2010年、ブログに関する3つの熱い議論

最終更新日:2024/03/15

ブログ

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ウェブやブログが普及しだした頃、ウェブやブログのあるべき姿に関してネット上で論争が巻き起こったことが過去に何回かあったと思います。ツイッターが爆発的ブームにある現在ですが、そういえば最近その手の議論って少ないな、と思った方もいるのではないでしょうか。そんなあなたにあえて議論のネタを考えてみました。 — SEO Japan

最近、ブロゴスフィアでの刺激的な議論が不足しているように見える。

以前は、いくつかお気に入りのトピックについて結論の出ない会話を延々としたものだ。長い記事 vs 短い記事、ハウツーネタの記事 vs 精神的な記事、プロ意識 vs 信憑性、ジンジャー vs メアリー・アンなどなど。

念のために言っておくと、私たちがこれまでブレットリストによる箇条書きの是非について議論したことはない。箇条書きが良いことはみんな知っているのだ。

こういった議論が静まると、いくつかの真相が明るみに出てくる。

未だコンテンツが一番重要だということ(あまりにもそう言われ続けてそれが決まり文句になっているが)は皆知っている。ブログには1つの“正しい”方法があるわけではないことも皆知っている。どんなにリスト形式の投稿に飽き飽きしているとしても、それが永遠に使える方法であることも皆知っている。

だからと言って、そういった議論がなくなってしまったわけではない。ただ単にもっと捉えにくいトピックに移ったというだけなのだ。

人々は、私たちがしている正しいことと間違っていることに関してどちら側かに立つのを好む。道徳的とは何か、妥当とは何か、良いこととは何か、プロフェッショナルとは何か、そういったことを考えるのが好きなのだ。

そこで今回は、私がブログの世界で見かけた興味深い議論を紹介しようと思う。

1. ブログは無料のままであるべきか?

ブログが生まれたとき、それが無料だったことは道理にかなっている。コンテンツがそんなに良いものかどうかまだ誰も知らなかったのだから。

もしあなたがコンサルタントして始めようとしているのなら、それは無料のコンサルティングを提供するようなものかもしれない。あなたはそこで経験を積み、あなたの被験者は無料のコンサルティングを受け、そのうちにあなたはサービスに相応しい対価を見込める程の技量を身につけるようになる。

今のところ、ブログに進化は見られていない。コンテンツがどんなに選り抜きで専門的であったとしても、今も“無料”のままだ。

議論は、これが良いことなのか悪いことなのかということだ。

恐らくブログは、今日そのほとんどがマーケティング戦略の1つとして最も活用されている。結局のところ、実質的なコストはかからず、売りたいものが何にしても大量の読者を作ることができるのだ。

または、ブロガー達は利用されているのかもしれない。

いや、もしかしたらそれはあなたがどんな種類のブログを持っているかによるのかもしれない。

それも全て議論の一部だ。

2. 個人ブログにゴーストライターを雇うのはアリか?

多くの企業では、ブログは専門家に任せている。彼らは、ブログを読者との人間関係を作るものというよりは、信頼性を築くための手段だと考えている。彼らは、検索エンジントラフィックや感銘を受けた見込み客を期待しているのであって、仲間は必要としていない。

(ここであなたにもう1つの議論を投げる―企業は、顧客と仲間になることによってもっと良くなるだろうか?)

つまり、企業は、ブログのコンテンツをアウトソーシングすることに関してためらわないということだ。ブログをウェブのコピーのようなものとして扱っているのだ。

私は何人かの個人ブロガーと話したことがあるが、彼らはゴーストライティングの慣習を忌わしく思っていた。彼らにとっては、ブログとは人間関係を作ることなのだ。もし記事の冒頭にある名前が会社のCEOで、それが実際はコピーライターによって書かれたものだと知ったら彼らはかなり憤慨するだろう。

これはとても興味深い議論ではあるが、ただその存在に伝え始めただけだ。ブロガーは新聞のコラムニストみたいに各記事のトップに署名を入れるべきなのか?もしそうであるなら、企業は高名な人を雇いそこに載せることで信頼性を上げることができるだろう。

それとも、ブログを書くこととはある種のコピーライティングなのだろうか?パンフレットやセールスレターと同じように署名欄は必要のないものなのだろうか?

3. あなたの身元は非公開にしておくべきか?

誰しも荒らしで不快な経験をしてきている。そいつは突然現れて不快なコメントを匿名で残し走り去っていく。私たちはそういう奴らが弱虫だということは知っている。そういう奴らのほとんどは、実際に道で会ったらそんなことは決して言わないのだ。

では、私たちは、彼らが素顔を見せるようにするべきだろうか?

オンラインの身分証を作成して誰がコメントしているのか分かるようにすることについてはいくらか噂になっている。住所を教えるとかではなく、少なくても名前やウェブサイトが分かるようにするという話だ。

もしあなたが匿名の誰かに最近批判されたことがあるのなら、これはかなり良いアイディアのように思えるかもしれない。しかし、そんなに簡単なことでもないのだ。

あなたは、自分の政治的なウェブサイトへのコメントが全てあなたに遡ってもらいたいだろうか?慎重に扱うべきトピックのコメントはどうだろう?義理の母に関する鋭い意見は?これらのコメントが皆礼儀正しく筋の通ったものだったとしても、自分がそう言ったことを近所の人全員に知られたいとは思わないだろう。

世の中にある議論はこれだけではない。しかし、私はこれらの議論は、見出しに刺激的な言葉を使用すべきかどうかなんてことよりもずっと面白いと思う。

(使用すべきだ。ほら議論は終わったから、次の議題へ行こう。)

ブログに関してあなたが気付いた議論は何だろうか?また、私がここで紹介した議論に関して、あなたの意見も聞かせて欲しい。


この記事は、Copybloggerに掲載された「Three Lively Blogging Debates
to Explore in 2010
」を翻訳した内容です。

3つの熱い議論を無理矢理作ってみた、と言う内容でしたが、1と2については日本でも考えてみても良い話題かもしれませんね。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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