Facebookは成長し続けることができるか?

公開日:2013/02/04

最終更新日:2024/02/16

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グラフ検索のリリースで久々に盛り上がったFacebookですが、株価低迷からは脱却できず多くの人はまだまだ前途多難な未来を感じているようです。とはいえ、そんな予測を打ち砕きさらなる大成長を引き起こす可能性にもまた満ちている、ということで、今回はFacebookの成長の可能性について考えてみた記事を。 — SEO Japan

ゲスト投稿by:Ekaterina Walter (@ekaterina)―Intelのソーシャル・イノベーター、“Think Like Zuck: The Five Business Secrets of Facebook’s Improbably Brilliant CEO Mark Zuckerbergの著者

この質問は、この会社が1千億ドルで評価されるのを目にした2012年のIPO以来、投資家たちの大きな関心になっている。Facebookはすでに世界中に10億人のユーザーを所有していて、インターネットユーザーの44%がプロフィールを持っている。インターネット上のページビューの5回に1回はFacebookページだ。

では、この成長に限界は存在するのか?

国際的な成長

現在5人中4人のユーザーがアメリカ国外で、それはFacebookが今後その最大の成長を目にする場所である。インドにはすでに5100万人のFacebookユーザーがいるが、10億人を超える人口を考えると、成長の可能性は膨大だ。

しかし、成長は永久には続かない:世界の人口70億人のおよそ35%がインターネットへのアクセスを持っていて、中国は今のところこのサイトの使用をブロックしている。Facebookアカウントの数は、インターネット使用が成長し続けるにつれて、2倍、さらには3倍になるかもしれないが、それでも上限は存在する。

では、もしもFacebookアカウントを持つことができる人の数に限りがあるとしたら、このサイトは、ひとたび飽和点に達したら、どのように成長し続けることができるのだろうか?

“[Facebook]は広範囲なウェブを形作っている”と、FacebookのCEO、Mark Zuckerbergは言う。“過去5年もしくは7年を振り返ると、ソーシャルネットワーキングに関する話は人々を繋げることが全てだった…しかし、5年先を見ると、人々が今から5年を記憶することになる話は、この1つのサイトがどのように作られたかではなく、どのようにしてあなたが使用する1つ1つ全てのサービスがあなたの友人と共に良くなっていくのかだと思うのだ…。人々は振り返って‘スゴイ。ここ5年でこれらの全てのサービスは良くなった。なぜなら、私はこの全てを一人でやっているのではなく、友人と一緒にやっているのだから。’と言う。それが、私が最も楽しみにしていることだ。”

この疑問に対する回答は、ある種の成長だが、大規模な成長ではない。Markのコネクティビティの夢は、Facebookがより深くインターネット体験に埋め込まれるようになることを意味する;ユーザーは自分が買ったものや、エンターテイメントや、ネットワーキング習慣についてもっと多く共有し続け、それらを供給するブランドにより多くの情報をフィードバックできるようになる。

もっと大きなインテグレーション

FastCompany.comのライター、Farhad Manjooは、Facebookが「あなたのパーソナルデータを誰かに売ることは決してないだろう。それはユーザーが決して受け入れないことの1つだ。しかし、Facebookはそうする必要はない。集められたユーザー情報の束の巨大マーケットが存在する可能性がある。」と予測する。ますます多くのアプリがFacebookにインテグレートされるため、ユーザー自身およびそのネットワークに関する広範囲に及ぶ人口統計情報と共に、ユーザーが広告からページやエンターテイメントまで全てのことと情報をやり取りする手段のための膨大で成長するソースがある。そして、Facebook利用者はただクリックをしているのではなく、積極的にコメントをし、自分たちが利用しているものに関して議論している。これはみんな、Facebookのより大きな収益の可能性を意味するが、ユーザーにとっても関わりがある:不適切な広告にプレッシャーをかけられたい人などいないが、自分の友人の関心やお薦めについては知りたいかもしれないのだ。

ブランドページ

今ではアメリカ企業の10社中8社がFacebookページを所有しているが、最近導入されたFacebookのグローバルページは、企業が同じような数字を達成するためにアメリカ国外に目を向けていることを示している。非個人のプロフィールは、Facebookの膨大な範囲の成長を示す。そして、友達がブランドプロフィールにいいね!をしたりコメントをする時の人々のタイムラインへのより大きなフィードバックを考えると、企業が新しいオーディエンスに手を伸ばす可能性は膨大だ。

Fコマース

Farmvilleを超越して、サードパーティアプリには成長の可能性がある。製品購入からチケット予約、エンターテイメント視聴、ソーシャルのやり取りまで全てのことにおいて、人々がFacebookを介して情報にアクセスしたり共有したりするのに費やす時間の量は急増することもあり得る。さらに、fコマースのチャンスがある。2011年には、彼らの37億ドルの合計収入からするとわずかだが5億5700万ドルをもたらした。Facebookは、それを販売のためのプラットフォームとして使用するサードパーティアプリから収益の30%を取り、その可能性を探索し始めたところだ。

モバイル

Facebookユーザーの60%は、モバイルデバイスを介してこのサイトにアクセスしているが、Facebookはここでの可能性を探り始めたばかりだ。主要な鎖は2つある:1つは、まだ広告から収益化されていないモバイル使用としての利益。1つは、ユーザーが自分の周囲の世界とやり取りするために全く新しいFacebook体験を作り出す位置情報アプリの可能性。

Facebookのグローバル・ブランド・エクスペリエンス・マネージャー、Paul Adamsは、人々がインターネットを利用する方法からのシフトとより大きなソーシャルネットワーキングへ向かった動きを説明している:“[ウェブ]は、コンテンツ周辺に作られることから離れて、人周辺に再構築されている。

Facebookは成長し続けることができるが、成長の定義はこれまでとは違うかもしれない。人々が自分の周りの世界とやり取りするネットワークにより多くの時間を費やすようになると、彼らのFacebook体験は変化するだろう。ユーザーの絶対数には限りがあるかもしれないが、Facebookの成長は人々の生活のより大きな領域に染み込み続けることができる。そして、それがどこまで行けるかの限度を設定するかどうかは、Mark Zukerbergとそのチーム次第だ。


この記事は、Brian Solisに掲載された「Facebook: Can It Keep Growing?」を翻訳した内容です。

グローバル展開、Fコマース拡大、モバイル革新、ブランド利用、データ活用、とどこかでいわれてきたトピックばかりではありましたが、2013年初め、改めてFacebookの今後の可能性を整理するには手ごろな記事でした。成長ばかりかグローバルレベルでは、LINE等のマイクロメッセンジャーサービスの台頭による脅威もあるわけですが、今後の展開に注目していきたいですね。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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