30人のリンク構築エキスパートが語るSEOの被リンク分析 – 第1部

ダニー・サリバン率いるSearch Engine Landの記事がいよいよ登場。1本目は、被リンク対策に関して30人のSEOのプロが語るかつて無かった優良企画。本当は翻訳したくなかった?!何回読んでも新たな発見がある、ノウハウ満載&完全保存版の大作記事をお届けします。煽っているようですが嘘じゃありません。 — SEO Japan

私たちは30名のリンク構築のエキスパートに対して、被リンクの分析に関する9つの質問を投げかけてみた。その結果、なんと合計20,000ワードに及ぶ回答が返ってきた。今回のエントリは、被リンク分析に関するグループインタビューの第1部を提供する(3部で構成)。第1部では、皆さんのサイトおよび競合サイトの被リンク分析を、リンク構築キャンペーンの策定に応用する取り組みについて熱く語ってもらった。

それぞれの質問に対するエキスパートの答えを以下に掲載していく。読者の皆さんにはすべてのレスポンスに目を通し、“全体像”を作り上げてもらいたい。私は今まで少なく見積もっても3回は読んでおり、毎回新しいアイデアを見出すことが出来る。同じ意見もあるが、意見の相違はさらに多く、リンク構築の大ベテランであっても、大発見に興奮を抑えきれないのではないだろうか。

私たちの問いかけに協力していただいた方すべてに感謝の言葉を贈りたい。皆さんに教えてもらったことを実践したくて私はうずうずしている。そして、また会おう。第2部では、分析する内容の技術的な側面を、第3部では、未解決のアイテムを取り上げるつもりだ。

キャンペーン計画に盛り込む被リンク分析に関して、私たちが投げかけた質問は以下の3つである:

  1. いつ、そして、なぜ、被リンク分析を実施するのか?
  2. どのように被リンク分析はリンク構築キャンペーンに情報をもたらすのか、もしくは、影響を及ぼすのか?
  3. 被リンクデータのどの要素が競合分析において最も役に立つのか/効果があるのか?

いつ、そして、なぜ、被リンク分析を実施するのか?

エキスパート達の緊張をほぐし、ディスカッション全体のフレームワークを与えるため、私は被リンク分析を実施するタイミングと理由を尋ねた。通常、被リンク分析はリンク構築キャンペーンにおいて真っ先に挙げられる取り組みだからだ。

ジュリー・ジョイス氏: リンク・フィッシュ・メディア

私は新しいリンク構築キャンペーンを始める時点、そして、キャンペーンの実施期間全体で定期的に被リンク分析を実施している。とりわけ、何か問題がある時や舞台裏で何が起きているのかを調査する必要がある時には必ず実施するようにしている。私たちの機関では、私とSEOの経験が豊富なベテランのスタッフが被リンク分析を行っている。通常、クライアントと一緒に計画を練り、その計画をリンク構築チームに渡す。

このような手順を踏むのは、サイトのリンクのデータの概要を巧みに描くためだ。過去数ヶ月または数年でリンクの数が急激に増加しているだろうか?もし、増加しているなら、その理由は何か。分析を行うことで、今後問題になる可能性のある課題を特定し、その課題が発生した理由および今後の対応を解明することが出来るようになる。過去を分析せずに、適切に前進する方法を把握するのは至難の業だ。

エリック・ワード氏 : サーチ・エンジン・ランドのリンクコラムニスト

私は被リンク分析を様々な理由で実施しているが、大きな動機が2つほどある。1つ目の動機は、特定のクライアントの仕事のためであり、2つ目の動機は(1つ目の理由よりも頻度が遥かに高い)、リンクを求める取り組みの成功度、ランキング、広報、そして、様々な分野における傾向に影響を与える類の事柄を、私自身が理解したいためだ。

デブラ・マスタラー氏 : アライアンス・リンク

通常業務、競合者への働きかけ、およびコンテンツ生成プログラムを実施する際に行う。

ロジャー・モッティ氏 : 別名、マティーニバスター

理由はとても簡単だ。ウェブサイトの価値はそのサイトの被リンクと同じである。コンテンツも重要だが、リンク構築に関して言えば、価値を特定する際、コンテンツの重要性は2番目だ。被リンクは、理想を言えば、コンテンツの質を反映しているべきである。

ウェブマスターはメトリクスに対してグーグルのツールバーと第三者のリンク分析ツールに頼りすぎる傾向が見られる。実際には、サイトの価値を特定する方法として最も優れているのは、被リンクを自分の目で確かめる方法である。有効だと思われているものの、実は効果の乏しい手法はとても多い。被リンクを監視し、時間を割いて、なぜサイトがリンクを張っているのか、そして、どのようにリンクを張っているのかを調査することで、サイトがリンク構築の取り組みに役に立つか否かを判断する材料を得ることが出来るのだ。

質の低い手法のなかには、誤った見解がもたらしたものもある。結果的に、これらの見解は、利用すべき抜け道として認識されるようになったのだ。それでは、ウェブマスター・ツールズを含むグーグルの被リンクレポートにnofollowのリンクが表示される点に関する見解が生んだ、お粗末な手法を紹介しよう。見解自体に問題がある。具体的に言うと、グーグルが被リンクのサンプルのみを表示し、このサンプルがサイトのランクに貢献した被リンクと貢献しない被リンクを区別していない事実を無視しているのだ。ウェブマスター・ツールズのnofollowのリンクに対する見解が、nofollowのリンクは価値があるという間違った結論をもたらし、ブログのコメントスパムの復活劇に貢献してしまったのだ。被リンクの理由と仕組みを精査することで、サイトが抱える大量の被リンクが役に立つか否かを特定することが出来る。

大半の被リンク分析が行き詰るポイントがある。それは、量に焦点を絞り、質の高い被リンク候補、とりわけページランクの低いリンクを放棄してしまうときだ。ウェブマスターがツールバーに依存していると、このような状態になる(しかも、依存していることに気づいていない)。グーグルが被リンクが欠如しているものの、ウェブページをトップ5に格付けする話は有名だ。これは、ママパパブーストと一部で呼ばれ、被リンクが欠けている質の高いサイトを後押しする現象を指す。しかし、その理由を考えてもらいたい。コンテンツが素晴らしいことが理由だろうか?確かにコンテンツには重要な役割があるだろう。単純にサイトの被リンクの本数をカウントし、最も被リンクの多いサイトを勝者と呼ぶことが出来ない点はハッキリしている。検索エンジンは遥かに洗練されており、ページランクの低いページが上位にランキングされていることは決して珍しくない。そのため、隠された要素が存在することは確実であり、だからこそ調査が必要なのだ。

検索エンジンはリンクのグラフを分析し、特定のクエリに対するサイトの関連性を識別している。そして、この分析の一部は、特定のフラグを上げている多数のサイトを退けるために行われている。通常、このプロセスは信頼を勝ち取るためのプロセスだと認識されているが、私は、サイトが所属する分野のバケツを特定するプロセスの一部だと考えるようにしている。スパムのバケツもその一つである。これらのバケツを特定のトピックに関連するサイトの集まりだと思ってもらいたい。すると、ウェブマスターが予想だにしていない疑問が生じてくる。サイトが所属する関連する集まりに準じて、サイトを格付けすることは出来るのだろうか?もし、サイトが所属する“目的”の集まりから目的を抽出することが出来れば、ゼロもしくは低いページランクのサイトが、リンク構築プロジェクトの一部としての重要な役割を取り戻すことも可能になる。私はこのアイデアを、リンクの派閥を特定する取り組みと呼んでいる。

質の高いリンクを探し出し、浪費する時間を削減するため、質の悪いリンクを振り分ける作業は、被リンク分析の重要な役割となる。例えば、不確かなSEO戦略を採用する可能性があるサイトを回避するため、自分で厳格な基準を設けることも出来る。まず、nofollowのコメントから大量のリンクが寄せられているウェブサイトを候補から外すと言う厳格なルールが考えられる。他にも、私は具体的なルールを用いているが、特定のグループを選び出さないように心掛けている。

ジェレミー・ベンケン氏 : ウェブ・シンプル

被リンクを実施する理由は3つある(自分のサイト以外で):

1. ウェブサイトの買収。買収候補の有料の被リンクが – 消える可能性があるか、もしくは、グーグルに軽視される可能性があるか?複製するのが難しいか?オーガニックなトラフィックが大半を占めるサイトにとっては、被リンクは競争における主要なアドバンテージと言えるだろう。

2. リンクの可能性。競合者が持っているリンクを自分のサイトにも呼び込む。不幸にも、この手法のみに頼っているならば、皆さんは競合者の後を追っていることになる。それよりも、“競合者にリンクを張っているオーディエンスは誰か、および、どのようにこれらのアイデアを利用して、自分の焦点を絞ったリンク構築キャンペーンを練ればいいのかを”自問するべきである。類似する分野のマーケットのなかで、自分のサイトのストーリーに興味を示す可能性があるのは誰だろうか?重要なポイントは、刺激とアイデアを見出し、競合者のサイトの被リンクのトレンドを改善することだ。

3. リンクのポリシー。競合者はいかがわしいリンクプログラムに参加しているだろうか?この点については賛否両論別れるだろう、しかし、見つかってしまうようなリンク購入作戦はSEOとして劣悪であり、(ペナルティを与えられることを願い)グーグルに報告するのは、SEO業界への奉仕活動だと私は考えている。

マイケル・グレイ氏 : サーチ・エンジン・ランドのコラムニスト & ウルフ-ホウル.com

被リンク分析はあらゆるサイトのSEOのデータにおいて、最も重要な要素の1つに数えられる。まずは、カノニカル、サイトストラクチャ、ページテンプレート等のサイトの課題に対処するべきである。しかし、オフサイトのSEOに注目する場合、まずは被リンクをチェックする必要がある。自分のサイトにとって、クライアントのサイトにとって、もしくは競合者のサイトにとっても、被リンクは非常に重要な要素だと言える。

ショーン・アンダーソン氏

どんなプロジェクトにおいても、発足時に簡単な被リンクリサーチを私は実施する。同分野の明らかなリンクの拠点、または、明白な質の高いリンクの源を特定するため、もしくは、単純に当該のセクターで手に入れられるリンクのタイプを調査するためだ。キーワードのリサーチおよび展開を実施し(記事を投稿し、状況を変えられるソースに質の高いリンクを落として)、最悪の結果が出たら、私ならリンク構築分析を修正する。そして、今後チャレンジし、獲得/見習うべきリンクの次の波をターゲットに絞るだろう。要するに、私は毎月リンクを分析しているのだ。そして、他のサイトが既に獲得したリンクには頼らないように心掛けている。

エリック・エンゲ氏 : ストーン・テンプル・コンサルティング

競合者およびマーケットをリードするサイトの被リンク分析を実行する理由は2つある:

1. これらのサイトが持つ最も重要なリンクを特定し、同じリンクを要請するため。

2. 彼らのリンク構築戦略を学ぶため。

この2点のうちより重要性が高いのは後者である。競合者の戦略、そして、質の高いリンクを得ているサイトを理解することが出来れば、自分が採用する戦略を容易に決めることが出来る。

私たちは取り組みの非常に早い段階で競合者の被リンクを分析する傾向がある。リンク構築、そして、より範囲が広い“ウェブサイトのプロモーション”は、SEOの取り組みにおいて最も重要な作業と言えるだろう。しかし、パブリッシャーが採用するリンク構築キャンペーンには、様々な選択肢が存在し、それぞれのキャンペーンの見返りもまた大幅に異なってくる。そのため、慎重に戦略を選択する必要がある。主要な競合者が成功する際に役に立った点を確認する取り組みには、計り知れない価値がある。

ヴィープ・クノル氏

私は新しいクライアントの仕事を引き受ける前に、常に簡単な被リンクチェックを実施している。どのような類のリンク構築を実行しているのか、もしくは、過去にどのようなリンク構築を行ってきたのかをチェックするためだ。クライアントの期待が高いものの、リンクデータがすっかり汚染されている場合、仕事を断る可能性が高い。このコンビネーションは必ずと言っていいほど悪い結果を招く。キャンペーンを開始する時は、さらに掘り下げ、競合者に対する分析も実施する。こうすることで、業界と競合者の概要を把握することが出来るのだ。また、同時に、ターゲットに選ぶウェブサイト、または、作成するコンテンツに対するインスピレーションを得ることも出来る。

ブライアン・ギリー氏 : ソーシャル SEO

私たちは主に被リンク分析レポートを、クライアントの競合者の被リンクデータを細かく調べるために実施する。徹底的な被リンク分析を4サイトから7サイトの競合するサイトに実施し、同様の被リンクの詳細なデータ、もしくは、異なる被リンクの詳細なデータを網にかける。すると、初期のリンク構築作業の手順を特定するのが容易になる。私たちはドメインやページのオーソリティ、または、収集した被リンクのデータからリンクを獲得する取り組みのみを調査するわけではない。そうではなく、このデータを使って、リンク構築キャンペーンにおいて焦点を絞るべき被リンクのタイプについて、クライアントに説明するのだ。—そのキャンペーンが、業界特有なものなのか、地域特有なものなのか、ソーシャルメディアを利用するのか、リンクベイトを作成するのか、もしくは、競合者にプラスに働いていることを、私たちが特定することが出来るリンクのタイプなのかをクライアントに分かってもらうためだ。

ジェニファー・バン・イダースタイン氏 : サーチ・スリングショット

私はSEOキャンペーンの初期に必ず被リンク分析を実施する。ウェブサイトの歴史を理解することが重要だと感じているからだ。これは木を切り倒し、年輪を確認するようなものだ。ウェブサイトの過去に関する重要な情報を探し、その情報を今後の計画に利用することが出来る。また、被リンク分析をキャンペーンの実施期間中、定期的に実施するようにしている。サプライズを探し(ポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ)、リンク構築の取り組みの効果を測るためだ。

当然ながら、ランクの下落等、突然問題が発生した際に分析を実行するのには、それなりの理由がある。私は常に被リンクをチェックし、答えがそこにあるのかどうかをチェックする。サイトが迷惑な近所のトラブルに巻き込まれているのかもしれない。サイトが迷子になり、深夜にレクサスに乗って、コンプトンの街を走り回っているのかもしれない… もし、そうなら詳細を知りたいはずだ。被リンク分析を行えば、何が起きているのかを特定することが出来る。

また、新しいアイデアをブレインストームする際に、被リンク分析を行うことで、インスピレーションを得ることが出来るときもある。

ポール・テイトルマン氏 : サーチ・エンジン・ピープル

クライアントまたはクライアント候補に対して行われた過去の取り組みに関する確かな見解を得る上で、被リンク分析は絶対に欠かせない。クライアントのSEOキャンペーンを始める前に(もしくはクライアントに売り込みをかける前に)、私は完璧且つ包括的な被リンク分析を実施して、リンクの本数、そして、既に構築されている異なるタイプのリンク(記事、ディレクトリ、ブログ、ソーシャルメディアサイト)を確認する。さらに重要な点は、クライアントの現在の“リンクデータ”を完全に把握するため、アンカーテキストを徹底的に分析することだ。こうすることで、リンクのスピードおよびリンクのバリエーションに関して、採用すべきリンク構築戦略を特定しやすくなる。

メラニー・ネイサン氏 : カナディアン SEO

私は主に新規のクライアントの仕事を始める際に被リンク分析を行う。彼らのデータ(リンクの本数、最も強力なリンク、アンカーテキストなど)を把握するためだ。また、適切な候補を探すと同時に、競合者の被リンクも探っている。競合者のサイトで404エラーを見つけても、私はそのページで被リンクチェックを実行する。そのリンクに価値があるのかどうか、そして、そのリンクをかき集めることが出来るかどうかをチェックするためだ。

ブライアン・チャペル氏 : アダプト・マーケティング

最近では、被リンク分析を新しいニッチをレビューする際に実施している。もしくは、クライアントのサイトにおけるランキングの問題に対する潜在的な解決策(良い策であれ、悪い策であれ)を探るために分析を行うこともある。そのため、サイトのリンクの年齢、場所、そして、アンカーテキストを理解することは、とても重要なのだ。

ウィル・レイノルズ氏 : シアー・インタラクティブ

私はキャンペーンを開始する際に被リンク分析を実施するが、アンカーテキストを調べることもあれば、オーソリティを調べることもあれば、単純にリンクの本数を調べることもある。また、競合者の被リンク分析を事前に行えば、自分が立ち向かう相手を知ることが出来ると言うメリットもある。

トム・デマース氏 : ワードストリーム

コンサルティングを行う際、私はサイトを徹底的に精査するが、その中心的な役割を担っているのが被リンク分析(クライアントと競合者)である。また、新しいプロジェクトに取り掛かる際に、たとえサイトの精査を頼まれていない場合でも、同様の分析を実施する。これは、クライアントが抱えるリンクの種類、量、そして、質を徹底的に調べ上げ、数名の競合者に対する若干ハイレベルな分析を行うためだ。また、私は継続的にクライアントの被リンクのデータを決まった頻度で精査している。加えて、競合者もしくは興味深いと思ったサイトの被リンクのデータも頻繁にチェックしている。当該のサイトからリンク構築のアイデアを手に入れるためである。

ケン・ライオンズ氏 : ワードストリーム

被リンク分析を私が実施する理由は4つある。

1. SERPの評価: 新規のクライアントの分野をターゲットに選ぶ際、私はSERPの1ページ目を支配するオーソリティサイトのリンクデータを評価する。これらのサイトがトップ10にランクインしている理由を知りたい。通常、競合サイトのリンクデータにおける重要な情報を、ドメインレベルおよびページレベルで、大量に得ることが出来る。この情報をもとに利用もしくは複製することが可能な弱点とチャンスを探し出すのだ。

2. 競合者の評価: ターゲットのキーワードに対して、私の有力なサイトのランキングを上回るサイトを発見すると、SERPにおいて自分のサイトを彼らが上回る理由を知りたくなる。通常、その理由は、リンクの本数が多い、リンクの質が高い、リンクの関連性が高い等、リンクにおけるアドバンテージが関係している。

3. 内部リンクの精査: 私は自分のサイトのリンクデータを分析し、特定のページのパフォーマンスが別のページのパフォーマンスよりも優れている理由を確認することは、とても重要だと考えている。SERPにおける競争のレベルが原因なのか、それとも、価値と関連性をこれらのトップパフォーマーに提供している自分のサイトの特定のリンクが原因なのだろうか。後者の場合、サイトの他の“収益を稼ぐ”ページにこれらの質の高いリンクを複製する試みを実施する。

4. リンクの発見: 大半のSEO業者はキーワードツールを使って、キーワードを発見する。リンクのデータを分析し、新しいリンクの機会を狙うべきである。私は競合者の被リンクをふるいにかけることで、主要なリンクパートナーに出会ったことがある。実際に、スパムっぽい、低い価値のサイトが私のサイトよりも上位にランクインしている場合、私は嬉しくなる。なぜなら、彼らの劣悪なリンクデータを隈なく調べれば、黄金のリンクを発見することが出来るからだ。私のサイトをリードする力を与えている瑞々しいリンクが存在することは明らかである。気合いを入れて、そのリンクを探せばいい。

被リンク分析はリンク構築のほんの一部に過ぎない。場合によってレベルは異なるが、競合者もしくは自分の過去を調べるだけでは、最高の結果を得ることは出来ないはずだ。

ガブ・ゴールドバーグ氏 : サーチ・エンジン・ランドのコラムニスト & SEO ROI

私はクライアント候補のランキングを上げる取り組みの難度および必要な時間を把握する必要がある際に、被リンク分析を実施する。また、被リンク分析を行うことで、仕事を引き受けるべきか否か、あるいは、クライアントのニーズが私の力量を超えているか否かを判断することが出来るようになる。さらに、複数の異なるアファリエイトのニッチを考慮している場合、そして、手っ取り早くランキングを改善するアイテムを知りたい場合にも被リンク分析を実施するようにしている。

クリストフ・ケンパー氏

競合分析を実施する際、競合者のリンクを追跡する際、そして、既存のドメインを購入する際は必ず参考までに被リンク分析を実行する。

デビッド・ハリー氏

大きな理由は3つある:

1. 競合者の分析: 新しいクエリのスペースに着手する際には、必ず被リンク分析を実行し、競合者のリンクデータを幾つかチェックすることで、当該のクエリの難易度を計測する。

2. クライアントの分析: 当然だが、新たにクラアイントを獲得した際、現状を把握するためにデータをチェックする。

3. コンテンツのプログラム: これも当然だが、コンテンツの斡旋やその他の戦略的な提携を考慮する場合、候補のリンクのデータを確認する。

アーニー・キューン氏 : バーティカル・メジャーズ

私たちはSEOレビューを実施する際、もしくは、クライアントの競合者にリンクを張っているページからリンクを獲得しようと試みる際、被リンク分析を実施する。関連するページを探す方法として、とても効率がよく、効果が高い。被リンク分析は、質の高いリンクを発見する方法としても比較的容易な部類に入るだろう。リンクの獲得に関して、競合者が辿った道のりを発見することが出来る場合、特に効果が高い。

ディクソン・ジョーンズ氏 : レセプショナル

具体的にクラアントに求められた場合は必ず被リンク分析を実行する。また、既存のクライアントに対しても、サイトの構造を整理した後は、被リンク分析を実施する。クライアントがURLを変更すると影響が出る点を理解するまでは、リンクを開拓する意味はない。通常、私たちはキャンペーンを開始する前に被リンク分析を実行する。キャンペーンの実施中に、一番手っ取り早く勝利を獲得することが可能なアイテムを見つけるためだ。さらに、最近では、私たち自身のために、初めての問い合わせに応える形で、簡素な分析サービスをクライアントに提供している。

アン・スマーティ氏

被リンクリサーチは以下の取り組みを行う際にとても便利である:

  • 競合者の力をチェックする。
  • 競合者の友人および推薦者を把握する。彼ら自身を売り込む戦略も丸裸にする。
  • クライアントの過去のリンク構築戦略を学ぶ(例えば、ペナルティーを診断するため)

ビル・ハーツァー氏 : ビジョン・インタラクティブ

私たちのリンク構築プロセスはとてもユニークである。通常、初めて耳にするドメイン名の場合、サイトへのリンクをレビューする(例えば、初期の販売プロセスを行う際やクライアント候補に連絡を取る際)。そのドメイン名/サイトを売り込む際に何をするべきかを把握するためだ。その後、ターゲットのドメインに対する1回目の詳細な被リンク分析を実施する。さらに、数多くのオンラインキーワードにおける競合者も分析し、マーケットと競合者をしっかり理解する努力も心掛けている。

ケン・マクガフィン氏 : ワードトラッカー

私は形式ばらない被リンク分析と本格的な被リンク分析を実施する。形式ばらない分析では、サイトの質を手早くチェックするだけだ。

新しいプロジェクトに取り掛かる際は、本格的な被リンク分析を実施する。私は有力なサイトを一つずつ徹底的に調査する。彼らのリンク戦略およびその効果を評価するのだ。同時に、影響力のあるブログ、そのブロガー、コミュニティサイト、ニュースおよび情報系のサイト、そして、私が宣伝しているトピックに関する記事を綴るジャーナリストを探す。

デビッド・レウォーレン氏 : サイバーノート SEO

私はクライアントと初めて仕事をする際に被リンク分析を実行する。彼らの被リンクのデータを把握するためだ。こうすることで、現在に至るリンク構築のイニシアチブの効果を計測し、現在うまくいっている取り組みや過去に功を奏した取り組みを特定することが出来る。また、クライアントがリスクの高いビジネスを行ってきたか否かを把握し(リンクの購入、劣悪な近隣のサイトとの関わり等)、このリスクを軽減するために必要なことを特定したいところだ。

ライアン・クラーク氏 : リンクビルダー

被リンク分析は、リンク構築キャンペーンにおいて最も重要な要素の1つに数えられる(リンク自体を除いて)。キャンペーンを開始する前、実施期間中、そして、そのキャンペーンを忘れるまで、被リンク分析を優先して実行するべきである。最初に見ておきたいポイントは、何と言っても、狙っているキーワードでトップ10入りしているウェブサイト以外には考えられない。競合者のSEOの取り組みの裏側に隠されているアイデアが分からなければ、リンク構築を“手探りの状態”で実施することになってしまう。私は常にトップ20入りしているサイトをチェックするように心掛けている。先日、エリック・ワード氏は40位台、50位台、60位台にも注目するべきだと主張していた(https://searchengineland.com/linking-food-for-thought-34113″target=”_blank”)。自分のデータを活用することが可能な項目を確認することを私は薦める。長い目で見れば、時間の節約にもなるはずだ。

ベン・ウィルズ氏

大抵、私は被リンク分析を次の2つの理由で実行する: 1) リンクの機会を窺うため、競合者に対して複数回引用を実施しているサイトを特定するため 2) キーワードのスペースにおける競争の激しさを把握するためのメソッドとして利用するため。バックリンクのデータの競争力が高ければ、キーワードのスペースをめぐる競争も激しくなる。

アーロン・ウォール氏 : SEOBook

通常、私は新しいマーケットに参入すると早い段階で被リンク分析を実施する。もし、限られたリソースで真っ向勝負をしかけるなら、勝利を収めるのは困難である。しかし、競争が激しくないエリアを発見した場合、もしくは、競争における強力なアドバンテージを持っているなら、成功するチャンスは大きく広がる。私が実施する被リンク分析の大半は、SEO フォー・ファイヤーフォックスを利用して、マーケットの全体図を確認するだけだ。

どのように被リンク分析はリンク構築キャンペーンに情報をもたらすか、もしくは、影響を及ぼすのか?

この質問に関しては、リンク構築のエキスパートが、クライアントおよび競合者の被リンクのデータから、どのようにキャンペーンを練り上げているのかについて語ってもらった。

ロジャー・モッティ氏 : 別名 マティーニバスター:

リンク分析はリンク構築キャンペーンの屋台骨に等しい。まず、ダブル被リンク分析について説明させてもらおう。第一に、サイトにリンクを張っている人物(サイト)を見張る。次に、彼らがリンクを張っているサイトを精査し、リンクを張っているサイトの被リンク分析を実施する。先日、私は見た目は素晴らしいサイトにリンクを張っているPR6のサイトを見つけた。しかし、被リンク分析を実施した結果、これらのサイトが自称悪者のウェブサイトにリンクを張っているサイトからの被リンクを持っていたことが判明した。これらのサイトのランキングは揃いも揃って低かった。このように、ダブル被リンク分析は効果がある。大半の人々はPR6に対して尊敬の眼差しで見つめるだろうが、私に言わせてもらえば、このサイトは負け犬だ。リンク構築に関わる決断をツールバーに頼るべきではない点が如実に表れている。リンク分析は第三者のツールではなく、自分の目を使って実施しよう。これは基本中の基本だ。

ジェレミー・ベンケン氏:

被リンク分析には、サイトに興味を持ってくれそうなオーディエンスを探す際のアイデアが豊富に詰まっており、プロモーションの機会を活かしてアプローチする価値がある。例えば、私のクライアントがピザ屋であり、子供向けのフットボールチームが競合者のサイトにリンクを張っているとしよう。この場合、私は彼らがリンクを張っている理由を究明する。その理由が分かったら、アイデアに磨きをかけ、すべての子供のスポーツチームに連絡を取り、私のクライアントにリンクを張ってもらえるようにお願いする。これは、リンク構築キャンペーンにおける、想像力を働かせる取り組みであり、楽しいアクティビティである: 人々がリンクを張る理由を分析して同じことを実施し、同様の仕組みを活用するのだ。

マイケル・グレイ氏:

やはり競合者にリンクを張っているサイトを把握したいはずだ。彼らは大量の質の低いリンクを獲得しているのか?それとも、オーソリティサイトに引用され、リンクを張ってもらっているのだろうか?サイトが有名で、信頼されているオンラインのリソースからリンクを獲得している場合、戦略をそれなりに修正する必要がある。

ケン・マクガフィン氏:

被リンク分析はリンク構築キャンペーンにおいて欠かせない存在だ。しかし、私なら競合者に対するリンクを探し出す取り組みは行わない。リサーチを実施しているマーケットで重要な影響力のあるサイトや重要な情報を抱えるサイトの感覚を養う。その後、自分が作れそうな優れたコンテンツのタイプについて知恵を振り絞る。

ジェニファー・バン・イダースタイン氏:

被リンク分析はあらゆるリンク構築キャンペーンの基準となり、以下の6つの疑問を投げかけ、その疑問に答えてくれる:

  • 修正する必要がある問題は存在するか?
  • リンクにおける選択を間違えていないか?
  • 既に成功を収めている取り組みにおいて、何を今後活用することが出来るのか?
  • 過去のどのような戦略が、今後拡大することが出来るのか、もしくは、再現することが出来るのか?
  • 被リンクは一本調子になっていないか?
  • 多様化する必要はあるか?

出来るだけ効果的なキャンペーンを策定するためには、上述のすべての疑問に対する答えを、被リンク分析を通して、見つけ出す必要がある(少なくとも一部の疑問に対しては)。また、既存の被リンクも新しい被リンクを構築する方法を考案する際に役に立つ。

ディクソン・ジョーンズ氏:

被リンク分析は、目前の作業のスケールを定量化し、立証する際に便利だ。たまに大きなファクターが足を引っ張り、競合者に比べて、自分のウェブサイトが成長していないことが見受けられる。通常、これは過去のオンラインおよびオフラインのブランド構築における相対的な違いを反映している ? しかし、例えば、もし地元の新聞がBBCと競争することを望んでいるなら、彼らは目的を見直し、地域の用語に焦点を絞るべきである。

ジュリー・ジョイス氏:

私たちはこの被リンクのデータを、“キーワード「fashion」に455回言及し、「clothing」に対しては427回しか言及していないので、clothingsを攻めよう”と言う当然のアドバイスを行うために利用するのではない。私たちは全体図を策定するために被リンクのデータを利用しているのだ。クライアントと計画について議論を行うため、最も一般的に利用されたアンカーテキストが何かを把握したい。私たちは改善につながる機会を特定することを望んでおり、最適化されていないページに向けられた被リンクを見つけたら、ウェブマスターに連絡を取り、より質の高いコンテンツにリンクを張るように指摘する。基本的に、私たちが実施する分析は、今後数ヶ月間の計画を練るために必要な情報を与えてくれる。分析なしでは、次の行動に関する優れたアイデアを手に入れることは出来ないだろう。

ビル・ハーツァー氏:

徹底的な被リンク分析を行うことで、現状、獲得する必要があるリンクの本数、そして、競合者の現状を把握することが出来る。その後、分析の結果によっては、特定の量のリンク構築のリソースを、マ-ケットの競争の激しさによってプロジェクトに投入することもある。また、私たちは継続して定期的にリンク構築分析プロセスを行い、競合者を追走することが出来ているかどうかを確認している。

デビッド・レウォーレン氏:

私は、過去、どんなサイトがクライアントにリンクを張っていたのかを把握し、どの戦略および手法がうまくいったのかを特定している。こうすることで、出発点を把握することが出来る。もしクライアントがリンク構築を今まで一度も行ったことがない場合は基礎から始める。しかし、立派なリンク構築を行っている場合、現状をさらに改善するため、より高度な戦略を採用する。また、私はクライアントのビジネスパートナーがクライアントにリンクを張っているか、そして、どのような方法でリンクを張っているのかについても確認している。さらに、404ページへ向かっているリンク、リンク切れ、または欠けているページがあるかどうかもチェックしている。

ショーン・アンダーソン氏:

被リンク分析を実施すると、この分野におけるリンクの習慣、既にサイトを上位にランクインさせてきたリンクのタイプ、そして、自分が利用出来そうなリンクのタイプを確認することが容易になる。例えば、私は現在ナンバー1のサイトがスパムっぽいリンクを豊富に抱えている分野をチェックしている。こんなレベルの低いサイトでも成功を収めることが出来る分野を探しているのだ…。そのため、この分野では有力なドメインがあまり存在していないと推測することが出来る。そして、短期間(数ヶ月間)、このサイトに対して大量の質の低いリンクを送れば、残りの本物の質の高いリンクを隠すことが可能になり、自分のサイトを最低でもトップ2もしくは3に導くことが出来るだろう。

ブライアン・ギリー氏:

被リンク分析は、リンクキャンペーンに大きな影響を与える。なぜなら私たちは複数の情報源からリンクのデータの概要を集め、データを精査した後に焦点を決めるからだ。業界固有のチャンネル経由のランキングの強みが一部のコンテンツに集中しているようなら、同じ方法を繰り返すのはコストの面で負担が大きい。もし被リンクデータの大半が記事/投稿ベースのウェブサイトや地域に特化したリンクで占められているなら、また、ソーシャルメディアのソースからのリンク可能なコンテンツを狙う戦略に大きく依存しているなら、それに応じてキャンペーンと予算を合わせることが出来る。

ポール・テイトルマン氏:

被リンク分析はリンク構築キャンペーンに大きなヒントをもたらしてくれる。先程も申し上げたように、現在の被リンクの本数を分析することで、リンクのスピードおよびリンクのバリエーションに関するキャンペーン戦略を策定することが出来るようになる。例えば、もし、クライアントがほとんど被リンクを持っていない場合、長期戦を覚悟し、アンカーテキストを多様化させ、絶対に安全なリンク構築の手法のみを採用することになる。一方、被リンクを既に大量に獲得し、リンクとアンカーテキストのバリエーションが豊富な場合、話は変わってくる。後者の場合、リンクを構築するスピードには特に配慮する必要はなく、既に基礎がほぼ達成されているため、より崇高なリンク構築戦略に的を絞ることが出来るはずだ。

ブライアン・チャペル氏:

表面的なレベルでは、被リンク分析を行うことにより、誰がリンクを張っているのか、そして、新しい候補先として誰にアタックするべきかを特定することが可能だ。しかし、さらに深く掘り下げ、オーガニックにランキングの高いリンクを獲得する際の費用対効果の関係を理解する必要がある、競争の激しい用語を狙う上で必要な情報を手に入れるためだ。アーロン・ウォール氏は常にこの点を徹底しているが、投資する時間とリンク分析について考えると、同氏の指摘は的を射ていると私は思う。

トム・デマース氏:

被リンク分析は、クライアントやプロジェクトのために私が狙うリンクの質と量に大きく影響を与える。あるクエリの競争の激しさを特定することは、キーワードに対するランキングを効率的に上げる上で重要な役割を占める。競争の激しいクエリ分析に関するこのエントリを参考にしてもらいたい。

ヴィープ・クノル氏:

被リンク分析を行うことで、過去に対する見解および競争の度合いに関する見解を見出すことが出来る。また、可能性のある新たなリンクのターゲットを特定する際にも役に立つ。

ガブ・ゴールドバーグ氏:

被リンク分析を実施すれば、ニッチにおける最も価値のあるリンクに対するパターンを特定することが出来る。また、全く想定していなかったリンクのソースが脳裏に浮かぶ可能性もある。例えば、ホテルのクライアントと仕事をしているとき、地域のエスコートをレビューする掲示板がリンクの良質なソースになっていた点に気付いたことがある!パターンに関しては、ニッチにおけるハブの特徴を捉える必要があると言っておこう。エスコートをレビューするフォーラムは、ホテルのスペースにおけるパターンではない。しかし、ランクセンスを宣伝する際に、ハムレット・バティスタ等のサイトが活躍していたことは注目に値する。また、私はソフトウェアのマスマーケットに対するSEOを実施したことがあるが、PADのファイルがソースリンクになっている点は間違いなかった。

ライアン・クラーク氏:

私はリンク構築において量よりも質を重視している。そのため、常に質に関して当該の分野での成績をチェックしている。例えば、皆さんが狙うキーワードでトップ5にランクインしているサイトがリンクを500本抱えており、そのうちの75本のリンクの質が中~上だと仮定する。この情報があれば、この競合サイトに追いつき、追い抜くために必要なリンクのタイプが分かる。クライアントに詳細な説明を行っているなら、必要なコストも何となく分かるはずだ。リンク構築キャンペーンにおいて、ランキングからコストを推測するのは難しい。競合者の被リンクデータをひも解くと、実は彼らが料金を支払ってビジネスドットコムやヤフーディレクトリに掲載してもらっていた事実が判明するかもしれない。このような些細なヒントがキャンペーンのコストを引き上げていくこともあり、事実を正しく捉える際に役立つ。*当該のキーワードに対するランキングを獲得するために必要だったリンクの本数を記録してこう。

クリストフ・ケンパー氏:

競合者のデータをチェックすることで、自分が戦う場所を把握することが出来る。クライアントが様々な業界や分野に散らばっている場合、とりわけこの情報は重要になってくる。

デビッド・ハリー氏:

リンクデータ分析における重要な要素は、新しい機会を見つける点だ。マーケットに精通している場合は話は変わってくるが、リンク構築におけるルートは不明瞭なことが多い。競合者分析を実施している際に、リバースエンジニアリングのプロセスにより、予想だにしなかったアプローチを見出すことがある。これは大きな影響をもたらす。強み、弱み、そして、バランス。この大半の情報が、実施する実際のキャンペーンに影響を与えるのだ。

アーニー・キューン氏:

被リンク分析は徹底的に実施すれば多くの情報を得ることが出来る。他のサイトがランキングを獲得する上で役に立っている点を発見することが出来るのだ。そして、質問1への回答で申し上げた通り、時折、ドメインのリストやリンク構築の取り組みでターゲットにするべきページだけではなく、リンクを獲得する手法のすべてを見出すことも出来る。例えば、競合者は.eduのリンクを獲得する手段を利用したのだろうか?無料の製品やツールを配って、リンクを募集したのだろうか?などなど。

アン・スマーティー氏:

被リンク分析の最も優れている点は、刺激を与えてくれることだ。これからどこへ向かうのか、どこまでクリエイティブになれるか、そして、どんなサイトのタイプが最も効果が高いのかが手に取るように分かる。

デブラ・マスタラー氏:

手に入れた情報はすべて意志決定プロセスで戦略的に活用される。私たちは必ずしも同じリンクソースをリンク構築の取り組みで利用するわけではないが、競合者がリンクを張っている場所および手法を知ることで、より賢明な戦略を練りやすくなる。

デニス・ヘッテマ氏、エリアス・カイ氏:

被リンク分析を通して興味をそそられるソースを特定する時は、そのソースが得意にしているキーワードの実態を究明するように心掛け、その競合者をターゲットに選ぶようにしている。例えば、キャンプに関するサイトが私のサイト(自転車用のシューズ)にリンクを張っていたなら、このキャンプのサイトがランキングを獲得しようとしているキーワードを突き止める。そのキーワードを集め、SERPで上位にランキングしているサイトを特定する。これらのサイトこそが、リンク構築キャンペーンにおいて私がターゲットにする獲物となる。

ベン・ウィルズ氏:

私はリンクの候補を特定するために被リンク分析を実施している。また、先程申し上げたように、競合者の分析や複数の引用に関する分析にも応用することが出来る。

アーロン・ウォール氏:

被リンク分析は、私たちがマーケットに進出するか否かを決断する主な材料となる。ハブ・ファインダーのような共通のリソースにリンクを張るサイトを確認するツールや、賢明な検索エンジンのクエリが、特定の競争戦略を探る際に役立つことがある。この戦略をコピーすることも出来るし、戦略から教訓を得ることも出来る。

被リンクデータのどの要素が競合分析において最も役に立つのか/効果があるのか?

この質問では、競合者の被リンクのおいて最も注目するべき点をエキスパートの方々に指摘してもらえると考えた。

ジュリー・ジョイズ氏:

これは議論が白熱しそうな質問だと思う。なぜなら、芸術を語ることも、科学を語ることも可能だからだ。私はリンク分析に少し心酔しているのだろう。一般的なパターンを確認し、断片的な部分に制限することなく、被リンクの全体的な要素を把握するように私は心がけている。そのため、重要性に関して言えば、被リンク分析の要素はすべて重要である。しかし、自分のサイトと他のサイトを見比べて、どちらかが優れている理由を探ったりはしない。競合者の被リンクの要素の大半はとても関連性が高い。少しニューエイジ感が強すぎるかもしれないが、競合者のサイトが優れている理由は、5,000以上被リンクの本数が多いだとか、アンカーテキストのバリエーションが遥かに豊富だとか、それ以外にも理由はあるはずだ。私ならすべてをチェックする。アンカーテキストのバリエーション、ディープリンク、オーソリティサイトのリンク、サイトワイドリンク、コンテキスチュアル・リンク、リンクを張っているサイトのタイプ、そして、言うまでもなく、各種のリンクの本数。すべてをチェックする。しかし、どれかを一つを挙げて、それが他の要素よりも重要だとは私には言えない。

ケン・マクガフィン氏:

私なら最高のターゲットを選び、そのターゲットに焦点を絞る。そのため、数字よりも質にこだわっている。最高のターゲット以外は必要ない。そのターゲットからのリンクを実際に手に入れられる確率は低いが、挑戦する価値は非常に大きい。

ロジャー・モンティ氏:

最も効果がある要素は、リンクのオーガニックレベルと関連性のレベルだ。関連性のない被リンクを持ったサイトは、リンクベイトキャンペーンの結果として認めない。グーグルは被リンクの関連性を分析する。グーグルは少なくとも2003年からこの取り組みを行ってきた。関連性のない被リンクのページランクを軽視することが目的の一つである。これは事実だ。リンクベイトキャンペーンは、質にこだわるべきだ。一方、量は被リンクの方程式の一部でしかない。関連性と質をコントロールすることが出来ない場合、リンク構築の手法としてのリンクベイトは失敗し、苦境に立たされるだろう。この類の分析は、サイトに関してツールバーでは得ることが出来ない情報を明らかにしてくれるのだ。

ジェレミー・ベンケン氏:

時間が最も重要だ。もし、リンクが初めて張られた日時を特定するリンク構築ツールを使っているなら、特定のキャンペーンもしくはリンクの購入時における急激な上昇を確認することが出来るだろう。この情報をチェックすることで、リンクが作成された理由を解明するヒントを得ることが出来るのだ。

ショーン・アンダーソン氏:

リンクが張られているサイトが重要だ。私は被リンク分析を行い、リンクファーム、ブログのエントリのシンジケーション、適切にマーケティングが行われているコンテンツ、バイラルな面で成功しているサイト、小規模なビジネスもしくは大規模なブランド…またはSEO業者と対峙しているかどうかを探っている lol。

エリック・エンゲ氏:

私たちはページランク(mozランク)やmozトラスト等のメトリクスを今でも確認している。ページランクと信頼性の高いサイトからのリンクが最強だとは限らないが、相互関係は多少あるはずだ。MITやUSA.govもしくはニューヨークタイムズ等のサイトは検索エンジンに信頼されており、すべてオーソリティサイトとして認められいる。この点に関しては異論はないだろう。最高点10のグーグル・ツールバーのページランクでPR9を獲得しているようなサイトだ。しかし、だからと言ってツールバーのページランクが高いサイトはすべて質が高いかと言えば、そういうわけでもない– ガラクタのようなページも存在する。しかし、皆さんが探しているサイトもまた、恐らくツールバーのページランクが高いサイトなのではないだろうか。

それでも、ツールバーのページランクだけでなく、他のメトリクスも見ておきたいところだ。どうせなら、企業の創設者を集め、業界のリーダーが誰かを尋ねよう。このデータもまた、検索エンジンに信頼され、有力視されているサイトを特定する際に役立つだろう。オーソリティの要素をさらに追及しよう。同分野において他の有力なサイトや通常のサイトから多くのリンクを得ているサイトは、オーソリティサイトと見られている可能性が高く、被リンク分析を行うことで、この点においても何かしらの閃きを得ることが出来るだろう。

さて、ドメインの持つオーソリティと信頼性だけが重要なのではなく、リンクが張られているページもまた重要であるが、この点は被リンク分析において見過ごされていることが多い。その典型的な例が、有名な大学のウェブサイトの学生のページだ。学生は大学を代表して記事を投稿しているわけではなく、検索エンジンは、このようなページにドメインのオーソリティや信頼性を与えたりはしないだろう。そのため、この点にも十分に配慮しておく必要がある。

また、これらの分析について必要以上に悩んでもらいたくはない。オーソリティサイトの可能性が高いページランクとmozトラストに基づいてサイトを10個特定したら、1つのサイトにつき2時間を投じ、オーソリティレベルを特定しよう。しかし、実際には30分もあればサイトのコンテンツとサイトの目標を分析を行い、連絡を取るべき相手、そして、その方法を特定し、それぞれの相手に適したeメールを綴り終えることが出来るだろう。

ヴィープ・クノル氏:

最も重要な要素は、情報が詰まった全体図である。ホームページから比較的多くリンクが寄せられた被リンクデータが、必ずしも劣悪だとは限らない。しかし、このウェブサイトが必要以上に最適化されたアンカーテキストを数多く抱え、リンクの大半がフッターやサイドバー等のナビゲーション的な要素から得ている傾向がある場合は、問題を抱えている可能性がある。

通常、アンカーテキストによってリンクを構築しているか否かは簡単に見分けがつくはずだ。

ポール・テイトルマン氏:

素晴らしい質問だ。しばらく時間が経過した後なら、あるサイトと他のサイトを比べる際に、各種の要素をすべて融合することで光が見えてくる。しかし、始めたばかりの場合は、まずは各被リンクのデータのアンカーテキストに注目することを薦める。ターゲットに選んだリンクの焦点をチェックすると同時に、良質なリンクのバリエーションが適切に利用されていることを確認しておきたい。

被リンクの本数も重要だが、用いられるリンクのバリエーションの方が、リンクデータの強さに関する兆候がよく現れる。理想を言えば、オーソリティサイト(記事、ディレクトリ、ブログ、ソーシャルメディア等)からの引用に加え、リンク構築戦略のバリエーションも把握しておきたいところだ。リンクの総数は簡単に増やすことが出来るが、オーソリティサイトからの引用に関しては、そうはいかない。そのため、この点の重要性は肝に銘じておいてもらいたい。

ブライアン・ギリー氏 :

ページレベルでの被リンク分析に関しては、被リンクの年齢と本数の2つの要素はとても役に立つ。リンク候補のウェブサイトの特定のページが4歳以上で、数多くのリンクが寄せられているなら、私たちのサイトに強力且つ価値のあるリンクを提供してくれるだろう。私たちがここ数年で利用してきた最も有益な被リンクのデータとは、競合者のウェブサイトに対する被リンクがいかに深いか、そして、いかに多様化されているかを確認することで得られるデータである。要するに、最もリンクが寄せられているページを精査し、同じレベルに導いてくれるコンテンツを作成する方法を特定するのだ。

トム・デマース氏:

私にとって最も重要な要素は以下のようになる(順番は関係ない):

  • ドメインのページランク
  • リンクの本数
  • リンクを張っているドメインの数
  • リンク獲得の難易度
  • リンクの種類の配分

上述の要素を把握することで、用語のランキングに関する競争の激しさを大体知り得ることが出来る。また、これから真似するトリックに関するアイデアを集める際にも、そして、リンクの質の配分に関して、自分のリンクデータの理想の形を把握する際にも役に立つ。

ケン・ライオンズ氏:

重要性の優先順序があるわけではないが、私が競合分析において注目している重大なリンクのシグナルを幾つか以下に挙げていく:

  • リンクの量
  • リンクの質
  • ページレベルのリンク vs. ドメインレベルのリンク
  • リンクを張っているドメインの数
  • ドメインの年齢
  • トップレベルのTLD: .edu, .gov
  • 良質なディレクトリの存在: DMOZ、BOTW、ビジネスドットコム、ヤフー!
  • ソーシャルメディアでの引用: ディグ、デリシャルのブックマーク、ツイッターでの引用等

デビッド・ハリー氏:

かつてはスタンダードであったツールバーのPRは概して役に立たない。大量のリンクを抱えながらも、その多くがつい最近手に入ったばかりのサイトのことを考えてもらいたい。また、ページにツールバーのPRがないからと言って、実際のページランクも存在しないと言い切ることは出来ない。

そのため、以下の情報を確認する必要がある:

  • リンクの総数
  • 状態(nofollow?)
  • アンカーテキスト
  • リンクを張っているページのタイトル
  • リンクの種類(記事、フォーラム、ソーシャル等)
  • 多様性(リンクのタイプ分析の概要)
  • リンクの年齢(例: リンクが崩壊するポテンシャル)
  • スピード(リンクが成長する速さ)

ジェニファー・バン・イダースタイン氏:

競合分析を実行する際、私は質をチェックするが、それよりも戦略を識別する点に興味をそそられる。当該のサイトがリンク得るために何をしたのかを特定するのだ。つまり、パターンと共通点を探ることになる。被リンクを多数獲得している特定のページはあるだろうか?そのページにはどんなコンテンツが掲載されているのだろうか?大部分を占めている特定のタイプのリンクは存在するのだろうか?リンクは見た感じで有料だと分かるだろうか(あるいはその可能性はあるだろうか)?

私は競合分析を行う際、質問を投げかけるようにしている。パターンを特定し、競合サイトの戦略を識別する上で、これらの質問に答えることが最も重要である。パターンを特定して初めて真似をすることが出来るようになるのだ。

ビル・ハーツァー氏 :

様々なドメイン名から多くのリンクを獲得することの方が、私にとっては重要である。20の異なるサイトからの1,100本のリンクよりも、80の異なるサイトからの100本のリンクの方が個人的には好きだ。ディレクトリのリンク、ブログのコメント、記事のリンク、もしくは、プレスリリースのリンク ― その1つに頼るのではなく、あらゆるタイプのリンクが組み合わされていた方が有効である。nofollowのリンクであっても役に立つかもしれない。

メラニー・ネイサン氏:

分析の目的によって話は変わってくる。しかし、大抵の場合、リンクの本数、被リンクの質、そして、ターゲットにしているアンカーテキストを私は重要視する。

私のクライアントが持つリンクの総数と上位の競合者が持つリンクの総数を知ることで、競合者のレベルに達するまでに(そして、超えるまでに)、どの程度上り坂が続くのかを特定することが容易になる。また、リンクの質および彼らがターゲットにしているポイントを把握することで、彼らを抜き去ることが出来る時期を予測しやすくなる。

ブライアン・チャペル氏:

リンクの成長のスピード、年齢、そして、アンカーテキストは重要だ。

マイケル・グレイ氏:

ドメインとURLを見るだけで、多くの情報を得ることが出来る。私は大量の被リンクを見てきたため、example.com/keyword/page1.htmがリンクディレクトリだと言うことは一目見ただけで分かる。また、ラジオ局やテレビ局からのリンクはかなり怪しい。なぜならこれらの業界はリンク売買を積極的に行っているからだ。

ウェイル・レイノルズ氏:

あるキーワードにおける上位10-20のサイト vs 私のサイトに対するアンカーテキストの配分が分かれば、アンカーテキストのリンクを巡る激戦に身を置いているかどうかが分かるだろう。

ホームページからクリック3回で辿りつくオーソリティリンクが重要だ – 多くのオーソリティ・リンクはサイトの奥深くにアーカイブされているため、オーソリティサイトからリンクが寄せられているかどうかを確かめるだけでは不十分であり、そのリンクがホームページからどの程度離れているのか、自分のリンクがあるページに内部リンクが存在するかどうか、そして、アンカーテキストをターゲットにしているかどうかまで評価する必要がある。このような分析をトップ10-20のサイトに対して行うことで、最も価値のあるターゲットが浮かんでくるだろう。

クリストフ・ケンパー氏:

すべてのデータのポイントに価値がある – 私たちは1本のリンクにつき40種以上の異なるパラメーターを採用している!各リンクに対してチェックしたいポイントと言えば、ドメインの年齢、ページへの被リンク、ページのジュース/ランキング、変更されたかどうか/その時期、ページが作成された時期等が挙げられる。

アーニー・キューン氏:

どうしても主観が入ってしまいそうだ。大量のサイトを見てきた経験がなければ分からないこともある。目が肥えてくれば、有料リンク、有料のエントリ、無料のディレクトリスパム等を容易に見つけることが出来るようになる。これが分からないようなら、まずは“道”を探そう。どのコンテンツにリンクが張られているのだろうか?このサイトはクーポンを提供する役目があるのだろうか?彼らは人々がリンクを張ることになった素晴らしいリサーチを実施したのだろうか?彼らのブログは大量のリンクを集めているのだろうか?などなど。このような“道”を見つけることが出来たら、今度は同じようなコンテンツを作成し、クライアントのサイトに同様のリンクを招こう。

アン・スマーティ氏:

当然だが、答えはニッチによって異なる。しかし、ブロゴスフィアからのリンクはとても重要度が高い。ブロガーは、とにかくよく喋る。ツール/サービスがどれぐらい役に立つのだろうか?彼らはどのように自分達を売り込んでいるのだろうか(有料エントリは分かりやすいか、否定されるかのいずれか)?何か価値を持っているのだろうか?リンクベイト/バイラルキャンペーンに関与したことはあるだろうか?

ディクソン・ジョーンズ氏:

私たちは競合するサイトが紹介するサイトのドメインのACランクの関連図を描き、関連するリンクの“質”を見出す上で役立つ、標準化したグラフを作る。こうすることで競合者の戦略における興味深いポイントが浮かび上がるのだ。

エリック・ワード氏:

ターゲットのサイトに対する容易な目標を特定することを除けば、どこかのサイト/URLに向かうURLの広大な海を見渡すことが出来る点も心強い。そして、自らの経験から、誰がどの作戦を利用しているのか、また、短期で取り組んでいるのか、長期で取り組んでいるのかが私には分かる。リンク捜査官と読んでもらって結構だ。誰が軌道に乗っているか、誰が失敗しそうかが分かる能力が私には備わっている。

ベン・ウィルズ氏:

サイトの関連性(タイトル内、Hタグ等)と価値(ページランク、被リンク、オーソリティ等)、そして、これらのページにリンクを張っているURLはとても役に立つ。

次回は以下の点を取り上げるつもり…

  • URLの評価
  • オンページ & オンサイトのファクター

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された、Garrett Frenchによる「30 Link Builders Discuss Backlink Analysis For Campaign Design ? Part 1」を翻訳した内容です。

This article on Link Building: General first appeared on Search Engine Land.
© Copyright Third Door Media, Inc. Republished with Permission.

いかがでしたでしょうか?被リンク構築と言うと、日本ではどうしても有料リンク問題が取り立たされてしまい、被リンク構築自体が真っ当な手法で無いと認識されがちな面もありますし、SEO業者にその責任があるのも事実でしょう(我々含め)。しかしまたサイト内最適化だけでなく外部リンク対策が検索エンジンでの上位表示と集客数増加には極めて重要な要素なのは事実です。そして多くのSEOのプロ、そしてウェブ制作のプロが様々なことを考えながら被リンク対策に取り組んでいることをお分かりいただけるのでは、と思います。 内容に関しては、我々含め個々人で受け止め、参考にし、今後に活用してもらえればと思います。 — SEO Japan
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