Googleリーダーの終了、ブログの終焉

先日、GoogleがGoogleリーダーを終了することを発表したことが大きな話題となりました。一時、RSSの可能性を信じていた人間としては(くどいですが本も2冊書きました)、RSSリーダーはともかくRSSは残っているわけですが、色々感慨深いものがあったわけですが、カリスマブロガーのミッチ・ジョエルもGoogleリーダーの終了に衝撃を受けた一人ということで、彼なりの感想を書き連ねた記事を。 — SEO Japan

私は、自分のブログを愛している。あなたのブログを愛している。私は、ブログを愛しているのだ。

私を古くさい人間と呼んでくれて構わない。ブログを愛することは、私がより新しいものを愛さないこととは無関係だ。私は、TwitterFacebookGoogle+やその他の場所に投稿したり、共有したり、繋がったりすることも好きだが、ブログには特に目がない。先日、Gina Trapaniのこんなツイートを読んで衝撃を食らった:“なんと、Google Readerが終了する。まさに、ブログや古臭いニュースリーダーの終焉だ。‘Subscribe in Google+’を待とう。”では、私はこのブログのことを忘れて、自分が考えていることについてGoogle+やFacebookやTumblrなどに投稿しなければならないのだろうか?GoogleがGoogle Readerのサービスを中止することに決めた(それに関する詳細はこちら:余生を過ごしたGoogle Reader:製作者Chris Wetherellの内省)ことが分かって私は落ち込んだ。

告白の時間。

私はGoogle Readerの熱心なユーザーでありエヴァンゲリストだった。そんな訳で、私は会う人みんなにGoogle Readerをベストブログのトップに居続ける手段、さらにはGoogle Alertsを管理する(受信箱をいっぱいにしたくない場合)手段として使用することを勧めていた。それは、私がウェブブラウザ(Google Chrome)を開く時の最初のタブだ。それは数百(もしかすると数千)ものブログやウェブサイトなどで満たされ、私の仕事をもっと良くするためには何が最も重要であるかの視点をキュレートしたものを与えてくれる。私は、Google Readerを数か月間見ていなかった。もしかするともっと長いかもしれない。何が起きたのかって?TwitterやFacebookのような場所で適切な人たちと繋がることによって、あなた達みんなが―本質的に―キュレーションの優れた原動力になったのだ。もし何かが本当に重要なことならば、あなたはそれをツイートしたり、FacebookかGoogle+に投稿し、その情報が私のところにやって来る。ここで打ち明けると、Eメールも私に情報を伝える強力な手段になっている。私は、何が起きているのか素早く教えてくれるeニュースレター(MashableMediaPostなど)をたくさん購読している。だから、Google Readerを愛しているのと同時に、それを勧めるし、それは素晴らしいツールだと思っているし、実際にそれを使用している。

これはブログの終焉ではない。

私が見聞きしたことから判断すると、Google Readerはニッチな製品だったようだ。それは私にとって素晴らしいものだったし、あなたやたくさんのジャーナリストやメディア関係の人にとって素晴らしいものだったかもしれないが、一般人はRSSという魔法を決して理解しなかった。マーク・ザッカーバーグとFacebookの人間が、私たち個人のプロフィールページ全てをニュースフィードに変えて、RSSをカーテンの後ろに置くと、RSSは私たちの時代精神から消え、ソーシャルプラットフォームが1ページのコンテンツから情報を引き出すために使用するコードのラインの1つとなった。ブログのもともとの力は発行のし易さではなく、ブログを購読する力にあり、ブロガーが更新した時に知らされることだった。RSSはニュースフィードの次の世代で、それはブログを有名にし、アクセス可能にする重要な原動力だったのだ。つまり、ある意味で、Trapaniは正しい:古臭いニュースリーダーはFlipboardなどのようなものに置き換えられたかもしれないが、これはブログの終焉ではない。

ブログをやめないで。

ブログを書くということは、RSSやニュースリーダーやそのようなものが全てではない。ブログを書くことは、誰もが考えを持ち、その考えを世界に共有するために―文字で(画像、オーディオ、動画などによってサポートされて)―簡単に無料で配信する能力なのだ。私の恐れは、Google Readerが消え、その次にFeedburnerが消える(死の看取りがされているところ)時、人々がこのタイプのコンテンツを見つけたり、共有したり、追加したりする手段が減少することだ。ブログは重要だ。これはブログの終焉ではない。そうは言っても、私は人々がどのようにブログを発見するのかを知りたい。私たちは、本当に、もしあなたが1つのブログ記事に関する特定のツイートを見るために特定の時間にTwitterにいなかったら、ブログを書くことが森の中に落ちた木のようになる時代にいるのだろうか?そうではないと願いたい。同時に、Mashableがこんなものを提供している:Google Readerの代わりをチェックしよう

あなたの見解は?これはブログの終焉なのか、それともGoogle Readerが単に存続可能なビジネスではなかっただけなのか?


筆者について:ミッチ・ジョエルは数々の受賞歴を誇るカナダ発のデジタルマーケティング/コミュニケーションエージェンシー、Twist Imageの代表です。2008年にはカナダで最もソーシャルメディア上で影響力のある人物、そして40歳以下で最も有名な40人の一人、さらに世界で最も影響力のあるオンラインマーケッター100人の一人に選ばれました。著書である「Six Pixels of Separation」(Grand Central Publishing – Hachette Book Group)は、ビジネス/マーケティング書として英語圏で大ベストセラーになっています。ミッチのブログはこちらから。


この記事は、Six Pixels of Separationに掲載された「End of Blogs」を翻訳した内容です。

ブロガーとしての立場からGoogleリーダーの終焉について率直な感想を書いた内容でした。Googleリーダー終了をきっかけにRSSリーダーを使うことを止める人は少なからずいると思いますし、新たなニュースリーダーを活用して、ブログ・サイト単位で無く記事単位でウェブの情報を収集する人がそれなりに増えるのは避けられないと思います。

ブログのトラフィックへの影響がどれ位あるのかなんともいえませんし(私自身も不安な一人)、日本に比べても大量のオーソリティブログが各ジャンルに存在する米国のブロガーの杞憂は相当のものでしょう。同時に、RSSじゃないですけど、ブログ自身は終わっていないわけですからね。ニュースやブログ購読の仕組み自体が新たな進化の時代に入っていくと思いますが、ブログを通じた情報発信は残ると思いますし、ここで頑張り続けたブロガーにとっては、オーソリティとしてその権威を一歩も二歩もレベルアップできるチャンスかもしれません。

ちなみに乗り換えRSSリーダーに迷っている方はこちらの記事もどうぞ。 — SEO Japan [G+]

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