コンテンツに説得力をもたせる48の要素

公開日:2012/06/19

最終更新日:2024/02/18

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コンテンツマーケティングが注目される最近のSEO・ウェブマーケティング業界ですが、コンテンツの集客力はもちろん重要ですが、コンテンツの説得力もブランディングや信頼性のアップ、そして訪問者の顧客化にはそれ以上に重要な要素です。今回はコンテンツマーケティングの老舗ブログCopybloggerが説得力のあるコンテンツを作るための要素を48一挙に紹介してくれた充実の記事を。 — SEO Japan

あなたは自分の血圧が上がっているのを感じる。

あなたは怒っているのかもしれないし、インスパイアされたのかもしれないし、あなたを本当に理解する誰かを見つけて興奮しているのかもしれない。何にせよ、あなたはくぎ付けになっている。目を離すことができないのだ。

バン!

あなたは、説得するコンテンツに魅せられている。それは私たちを取り込む。

どうやって?

言葉はとても強力なのである。

言葉は、私たちが必要だと思っていなかったものを私たちに買わせることができる。言葉は、私たちが長年探していたアイディアを明らかにすることができる。言葉は、私たちをまるで狂ったように泣かせることも笑わせることもできる。

プロのライターは、自分の意図を伝えるのに適切な言葉を使う方法を知っている。彼らは、ゆっくり時間をかけてストーリーを伝えることの達人になる。

しかし、彼らはただランダムにコンテンツを書くわけではない。彼らは、説得力のあるコンテンツを書く。

そして、もしもこの技を習得したいのであれば、あなたは基本から始める必要がある。

あなたのコンテンツ・ツールボックスに使用できるものはたくさんあるが、ここではあなたが始めるにあたって必要な48の要素をAからZまで(おおよそ)紹介しよう…

1. 不安

書かれた言葉は反応を引き起こすべきだが、真の説得力のあるコンテンツは複数の反応を含む。これらの反応のボスが不安だ。読者は、今すぐに自分は前に進む必要があるように感じるべきなのだ。彼らに冷や汗をかかせることを恐れるな。

2. 信頼性

長い時間をかけて届けられたコンテンツは、一度限りのセールスページよりも説得する余地を与える。だから、あなたの文章を真実のように思わせることによって、それらの言葉を有効に利用するのだ。信用できることは説得力がある。

3. オーソリティ

もしあなたが自分の言葉で誰かを説得するつもりなら、彼らは真実のように思う必要がある。オーソリティを持って書くことそして、読者の心に響く例のようなものを使うようにすること。例えば、もしあなたがママ向けに書いているのなら、彼女たちはあなたが本当に“ママ”を語ることができるのかどうかを知ることになる。

4. ボックス

グラフ、チャート、箇条書きリスト、興味をそそる引用句の入ったボックスやサイドバーを含めることで文章を分離する。

5. 細分化

大きな塊の文章ほど悪いものはない。どうか細かく分けてくれ!すぐに読み取れるようにコンテンツをフォーマットするのだ。2,3行ごとに改行する。余白はあなたの友達だ。

6. 箇条書き

リストは、最も広く読まれているコンテンツだ。箇条書きは特に効果的だ―素早く簡単に目を通すことができる。それらを上手に書くことにいくらか時間を費やそう。

7. ボタン

定期的に次に私は何ができるかを教えて欲しいのだ。“今すぐ購入”するのを手助けするボタンや“ここをクリックして登録”するためのボタンを置く。ボタンは、ページ上のリンクよりも反応が良い。

8. キャッチフレーズ

テキストの断片と一緒にそれらのボックスを有効に利用する。キャッチフレーズを作る意図を持って書く。他の人がTweetできること、読んでいることを覚えておけるようなことだ。賢く、かつ、巧妙に。あなたは、読者にコンテンツを案内したいのであって、スローガンを無理やり食べさせたいわけではない。

9. キャッチ―な見出し

あなたが定期的にCopybloggerを読んでいるのなら、見出しの影響は知っているはずだ。他にはどうやって読者にあなたへの注意を払ってもらうだろうか?“豆についてあなたが知らない10のこと”は、“豆:事実と情報”よりもずっと魅力的だ。

10. 色

キラーコンテンツを書いている時は、自分の強みに色を使う。必ずしも自分の言葉を違う色にしなければならないわけではないが、ページそのものとあなたが書いている文章をどう見せるかを考えるのだ。

11. カンマ

カンマは素晴らしい―しかし、慎重に、必要な時にのみ使うこと。もし自分が1つの文章に1つ以上のカンマを使っていることに気付いたなら、それはあなたの文章が長すぎるサインかもしれない。長ったらしい文はつまらないし、読者を混乱させる。

12. 共通言語

私たちは、あなたが賢く、難解な聞こえの良い言葉のような類を知っているのは分かっている。しかし、あなたがわざといらいらさせるつもりではないなら、読者にいして見下した態度で話さないことだ。私たちが理解できる共通言語を使って会話的なものを与えるのだ。

13. 縮約形

アプローチしやすく信頼する価値のあるものを作ろうとする場合、フォーマルな英語を使うのは難しい。“cannot”より“can’t”の方が良い。“does not”の代わりに“doesn’t”を使う。その方が読者にとって早くて簡単で心地よいのだ。

14. ダッシュ

カンマにはそれなりにふさわしい場所があるが、ダッシュを使うことも検討しよう。ダッシュは、文章を視覚的に分散するのに役立つし、コンテンツの格式ばった感じを少なくする傾向がある。とても強い視覚的要素であるため、明確さにも役立つ―文が分かれているのが簡単に分かる。

15. 深さ

あなたが過剰に派手な言葉を避けているからといって、読者の知性を侮辱しているということにはならない。あなたのコンテンツには深さが必要だ。読者をまるで良い食事を取ったかのように満足させるのだ。

16. Eメールアドレス

自分のコンテンツを、特にランディングページで、本物にしたいのなら、コンタクト情報の検索を顧客にさせないことだ。Eメールアドレスまたはコンタクトフォームを見つけやすい場所に置くのだ。もしあなたのビジネスが実際の住所を持っているなら、それも含めること。

17. 感情的な反応

興味をそそるコンテンツは、パワフルなビジネスだ。もしあなたが読者から感情的な反応―笑わせる、泣かせる、怒らせる―を引き起こすことができれば、読者はより関与し、自分が読んでいる物に対して行動する可能性が高い。

18. 追加のもの

もしあなたのコンテンツが大きなプロモーションに繋がっている場合は、いくらか追加を投入するようにすること。価値のあるボーナスや、追加リソースへのリンクを含めることで、読者と追加の信頼を築くのだ。たくさんの価値を届けることだ。

19. 目

説得力のあるコンテンツの簡単な秘訣―目のある画像を含めること。女性が左側を見ている画像を入れると、読者の目も左を見る。読者はその女性が見ているものを見たいのだ。だから、もしあなたがページ上の何かに注目が必要なら、目に案内させるのだ。

20. 事実

良いコンテンツは事実に基づいている。真実と統計を含めることが、あなたのマテリアルを記憶に残りかつ信頼のあるものにする。

21. 流暢さ

説得力のあるコンテンツは、スムーズで分かりやすいものでなければならない。論理的な移行で小見出しを進め、明らかな繰り返しは避ける。読者の目と心が流れるようにするのだ。

22. 保証

もしあなたがランディングページもしくはセールスレターで説得力のあるコンテンツを提供しているなら、あなたは読者が正しい選択をすることを促したい。鉄壁の保証を提供するのだ。それはあなたが実際に誇りにできることであるようにすること―“私たちは、これらの新しいアドバイスであなたが楽しく過ごすことを保証します”は、鉄板ではない。(でも、もしあなたが本当に自信があるのなら、顧客が夢中にならなかったり、満足しなかったり、楽しまなかった場合に返金保証を提供することができる。)

23. 画像

画像があなたの説得力のあるコンテンツの文章をうまく分離する。画像は読者の目をガイドすることができるし、読者がコンテンツから追加の意味を理解するのを手助けする。説得力のあるコンテンツには、キャプションが素晴らしい追加要素だ。

24. 指示

何か―登録、嘆願、購入―に繋がるコンテンツは、明確な指示を含まなければならない。もちろん、あなたは読者がそれを見つけるまでそっとしておくこともできるし、下にメールアドレスを入力して新しいクーポンや特典を獲得するように簡単な指示を出して助けることもできる。

25. ローカル性

ローカルは最高だ。ランドマークやイベントやローカルスラングへの賢い言及でコンテンツをローカル市場に訴えるようにするのだ。それが読者に確信と信頼性を築く。

26. 論理的思考

説得力のあるコンテンツは、ページ上に論理的に配列されなければならない。有権者登録から特定の候補者の政策に飛び、投票統計データに戻って、市民の義務の重要性で終わるのは、読者に視覚的なむち打ちを与えることになる。前もって計画し、一度書いたものをあちこち動かすことを恐れないことだ。

27. 肉になるもの

私たちはみんな、自分達を考えさせるものが好きだ。読者に、グサッとささりじっくりと考えるものを与えること。

28. 意見

事実は説得力のあるコンテンツにとっての大きな基礎であるが、意見はそれを読んで面白いものにする。専門家にインタビューしたり、あなたの自身の意見を取り入れたり、活気づけるためにそのトピックに関する以前のコメントを掘り下げたりする。

29. パラグラフ

あなたは、説得力のあるコンテンツを書いている時には、絶対に短いパラグラフを使用しなければならない。読んでほしければ、分割することだ。

30. ピリオド

説得力のあるコンテンツにはピリオドを含め、頻繁に使用すること。短い文ほどバランスを作る。長い文章の後に短い文章を使うと、内容をより詩的で楽しめるものにすることができる。(変化させることを思い出そう。)

31. 電話番号

あなたのコンテンツを継続して読むことや追加情報を探すことに興味のある読者は、あなたに接触できるべきだ。私たちは、インスタントメッセージとEメールが大好きだが、電話番号も検討すること。それが読者との信頼を築く。

32. 言葉遣い

説得力のあるコンテンツでは、自分の言葉遣いに気を付けること。あなたの文章は、個人的で読みやすいものであるべきだし、意義のあることを言うべきである。“one”や“the individual”のような曖昧な言葉は避け、できる限り能動態を使うようにすること。会社のロボットのように聞こえないようにするのだ。

33. 磨きをかける

誤字は誰にでも起こることだが、それを避けるために最大限の努力をすべきだ。自分の説得力のあるコンテンツは、それを世に出す前に少しみなりを整えて完璧にし、もう一度読んでみて継続して改善する努力をするのだ。

34. 追伸

なぜセールスレターの中にはこんなにも多くの追伸があるのか?それは、それがページ内で最も読まれる要素の1つだからだ。あなたは、自分の説得力のあるコンテンツの中でP.S.を使用することもできる。あなたは、そこでユーモアを取り入れたり、保証を再び述べたり、重要な利益を促進したりするかもしれない。

35. 存在感

オンラインには思慮のないたわ言のための場所があるが、説得力のあるコンテンツの形ではない。あなたのコンテンツは、オンラインと自分のサイト上に存在感を持つべきだ。それは独り立ちすべきである。

36. 質問

質問をすること以上にあなたのマテリアルを読んでいる間に人々に考えさせるための良い方法はあるのだろうか?修辞疑問文は、テキストを通じて読者と関与するとても効果的な方法だ。

37. 引用文

本当に説得力のあるコンテンツが欲しい?それなら、エキスパートに考えていることを尋ね、あなたのコンテンツ内でその返事を引用するのだ。さらにあなたは、自分のトピックにおける考えさせられる投稿を自由に引用して、それに返答することができる。もしくは、テキストの脇に置く引用ボックスの中で上手に機能するような賢い要素を思いつくのだ。

38. 論理的根拠

コピーは説得するために書かれる。コピーライティングは、買うか買わないかの“二者択一”のアプローチを取る。しかし、コンテンツは議論の余地をたくさん残す。読者に1つの意見を強制するというより、コンテンツを使ってはっきりとした論理的根拠で何かに賛成または反対する意見を展開するのだ。この議論に矛盾点はない!

39. シールとスタンプ

もしあなたのコンテンツが製品やサービスの説明や概要を述べているのなら、思い切っていくつかの名前を投げ入れることだ。認証のスタンプやシールをコンテンツの下に置いて信ぴょう性を高めるのだ。

40. 短いイントロダクション

短いイントロダクションで読者の興味を捕えてから、本題に入る。

41. 短い文

長い文が効果的なこともある。しかし、長い文は、少なくとも3つの短い文の前後に置かれるべきだ。短い文はパワフルだ。短い文を使おう。

42. 署名

もしあなたのコンテンツがセールスレターの一部なら、署名を追加するようにすること。もしあなたのコンテンツがもっとフォーマルな物なら、たとえそれが自分自身のサイトであっても、署名もしくは略歴欄を追加することを検討しよう。作者やそのテーマのエキスパートに関してもっと知る素晴らしい場所なのだ!

43. ソーシャルコネクション

いいね!されたりTweetされたりしないコンテンツに何の意味があるのか?共有を簡単にするために重要なボタンを全て含めよう。

44. 余白

テキストは、単に言葉だけのことではない、ポジショニングも入っている。パラグラフ、句読点、短い文が言葉をページ上にポジショニングするのを助ける。ウェブサイトの余白についても考えるのだ。白い部分が、言葉に最大の力を吹き込む。

45. 証言広告

もしあなたが何かを売っているなら―特にそれがアイディアなら―、あなたには証言広告が必要だ。他の人の意見をもらって自分のコンテンツに含めれば、バランスの取れた正直な意見を示すことになる。バランスの取れたコンテンツは、読者を安心させることに驚くほどよく機能する。

46. 質感

質感とは、あなたが書いた作品の“感触”である。ページ上での見栄えは良いか?簡単に流れるか?セクションは正しいサイズでバランスが取れているか?画像は適切に配置されているか?画像、テキスト、バランスの層が説得力のあるコンテンツのために際立った質感を作り出す。

47. トーン

自分の作品のトーンを検討し、書いている時にはその人格を維持することだ。あなたは友達に冗談を飛ばしているのか?被害者になりそうな人に警告をしているのか?危機感を生み出しているのか?トーンは、文章校正、言葉遣い、言葉の選択によって作られる。短く、興奮した文章は緊急に聞こえる!長く、流れるような文章は、読者が平和感や充足感を作る手助けをする。

48. 声

トーンと同調しているのが、コンテンツを通して聞こえるあなたの声だ。説得力のあるコンテンツは、技術的なライティングではない。あなたのユニークな声が、あなたが書いている時に存在しているべきだ。強い声は、面白く、関与し、読むのが楽しい。

説得力のあるコンテンツは今も王位に就いている…

私たちは価値のあるコピーライティングがどうであるかを知っている。

しかし、とても説得力のあるコンテンツは、単発のコピーライティングがしてきた仕事の90%をする。だから、コンテンツマーケテイングが今年のホットなトピックなのだ。そしてそれは今後も続くだろう。

コンテンツを使って自分の意見を示すチャンスがあればあるほど、信頼関係を築く機会も増える。あなたは、トーンとアプローチとバイアスで遊ぶことができる。しかし、実際に読む価値のある唯一のコンテンツは、すさまじく様々なコンテンツの中にある―説得力のあるコンテンツは間違いなく今も王様である。


この記事は、Copybloggerに掲載された「48 Elements of Persuasive Written Content」を翻訳した内容です。

48と膨大ながらどれも簡潔に的を得たアドバイス集で、サラッと読み進めることができました。人によって素直に納得できるものもあれば、そんな発想があったのかと閃きや気づきがあるものもあったのではないでしょうか。もちろんこの記事を読んで満足しているだけでなく、実践しないことにはコンテンツマーケティングは始まりませんので私も含めて皆さん頑張りましょう! — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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