CMW 2014-ケビン・スペイシー氏が登場!これからのコンテンツの姿。そして、マーケターは何をするべきか?

Content Marketing World 2014の締めくくりは、オスカー俳優のケビン・スペイシー氏の特別講演です。コンテンツの最高峰ともいえるハリウッドで華々しい経歴を持つ氏が、コンテンツに対する自身の考えを、熱く、披露しています。– SEO Japan

原題:Closing Keynote – Kevin Spacey
Speakers:Kevin Spacey (Award-winning Actor and Producer)

イントロダクション
皆様が考えていることをあててみよう。一体全体、ケビン・スペイシーがコンテンツマーケティングワールドにどうしているんだい?あたっているだろう?

私は俳優業の他に、ダイレクターとして、プロデューサーとしても働いている。自身の経験からいくつかお話しさせていただく。

私がずっと大事にしてきたことは、人間関係だ。人々といかに良い関係を作れるかが重要であり、コンテンツの目的も同様だと感じている。良いコンテンツは良いストーリーによってのみ、作成される。そのため、コンテンツクリエーターの目的は、より良いストーリーを作成し、それを人々に伝え、結果として良い関係を構築することとなる。

言うまでもなく、我々はすでにストーリーの価値を知っている。ストーリーは全てだ。より良いストーリーを語ることが仕事だ。その上で重要なキーを3つ伝えよう。

1.Conflict(摩擦、衝突、対立)
Conflictは緊張を産み、緊張は人々のストーリーへのエンゲージメントをもたらす。ストーリーの中では、キャラクターの判断がこの意味では重要になる。映画の中では、それぞれの役割を誰がどうするか?が鍵となる。リスクをとることと言っても良い。緊張はストーリーの中で必要な要素。

2.Authenticity(信頼性、真偽)
フィクションかノンフィクションという話ではない。そのストーリーが信頼できるものであるとユーザーに信じてもらえるかどうかということだ。オーセンティックなストーリーは人々の胸に響き、共感を産む。

フォルクスワーゲンの例を上げてみよう。彼らは、大きくて高価なアメリカ車に対抗すべく、小さくて安価だというメッセージを伝えた。フォルクスワーゲンのこのメッセージは、人々に、この車はどんなに小さい駐車場でも楽々と駐車できるはずだという真実をもたらすことに成功したのだ。

要は、コンテンツはマインドフルであるべきだということである。作成に妥協は許されないし、SEO目的でコンテンツを作成することでもないのだ。あなたのブランド、メッセージ、オーディエンスに正直でいよう。それに対する反応は情熱とパッションを伴ったものになるだろう。

3.Audience(聴衆、観客、オーディエンス)
ストーリーテリングの対象はオーディエンスしかいない。誰もクリックしないリンクなどは設置しない。オーディエンスがいないからだ。

オーディエンスを構築し、彼らが望むとおりにコンテンツをコントロールさせよう。オーディエンスはプラットフォームは気にしない。コンテンツしか気にしないのだ。

Twichという他人がプレイするビデオゲームを視聴できるサイトがある。また、Netflixはオンラインでのテレビの視聴を可能にした。これらは、新しいストーリーテリングの形であり、オーディエンスが望んでいるものだ。

我々は、今、非常に素晴らしい時代を生きている。様々なテクノロジーと新しいメディアが台頭している。誰もがインターネットでオーディエンスを魅了できる時代だ。Twitter、Facebookのファンページなどは代表例だ。この時代では、どれだけ投資したかではなく、あなたが何ができるかのみが問題である。

メッセージ
人々はストーリーを欲し、彼らにどこからでもリーチできる環境が整っている。人々がストーリーに熱中したいと感じていることは、何も新しいことではない。彼らにコンテンツを届ける方法が新しくなっているのである。

優れたコンテンツは金銭目的によって作られるのではなく、クリエイティブな思考によってのみ、作成される。まずは、何を話したいか、から始めよう。あなたのストーリーはどういったものだろうか?結果は気にしないでいい。

最後に、”Hunt or be hunted”(探求し、探求されよ)

ハリウッドスターのスピーチということで、今までのサクセスストーリーなどが話されると思っていましたが、コンテンツに対する熱いメッセージを語ってくれました。”Hunt or be hunted”という言葉がありましたが、優れたコンテンツを作成するために探求し、作成したコンテンツが人々に探求されるようにせよ、ということだと感じています。方法論やツールももちろん重要ですが、コンテンツ作成の一番のポイントは、彼のように真面目で熱い気持ちを持つことであり、それはこの先もずっと変わらないものなのかもしれません。– SEO Japan