Googleのリンクの否認ツールに関するデマを一刀両断

日本でもGoogleのリンクペナルティが普通に発動されるようになった今日、過去の負のリンク遺産の処理とペナルティ解除に頭を悩ませているウェブマスターさんも多いと思います。その際、課題となるのが、どうしても削除できない一部のリンク群。Googleもリンクの否認ツールを用意して対処できるようにはしてくれていますが、否認ツールで削除できないリンクを提出すれば即ペナルティ解除というわけにもいかないのが現実です。今回はGoogleの担当者自らがリンクの否認ツールに関して語ってくれた様々な情報をまとめた記事をサーチエンジンランドから。否認ツールを使う前に一読しておきたい内容です。 — SEO Japan

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ウェブマスター向けのグーグルハングアウト

先日行われたウェブマスター向けのグーグルハングアウト・オンエア(動画)では、リンクの否認、ペナルティ等を分かりやすく説明する試みが行われた。この投稿では、グーグルのウェブマスタートレンドアナリストであり、世界中のウェブマスターの心強い味方である、 ジョン・ミューラー氏の公式のコメントを紹介していく。

背景

先月、私は、技術者のようにリンクを整理する5つのステップを発表した。この投稿には、多くの興味深いコメントが寄せられ、今月は、不明な点を幾つか解説していく計画を立てていた。

この記事では、技術者のように、チェックするべきページの徹底的なリストを作成する方法に焦点を絞っていた。リンクの削除に関しては、記事の最後に、ドメインのオーナーに連絡を取り、リンクを削除してもらう、または、nofollowにしてもらうと述べる程度であった。

実際に適切な連絡先の情報を手に入れ、ドメインのオーナーに連絡する価値があると思うなら、その通りにしてもらって構わない。グーグルは、ウェブマスターが、粗悪なリンクを一掃するために努力していることを知りたがっている

とは言ったものの、削除したいリンクの大半は、次の3つのカテゴリーのうちの一つに当てはまるのではないだろうか:

  1. サイトのオーナー、または、自分が料金を支払った。 このタイプのリンクは対応がしやすい – 料金の支払いをやめて、リンクの掲載を中止するか、リンクの掲載が終わるまで待つ、もしくは、サイトのオーナーに連絡を取り、リンクを削除、または、nofollowにしてもらうかのいずれかを選択する。
  2. アーティクルディレクトリ(あるいは、リンクディレクトリ、プレスリリースのディレクトリ、または、その他の何らかのタイプのディレクトリ)。 通常、「削除」するためのリンクが投稿ページ、または、リンク自体に用意されている。ここでは、リンクが削除されることを友好的に伝えるページに導かれるか、あるいは、「リンクを削除してもらいたいなら、ペイパルで200ドルの処理費用を払え」と要求するページにリダイレクトされることになる。どちらの場合でも、スプレッドシートに記録しておくべきである。
  3. ブログのスパム、コメントのスパム、フォーラムのスパム、あるいは、料金を支払って投稿してもらった、何かしらのガラクタ。99%の確率で、リンクの否認ツールを利用する以外に選択肢はない。なぜなら、連絡先の情報も知らなければ、連絡を取ったところで、誰にも対応してもらえない、もしくは、削除料金を要求されるだけだからだ。繰り返すが、相手の対応をスプレッドシートに記録しておこう。

リンクの削除に関して、よくある思い込み

まずは、ウェブマスターハングアウトで判明した点を挙げていく。幸いにも私は10名のメインの参加者の一人に選ばれ、前回の記事を投稿した後に寄せられた疑問をミューラー氏に直接ぶつけることが出来た。

一般的な見解: 再審査リクエストを複数行うと、SERPに再び含めてもらえる確率は下がる。

不正解。ジョン・ミュラー氏は、各リクエストは、個別に審査され、複数回リクエストを行うと、イメージが悪くなると言う噂を一蹴した。

一般的な見解: グーグルはウェブマスターが実施したリンクの否認の記録を保存している。 

不正解。グーグルは、記録を破棄している。ミューラー氏は、リンク否認のファイルを投稿する度に、当該のリンクに対して、新たに対応すると指摘している。そのため、既に否認したリンクを再び削除する必要はない。

一般的な見解: ドメイン全体ではなく、ドメインの特定のページのみ否認するべきである。

困難なケース。ドメイン全体を否認すると、信頼性のあるリンクまで失う可能性があるが、一つのページを否認するだけでは、十分ではない可能性がある。このようなページは、サイトの別の場所で重複していることが多い。個人的には、site: コマンドを使って、リンクの全てのコピーを検索することを薦める。以下に例を挙げる:

site:website.com "anchor text"

(ここでは、「anchor text」はサイトにリンクを張る特定のテキストが該当する)

また、同じ方法でブランド(会社)の名前を検索して、漏れなくページを抽出するべきである。リンクがコメントスパム、あるいは、妥当なサイトのリンクではないなら、ドメイン全体を否認する方が無難かもしれない。

一般的な見解: テキストベースの否認ファイルのみを投稿するべきである。

ケースバイケース。ジョン・ミューラー氏は、グーグルのスプレッドシート、もしくは、リンク先に連絡を取る努力(あるいは、リンク先の連絡情報を見つけることに成功)を示す同様のアイテムにリンクを張ると、有効だと指摘している。

サンプルのスプレッドシートが必要なら、Archologyで私が利用しているスプレッドシートを参考にしてもらいたい – ただし、グーグルに投稿する前に会社の名前を削除してもらう必要がある ;-)

一般的な見解: リンクの複数のソースを確認する必要がある — グーグルウェブマスターツールだけでは不十分である。

どちらとも言えない。ミューラー氏は、目安としてウェブマスターツールのリンクに焦点を絞るべきだと答えていたが、リンクがサイトに向かうパターンが判明したら、調査を進めて、同じパターンを持つリンクが他にあるかチェックするべきである。

また、同氏は、再審査リクエストに対して、グーグルが提供する例を少し詳しく掘り下げることがあると述べていた – ウェブマスターが良いと思っていたことが、実際には認められていない点を示すためだ。

ミューラー氏の回答を参考にする限り、特定のページ、または、ページのセクションに向かうリンクを探す取り組みは、ウェブマスターにプラスに働くと言えるだろう。

一般的な見解: プレスリリースに単一のhttpのリンクを残しても問題はない。

不正解。ジョン・ミューラー氏は、安全を期するため、nofollow処理することを勧めていた。私は「グーグルはプレスリリースを特定して、価値を減じることは出来ないのか?」と尋ねた。

すると、ミューラー氏からは、アフィリエイトリンクを削除する試みを既に行っているように、この取り組みも既に行っているものの、アルゴリズムが機能せずに、リンクを取り逃がすことがあると言う答えが返ってきた。さらに、同氏は、プレスリリース内で過剰にアンカーテキストを利用しているパターンが見受けられると、グーグルはそのパターンに気づき、対応をウェブマスターに求めると述べていた。

私は粘り、「例えば、2008年のように、古いリンクの場合は、グーグルはどのように対処するのか?」と尋ねた。すると、予想通り、リンクには賞味期限がない、と言う答えが返ってきた。最後に、コンテンツをいつか否認することが出来るようになるのか訊いてみた。例えば、大量のアンカーテキストが詰め込まれ、無数のサイトに配信されているプレスリリースを持っている場合、このプレスリリースを丸々否認することが出来る日はやって来るのだろうか?

ミューラー氏は、この質問に関心を持ち、メモに取っていた。そのため、いつかこの機能が提供されることを願おう。

一般的な見解: robots.txtを使ってページをブロックすると、被リンクの価値をゼロにすることが出来る。

不正解。ミューラー氏は、検索エンジンは、ブロックされたページをクロールすることが出来ないため、インデックスを拒否しているかどうかを把握することが出来ないと指摘していた。同氏曰く、ページからのリンクの価値を削除したいなら、当該のページの冒頭にrobots=”noindex”を盛り込むと良いようだ… しかし、このチャットの終了後、このnoindexでは、ページランクの流はブロック“されない”旨を記すメモが加えられていた。初耳であった。

経験上、ページランクの流れを止めるには、当該のページをどうでもいい別のドメインに301リダイレクトし、次にメインのサイトの別のページに302で戻す方法が有効だと思う。スマートな解決策ではないが、アフィリエイトのリンク等、仲介するページに向かう大量のリンクを抱えているなら、この方法は有効に働くのではないだろうか。

もっと良いアイデアを知っているなら、コメント欄で教えてもらいたい。

実際にハングアウトを視聴する

このハングアウトでは、リンク以外にも多くのトピックが取り上げられていた。そのため、実際に動画を全て視聴することを薦める(有意義な一時間を過ごすことが出来るだろう)。あるいは、今後のハングアウトに参加することも出来る。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Demystifying Link Disavowals, Penalties & More」を翻訳した内容です。

実際に否認ツールでリンクリストを提出する際に、具体的に参考になるアドバイスは限られていましたが、少なくともGoogleの対応についてある程度知識が深まる内容でした。妙なデマに惑わされず、ある種の安心感と信念を持って、地道にペナルティ解除に向けて取り組むしかありません。– SEO Japan [G+]
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