私が思う4つの「こんなVCは嫌だ」

IT分野の投資で米国No.1の実績を誇ると評価される(そろそろこの肩書き略してもよいでしょうか)VCアンドリーセン・ホロウィッツの共同創業者が自ら語る「嫌いなVC」について。トップVCが語ることが正しいというわけではありませんが、1つの意見としてVCにも起業家にも気になる内容です。 — SEO Japan

“They smile in a n!*)#% face
And for what
They got the game f!@#^& up
And want my thang f!@#^& up”
—Dr. Dre

私は、成人してからほとんどの期間を起業家として過ごし、今ではパートタイムのエンジェル投資家を5年、フルタイムのベンチャーキャピタリストを9ヶ月やっている。その間に、私は優れたベンチャーキャピタリストが提供する本物の価値を高く評価するようになった:それは、驚くほどの情報の認知度、広範囲にわたるビジネスネットワーク、企業が効果的にお金を集めたり採用したりできるようにブランドカバーを提供することなどだ。

それでも、中には私が好きではないことをするVCもいる。この記事はそういう人たちに関することだ。

1. 偽のカジュアルである

多くのVCはカジュアルな格好をし、カジュアルに話し、投資家とカジュアルなディスカッションやカジュアルなボードミーティングをするために投資することを企業に奨励する。彼らは、“私たちはあなたと共にチームの一員で、私たちはこれを一緒に作っているのだから、堅苦しい行動や堅苦しい考えや不要な準備は必要ではない”というようなことを言う。これはものすごくいい―もしそれが全て真実なら。

現実には、会社を作っているのは起業家で、会社のオフィスに午前8時に現れて週に7日間11時まで働くVCを私は見たことがない。つまり、彼らは“チームの一員”ではないのだ。もっと重要なことに、VCは他人のお金を彼らの会社に投資し、その起業家が彼らの会社を適切に経営するかどうかを確かめる強い受託者責任を持っている。もちろん、カジュアルなボードミーティングは、会社が素晴らしい結果をもたらしている限りは問題ないかもしれない。しかしながら、トラブルの最初のサインとして、“この創設者はCEOになる素質がない。彼は、ボードミーティングで系統立ったやり方で重要な情報を提示することさえない。”というようなことを私は耳にする。いや、あなたが“物事をカジュアルにする”ように指示していなかったら、彼はそうしていたかもしれないのだ。

起業家として、あなたはボードミーティングを真剣に受け取らなければならない。なぜなら、ボードミーティングは真剣なことだからだ。もしあなたのVCの1人がボードミーティングは真剣なビジネスではないとほのめかしたり、ボードミーティングは無制限のディスカッションであるほうが好ましいと言うなら、あなたはこれを5歳の子供が完全な自主性と無制限のキャンディを要求していると見なすべきだ―それは彼らが求めていることかもしれないが、彼らが実際に強く望んでいることはストラクチャなのだ。

2. コーヒーを一杯やりたい

私にはVCをやっている親友が何人かいて、私はいつも彼らに会うのを楽しみにしている。私と議論するための重要なビジネスを持っているVCもいて、私はそういったミーティングを楽しみにしている。中には非常に賢いVCもいて、彼らと会うのはとても勉強になるし、私は彼らの見解に感謝している。しかしながら、私とコーヒーを飲みたい多くのVCは上記のどれでもない。さらに悪いことに、彼らにはアジェンダも目的もない。彼らはただ“情報交換”をしたいのだ。

私がCEOだった時は、アジェンダや目的のないミーティングはしなかった。私は、VCとしてそういったものを受け付ける理由が分からない。もちろん、私がCEOだった時は、人々はアジェンダや目的なしに私を会うことを要求しない方が良いと分かっていた。これらのVCは、ママに正しく育てられなかったのだと私は思うのだ。

もっと重要なことに、お互いにコーヒーを一杯やるVCは、VCの集団志向の主なパイプである。こうやってあなたは、同じ市場を同時に追い求める30社のベンチャー支援のスタートアップを獲得するのだ。それは、VCにとっても彼らの会社にとっても悪いニュースだ。

私からの提案:コーヒーは少なく、オリジナルの考え方を多く。

3. パターンマッチングを知識と混同している

VCとして、私は“VCパターンマッチング”の価値を理解するようになった。経験豊富なVCは、数十ものボードに参加し、数千もの取引を見てきた。その結果、彼らはと一般的にうまくいく行動と戦略のパターンと一般的に失敗するパターンを認識している。これは、自分のキャリアの中で一つの取引しか見ていない起業家にとっては、とても価値のある情報だ。

残念ながら、多くのVCは自分たちのパターンマッチングを伸ばし過ぎる。“この段階で売る会社のほとんどがそうすることを後悔する。その理由は・・・”と言うよりも、彼らは“今売るな、それは馬鹿なアイディアだ”と言うだろう。他によく表現される不完全なパターンには、“早く雇用しすぎるな”、“より早く雇用しろ”、“営業チームを作るな”、“ダウンロード可能なソフトウェアを作るな”、“iPhoneアプリを作れ”などがある。これらのいずれも、あなたという特有の会社にとって役に立つ情報ではない。

論理的根拠のないパターンにマッチした指示は、ほとんど助けにならない。あなたがパターンマッチをしていて、そのパターンマッチングが制限されていることを認めるか、自分の立場を説明するかのどちらかだ。

4. 見せかけの強さ

VCは、社会的限界の勇気と本物の勇気を混同することが多い。例えば、彼らは、人々を簡単にクビにするCEOを強いと考える。私は、数十人もの人々をクビにし、数百人の人員削減をしたことがある。それらのいずれも簡単ではなかった―ただ一度たりとも。自分の忠誠な従業員を解雇するのが簡単であるということは、勇気の欠如とリーダーシップの欠如を示唆する。もっと具体的に言うと、それは、それらの行動のネガティブな結果を本当に理解する意欲の欠如を示唆する。もしあなたが簡単に人をクビにするなら、あなたは鏡を見る強さに欠けている可能性がある。

見せかけの強さに価値を置くVCは、自分達自身でそれを誇示することが多い。私は、 VCが“理由”を説明する知性の勇気を持たずに起業家に指示をすることで起業家に威張り散らすのを見ている。彼らは、社内でCEOをしかりつけるが、自分達自身のシニアパートナーに反抗する肝っ玉は持っていない。彼らは、重要な決断に干渉することによって自分の会社の自分のCEOをむしばむが、彼らがそれをしていることをCEOに伝える道徳的な精神力を持っていない。これらの行動は強さではない;それらは見せかけの強さだ。見せかけに強いVCは、私をイライラさせ、自分たちの会社をそのプロセスの中で損傷する。

もしあなたがVCで、強くなりたいのなら、本当の強さを手に入れることだ。VCにとっての本当の強さとは:

  • 起業家のパフォーマンスを向上させるために、会社がうまくいっている時に、起業家が間違ってしていることを具体的に説明する強さ。
  • たとえ、あなたの会社にいるパートナーとってあなたを弱く見せることになろうと、正しいことをする勇気。
  • ただ単に従来の“VC的なノー”を言うのではなく、あなたが相手の会社に投資をしない理由をきっぱりと伝える勇敢さ。

さあやってみるのだ、タフガイ達よ。


この記事は、ben’s blogに掲載された「Four Things Some VCs Do That I Don’t Like」を翻訳した内容です。

起業家を育てるという厳しくも優しい視点を持った彼ならではの内容だと感じましたし、自身が仕事をするVC業界に対する優しくも厳しい意見という気もしました。VCとしてのトラックレコードはもちろん、本人が幾度もの苦しみを乗り越えて成功した起業家だけにより強く説得力を感じる内容でもありました。

同時にどの項目もVC以外にもビジネスをしている人であれば自分を省みて考えられる内容だったと思いますし、特に「パターンマッチングを知識と混同」に関しては、年を重ねて経験値から物事を判断しがちな35歳以上(私もです)の人間は一度猛省すべきことではないでしょうか。

日本はベンチャー投資に関してはVCも起業家も共に成長していく時期とは思いますが、お互いにどちらかに変に依存しすぎても良い結果が出ないと思います(たまたま投資した所が勝手に成功してくれる以外は←多分結構多い)。私も極小規模ながら自身の社内で事業投資、外部でも多少の投資活動を行っていますが、米国トップVCの考えを噛みしめながら甘えることのないよう自分なりに取り組んでいつか結果を出したいと思いますっ。 — SEO Japan [G+]

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