プラットフォーム大戦争:Facebook対Apple対Android対Twitter

公開日:2013/04/11

最終更新日:2024/02/16

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昔の怪獣映画みたいなタイトルになってしまいましたが、誰もが気になるオンラインプラットフォームの行方について、Andrew Chenが考えた記事を。 — SEO Japan

どのプラットフォーム用に作るべきかという選択がはっきりとしない。数十年ぶりのことだ。

80年代および90年代の頃は、それは明白だった:Microsoftに基づいて作る。そして、2000年から2008年までは、プラットフォームに一番身近なものはGoogleだった。そこでは、デベロッパーはトラフィックを獲得するためにSEOやSEMの戦術を使った。そして突然、Facebookプラットフォームが成長した。本当に大きく成長した。そして、モバイルがやって来た。

これが最後に起きたのは、1980年代始めだった
突然、あなたは実際にどのプラットフォームに基づいて作るのか選ぶことができるようになる。不思議だ。これは歴史的な出来事だ―このようなたくさんの選択肢が最後にあった時、私たちはWindowsかOS/2かオリジナルのMacの間で選択していた。

もちろん、十分な資金のある人達は、それら全てを基に作ることができる―しかし、もしあなたがまだ初期のスタートアップなら、まずは1つに倍掛けして、けん引力を獲得してからマルチプラットフォームに進まなければならない。

プラットフォームを評価する
どのプラットフォームが一番か評価するためには、いくつかの考え方がある:

  • どれが最も関連性のあるユーザーへのアクセスを提供するか?
  • どれが最も安定しているか?
  • 競合アプリを作ってあなたのものと置き換えようと最もしそうもないプラットフォームはどれか?

Apple
結局のところ、プラットフォームが本当に役に立つ場所はディストリビューションだと思うのだ。Appleが提示したように、あなたが何百万人ものユーザーへのアクセスをデベロッパーに与えることができれば、彼らに全く新しいプログラミング言語や新しいテクノロジーの山を学ばせることができる。GoogleやYahoo!のAPIは大量のデータへのアクセスは提供してくれるが、ディストリビューションという意味では余り役に立たない。Appleの最大の問題は、彼らのランキングシステムは既に勝者に埋め尽くされており、割って入るのが難しいことだ。

Facebook
Facebookは、むしろ自由競争で、新しいアプリが割って入ることができるが、かなり不安定で常にプラットフォームの中身を変えている。プラスの側面は、彼らの絶え間ない変化が、冒険好きなデベロッパーが飛び込むチャンスの新しい窓を案内することだ。

Twitter
消費者製品としてのTwitterはとてもシンプルだが、それを活用するためのマーケティングチャンネルは多くない。彼らはアプリストアを持たないし、アプリページを持たないし、発見するのが難しい。現在のところ、プラットフォームとしては、Twitterはそれほど良くない。

Android
Androidは、開発するのに優れたプラットフォームの可能性を持っているように見えるが、iOSの世界にも大部分のデベロッパーが見落としてきたチャンスがまだたくさんある。私の意見に反して、いずれはAndroid先行アプリの成功例をいくつか目にするだろう。もちろん、分断化は大問題だし、RovioやInstagramと同じレベルのけん引力を持ったAndroid先行アプリの存在証明はまだ存在していない。

もっと多くのプラットフォームが登場する?
Windows Mobileを除外するのはやめておこう。MicrosoftとAppleがデスクトップアプリストアを作っており、もしかすると、ネイティブ・アプリケーションの復活さえあるかもしれない。PinterestやDropboxのような興味深い新興企業もある。それらは数億人ユーザーまではいないかもしれないが、すぐにそこに到達するかもしれない。

マーケティングチャンネルは短期的に緩和すると予測する
ここにはたくさんの面白い選択肢がある―そして膨大なチャンスがある。私は、プラットフォーム間の競争がディストリビューションチャンネルの緩和をもたらすのを目にすることになると思う。例えば、うまくいけばFacebookは、ソーシャルゲームデベロッパーがモバイルに吸い取られるのを見るのではなく、もう少し開放して、もっとたくさんのトラフィックを提供するだろう。今後が楽しみだ。


この記事は、@andrewchenに掲載された「War of the platforms: Facebook, Apple, Android, Twitter」を翻訳した内容です。

実は昨年夏の記事ですが、まだその戦争は終結していませんし、今でも十分に通用する内容でした。軽い推察レベルの記事でしたが、的は得ていると思います。さて5年後、このプラットフォーム戦争は誰が勝利者になっているでしょうか? — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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