Facebookはソーシャルニュースを殺す?

Facebookの「Like」(いいね)ボタンの導入が米国で進んでいるようですが、それがソーシャルニュースやソーシャルブックマークサイトにどの位影響を与えるだろうか?という話をサーチエンジンランドから。Likeボタンを導入したサイトが、代わりにソーシャルニュースサイトへの投稿ボタンを削除した、という話もちらほら聞く今日この頃ですが、果たしてその影響はいかに? — SEO Japan

恐らく既にご存知だろうが、フェイスブックは最近3回目のF8カンファレンスで最新のフェイスブック・プラットフォームを立ち上げた。この新しいプラットフォームは、ウェブサイトをさらにソーシャル化しつつ、“人々をウェブの中心に据え”、パーソナライゼーションを推進していく。フェイスブックのブログでは、新たにパーソナライズドされたフェイスブックのツールを駆使してブログから最も人気のあるニュースを表示する方法の例が紹介されている:

これは新しいプラットフォームで人気のあるコンテンツを表示させる仕組みの一部である … それでは、この最新のコネクティビティは、現在のソーシャルニュースの形式を変えていくのだろうか?

現在のソーシャルニュースシーン

現在、ソーシャルニュースの情報源の中で規模が大きいサイトを挙げると、ディグ、レディット、そして、ファークの名が挙げられる。それぞれのサイトが大きく異なるコンテンツを大きく異なるオーディエンスに提供している。上述のサイトは数百万人のユーザーを抱え、有名になった記事を巡って、毎日、数十万ものペーイビューを記録している。現在、これらのサイトは以下のモデルに漠然と取り組んでいる段階である:

  • ユーザーが興味深い記事をタイトルと一緒に投稿する。
  • サイトのユーザー(もしくは管理者の場合もあり)が投票(もしくは承認)と言う形を用いて好きなコンテンツを選び、最も多くの票を獲得したコンテンツの人気が高くなる。

この新しいフェイスブックのプラットフォームは、既存のソーシャルニュースの1つ目の手順をとばし(投稿)、ユーザーに記事から直接“いいね”することが出来るシステムを採用している。この手法はソーシャルニュースのお手本となるのだろうか?恐らくその可能性は低いだろう。上述のサイトは情熱に溢れるコミュニティ、そして、フレッシュなコンテンツによって支えられているのだ。

オーディエンスに支えられ、ソーシャルサイト上でのコメントや交流は、実際のコンテンツよりも遥かに数が多い。しかし、この新しいフェイスブックのプラットフォームへの変更点は、今後、ソーシャルニュースサイトの運営の手法に影響を与える可能性がある。

現在のソーシャルニュースサイトが変わる仕組み

現在のソーシャルニュースを引っ張るディグはおよそ300万人のユーザーを抱えていると見られているが、4億人を超えるユーザーが登録しているフェイスブックと比べると、少なく思えてしまう。ディグはフェイスブック・コネクトを統合することで“フェイスブック”のパワーを活用する試みを既に始めており、また、プロフィールをシンクさせることが出来るフェイスブックのアプリも用意している。ディグはソーシャル化をさらに進めており、サイトを大きく改革している。

ディグは、ユーザーがフェイスブックに加え、ツイッター等のその他のソーシャルサイトを同サービスに統合しやすくしようとしている。次回のデザイン変更に関する初期の情報により、ディグが(再び)トップ・コントリビューター・リーダーボードを用意することでユーザーに力を与え、さらに、リアルタイムに近づこうとする試みが明らかになった。

このような変更は現在のユーザーベースを養う一方で外部サイトのユーザーをサイトにもたらし、ディグ等のソーシャルサイトの未来を不動のものとし、プラットフォームを新しくしたフェイスブックの追撃をかわす上で役に立つだろう。

フェイスブックの目的地

4億人のユーザーを従えている新しいフェイスブックのプラットフォームは、ニュース分野で非常に大きなポテンシャルを持っている。オーディエンスの規模がその他のソーシャルネットワークよりも大きいからだ。多くのユーザーを抱えているため、メンバーの“いいね”をニュースの中心のロケーションに集める方針は理に適っていると言えるだろう。

これに加えて、フェイスブックは「現在のプロフィール」にこの情報を加えることが出来るように方針を変え、その結果、たぐいまれな個人に特化したソーシャルニュースを提供するようになるだろう。この新しいプラットフォームがニュースの新しい形となると断定することは出来ないが、限りないポテンシャルを秘めている点は間違いないだろう。

今、この件に関して私に出来ることは?

答えは簡単だ。フェイスブックで存在を確立させればいい … 出来るだけ早く。オーディエンスが増えれば、コンテンツを見てもらえる可能性は広がり、ユーザーに“いいね”をクリックしてもらえる確率が上がるだろう。これが今後のニュースのイニシアチブの役割を果たす可能性がある。

フェイスブックはインサイツ・フォー・ユア・ドメインソーシャルプラグインの開発者向けのセクション、そして、プラットフォーム導入事例等のツールを用意し、サイトに役立つアイテムを見つけられるように工夫しているので、実際に試して、何が役に立つのか確認しよう。

しかし、現在のソーシャルニュースサイトを軽視するべきではない。事実、コンテンツを多くの人々に見てもらいたいならソーシャルニュースサイトよりも適した場所は存在しない。そこで、フェイスブックでの存在感を高めつつ、現在のソーシャルサイトをターゲットにしてコンテンツを投稿していこう。

フェイスブックの新しい取り組みが、ソーシャルニュースシーンにどのような影響を与えるか判断するのは時期尚早だが、リソースをフェイスブックでの存在感を構築する試みにも割り当てておけば、今後訪れるフェイスブックの革命において、成功を収める礎を築くことが出来るだろう。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Facebook’s Future In Social News」を翻訳した内容です。

This article on Columns: Let’s Get Social first appeared on Search Engine Land.
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Facebookのソーシャル戦略は単に「いいね!」ボタンだけで済むだけのものではないことは確かなようです。この記事ではユーザー数を比較した場合(圧倒的なソーシャルサイトのDiggではあるのですが、300万人 vs 4億人では・・)、Facebookがソーシャルニュースプラットフォームとしても大きく成長する可能性があることを示唆していますが、とはいえ、まだまだDiggはじめ既存のソーシャルブックマーク、ニュースサイトも無視できないといっています。現状のトラフィックへの影響力を考えるとそうなんでしょうが、数年後にはどうなっているんでしょうか。。。 — SEO Japan
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