Googleマップのアイトラッキング調査で明らかになったソーシャルシグナルの重要性

検索結果のアイトラッキングテストは定期的にどこかの企業が行い調査結果も発表されていますが、今回はGoogleローカル検索のアイトラッキングテストという珍しい調査報告があったので紹介したいと思います。ローカル検索でGoogleプレースの結果が最上位に表示されるようになったりと、日に日にGoogleマップやGoogleプレースの重要性が感じずにはいられないような状況になりつつある最近ですが、さてこの結果に今後のSEOに参考になる情報はあるでしょうか。 — SEO Japan

Mediative(以前は、Enquiroとして知られていた)が行った視線追跡とクリック追跡の新しい研究は、Googleローカルの結果でトップ表示される価値を示すだけでなく、ソーシャル・コンテンツとソーシャル・シグナルがページのずっと下のランキングを押し上げることができることを示唆している。

先月初め、Mediativeは、Googleマップ上に表示されたGoogleローカルの検索結果に接触する際の視線追跡を12人の被験者に、別の90人にクリック追跡を行った。(視線追跡のテスト被験者は少なすぎるように私には思えるが、そこは辛抱しよう。)Mediativeは、グループ全体に対して、彼らが4つの都市に立ち寄ってカナダを横断し、各都市でタトゥーを入れることができる場所を探しているかのように行動させた。

もし私がこの研究から分かったことを要約しなければならないとしたら、それは、検索者がGoogleローカルの結果を閲覧する時にはかの有名な“ゴールデントライアングル”が存在するが、下位のビジネスのリスティングが上位表示のリスティングよりも多くのコンテンツを持っている時には必ずしも当てはまらないということだ。(“ゴールデントライアングル”の概念をよく知らない人は、MediativeのGord Hatchkissが書いたこの記事の中の画像を見よう。)

Googleマップのゴールデントライアングル

このテストの最初のステージは、オンタリオ州ハミルトンでタトゥーを入れる場所を見つけることだった。トップの結果はレビューが一つあったが、画像がなかった。2番目のリスティングには画像があり、4つ目にはテキストの断片が入ったレビューがあった。検索者はこの検索結果を従来のFシェイプ、“ゴールデントライアングル”のスキームで見た。

同じクエリに対するオンラインクリック追跡の調査も似たような結果となった。ほとんどのクリックは、最初のリスティングに集中し、2番目と3番目のクリックは次第に少なくなっていった。テキストの断片の入ったレビューがある4番目のリスティングでは、3番目の結果よりも多くのクリック行動が見られた。

ソーシャル・コンテンツ/シグナルが行動を変える時

テストの次のステージは、もっと面白くなってくる。今回は、被験者は同じ検索をオンタリオ州のロンドンで行った。これらの検索結果では、最初の2つのリスティングは、コンタクト情報とウェブサイトのURL以外には何もない基本的なものだった。3番目のリスティングには、それら全てに加えて3つ星の評価と、Googleがこのビジネスに対して8つのレビューを持っているという印と、これらのレビューの1つからのテキストの断片が表示されていた。そして、Mediativeの視線追跡調査では、これらのソーシャルシグナルとコンテンツが3番目のリスティングにより多くの注目を集めるのに役立っていたのだ。

さらに、このクエリに対するクリック追跡調査も、3番目のリスティングがかなりの数のクリック行動を獲得していることを示した。確実に2番目のビジネスよりは多く、トップ表示のビジネスに匹敵するほどのクリック数である。

この調査の被験者は、他の2つのカナダの都市を使ってこれらのクエリを再現したが、結果は類似していた。トップに表示されたビジネスが常に注目とクリックを集めたが、下位のリスティングも、星印の評価やレビューやテキストの断片など追加のソーシャルがある場合には良い結果だったのだ。

先に述べたように、12人の視線追跡の被験者しかいない調査から決定的な結論を出すのは難しいかもしれない。しかし、Mediativeは小規模ではあるが関連しているように思われる2つの所見を述べた:


1. トップの結果にレビューなどのソーシャルシグナルが少ない時(ロンドンのように)、下位の結果がより多くの視覚的注目を集める。

2. ウェブサイトがトップ以外の場所に表示されていて、リスティングに何のソーシャルシグナルも含まれていない場合、それは比較的無視される。他のリスティングにソーシャルシグナルがある場合は特に。

また、この調査は、ローカル検索者にとってレビューの重要性が高まっていることに関する過去のレポートや、恐らく、検索者が断片に注意を払うこと(それらは従来のオーガニック検索の断片であって、ローカル検索の断片ではないが)を示した異なる視線追跡調査も強化しているようである。

Mediativeのホワイトペーパーはここからダウンロードできる。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Eye-Tracking In Google Maps: Study Shows Value Of No. 1 Ranking & Social Content」を翻訳した内容です。

レビュー情報が掲載されていれば順位が多少低くともクリック率は高くなる、という想定は十分できる調査結果ではありますし、特にGoogleマップ、プレース用の特別な対策を取る必要性が書かれている記事ではありません。とはいえレビューが無ければ1ページ目に表示されていてもほぼ無視されてしまう可能性はより明らかになっており、順位は順位で上位を目指すことはもちろん、きちんと掲載情報とレビューサイトを連携させることも大事だなとは思わせてくれる内容でした。レビューの評価数や評価ポイントとクリック率の関係も見たかった所ですけど、限られたデータ数の調査のようですし余り贅沢はいえないでしょうか。 — SEO Japan
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