FacebookはGoogleからウェブの覇権を奪い取れるか?

映画が日本でもいよいよ公開間近で日本でも真の意味でFacebook元年となるか?!という2011年ですが、破竹の勢いで普及が進む米国では、FacebookがGoogleからウェブの覇権をどこまで奪うか?ということも度々議論のネタになりだしています。今回はブライアン・ソリスがソーシャル時代におけるGoogleとFacebookの状況を細かく分析。 — SEO Japan

2007年、私はフェイスブックが個人のブランドのホームページになるだろうと予告した。現在、フェイスブックはホームページ化を公式に打ち出しているようだ。

先日、私がフェイスブックにログインすると、スクリーンの上部に新たなメッセージが掲載されていた。そこでは、フェイスブックをホームページにする簡単な方法が紹介されていた。こうすることで、「ブラウザを開いた直後に友達の最新の動向」を把握することが出来るようになる。このメッセージに気づいたのは、私だけではなかった

なぜ、わざわざ時間を割いて、フェイスブックがドラッグ & ドロップで簡単にフェイスブックをホームボタンにすることが出来るようになった点を知らせているのか疑問に思っている人もいることだろう。

フェイスブックはソーシャルネットワークとしてスタートしたが、すべての機能を備えたパーソナル OSへと成長している。このOSでは、フェイスブックの内外で友達と経験が相互に接続されている。そして、すべてにおいて中心にいるのがユーザー、つまり皆さんである。フェイスブックでは、関係によってインフォメーションコマースの3つのCの概念が構築される。ソーシャルメディアでコンテンツを共有する行為そして消化する行為は、人々が行うソーシャルな取引を表しており、そして、交流および教育の御膳立てをする。さらに、このプラットフォームは開発のためのサンボックス、そして、ソーシャルアーキテクチャのための強固な土台も提供している。また、ウェブサイトは、関係の素材、そして、私たちを結びつけるつながりや関心を織り込むフェイスブックの相互的な結びつきを活用している。

100万以上のサイトがフェイスブックのプラットフォームを統合している。

毎月、1億5000万人の人々がフェイスブックを外部のウェブサイトで利用している。

comScore(コムスコア)がリストアップする米国の一流の100サイトの3分の2、そして、グローバル部門の一流の100サイトの半分がフェイスブックを統合している。

Like(ライク:いいね)、共有、そして、コメントを通してウェブでフェイスブックを利用すればするほど、より多くのソーシャルエフェクト、そして、パーソナライゼーションをフェイスブックの内部および提携するサイトの内部にもたらす。

事実、コムスコアによると、フェイスブックのユニークトラフィックは2010年の10月には1億5110万に増加していた(昨年の同時期から55.2%増えたことになる)。また、昨年の時点では、フェイスブックは3億名のアクティブなユーザーを抱えていたが、現在は5億5000万人に増えている点にも注目したい。グーグルは米国で1億7330万人のビジターを獲得しているが、フェイスブックの成長は人数においても力においても増す一方である。そして、その勢いも右肩上がりである。

– 50%のアクティブユーザーは毎日フェイスブックにログオンする

– ユーザーは平均で130人の友達とつながっている

– 全ユーザーはフェイスブックで1ヵ月につき7000億分間過ごしている

ググらずに、フェイスブックしよう

ここ数年、グーグルは同社自身のソーシャルネットワークを育む取り組みを疎かにしてきた。人間の文化や行動ではなく、コードの文化に焦点を絞っていたのであろう。今後、ソーシャルグラフを賭けて戦争が勃発するだろう。フェイスブックはグーグルからユーザーをソーシャルウェブに移す取り組みを大々的に行っている。この新しい“ホームページ”の要請が世界中のアクティブなユーザーに展開されていくにつれ、多くのユーザーがフェイスブックの指摘に従い、ブラウザを開く度にソーシャルグラフをオンラインエクスペリエンスのスタート地点に指定していくだろう。こうすることで、行動が変化し、力の供与、娯楽、そして、啓発において、友達に頼ることで、彼らの力を借りることが出来る点が分かるようになるだろう。

グーグルに見識を頼ることはなくなり、ストリームを参照するようになる…

事実、グーグルによるウェブ独占時代へのフィナーレが始まろうとしている。これはフェイスブックエコノミーが台頭する結果である(F-コマース)。F-コマースでは、コマースは、情報および交流の通貨、そして、私たちが育む関係の純粋な価値を意味する。これ自体は、オンライン支配に向けた行進を活性化するわけではないが、フェイスブックは、コミュニケーション、発見、そして、共有を行う方法を改善する支援を行う取り組みを始めている。ソーシャルエゴシステムの中心はユーザーであり、フェイスブックは、ソーシャルグラフをより効率的に管理および利用する点を考慮して製品やサービスを策定している。

GmailからFacebook.comへ > eメールアドレス「@facebook.com」を用いた新たなメッセージ送受信プラットフォームが提供されようとしている。このプラットフォームは、メッセージおよび送受信に関する考え方を変え、従来の受信箱ではなく、ザッカーバーグ氏のビジョンに従うよう促すだろう。また、複数のクライアントやデバイスを通してつながる1つのシステムにメッセージ送受信を統合することで、フェイスブックはグーグル・トークの価値を軽減している。グーグルは1億9300万人のGメールのユーザーを受信箱から、例えば、グーグルミーのようなソーシャルネットワークに変えるのだろうか?グーグルはヒューマンアルゴリズムをもう一度見直す必要がある。

Google.comからフェイスブック検索へ > 検索は今後ソーシャル化を遂げるだろう。事実、既に私たちはSEOに加えて、ソーシャルメディア最適化(SMO)に投資している。フェイスブック検索を軽視することは出来ない。グーグルは長年に渡って検索を支配してきたが、高齢化し、弱点も見え隠れしている。グーグルはソーシャルを従来型の検索結果に統合する試みを行っているが、そのアルゴリズムは人間味、 – つまり、ヒューマンアルゴリズムを必要としている。一方、フェイスブックは徐々にではあるが、確実に検索機能を改善している。以前はネットワーク内部で単純に結果を表示していただけだが、現在、ウェブ経由の結果を表示し、- プラットフォームの一部として、- 表示されたリストが友達の行動によって管理されている。これは今後の数ヶ月の間に改善され、さらに充実していくだろう。

Google ボイスからフェイスブック + スカイプへ > グーグルボイスは、ボイス、ウェブ、そして、eメールを組み合わせた有益なサービスである。大きな注目を集めているわけではないが、スカイプとフェイスブックはニュースフィードから友達に電話をかける機能を導入しようとしている。この統合がシームレス化し、このようなサービスの要望が認識され、広がっていけば、フェイスブックとスカイプはいつの日かグーグルボイスに肉薄するだろう。

Google ラティチュードからフェイスブック・プレイシズへ > グーグルはジオロケーションを試しているが、フェイスブック・プレイシズは、多くの人々に利用されつつある。オンラインおよびオフラインでの注目を巡って争うことで、フェイスブックは、経験を統合し、ニュースフィードにアクティビティを向かわせている。

Google グループからフェイスブックグループへ > グーグルグループは、かつて、関連するネットワーク、興味、出来事、そして、理念によって組織されたグループのウェブ最大のホストであった。現在、新たにリリースされ、改善されたフェイスブック・グループによって、人々はニッチワーク、つまりネットワークのなかのネットワークを形成している。彼らの焦点が絞られたアクティビティは、熱心なグループのフレームワークによって支えられ、コラボレーションおよび会話を育み、強固なつながり、弱いつながり、または一時的なつながりでグループが関係や行動をまとめる効果がある。

Google ドキュメントからフェイスブック + マイクロソフトオフィスへ > グーグルドキュメントは、文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、フォーム、そして、芸術的なキャンバスでのウェブコラボレーションの業界基準である。フェイスブックのメッセージサービスに関する噂が交わされていたとき、マイクロソフトはオフィスのウェブアプリを新しいメッセージシステムの一環として導入していた。このテクノロジーアライアンスによって、ワード、エクセル、そして、パワーポイントの添付をフェイスブックで直接オフィスウェブアプリを使って、閲覧することが出来るようになる。生産性が今後さらに上がるだろう…

これ、私にツイッターしといて…フェイスブック世代

それではツイッターはどうなるのだろうか?ツイッターはネットワーク化された惑星を周遊する月と言ったところか。形勢を一変し、回転を決めるのがツイッターである。

ツイッターは関連性への窓口であり、フェイスブックはソーシャルウェブのホームページである。

ヒットワイズが先日発表したデータによると、米国のページビューの25%はフェイスブックが占めているようだ。私たちがコンテンツを利用し、フェイスブックのプラットフォームを介して交流するにつれ、この割合はさらに高まるだろう。精査するデータによっては、グーグルはフェイスブックの後を追っているか、もしくは射程距離に捉えられている。ヒットワイズは、フェイスブックが既にページビューに関してはグーグルを上回っていると主張している。先程、フェイスブックがグーグルをじりじりと追い上げているコムスコアのデータを提供したばかりだ。いずれにせよ、フェイスブックのトラフィックがグーグルを上回るのは時間の問題であり、この歴史的な偉業の達成の証であるデータは豊富に揃っている。

私たちはソーシャルな消費者の台頭を今まさに目撃しており、そして、ソーシャルな消費者がフェイスブックを求めている。

以前、私が観察したように、メディアは、もはや単なるメッセージではない。ソーシャルでは、メディアはプラットフォームであり、そのため人々がメディアとメッセージを表しており、その範囲は、ソーシャルグラフの融合、ストーリーの背景、そして、強力なつながり、弱いつながり、一時的なつながりの拡大および縮小によって決まる。フェイスブックのプラットフォームは、ソーシャル OSの基礎としての役割を果たし、そして、私たちが動力源となる。あらゆるアクションが同等そして反対のリアクションを生む。関係がフェイスブックの構図として作用することで、ソーシャルグラフの効果がグーグル、そして、誰もが予期していたよりも大きなリアクションを呼び起こす点に私達は気づきつつある。フェイスブック世代にようこそ…フェイスブックをホームと呼ぶかどうか、そこが鍵である。


この記事は、Brian Solisに掲載された「Google and the Rise of Facebook」を翻訳した内容です。

なんだかんだいってもサーチとSNSは別、という意見も常にあるのですが、上の記事を読んでいるとそんな単純な二元論ではすまないな、、という気にもなってきますね。Facebookが個人にとってのパーソナルOSという考え方はなるほどでした。また「ソーシャルではメディアはプラットフォームであり、人々がメディアとなりメッセージを発信する」という一言にはさらに「なるほど!」でした。これ程、既存メディア・インターネットとソーシャルウェブの違いを見事に表した一文も余りないのではないでしょうか。日本でFacebookがどれ位普及するのかも注目ですが、もちろんMixiにも頑張ってほしいですね! — SEO Japan

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