SEOを意識したランディングページの作り方

ランディングページは、SEOに関して言うならば、流行遅れである。

大量に作成される傾向が強かったランディングページは、どれも似たり寄ったりで、1つの収益に関するページに向けられており、検索エンジンのスパムフィルターの標的になった。

しかし、私たちが注目すべきランディングページは、- 訪問者を望むアクションに導くように慎重に作成された – PPCで用いられている類のランディングページである。効果的なPPCのランディングページを作る際の手法と同じ手法をオーガニックなページに用いることで、SEOは大きなメリットを得ることが出来る。

人とのつながりが検索の全て

当然ながらページが上位にランクインする可能性はあるが、最終的に収益につながるような行動を訪問者が取らなければ、サイトは長続きしないだろう。

以前は、上位にランクインすることが、キーワードの密度、すなわちキーワードフレーズの反復等の要素と共に最大の関心事とされていた。

しかし、検索エンジンのアルゴリズムは賢くなっている。そのため現在は、ランクを得るためにキーワードフレーズを反復する必要性は、他のファクターと比べると、重要視されなくなっている。機械のアルゴリズムを喜ばすために、質の高いコピーライティングを断念する必要はなくなったのだ。

ランキングを活用するために、私たちは人々とつながりを持つ必要がある。要するに、ページは彼らの言葉を使い、彼らの問題を解決することに焦点を絞らなければならない。

SEOにおける失敗はランキング1位を逃すことではない。SEOにおける失敗とは、訪問者が元のページに戻ってしまうことだ。そのため、ブラウザーの「戻る」ボタンをクリックされないように工夫する必要がある。

相手の言葉で話す

誰も皆さんや皆さんの会社のことなど気にしないだろう。

気になるのは自分のことだけだ。

皆さんのサイトのページに目を通してもらいたい。そのページは皆さん自身のことを語っているだろうか?それとも顧客のことを語っているのだろうか?成功するためには、顧客とつながりを持つ必要があり、簡単にこの目標を達成したいなら、彼らの要求と欲望について語るべきである。ページが訪問者の注目を得ることが出来なければ、訪問者は興味を失い、やがて戻ってしまうだろう。訪問者が戻ってしまうならば、ランキング1位に価値を見出すことは出来ない。

次に訪問者の心を鷲づかみにする方法を幾つか伝授しよう:

タイトルタグの文章と1つ目の見出しをマッチさせる – 全く同じフレーズを用意することが出来ないなら、トピックの観点から両者を近づけるようにしよう。こうすることで訪問者は自分が適切な場所に辿りついたことを再確認するのだ。

検索は常に質問である – キーワード用語は実際には疑問を用いることはなくても、基本的には全て疑問である。例えば、“DVDをオンラインで購入”と入力した場合、本当は“DVDをオランインで買うにはどこを探せばいいですか?”と言っているのだ。検索する人の意図を把握するように心掛けよう。訪問者の質問を特定し、リピートし、答えてあげるのだ。

明確なメッセージを – 訪問者に次に何をしてもらいたいのだろうか?サインアップだろうか?何か買ってもらいたいのだろうか?アドセンスをクリックしてもらいたいのだろうか?何をしてもらいたいのか明確に分かりやすく示そう。

飛ばし読みされることを考慮する – 大きな見出しを頻繁に利用しよう。訪問者の意図が読めないのなら、リードメッセージが伝わらなかった場合に備えて、人々の心をつかめるような異なる見出しやイメージを多用しよう。

「You」を多用する – 主役は訪問者である。彼らの問題であり、彼らの感覚であり、彼らの言葉であり、彼らの要求であり、彼らのニーズである。訪問者に求められている場合、もしくは証言広告を利用している場合を除き、自分のことは脇に置いておこう。

全てのページがランディングページ

サイトの全てのページが訪問者を引き込むポテンシャルを秘めている。

ページが1ヶ月に1名の訪問者しか獲得していなくても、ランディングページであることに変わりはない。SEO戦略に多数のコンテンツを作成する点が含まれている場合、ドメイン構造において“ジャンク”なページを“重要ではない”ページとして軽視してしまいがちである。

しかし、これらのページに訪問者がやって来れば、それで半分勝利を収めたようなものだ。これらのページは本当に見てもらいたいページに訪問者を導くことが出来れば、十分役割を果たしたことになる。そのため、サイトの全てのページに明確に取ってもらいたい行動を記しておく必要がある。

SEOのランディングページとPPCのランディングページの違い

PPCにおいては、ページは厳格に管理されている必要があり、脱線せず、訪問者を希望する行動に導かなくてはならない。これが出来ないと、大損することになる。

SEOに関しては、もう少しゆとりがある。ページに各種のテキストコンテンツを採用することが出来る。なぜなら、そうすることで、ロングテールのフレーズを獲得する可能性が上がるからだ。すると、わずかなコストでより広範なネットを投げることが出来る。しかし、a)「戻る」をクリックさせないため、そして、b)求める行動に誘うため、良質なページを構築する必要がある。

ページを構築する際は、 – 明白に – 最も重要なコンテンツを最初に持ってくることを薦める。場所に関わらず、取ってもらいたい行動を明示しよう。ロングテールのバリエーションを狙った余分なテキストは、続きのページもしくは横のリンクに移動しよう。

恐らく、ドメインの2、3ページは単調なページになるだろう。訪問者の大多数はホームページ、もしくはリンクがたくさん張られているページにやって来る。これらのページには注意が必要だ。これらのページを作成する際は、言葉そして求める行動に関して、PPCのランディングページと同じぐらいの厳格な態度で臨む必要がある。

次にページをテストする必要がある。コンバージョン率は妥当だろうか?離脱率はどうだろうか?テストを行い、SEOページを修正するにはある程度の時間が必要だが、やってみる価値はある。なぜなら、数ページで増加傾向が見られれば、サイト全体を展開する際に大きく変更する必要性が生じるからだ。

見出しを大きくしたらどうなるだろうか?段落を短くしたら?ページ要素の場所を変更したら?言葉と口調を変えたら?また、短いPPCキャンペーンを使って、このような変化をテストし、その成果をSEO戦略に活用することも可能だ。勝利の方程式が分かれば、全ての(ランディング)ページに展開することが出来る。


この記事は、SEO Bookに掲載された「Crafting SEO Landing Pages」を翻訳した内容です。

サーチ全盛のこの時代、「サイト内の全てのページがランディングページに成り得る」ことは数年前から言われてきたことですが、未だにランディングページと言うとPPCや広告で使うキャンペーンページの意味合いが強のが現実です。

サイト内SEOはきっちりされており、トラフィックはロングテールでそれなりに来ている場合でも、サイト内の個々のページがランディングページであることを意識して初めてサイトにアクセスしてくるユーザーに最適化されたページになっているケースはまだまだ少ないのではないでしょうか。

サイト制作者、SEO会社共にこういったノウハウの構築や顧客提案、実装できるスキルを身に付けていくことが今後ますます重要になってくるでしょうね。我々も負けじと取り組んでいきたいと思います! — SEO Japan

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