明らかになったGoogle“フレッシュネスアルゴリズム”の勝者と敗者

最終更新日:2024/02/17

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Googleが最近行った検索アルゴリズムの更新、「フレッシュネスアルゴリズム」ともいわれ、新しい情報を優先表示する仕組みを導入したといわれます。検索結果の35%に影響を与える更新だったということで大きな注目を集めたのですが、その後1週間以上がたちますが意外と話題になっていません。新規情報の優先表示というアルゴリズムは以前から存在しましたし、パンダアップデート等に比べると驚きや対処法が問われなかったこともあるかもしれません。とはいえ、実際に多くのサイトのトラフィックに影響を与え出しているのは事実ということで、今回フレッシュネスアルゴリズムに影響を受けたサイトの調査結果が報告されていたので早速紹介したいと思います。 — SEO Japan

fresh-symbolメジャーなブランドや各種のニュースサイト — 定着したメディアサイトからインターネットオンリーのゴシップサイトに至るまで — が、新鮮さ、そして、より新しいコンテンツに見返りを与えるために行われた、グーグルの最新のアルゴリズムのアップデートにおいて、勝ち組に名乗りを上げている。

今年数回に渡って正確にパンダ関連の勝者と敗者を見分けた会社、サーチメトリクスの調査結果を入手した。サーチメトリクスは、数百万にも及ぶキーワードの分析を基にした「ビジビリティスコア」を採用している。以下のスタッツはこのスコアに関連しており、トラフィックの増減によるものではない。

フレッシュネスアルゴリズムの勝者

以下の長いリストは、サイトのタイプ別に分割されており、最初にブランド、次にセレブニュース、そして、その他のタイプのサイトの順で掲載されている。ご想像通り、一部のニュースサイトは、グーグルのフレッシュな結果への移行によって、より多くのビジビリティを得るようになった。しかし、意外にも旅行関連のブランド(Hotels.com、SouthwestVacations.com、NationalCar.com等)とピザのサイト(Dominos.comとPapaJohns.com)もまたアルゴリズムの変更後にビジビリティが上がっていた。

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フレッシュネスアルゴリズムの敗者

サーチメトリクスの敗者のリストにもまた、様々なタイプのサイトが掲載されている。 — 勝者のリストに載っていてもおかしくないサイトが挙がっている。ニュースサイト(Independent.co.uk)、政府サイト(NJ.govとCPSC.gov)、そして、ブランドサイト(AmericanExpress.comやCapitalOne.com)も敗者のリストに名前を連ねている。

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また、グーグル自身が所有するBlogger.comが敗者リストに掲載されている点も注目に値する。サーチメトリクス曰く、ビジビリティのインデックスにおいて、同サイトは20%減少したようだ。

先週、グーグルは、アルゴリズムの変更の告知(日本語)を行い、新しい/新鮮なコンテンツが必要されている状況でよい結果を提供したかったと説明していた。グーグルは全ての検索の約35%が影響を受けると述べていた。

(ストックイメージ: Shutterstock 許可を得て利用)

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Brands & News Sites Among Winners From Google’s Freshness Algo Update, Report Says」を翻訳した内容です。

単純にニュースサイトのトラフィックが増えたという話でもなさそうですし、細かく見ていくと、「え、何でこのサイトが増えてる?減ってる?」と思いたくなる結果もありますがさてさて。YouTubeのトラフィックが増えているのを見ると「なんだかんだいってやっぱり自社サービス優先か。。。」と思いますし、さりげなくnetscapeのトラフィックが落ちていたりもするのは意図的なものを感じたくなりますが、Bloggerのトラフィックが落ちているのを見るとそうでもないのでしょうか。一覧で見ると増えているサイトも減っているサイトも様々ですが、日々トラフィック獲得に努力しているウェブ運営者の皆さんのことを考えると、ほんと下がったサイトは文句の一つもいいたくなるのでしょうね。。。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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