SEOってビジネスにプラスになるの?

最終更新日:2024/03/08

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2013年、業者に丸投げするのではなく、改めてSEOに真面目に取り組んでいこうと考えているマーケッターも多いかもしれません。そんなあなたのために、今回、改めてSEOの価値について考えてみた記事をサーチエンジンランドから。今後のSEOについて考える際に読んでみては。 — SEO Japan

グーグルが「しゃっくり」をする度に、ウェブサイトの検索ランキングが上下している。苦境に陥ったビジネスのオーナー達は、SEOがこのような困難な状況下で、ビジネスを成功に導いてくれるのかどうか不安に感じている。

そこで今回は、SEOをビジネスの成長に取り込むプロセス、メソッド、そして、順序を分析することで、グーグルやその他の検索エンジンが頻繁にアルゴリズムを変更する状況であっても、SEOが担う役割を明確に示し、SEOに資金を投じる理由が存在することを証明したいと思う。

最近の変更をおさらい

2012年は多くのSEO業者が後に失意の時代として振り返る1年になるはずだ。オンラインのエコシステムは大幅に変化し、評判は落ち、不正行為が明るみに出て、罰を与えられ、さらには完璧なホワイトハットの手法や戦略までもランダムにペナルティの対象になってしまった。

何が起きているのか、そして、なぜこのような事態に陥ったのか分かる人は誰もいなかった。

このトレンドは今後数年間に渡って続く(加速する)と思われる。そのため、グーグルが2015年に何をしているのかを推測する取り組みが重要になる。手っ取り早い解決策は効果が見込めない。復活する上で効力があるかもしれないが、あくまでも効果は短期間で消え、まだ元通りに戻ってしまうだろう。

かつてないほど未来の予測が重要になっている。SEOに投資する理由(日本語)はまだ数多くある。

今後は人間味のあるテクノロジー

グーグルに所属する優秀なエンジニア達は、アルゴリズムに人間の考え方を植え付ける方法を求めている。そのため、過去を振り返って教訓を得るSEO戦略は失敗に終わるだろう。

これから行われる変更は、元に戻すことが出来ないタイプの変更であり、形を変えていくはずだ。

しかし、過去を完全に無視することを勧めているわけではない。過去の検索の量やトレンドは、今後も需要において多くの情報をもたらしてくれるだろう。人間は習慣を持つ生き物である。人間は、行動、態度、そして、欲望を数十年間 – あるいは数世紀に渡って変えない。2004年以来、新鮮さを失わない分野でのトレンドを観察していけば、事前に、今後何が起きるのかをある程度正確に推測することが出来るはずである。

SEOのデータは強力

コンテンツマーケティングの役割は、より多くのコンテンツを配信するだけではなく、会社に機会をもたらすことである。 マーケットの推測可能な需要を記すコンテンツ作成カレンダーは、今後数年間、インパクトを与えるだろう。また、このカレンダーはテクノロジーを人間性に結びつけ、飛躍的な成果をもたらす効果がある。

しかし、多くの会社の経営者はSEOのデータの価値を過小評価し、また、十分に分析しているとは言えない。SEOはコストではなく、投資である(日本語)。 検索データには、利益の大きな分野を発見し、需要の高い分野を利用する上で役に立つ隠された知識が山ほど眠っている。マーケットのニーズを特定し、オーディエンスが求めているアイテムにターゲトを絞ることで、次のメリットを得られるだろう:

  • 新たな機会を得る
  • 効果的なキャンペーンを運営する
  • 利益のポテンシャルが見込める濃いニッチを見つける
  • 新しい製品やサービスのローンチを成功に導く

また、このデータは、新しいマーケットやセグメントに参入する際に、需要が少ない分野や競争が非常に激しい分野を特定することで、リスクを軽減するためにも利用することが出来る。

SEOがビジネスを強化する仕組み

SEO in Business Development問題は、ビジネスのオーナーがSEOに対して大幅に異なる見解を抱いている点である。多くはSEOに関する作り話や誤解を本気で信じており、コンサルタントはSERPの1ページ目のランキングをもたらし、大量のリンクを構築し、あるいは、タイトルタグを修正したり、適切なキーワードをコンテンツに挿入するだけだと考えている。

これは今後のSEOとは異なる。SEOは進化を遂げているのだ。それでは、今後の展開を予測していこう。

私はオーディエンス構築とオーサーランクがSEOキャンペーンで重要な要素を担うようになると推測している。

確実にリーチを広げ(読者を増やす)、影響力を高め(ビジターの意図にマッチさせて問題を解決する)、そして、寿命を長くする(ビジネスがいつまでも新鮮さを失わない)コンテンツマーケティングの実施は、SEOのデータを十分に理解していることが前提である。

スモールビジネスは、素早く状態を立て直し、変更をすぐに取り入れやすい。このスピードは、予算が限られていたとしても、新しく参入したプレイヤーがすぐにマーケットで優勢な立場を獲得する上で貢献する。

検索の量トレンドおよび競合者のリサーチ & 分析を行い、ウェブ分析を徹底的に調べてコンバートしやすい優れたキーワードを探し出し、アドワーズのテストを実行して異なるキーワードのコンバージョンを比較した後、一週間かけて良質な記事を作成すると、コンテンツマーケティングから望ましい成果がほぼ確実に得られるはずだ。

当該の記事が有益な情報を提供しているなら(セールストークにならずに)、特定の読者に合うトーンを採用しているなら、最大の問題に対するソリューションを提供(正確にビジターの意図を予測する)しているなら、そして、価値を提供しているなら、オーソリティドメインで上位にランクインする一方で:

  • 理想的な顧客候補が大勢集まる
  • ツイッターやグーグル+等のソーシャルネットワークでフォロワーが増える
  • ニーズを満たす頼りになるブランドとして見てもらえる

このようにして、賢明なSEOの取り組みは、2013年以降の不安定で不確かなグーグルの世界において、最大のアドバンテージになるのだ – この恐ろしく、神経を擦り減らせる環境では、過去の戦略にこだわるSEOコンサルタントは姿を消し、長期的な視野を持つエキスパートが最後に勝つだろう。

イメージ: Crestock.com

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Can SEO Be Your Business Advantage?」を翻訳した内容です。

タイトルを考えるとSEOのデータの価値についてもう少し掘り下げてほしかった気もしますが、現状のSEOの状況、今後のSEOの在るべき姿など簡潔にまとまっており、それなりに良い記事だったと思います。オーサーランクとオーディエンス構築については、基本的には最近話題のコンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングと同一線上にあるものと思いますし、結果としてSEOに効果がある取り組みになるのでしょう。

コンテンツマーケティング、コンテンツSEOというと、ターゲット層に有益そうな記事を大量配信するイメージがありますが、量より質が重要であることも忘れないようにしたいですね。それこそ入念なリサーチを元に1週間かけて1記事書いても良いわけです。記事ではリンクが張られすぎてわかりにくくなっていたので、あえて再掲載:

検索の量、トレンドおよび競合者のリサーチ & 分析を行い、ウェブ分析を徹底的に調べてコンバートしやすい優れたキーワードを探し出し、アドワーズのテストを実行して異なるキーワードのコンバージョンを比較した後、一週間かけて良質な記事を作成すると、コンテンツマーケティングから望ましい成果がほぼ確実に得られるはずだ。

地道に頑張りましょう。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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