2011年に注目すべき検索マーケティングの10分野

さて2011年SEO Japanの幕開けにふさわしい検索マーケティングで注目したい10分野をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

年末年始向けのキャンペーンを最適化する取り組みが終わり、焦点は2011年の計画を慎重に実施する取り組みへ移行しつつある。その上で、一考する価値のある分野を10個挙げていきたい:

1. ローカル。

グルーポンの買収を試みたグーグルに関する噂を鑑みれば、グーグルがローカルスペースで大きな行動を起こす準備が整っている点は明白である。純粋なSEMではないかもしれないが、オファーを特定のオーディエンスにカスタマイズして、ロングテールを選ぶ手段を見つける取り組みは、すべてのマーケッターに課された命題である。

2. ソーシャル広告。

フェイスブックがマーケットプレイス広告のオファーおよび広告のAPIを強化しており、ソーシャル広告キャンペーンは、検索に大いに似てくるだろう。正確なオーディエンスの分割から、ダイナミック且つクリエイティブなリアルタイム入札へのカスタマイゼーションに至るまで、ソーシャル広告はSEMのコアの特徴を持っている。ただし、ソーシャル広告は、純粋に投資した分だけ見返りがあると言う見方では、パフォーマンスも検索もされない点を肝に銘じておいてもらいたい。なぜなら、ソーシャルネットワーカーは、検索者とは異なる商業における考え方を持っているからだ。忘れずにソーシャル広告が検索アクティビティに及ぼす影響を計測して、投資に対する見返りを取りこぼさないように注意しよう。

3. ソーシャルグラフ。

ビングがフェイスブックのつながりをアルゴリズムに導入したことで、SEO業者はリンクと共にライク(いいね)を生成せざるをえなくなる。ライクがランキングファクターとしてどれだけ価値があるのかは不明だが、Wedbush(ウェドブッシュ)を運営するロウ・ケルナー氏も言っているように、明日を待つよりも、今日ライクを手に入れる方が安価に済ませることが出来るのだ。

4. モバイル。

モバイル機器からさらに多くの検索クエリが生成されている。そして、コンテンツプロバイダーおよびアプリの開発者が、モバイル機器でコンテンツを楽しめるように活躍している。モバイルのコアのナビゲーションが検索となるかどうか、そして、もしそうなった場合、テキストを経由するのか、または声を経由するのかは今の段階では分からない。しかし、グーグルは、検索をモバイルエクスペリエンス全体に浸透させるためなら、何でもするはずだ。アンドロイドに深入りすればするほど、検索はさらに普及していくだろう。しかし、モバイル検索をデスクトップの検索と同一視するべきではない。異なるキーワード、コピー、ランディングページ、そして、入札を考案して、移動中の検索者がもたらす機会をモノにしよう。

5. 帰属先。

消費者が様々なスクリーンで複数の作業を同時に進行するようになると、アップルのような企業はさらに多くのスクリーンを作成し、よりポータブルなコンテンツを活性化するようになるため、マーケッター達にとって、チャンネル全体の相互関係を追跡する取り組みが、かつてないほど重要になる。縦割りで検索を管理する時代は終わった。検索は、その他のマーケティングアクティビティによって求められる需要を網羅する。前回のクリックのコンバージョンを一人占めしようとすると、ブランド – そして、顧客にとって害を与えることになる。適切にマーケティングの接点に見返りを与えて、消費者経験と最終的な売り上げのチャンネルの影響をマッチさせる必要がある。そして、この取り組みに対する魔法のような公式を考案したら、是非、教えてもらいたい。

7. ディスプレイ。

皆さんもご存知のように、ディスプレイはもはやその役目を終えた。ディスプレイの後任は一見したところディスプレイに似ているが、検索の匂いが漂っている。リアルタイムの入札で売買されるイメージやリッチメディアの広告のことだ。その場でメッセージをクリエイティブにカスタマイズし、そして、個人および配置のレベルにまで細分化されたターゲッティングの選択肢が用いられる。検索マーケッターよりもこの新しい味を持つディスプレイ広告を巧みに処理することが出来る者はいない。流動的なキャンペーンの最適化は、検索マーケッターの身に染みついている。そのため、現在ディスプレイ広告を取り扱っている人には別の仕事についてもらい、検索を極めたマーケッターに道を譲ってもらおう。

8. 動画。

せっかく絶滅するアイテムを挙げているので、TVもこのリストに加えておこう。これからはスクリーンではなくフォーマットに注目すること。TVは今後も生存するが、フォーマットやチャンネルにおいて重要なのはビデオ(動画)である。アップルやグーグルのような企業は動画コンテンツをTVを通してシームレスに提供しようとしている。特にグーグルは検索に関して私たちが知っていること、そして、愛することを(つまり自己表現による意図および1対1のアドレス指定能力)を動画に持ち込もうとしている。ブランディングおよび交流に関しては、動画よりもインパクトがあるフォーマットは存在しないため(間違いなくダラダラしたテキスト広告は負ける)、すべてのスクリーンを網羅する2011年版の動画戦略を策定する必要がある。

9. 検索。

検索がリストアップされるとは思っていなかったのではないだろうか?確かに、その他のチャンネルやマーケティングの戦略に検索マーケッターの注意を向ける傾向が見られるが、今後もSEM自体を最大化させる取り組みを疎かにすることはできない。2011年は検索にとってどんな1年になるのだろうか?ビングのマーケットシェアは今後も増えるものの(ローンチしてから現在に至るまで既に40%を獲得している)、これはヤフー!の撤退によるところが多く、検索アライアンスを帳消しにしている(ただしSEM広告にとってはヤフー!は今後も重要なサイトである)。グーグルは今後も検索結果ページを調整して、広告収益 – ええと、つまり、ユーザーエクスペリエンスを向上させるだろう。そして、SEMのテクノロジープラットフォームが、さらに革新的な手段を用いて考案され、キャンペーン管理を自動化し、賢い検索マーケッターを支えるだろう。

10. アプリ。

2011年、Siri(シリ: 先日アップルに買収された)のようなアプリが、検索エンジンの代わりとして登場するだろう。ビングは、ローンチ時の「決定エンジン」の位置づけについては的を射ていたものの、その約束をいまだに果たすことが出来ていない。私たちが必要としているのは、検索クエリを入力するのではなく、1回の命令で旅行や外出の計画等のタスクを完了してくれる、正真正銘の「バーチャル・パーソナルアシスタント」(シリが作った用語)である。シリのようなアプリは、個人の好みを学習するアルゴリズムを豪語しており、取引を実施するための各種の商店とのAPIのつながりを持っている。ニューヨークへ出張することをアプリに伝え、飛行機代、ホテル、夕食の予約、そして、タクシーの移動が記された旅のしおりが渡される光景を思い浮かべてもらいたい。想像することが出来たら現実に戻ろう。次にこのような「アップ支援」の候補にブランドを組み込む方法を考えよう。

皆さんがこの新年を健康で楽しく過ごせること、そして、仕事の面でもうまくいくことを願っている。幸せと健康については私には手の施しようがないが、上述の10個の分野に焦点を絞り、成功を皆さん自身の手でつかんでもらいたいものだ。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Ten Search Marketing Hot Spots To Watch In 2011」を翻訳した内容です。

こうして読むとほとんど全分野を網羅しているのですが・・・汗 それぞれのコメントは参考になる点も多いですね。どこにどれだけ注力するかはそれぞれと思いますが、どの分野にしても最低限のアンテナだけは張っておきたいものです。 — SEO Japan
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