Google+は社内と社外で使える二刀流SNSで成功する

公開日:2011/07/15

最終更新日:2024/02/17

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Google+が成功できるかどうかに関してはFacebookやTwitterとの対比から主に議論がされていますが、今回はGoogle+が社内SNSとして使えるのでは?という観点からGoogle+の成功の可能性を考える記事を。今回初登場のベンチャー企業関連の情報サイトMyVenturePadからどうぞ。 — SEO Japan

私は嬉しいことにグーグル+に招待された。その後、グーグルアップスを使っているため、グーグル+を使うことが出来ないと言われた。まさに青天の霹靂だった。

しかし、グーグルはグーグル+をグーグルアップスのユーザーにも「数ヶ月以内」に開放するつもりであり、すぐに一部の.eduのユーザーによるテストが行われるだろう。既に多くの人達が指摘しているように、他の人達よりもグーグルを熱心に利用することが原因で、このホットな最新のソーシャルネットワークを数ヶ月遅れで利用しなければならないのは納得がいかない。

そんな中、アンディ・パッティンソン氏が、親切にも以下の動画およびエンティティ(企業、ブランド等)用のグーグル+のプロフィールの応募フォームの存在に気づかせてくれた。

言いたいことは分かる。しかし、これでは全くフェイスブックと考えていることが同じである。個人はプロフィールでソーシャルネットワークを構築し、企業、ブランド等は、若干プロフィールとは異なる制限でネットワークとの交流を行う、ページ(フェイスブック)を構築する。
 
グーグル+をグーグルアップスにどのように実装するのかが問題である。グーグルアップスのアカウントを持っているなら、企業であり、当該のアップスのアカウントでeメールのアカウントを持っているとその組織の従業員だと見なされるようだ。

そのため、企業のソーシャルネットワークとして設定されるように、グーグル+は異なる方法でグーグルアップスに導入されるのだろうか?現在グーグルアップスが機能する仕組みを考慮すると、そうなる可能性が高いことになる。

この場合、個人および仕事用のeメールが同じ個人のユーザーはどのようにグーグル+を利用するようになるのだろうか?

過去5年間、多くの企業は内部のソーシャルネットワークを構築しようと試みてきたが、既に労力を注いでソーシャルネットワークを持っているにも関わらず(フェイスブックの場合が多い)、なぜ会社のソーシャルネットワークを管理しなければならないのかとスタッフが疑問を持つ。これは大きな問題である。フェイスブックを使って会社のソーシャルネットワークを構築しようとすると失敗に終わる可能性が高い。特に守秘義務の面で問題が発生する。フェイスブックにアプローチする方法は、通常は仕事をする上では合わないことが多い。

グーグル+の導入は、単一のプロフィールを企業用とソーシャルな目的のために作り、2つの領域で異なる方法を用いて実施することが出来るため、ソーシャルネットワークに素晴らしい機会をもたらす。別にネットワークを所有するのではなく、一つのプロフィールが仕事用とソーシャルなつながり用の画面をそれぞれ用意してくれるのだ。

企業のソーシャルネットワークは安全性が高く、文書やワークフローを基に構築され、効果的な共有を実現し、組織内の人達との共同調査や作業を促進するだろう。このソーシャルネットワークは、個人のつながりを円滑する特徴も持つことになる。

同僚の中には個人のソーシャルネットワークに参加する人もいるだろう。しかし、選ぶのは自分だ。フェイスブックで同僚を招待するときのように、個人と仕事のソーシャルネットワークを混合するのとは異なる。2つの領域を自分の好きな塩梅で重なり合わせることが出来るのだ。

これはグーグルにとって大きなチャンスである。フェイスブックは様々な理由で企業用のソーシャルネットワークに向いていない。そもそも、フェイスブック自身がそうなることを望んでいない。リンクトインもソーシャルネットワーク化する意図は持っていない。

しかし、現時点では、グーグルがこの点を理解しているようには見えない。グーグル+を企業用のソーシャルネットワークとしてのみ実装するような気がする。

私の予感が外れることを祈る。しっかりしてもらいたい。

ロス・ドーソンについて

ロス・ドーソンは、未来志向派、起業家、キーノートのスピーカー、戦略アドバイザー、そして、ベストセラー作家として世界的な評価を受けている。また、専門サービスおよびベンチャー企業 アドバンスト・ヒューマン・テクノロジーズ、未来および戦略のコンサルティンググループ フューチャー・エクスプロレーション・ネットワーク、一流のイベント会社 ジ・インサイト・エクスチェンジ、影響評価を行うスタートアップのRepyootの4つの企業で初代会長を務めている。


この記事は、MyVenturePadに掲載された「Google+ may miss the big opportunity: spanning internal and external social networks」を翻訳した内容です。

社内SNSの有効性は長年うたわれつつも使い分けや運用上の問題から中々普及しきっていない現状なのは事実ですし、そこに焦点を当ててGoogle+の成功の可能性を見出した発想はユニークですね。グーグルアップスもかなり普及してきているようですし、それと上手く連動させることでGoogle+の社内SNSとしての普及に拍車がかかる可能性は十分にありそうです。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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