Googleとコンテンツファームによる“優良クリック”の定義

最近話題のコンテンツファーム論争に関して、コンテンツファームの代表企業ディマンドメディアのプレゼンテーションの内容を元にサーチ業界の大御所ダニー・サリバンが語ります。コンテンツファームについて詳しくない方はこの辺記事を読んでからが良いかも。 — SEO Japan

ディマンドメディアの成功の秘訣は何だろうか?人々の望みに耳を傾け、素晴らしいコンテンツを作成して、グーグルで表示させる。ディマンドメディアの財務担当、ジョアン・ブラッドフォード氏によると、少なくともこれは成功の要因の一部のようだ。ブラッドフォード氏は、この点を証明するスクリーンショットおよび例を豊富に用意し、理論武装していた。

ブラッドフォード氏のイラストは、フェデレイティドメディアのイベント 「シグナル LA」のケーススタディのプレゼン「本当に耳を傾けていますか?」で用いられたものだ。今回は、このプレゼンの実況ブログを掲載し、さらに幾つか分析を提供していこうと思う。

ディマンドメディアはバナナを追跡

ブラッドフォード氏のプレゼンは、「バナナを買う人はたくさんいる。10億5,000万ドル/日(もしくは/年だったかも)もののバナナが売れている」と言う一言で幕を開けた。

フォースクエアよりも、ディマンドメディアのリブストロングのサイトにチェックインして、食べ物を記録している人の方が多いようだ。

毎日、ディマンドメディアでは、人々が望むシグナルを求めて叫んでおり、ディマンドメディアはこの叫びに耳を傾け、応じている。ディマンドメディアは検索、ソーシャル、そして、アプリを介して人々に接触している。

スーパーボウルの食べ物のシグナル

リブストロングは、米国全土で記録されている食べ物のリアルタイムのマップを表示する。

スーパーボウルが開催された日曜日では、その前の週の日曜日と比べ、7つの層で1,360%上昇していた。ビールは92%、手羽肉は259%、そして、リトルスモーキーズは1,033%増加していた。食べ物のマーケッターなら、のどから手が出るほど欲しいデータのはずだ。

それぞれのケースで、ディマンドメディアは消費者が最も望む情報を与えている。それはカロリーだ。

バナナに話を戻そう。ドールは、ディマンドメディアに対して、人々がバナナを食べたくなる時、バナナを探している場所、そして、上位のバナナに関する情報を求めた。そこでディマンドメディアは、ドールの広告のキーワードをバナナ関連のコンテンツに絞り込んだ。

ディマンドメディア、Googleとベストクリック

ブラッドフォード氏は、竹製の床のコストの比較に関するグーグルの検索を取り上げていた。この検索は、同氏によると、マーケッターに対して多くのノイズをもたらすようだ。広告のノイズに関しては購入することも可能だが、マーケッターとしてはページの無料リスティングのナンバー1、つまりベストクリックを達成したいところだ。

上の写真では、ブラッドフォード氏は、ディマンドメディアのサイト eHowが結果で1位を獲得している部分を強調していた。以下に詳細が分かるスクリーンショットを掲載する:

ブラッドフォード氏は、「グーグルは質が良くなければ1位に格付けしてくれない」と述べていた。同氏は、1位に輝いたeHowのエントリを見せ、内容が素晴らしいと自画自賛した:

次に拡大したスクリーンショットを掲載する:

[このページをクローズアップするつもりだ。そして、質が良いのか悪いのか大いに議論してもらいたい。上位の結果にざっと目を通してみたが、質が若干良いページもあれば明らかに悪いページもあった。そして、同じレベルのページもあった。

上の指示を読んでみると、実際に答えに関係しているのは1と2のみであり、思わず「当たり前」だと言ってしまうような内容である。見積もりを得る。竹製の床の唯一の問題は密度である。

しかし、全体的に見ると、人々は明らかにこのタイプの質問に対する答えを探している — そしてディマンドメディアはこの点に着目し、飛び抜けて素晴らしいコンテンツが少ないトピックを選び、コンテンツを提供する]。

ブラッドフォード氏は、ディマンドメディアのサイトにアクセスする全ての人に自信を持ち、何をしているにせよ成功を収めてもらいたいと話した。

次に同氏は話題を休暇に移した。バハマ旅行に必要な荷物を検索する人のために、ディマンドメディアは、その問いに応える記事をUSA トゥデイに配信している。

「荷造り」ではなく、「バハマ旅行の荷造り」である点をブラッドフォード氏は強調した。バハマから米国へ帰る際にパスポートが必要な点はご存知だろうか?これがディマンドメディアの言う詳細のようだ。ライターはUSA トゥデイによって全て入念に吟味されている。この記事には、消費者を助けるだけでなく、容易に見つかると言うメリットもある。

以上でブラッドフォード氏のプレゼンは終わった。以下に、USA トゥデイに掲載されたディマンドメディアのページを拡大する:

このページもやはり「当然」の情報が多い。日焼け止めは持ってますか?余分な電池は持ってますか?パスポートと外貨に関してはバハマ特有なのかもしれないが、それは一部に過ぎない。また、アメリカ人の旅行者が荷造りする際に、バハマへの持ち込みが禁止されているとは思わないアイテムの情報が欠けている。

興味深いことに、ディマンドメディアのeHowは、同じトピックに関する情報が少ないページ(実は数本ある)を持っており、 今でもUSA トゥデイに掲載された同社の同じページをランキングで上回っている:

繰り返すが、私はこの2つのディマンドメディアの例に対する検証が行われると思う。大勢の人と同じように私も「当たり前」感を持っているのは事実だが、“押し出された”コンテンツが何なのかは分からない。その他の結果に目を通しても、ずば抜けたページがない点は間違ない。事実、グーグルが1位にリストアップしたのは、こんなものだ:

一体これは何だろうか?矢印が指しているテキストに描かれているように、バハマにある「Pack Light」と言う名のホテルのレビューなのだろうか?検索をしてみたが、そのような場所は見当たらなかった。

2つ目の矢印は、一番上にリストアップされたアドバイスを指している。フィリピンはとても暑いのでハンカチを持っていくこと。いつフィリピンとバハマが合併したのだろうか?

このような特定のニッチのグーグルの結果で表示されたページの大半をざっと目を通して把握した傾向がある。約半分のページが、グーグルの広告を掲載していたのだ – グーグル自身が、ユーザーが時折“どうすれば?”系のページが劣悪だと感じる原因となるノイズの投資に一役買っているのだ。

さて、ビングの結果だが、これも似た者同士であった:

そこで、“コンテンツファーム”を追放することで結果の質が上がると考えている人には、Blekko(ブレッコ)を勧めたい。ブレッコは先日ユーザーがスパムと見なす多くの回答サイト/コンテンツファームのブロックを始めた。ディマンドメディアのeHowもその一つだ。それでは、コンテンツファームの無料の結果を次に掲載する:

この類のサイトを削除すれば質が良くなると言う指摘は当然である。特に、「バハマ旅行の荷造り」の検索結果の最後に表示されているコーンウォールのレシピのサイトは滑稽だ。

要するに、結果を台無しにしているとしてコンテンツファームを悪者扱いするのは簡単だ。たいして価値を与えていないケースは数多く見られる。しかし、誰も価値を与えていないケースもまた豊富にある。そのため、サイトは進歩して、質の高いコンテンツを提供するようになり、検索エンジンから見返りを得るようになるのかどうか、そして、検索する側が、さらにノイズが増えた、または質が下がったと感じるのではなく、結果が改善されたと感じるのかどうかが、本当に重要な疑問と言えるだろう。

同イベントの投稿「コンテンツファームの不毛な争いに終止符を打て!」、そして、サーチエンジンランドの関連する過去の投稿にも目を通しておこう:


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Demand Media & Being “The Best Click” On Google」を翻訳した内容です。

結局、どのコンテンツファームも自分のコンテンツは他社より有益だ!といっているという話でした 笑 本当にそう思っているかはともかく・・・。SEO業者が「うちのリンク用サイトはスパムじゃなくてちゃんとしたコンテンツだ!」と叫んでいるのと似てるかもですね。 サリバンがいうように、コンテンツファームを悪者扱いするのは簡単なのですが、何もないよりはコンテンツファームのページでもあった方が参考になる、ということもありますし。コンテンツファーム同士の切磋琢磨でコンテンツの質が上がっていくという考え方もありますよね。SEO業者が業者間やGoogleとの戦いの間でリンク用サイトの質を上げていくのにも通じるかもです?! — SEO Japan
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