワルツに借りてGoogle Glassをかけてみました!
個人的には今回のSMXで一番の思い出です。(笑)

中々に充実の内容でした&今後は私がレポートする必要もなさそうなレベルでまとめてもらえました。今後はレポート系の記事は若手に任せようと思います m(__)m と、いうことで、2日目、3日目のまとめにもご期待ください! — SEO Japan [G+]
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