米国で3連休の始まりを告げる金曜の夜遅く、グーグルはウェブスパムをターゲットにしたペンギンアルゴリズムの初回のアップデートを実施した。このアップデートをペンギン 1.1と呼ぶことにする。
グーグルのマット・カッツ氏は、少し前にツイッターでこのニュースを告知していた。今回のアップデートをカッツ氏は英語の検索の100分の1以下に影響を与える“データリフレッシュ”と呼んでいた。
ちょっとした気象レポートを提供する: グーグルはグーグルペンギンアルゴリズムのデータリフレッシュの第一弾を1時間前に導入した。影響を受けるのは英語の検索の0.1%以下である。詳細: goo.gl/4f7Pq
– マット・カッツ (@mattcutts) 2012年5月26日
ウェブマスターやSEO業者は、ここ数週間、グーグルが既にペンギンのアップデートを1回(もしくは数回)行っていると推測していたが、カッツ氏は、4月24日にペンギンをローンチしてから今回が最初のアップデートだと明言している。
グーグルは、ウェブスパム、とりわけグーグルが同社の品質ガイドラインを違反していると考えるサイトを狙ったアルゴリズムの変更とペンギンを位置付けている。
ペンギンのリリースによってすぐにSEO業界全体から悲鳴が上がり、大勢の関係者が成果を疑問視(日本語)していた。しかし、グーグルは、これはアルゴリズムの変更であるため、ウェブマスターセントラル経由の再審査リクエストを考慮しないと述べていた。それでもグーグルはペンギンに誤って攻撃されたと感じた人達のために専用のフォームを用意(日本語)した。
今夜のアップデートによって影響を受けるのは、英語による検索のごく一部だと言うことだが、このフォームはまだ削除されていない。
PS: ダニー・サリバン コメント欄を見る限り、このアップデートから回復したかどうか分からない人達がいるようだ。これは永遠に回復することはなく、最初からやり直すべきだと言うことを意味しているのだろうか。私ならやり直す前にもう少し待つだろう。
ペンギン1.0をリリースした後、グーグルは、ペンギンの影響を受けたサイトはペナルティーを受けると述べていた。しかし、その直後、グーグルをスパムしているようには見えないものの、トラフィックを失ったサイトが現れたのであった。
そのうちの幾つかは誤って検出されていたのかもしれないが、グーグルが多くのリンクを一掃したのなら、このリンクからメリットを受けていた一部のサイトはクレジットを失ったと見て間違いないだろう。要するに、これらのサイトはペナルティーを受けたわけではなく、以前ほどクレジットを得られなくなっただけである。
私はこの点をグーグルに確認してもらおうと試みている。ペンギン1.0の影響を受けたサイトは全て本当にペナルティーを受けたのか、それとも、ペナルティーを受けた人達がいる一方で、一部は以前ほどクレジットを得られなくなっただけなのだろうか?新しい情報が入り次第、アップデートする。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Releases Penguin Update 1.1」を翻訳した内容です。
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