今デジタルで起きている最も気が滅入ること

先日、カリスママーケッターで有名なミッチ・ジョエルのKickstarterに関する記事を紹介しましたが、今回は、その続編的な位置づけになる記事を。少し前にバス監視員の女性が生徒からいじめられている映像がYoutubeにアップされて大きな話題になりましたが、その事件から考えるインターネット、そして人間の暗部について。 — SEO Japan

昨日はKickstarterがどんなにすごいかについて話した。今日は、インターネットがどれほど大きな腹部へのキックになり得るかについて話す。

カレン・クラインは、今彼女が獲得している注目を浴びるに値するために何をしたのか?この68歳のバス監視員は、ニューヨーク州グリースにあるAthena Middle Schoolの中学生の集団に言葉の暴力を受けた。10分間に及ぶ苛めの動画がYouTubeに投稿され、今、全世界が一部の人々の行動の暗闇を目にしている。なぜこの動画が特別に世界の注目を浴びるようになったのか?マックス・シドロフはこの動画を見て何かをしたい気持ちになった(この女性のための休暇にオンラインコミュニティに資金提供をしてもらうようなこと)。そう、彼の人道的行動がおよそ300,000ドルを集めたのだ(ここ:Lets Give Karen -The bus monitor- H Klein A Vacation!で、あなたも協力したり、詳しい話を読んだり、動画を見ることができる)。確かに、インターネット(とソーシャルメディア)が役に立ったのだが、それは、私たちが―社会として―まだまだ道のりが遠いことも―再び―示していた。

なぜこれなのか?なぜ今なのか?

私は自分の私生活についてあまり多くを話す方ではない。どちらかといえば、ここでのコンテンツは、メディアとマーケティングの世界に焦点を合わせ続けている。しかし、幼い子どもの父親として、このようなふざけた行動にはゾッとする。私の子どもはまだスクールバスに乗る年齢ではないが、私は子どもたちをできる限り憎悪や暴力や悪い言葉から守り続けるように日々努力している。あなたは、それが私たちの現在の世界ではどんなに難しいことであるかに驚くだろう。彼らがこのような非難に耐えたり、他の人がこんな風にふるまう時に黙認しなければならないかもしれないことを考えると、私は心底不安になるのだ。

今デジタルの世界で起きている最も気が滅入ること…

誰でも自分の考えを持って、それを文字や画像や音声や動画で配信することができるため、私たちは人々が持っている憎悪を目にする羽目になる。テクノロジーによって私たちが手にした進化がどれほど大きく、人々に染み込んできた進化がどれほど少ないかには驚きだ。私はここで説教じみたことをしようとしている…(だから、もしあなたが私の通常のマーケティング話を期待しているなら、明日また戻ってきて欲しい)

私たちは…

  • 1つの種である。
  • 人種を問わず。
  • 肌の色を問わず。
  • 性別を問わず。
  • 性的嗜好を問わず。
  • 容貌を問わず。
  • 国境を問わず。
  • 宗教を問わず。
  • 信仰を問わず。
  • 職業を問わず。
  • 収入を問わず。
  • 社会的階級を問わず。

私たちはみんな…

  • 同じように作られた。
  • 同じように血を流す。
  • 同じように微笑む。
  • 同じように死ぬ。
  • 同じように笑う。
  • 同じように考える。
  • 同じように食べる。
  • 同じようにお腹がすく。

なんら違いはないのだ。

私たちは、私たちみんなが人類であるという共通点に気付かずに、人々の間にある共通点を見つけようとすることにあまりに多くの時間を費やす。生まれながらにそうなのだ。私たちはそのことを忘れてしまいがちだ。私たちは短い時間(そして願わくば良い時間)ここにいるが、お互いに操ったり、判断を下したり、おとしめたり、その他酷いことをせずにはいられない。なぜなのか?私たちは動物同然であると考える人もいるかもしれない。それは、ただ、真実ではない。私たちには感情がある。私たちは自分自身と死すべき運命に気が付いている。そして、最も多くのおもちゃを手に死んだ人が勝ちかもしれないが、なぜこれが他の人に対する損害の下でなされるべきなのか自問するのだ。カレン・クラインは、自分がこの動画の中で彼女を苛めている子どもと同じくらいの年齢の時には、自分がしているとは夢にも思わなかった仕事で年間16,000ドルを稼ぐ。私は、自分が遺伝的な宝くじが当たったこと(他の人が持っていないようなたくさんの素晴らしいチャンスのある北アメリカに生まれたこと)に感謝して日々過ごしている。このような動画は、私たちが、自分たちの脳と口の門でより良い門番になる必要があることを私に気付かせる。私は、世界中で戦争や対立や飢餓が起きていること、そしてそれらの何一つとして筋が通ったものはないということに気が付いているが、Kカレンの話は、私たちがそれらの重要な一歩を取らなければ、彼らが自分たちの街にいてもおかしくないということを気付かせてくれた。

今晩、子どもにキスをして、私たちみんなが等しく作られたことを思い出させよう。

(明日はマーケティングの話に戻ることを約束する…)


筆者について:ミッチ・ジョエルは数々の受賞歴を誇るカナダ発のデジタルマーケティング/コミュニケーションエージェンシー、Twist Imageの代表です。2008年にはカナダで最もソーシャルメディア上で影響力のある人物、そして40歳以下で最も有名な40人の一人、さらに世界で最も影響力のあるオンラインマーケッター100人の一人に選ばれました。著書である「Six Pixels of Separation」(Grand Central Publishing – Hachette Book Group)は、ビジネス/マーケティング書として英語圏で大ベストセラーになっています。ミッチのブログはこちらから。


この記事は、Six Pixels of Separationに掲載された「The Most Depressing Thing Happening In Digital Right Now」を翻訳した内容です。

短いながら、深い深いお話でした。「私たちは、私たちみんなが人類であるという共通点に気付かずに、人々の間にある共通点を見つけようとすることにあまりに多くの時間を費やす」という一言は深くかみしめて考えたいですね共通点がないと判断した、特に自分より下に見た相手を共通点を忘れて蔑んだり、中傷したり、時には暴力をふるったり。。。人間の性といえばそれまでですし、共通点だけを謳歌して楽しく生きることが難しい世界であることもまた事実ですが、根本的に「違いはない」ことを理解すれば、人はもっと優しくなれ、いじめや暴力も減るかもしれません。 — SEO Japan [G+]
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