アイディアマシンになる方法

公開日:2013/01/11

最終更新日:2024/02/16

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2013年、今年こそか何か新しいことをやってやろうと考えている人も多いと思いますが、肝心のアイディアが思い浮かばないと悩める人も多いかもしれません。今回はそんなあなたに贈るデジタルマーケティング界隈でも有数のアイディアマスターが語るアイディア発想法について。 — SEO Japan

アイディアはどこからやって来るのか?

アイディアがあなたのシナプスを何とか通り抜けて現実世界にやって来るのを記録し保証する魔法の公式もしくは手段があるのなら、そこにはビジネスチャンスがあるだろう。人間の人生をこんなにも素晴らしくするものは(少なくとも私にとっては)、こんなにも多くの壮大で賢いアイディアを思い付く人々である。それは、EtsyFabで目にするクリエイティブなものだったり、KickstarterQuirkyにある新しいプロジェクトだったりする。もしも、FacebookTwitterYouTube、さらにはLinkedInのような場所で一貫して絶えず素晴らしい新しいアイディアを見ていなかったと言えば、私は嘘をついていることになる。ちょうど昨日、Jay Baerが、Convince And Convert26 Truths About Me and Convince and Convertというタイトルの記事を書いた。それは、彼がどのように物事を進めるか、そしてなぜ物事を行うのかについての簡単なソーシャルFAQだ。それは、恐らくあなたが世界の他の場所では見つけることのない種類のコンテンツだ。つまり、簡単に言うと、優れたアイディアなのだ。それは私を笑顔にした。最高のアイディアはあなたを笑顔にする。

イカルスの策略

今朝、セス・ゴーディンの最新刊『The Icarus Deception』が、私のKindleアプリに届いた。およそ10%を読み終え、私にはすでに、クライアントのためのプロジェクトから新しいブログ記事や新しい本のアイディアまで、あらゆることへのノートとアイディアが山積みになっている。私はアイディアが大好きだ。私は自分のアイディアを記録するのが大好きだ。2012年が終わり、大部分の人々は昨年がどんな年だったかについて考え、2013年の決意について考えている。私は決意が苦手で、過度の熟考が苦手だ。私が求めていることは、より良い(より大きな)アイディアだ。では、あなたはどうだろうか?あなたはアイディアマシンだろうか?それとも、雷のごとくアイディアが落ちてくることを願って、当てもなくウロウロしている人間だろうか?

アイディアを発生させるための2つのステップ:

実際には2つのステップよりも複雑だが、自分自身を刺激してアイディアを立て続けに引き出すための非常にシンプルで簡単な方法がある。それはたった2つのステップではあるが、自分の習慣と何であるにしろ自分が消費するものについての考え方を変えるという点において、大変な努力と決断を要する。用意はいいかい?では、始めよう…

  1. 人前に出る。ある日、私は、建築に関するドキュメンタリーを見た。理由は分からない。私は、街や都市環境に興味をそそられるのだが、突然、私たちが住んだり仕事をしたり称賛したりする場所を考え出す人たちに興味をそそられている自分に気が付く。そして、おかしなことに、これらの種類の映画が、私の会社Twist Imageでやっている仕事やいかにしてマーケティングがビジネスを変えているかに対するたくさんのアイディアを私に与えてきた。新しいアイディアの真の火付け役について考えてみると、自分の快適ゾーンを超えた領域に自分自身をさらすことが重要である。ある人にとっては、これは、ヘビメタ狂がクラシック音楽を聴くのと同じ位に簡単であり、別の人にとっては、行くなんて一度も考えたことのないような場所を訪問することを意味する。新しく、異なる、知らない(あなたにとって)ことに身をさらすことは、間違いなく、たくさんの新しいアイディアを促進するだろう。
  2. なぜ?なぜあることはそのようになっているのか?なぜその人物はそのブログ記事を書いたのか?なぜ自分はこのニュースが正しいと考えるのか?なぜ私はそれが間違っていると考えるのか?なぜ私は物事を違うやり方でするのか?サイモン・シネックは、ビジネスおよび戦略的原則からこの疑問を見たStart With Why(なぜから始める)という素晴らしい本を書いた。私はあなたにこの本を読んで欲しいのだが(もしまだ読んでいないのなら)、同時に一つ簡単なタスクを実行することもお願いするつもりでいる:あなたが何かを読むたびに(本でも、新聞記事でも、ブログ記事でも、ツイートでもいい)、もしそれがあなたを笑顔にしたなら、もしそれがあなたを怒らせたなら、“なぜ?”と自分自身に尋ねるのだ。自分の考え、自分の見解、自分ならどのようにそれを改善するか、などを書き出すのだ(簡単なメモで)。私がこんなにもたくさんブログを書く(コラムを書いたり、話をしたり、本を出したりもする)のには理由がある…。私は気が付くといつも、何かを見て、自分自身に理由を尋ね、それについて何かをしている。もしあなたが、ありとあらゆるブログ記事の中にたくさんのコンテンツがあると思うなら、これまで日の目を見なかったブログ記事のアイディアリストもしくは最終的なブログ投稿、記事、本の章、Twist Imageでのクライアントのアイディアなどにこぎつけることのないアイディアに目を向けるべきだ。

それから?

アイディアは素晴らしいが、それについてあなたは何かをしなければならない。新しいアイディアを持っていることと実際にそれについて何かをすることの違いは莫大だ。大部分の人は始める前にあきらめてしまう(そうしないように自分に言い聞かせるか、他の誰かにそれをすることを許すことによって)。このような考えを叩きのめすのだ。アイディアをノートに書き留めたまま(もっと悪いのは頭の中に置いたまま)死んではならない。さあ、マーク・レヴィの書いたAccidental Geniusを手に取ろう。レヴィは、ビジネス本のばらまき人と呼ばれることが多いが、彼がAccidental Geniusの中で提供している専門知識はあなたの人生を変えるものだと私は思う。(さらに、レヴィと私の会話をここで聞くこともできる:SPOS #221 – Unlocking Creativity And Your Accidental Genius With Mark Levy) リストを作ってフリーライティングでメモを取るという彼のシンプルなプロセスが、あなたが自分のアイディアを作って形を整えるやり方に変化を与えるだろう。

2013年の行く末

私たちは皆、同じことを求めている:体重を減らし、お金を増やし、より良い人間関係に、幸せな仕事環境。私は、計画を立てたからといってその決意が実現するとは思わない(これに関しては自由に意見してくれて構わない)。決意が実際に起こるのは、それらを現実にするための方法に関して新しく興味深いアイディアを生み出すからだ。私たちは皆、2013年には、全く異なるビジネス展望を目にすることになるだろう。私の直感では、ほぼ全てのものが揃っているこの時代に勝つアイディアが、なんらかの商品になる。もしあなたが、昔から自分にとって異質だった興味深い新しいことに自分自身をさらすことによってより良いアイディアを作り出して、これまで以上に頻繁になぜと自分に尋ね、そのアイディアを持ってして実際に何かをしないのなら(マーク・レヴィがするように言っていることをするのだ)、今年もまた去年の繰り返しになるだろう。私たちは皆、そうなりたくないことを知っている。

新年おめでとう!2013年を新しいアイディアでいっぱいの年に!


筆者について:ミッチ・ジョエルは数々の受賞歴を誇るカナダ発のデジタルマーケティング/コミュニケーションエージェンシー、Twist Imageの代表です。2008年にはカナダで最もソーシャルメディア上で影響力のある人物、そして40歳以下で最も有名な40人の一人、さらに世界で最も影響力のあるオンラインマーケッター100人の一人に選ばれました。著書である「Six Pixels of Separation」(Grand Central Publishing – Hachette Book Group)は、ビジネス/マーケティング書として英語圏で大ベストセラーになっています。ミッチのブログはこちらから。


この記事は、Six Pixels of Separationに掲載された「How to Become an Idea Machine」を翻訳した内容です。

これを読めば一夜にしてアイディアマスターになれるわけではなさそうですが、記事を読んで感じた人も多いと思いますが、生まれつき天才的にクリエイティブだから、発想がわいて溢れ出てくるからアイディアマシンになれるのではなく、ある種日々の努力、もっといえば習慣にしてしまえるかどうかが大きいのでしょうね。その意味では誰でもアイディアマシンに生まれ変わるチャンスがあるともいえます。さて2013年、あなたはどう生きる? — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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