FacebookのLine対抗策?WhatsApp買収は間違いだ

世界最大のSNSとして君臨するFacebookですが、最近はスマホベースの無料メッセンジャーサービスの台頭に焦りを感じているのも事実でしょう。特にアジア圏ではLINE、カカオトークなど数千万人規模のユーザーを誇るサービスが人気沸騰中ですし、世界制覇を目指すFacebookには思わず逆風なのは間違いなし。米国ではまだブレイク前のメッセンジャーサービスですが、その中でも人気のWhatsAppをFacebookが買収するかもしれないという話が米国で話題になっているので今回紹介したいと思います。 — SEO Japan

情報筋によると、FacebookがWhatsAppを買収しようとしているとTechCrunchがレポートしている。私は、ソーシャルネットワークはモバイルチャットアプリの分野に参入することによってモバイルプレゼンスを上げる必要があると長い間言ってきたが、この取引は、それがもし真実であるのなら、Facebookにとって正しいものではないように思わずにはいられない。説明しよう。

WhatsAppは、ずっとモバイルメッセージングのパイオニアだった。この業界とテクノロジーは少なくとも5年の歴史があり、最初はFringもしくはTruphoneのようなNokiaだけのクライアント経由だったが、アメリカのスタートアップが、スマートフォンの所有が広がっているこの時代においてクロスプラットフォームのメッセージングアプリの将来性に気が付いた。

WhatsAppはピークに達したのか?

この会社とその製品が革命的であったことは間違いないが、実際にそれはその支配的地位と、特にアジアやその他の新興市場(Facebookの心に訴えるものの大部分を占めるとTechCrunchが言っている存在)で素晴らしいけん引力を経験してきた最新のライバルによってテストされた―しかもいろいろな意味で勝っている―製品を見ている。

最近、ライバルアプリKikの創設者Ted Livingstonが、モバイルチャットサービスは欧米市場ではシンプルに保つのがベストで、WhatAPPは確実にそのマントラに行き詰っており、それが心配の原因かもしれないという考えを説明した。

アジアのサービス―WeChat (2億)、Kakao Talk (6500万)、Line (7500万)などは、WhatsAppの機能をはるかに超えた新しい機能―通話、ビデオチャット、サービス内アプリ共有、ソーシャルネットワークへの共有など―を導入していて、それが新興市場で加速するのに役立っている。事例証拠を見ると、LineやWeChatのようなより機能豊富な代替品を採用しているWhatsAppユーザーの数が増えているようだし、それらのサービスはFacebook自体とさえも競合している

Kik自体は、巧妙なマルチメディア共有オプションを導入したばかりで、Tech In Asiaが指摘しているように、物事をシンプルに保つことが新興市場でWhatsAppに痛手を与えている。WeChat(中国)、Kakao Talk(韓国)、Line(日本)は、それぞれ自国の市場から飛び出している。今この分野は込み合っているものの、彼らの中の1つか2つは、WhatsAppを追い越してアジアの大部分を制圧しそうだ。

WhatsAppを支持する確かなデータはなく、TechCrunchが言うには、WhatsAppは2011年10月に1日10億メッセージをヒットして以来1年以上ユーザーデータを発表していない。ちなみに、Wechat、Kakao Talk、Lineなどはすでにそのマイルストーンを達成している。WhatsAppは、合計ダウンロード数の公開を拒否している数少ない中の1つだ。けれども、WeChat(2億)、Kakao Talk(6500万)、Line(7500万)、Nimbuzz(1億)、さらにはKik(3000万)でさえ、喜んで数字を共有している。

チャットアプリの分野が速いスピードで成長していることを考えれば、大部分の企業は自分たちの数字を喜んで共有する―そうすることを断る中で、WhatAppはその存在にクエスチョンマークを残しているのだ。私たちは、それが最低でも1億のAndroidダウンロード(TechCrunchのレポートによると700万ではない)があることを知っているが、AppleのApp Storeはダウンロード数を明示していない。それが事実をかなり不明瞭にしているが、確かなのは、WhatsAppが新興市場のスマートフォン所有者に手を伸ばす唯一の選択肢ではないということだ…それは最も広く使われていないかもしれない。

Instagramスタイルのチャンス

そのビジネスモデルとそれがFacebookにとってどう機能するのかに関しても疑問がある。モバイルにリンクを推し進めることはユーザーの気分を悪くさせる危険があるため、多くのチャットアプリと同じように、WhatsApp は広告に反対している。それはFacebookのやり方にかなり反している。しかしながら、以前に言ったように、私は、Facebookが―事実上、世界のインターネットコミュニケーションプラットフォームとして―この成長中の分野に真っ先にいる必要があり、収益化は後に続くことができるという点から、Instagramスタイルとしての買収の可能性を見ている。

確かに、アジアを見ると、オプトインブランドマーケティング、ゲームセンター、バーチャル通貨、インサービスアプリ、その他革新的なビジネスモデルのホストが根付いていて、Facebookは、収益を上げるためおよびメインサービス(ソーシャルネットワーキング)と連携するために、それらをWhatsAppもしくはその他のサービスに採用することができる。

Facebookがモバイルチャットアプリの分野に進出することに目を向けるのは絶対に間違っていないが、WhatsAppはその‘国際的な輝き’を失っているため、もっとフレッシュな(しかも安い)ライバルに目を向けるか、リアルタイムチャット機能やその他の改善をBelugaを買った時に強化した自らのメッセージングアプリにもたらした方が良いだろう。

モバイルメッセージングに焦点を合わせなければ、Facebookは、アジアやその他新興市場を捕えていて欧米でもすぐに人気の出そうな重要な新しいコミュニケーションメディアで大敗する危険があるのだ。


この記事は、The Next Webに掲載された「Facebook shouldn’t buy WhatsApp (but it must invest in mobile messaging)」を翻訳した内容です。

まず、WeChat2億人に衝撃でした 汗

WhatsAppがベストチョイスなのかは分かりませんが(ユーザー数を公開していない件にポジティブな面はなさそうですが)、今更アジア勢のトッププレイヤーを買うのも難しいでしょうし、かといって自前で作るのはそれなりに労力・時間共にかかりますし大変な気もしますし買収は手っ取り早いといえば手っ取り早いのでしょうか。とはいえ、DeNAがcommを速攻でリリースさせて人気アプリにした事例もあるわけですし、その意味では日本企業以上に意外と動きが遅いともいえそう?DeNAの速さが素晴らしすぎる特例なだけかもですが・・・。

ちょっと前にInstagram買収が話題になりましたが結局それも現状特に「買った」という事実以外、何もできていないわけだけに、この辺の動きの遅さはある意味気になりますね。モバイルメッセンジャーの場合は、Instagramのような写真投稿サービスと違い、とりあえず競合を買収して市場を押さえれば良い、という状況とは完全に違いますし。

ザッカーバーグの大いなる野望は未知数ですが、モバイル分野の取り組みの遅れが株価にも影響しているFacebookだけにこの分野の展開は急いで進めていかないと(アジア圏のサービスが欧米でも人気を得だしていますし)取り返しのつかないことになる可能性も十分にありそうですし、今後に注目したいです。 — SEO Japan [G+]


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